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菩提寺とは?入檀のメリット・デメリット!檀那寺との違いも

皆さんは自分の家が菩提寺(ぼだいじ)かをご存知でしょうか?
では菩提寺とは一体どのようなものなのでしょうか。

この記事では菩提寺についての説明と菩提寺がある場合のメリットとデメリットについて書いてきます。
また「菩提寺」と調べている際に「檀那寺」も聞いたことあるのではないでしょうか。

今回、この「檀那寺」についても菩提寺との違いに触れていきます。

菩提寺とは?入檀のメリット・デメリット!檀那寺との違いも

菩提寺とは

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ここでは菩提寺(ぼだいじ)の意味と役割について簡単に説明していきます。
まずは菩提寺の意味について見ていきましょう。

菩提寺の意味

菩提寺と聞くと特定のお寺をさすと思われがちなのですが、
菩提寺とは 先祖から代々へ受け継がれているお墓があるお寺 のことをさします。

菩提寺の役割

お寺にお墓があるということはお寺と檀家の関係になることになります。
お寺と檀家の関係になるということは、お葬式や法事・法要の際にはそのお寺のお坊さんにお経をあげていたただくなどの供養をしていただけます。

また、仏事についての相談を乗ってもらえる場所でもあります。
その代わりにお金を支払いお寺のサポートをすることをいいます。

この関係性を 檀家制度 といいます。

檀家制度に関しては、こちらを参考にしてください。

注意

菩提寺をもっていることを知らずに、他のお寺にお葬式や法事・法要を頼んでしまい、トラブルになってしまうことが多いため菩提寺であるか分からない場合は確認をするようにしましょう。

菩提寺の由来

お墓

飛鳥時代の「氏寺」を「菩提寺」と呼び始めたことが由来されているといわれています。
また、菩提寺の「菩提」とはサンスクリット語(古代インドの文章語)で「さとり」「めざめ」という意味を漢字にあてたものです。

そのため「菩提」とは「死後の冥福」という意味で、それらを行うお寺ということで菩提寺と呼ばれてます。

菩提寺の見つけ方

方法

最近、特に大都市の方では自分の家の菩提寺がどこにあるか分からないといったケースも多く、苦労されている方も多いです。
今回ここでは菩提寺の見つけ方について4つの方法を紹介していきます。

  1. 親族から教えてもらう
  2. 周辺のお寺に問い合わせする
  3. 戒名から見つける
  4. 仏壇や仏具から見つける

菩提寺の見つけ方①親族から教えてもらう

菩提寺が分からない場合に まずはじめに確認するのは親族です。
菩提寺がある場合には親戚や親類などの親族と同じお寺であることがほとんどです。

そのため、親族から聞くことをお勧めします。
また聞く時には、宗派とお寺の名称まで正確に聞いておきましょう。

菩提寺の見つけ方②周辺のお寺に問い合わせをする

この方法は手間も時間もかかってしまうのですが、 1番正確な情報と菩提寺を探せる方法です。
日本にあるお寺の数は、コンビニよりも多いです。

狭い地域でも気づかないだけで意外とお寺は存在しているものです。
そのお寺一件ずつに故人の名前を挙げ確認しましょう。

菩提寺の見つけ方③戒名から見つける

戒名から見つけることは私たちには難しいのですが、お寺のお坊さんに戒名を告げることで宗派を調べていただき菩提寺の場所を特定することができます。

戒名に関しては、こちらを参考にしてください。

菩提寺の見つけ方④仏壇や仏具から見つける

この見つけ方は 実家や家に仏壇がある場合の方法です。
まずは仏壇にある仏具をみます。

仏具は宗派によって大きく異なるため見分ける際のポイントになります。
宗派がわかったらそこからお寺を探すことができるため仏壇がある場合には仏具を確認してみましょう。

注意

役場などでは菩提寺の情報は取り扱っていないので問い合わせしても見つけることはできません。

菩提寺と檀那寺(だんなでら)との違い

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ここまでは菩提寺について説明していきましたが、菩提寺と同時に「檀那寺」という言葉を耳にしたことはあるのではないでしょうか。
ここでは菩提寺と檀那寺の違いについて見ていきましょう。

