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仏壇

しめ縄はいつからいつまで飾るの?飾り方や注意点も解説

お正月を迎えると、各家庭の玄関に飾られている「しめ縄」。
その光景は、日本のお正月の風物詩とも言えるでしょう。

このように何気なく目にしているしめ縄ですが、しめ縄はいつまで飾るのが正式なのでしょうか。
今回は、しめ縄を飾る期間や、しめ縄の由来や意味などについて深く解説していきます。

しめ縄はいつからいつまで飾るの?飾り方や注意点も解説

しめ縄とは

しめ縄

しめ縄は 「注連縄」「七五三縄」 と書きます。
主に「稲わら」という、稲刈りをした後に出る部分を使い作られています。

縄を編むように、綯(な)って作っていく物です。

しめ縄の意味

しめ縄は 「結界」 の役目をすると言われています。
神の住む神聖な所と、私たちの住む俗世とを分けると考えられています。

しめ縄を飾ることにより、不浄なものが入って来ないようにできると捉えられています。

しめ縄の由来

しめ縄は、 天照大御神 にまつわる神話が由来となっています。
その神話を少しお話します。

天照大御神が、弟の数々の不祥事に心を病み、天の岩戸に隠れてしまいました。
明るく照らす太陽神であった天照大御神が隠れたことで、世の中は暗闇に包まれてしまいました。

悩んだ他の神々たちは、試行錯誤をして天照大御神を外に出すことに成功しました。
「もう