檀那寺

まずは檀那寺について説明していきます。
「檀那」とは「檀家」同様にサンスクリット語で「お布施」という意味を漢字にあてたものです。

その意味を込めて檀那寺はお布施をいただき成立しているお寺のことを言います。
では、菩提寺と檀那寺についての違いを説明していきましょう。

菩提寺も檀那寺もお葬式や供養をしていただきお金を支払うというところは一緒です。
ですが、よくみてみると檀那寺はそのお寺へお布施をし支えている自身が檀家であるお寺をさします。

菩提寺

しかし、 菩提寺は檀家であることが関係なく、お葬式や法事・法要を頼めるお寺をいいます。
もっと厳格にいうと、そのお寺の土地に先祖から代々のお墓があるときのみに菩提寺といいます。

一般的に菩提寺と檀那寺の使い方を同じと思っていても問題はありませんが、お寺にある土地の中にお墓があり、お葬式や法事・法要を依頼する際は菩提寺、お寺の信者としてまざまな面でサポートをしている場合を檀那寺という異なる点があります。

檀那寺に関しては、こちらを参考にしてください。

ポイント

菩提寺は故人がお世話になるお寺、檀那寺は生きている人がお世話になるお寺と覚えると簡単でしょう。

菩提寺をもつメリット

お墓参り代行 メリット

では、菩提寺をもつことでどのような利点があるのでしょうか。
今回、以下のつのメリットを紹介していきます。

  1. 菩提寺の供養が手厚い
  2. 新しくお墓を作る必要がない
  3. 仏事に関しての相談ができる

菩提寺をもつメリット①菩提寺の供養が手厚い

菩提寺の供養が手厚いとはどのような点でメリットになるのでしょうか。
まず供養とは具体的に何をするのかというと、 お墓の掃除、お経を読むことで故人への冥福を祈ることをいいます。

遺族の方の中には離れた場所に住んでいてあまりお墓参りへ行けない方も少なくないでしょう。
その場合にも菩提寺をもっていればお坊さんに任せることができるので大切な故人のためにも安心できるでしょう。

菩提寺をもつメリット②新しくお墓を作る必要がない

身内の不幸はいつ起こるかはわかりません。
遺族の中には実家から離れた場所に住んでいるため時間をとることができない方もいるでしょう。

ですが、大切な家族の葬儀を葬儀会社から紹介された見ず知らずのお寺のお坊さんに依頼するのは抵抗がある方もいると思います。
その際に 菩提寺をもっていれば菩提寺のお坊さんが葬儀依頼をまかせることができます。

また、先祖からのお墓に入れるのでお墓を探す心配もありません。

菩提寺をもつメリット③仏事に関しての相談ができる

菩提寺をもつ最大のメリットは 仏事に関する相談ができることです。
これはとても重要なことです。

はじめて葬儀を行う際には故人について考える時間もないぐらいにいろいろな要件に追われてしまいます。
そんなときも菩提寺のお坊さんに相談できるため精神的な支えにもなってくれます。

菩提寺をもつデメリット

お墓参り代行 デメリット

次に菩提寺をもつことでどのよなデメリットがあるのでしょうか。
今回以下の3つについて解説していきます。

  1. 菩提寺へ入る費用が高い
  2. 他のお寺へ葬儀依頼ができない
  3. お寺との関係を続けなけらばいけない

菩提寺をもつデメリット①菩提寺へ入る費用が高い

菩提寺をもつには多額の費用がかかります。
具体的な費用を紹介します。

入檀料 相場は10万~30万円程度。
永久使用料 お墓の広さ、立地によって大きく変わるが、全国平均は60万~80万円程度。
墓石代 石材の種類、彫刻のデザインによって大きく変わるが、工事代と合わせて100万~200万円程度。
管理費 相場は年間で数千円~2万円程度。
閉眼法要のお布施代 3万円~5万円程度。そのほか御車代として1万円程度。
戒名料 宗派、戒名の位で大きく変わるが、30万円から。

その他菩提寺を持った後にもお布施代を支払はなければなりません。

菩提寺をもつデメリット②他のお寺へ葬儀依頼ができない

檀家制度では檀家と菩提寺の関係が同じ立場であることが一般的です。
そのため承諾をえずに勝手に他のお寺と関係をもつことができません。

葬儀を行う場合には菩提寺に依頼することが暗黙の了解であるため、葬儀を菩提寺にしか頼めないという制約ができてしまいます。

菩提寺をもつデメリット③お寺との関係を続けなけらばいけない

菩提寺をもつとお寺との関係を続けていかなければいけません。
そのため、親の時代は仏教に関して熱心であったがこどもの代では仏教に関して興味がない家もあると思います。

しかし菩提寺をもった以上、檀家をぬける以外は関係を保ち続けなければいけないため、お布施代など経済的に菩提寺を支えていかなければいけません。

菩提寺を変える際の注意点

! 注意

菩提寺を変えることを檀家制度から抜けることから離檀するといいます。
檀家には法的なきまりがないこともあり離檀する場合にトラブルが発生するケースは多くあります。

今回ここではトラブルを発生させないための離檀する方法と注意点を説明していきます。
以下の3つのポイントに気をつけましょう。

  • 早めに菩提寺のお坊さんに相談
  • 離檀の手紙を書く方法
  • 墓じまいの業者選び

菩提寺のお坊さんに相談

最も重要であるのがこの相談です。
檀家を抜けられるというのは、お寺側からすると大切な収入源をなくすことになります。

なので相談するときは誤っても初めから「離檀」という言葉は出さず、相談という形で話を始めていきましょう。
下記について丁寧に話しましょう。

  • 日ごろの供養についての感謝の気持ち
  • お墓詣りへ行けてない事の謝罪
  • 仕方がなくお墓の変更を要する理由

お寺へ相談せず菩提寺を離れようとするとお寺ともめるケースが多いです。
トラブルにならないためにも事情を説明し、お互いが了承できるようにすることが重要です。

離檀の手紙を書く方法

この方法はお墓に直接いけない場合の手段です。
しかし、ここでもあくまで 「離檀の報告」ではなく「墓じまいの相談」 であることを忘れないようにしましょう。

手紙の内容では今までの感謝の気持ちと、やむを得ずに離檀する理由について書くことが重要です。

墓じまいの業者選び

菩提寺との離檀が成立した後は墓じまいの準備をしていきます。
ここでの注意点はお墓に入れる業者が決まっている場合です。

指定の業者がある場合は解体の費用も高額になっていることが多いです。
場所によりますが 解体費用の相場は1平方メートル10万円程度 です。

業者を指定されている場合でも事前に見積もりを行いましょう。
あまりにも高額であった際には拒否し、他の業者へ相談してみましょう。

墓じまいに関しては、こちらを参考にしてください。

菩提寺をもたないという選択

納骨堂

日本では他の国と比較し宗教心があまり強くないため無宗教であることも少なくありません。
そのため檀家に属せず、霊園や、納骨堂にお墓を持つ方も多くなっています。

また、通常菩提寺をもたない方でもお葬式や法事・法要を行う場合には葬儀会社を通してお寺を紹介してもらえることができます。
ここでは菩提寺を持たない場合の納骨堂と霊園についての比較をしていきましょう。

設備

納骨堂

○室内であるため天候に左右されることがない。
○バリアフリー、空調設備が整っているため一年を通して快適にお墓参りができる。

霊園

△外にあるため環境を管理しなければならない。

容量

納骨堂

○受け継がれていくよりも、夫婦や単身の方に向いている。
△霊園と比較すると狭い。

霊園

○土地に制限がないので管理する方がいれば安心できる。

使用期間

納骨堂

○使用期間を選べるものと受け継いでいくものがある。
○使用期間を決めていても合祀墓で永代供養されるため無縁墓にならない。

霊園

○決められた期間がないので管理する方がいれば安心できる。
△管理されないと無縁墓になることもある。

立地

納骨堂

○アクセスのいい都市部にもあるためお墓参りしやすい。

霊園

○外にあるため立地条件によっては気持ちの良いお墓参りができる。
△都市部から離れているためアクセスが悪い。
△お墓が斜面にあったり、駐車場が遠い場合が多い。

価格

納骨堂

○通常は使用権のみでよい。30万円程度から探すことができる。

霊園

△墓石代が高い。墓石は種類によって値段も変わるが相場は170万円程度。
△墓石代の他にも霊園の永久使用料、土地の使用権、工事費などがかかる。

納骨堂に関しては、こちらを参考にしてください。

菩提寺をもつことはいいのか?

今回菩提寺について書いてきましたがメリットもデメリットあるため菩提寺をもつことを迷う方も多いのではないでしょうか。
仏教に関してあまり熱心でない方は菩提寺をお勧めできませんが、仏教に関してとても関心があり、お寺にお墓をもちたい方はいいでしょう。

お寺でなくても霊園や納骨堂もあるため重要か否かをしっかり考えましょう。
また、必要な場合もしっかりとお寺について調べてから決めましょう。

みん終編集部

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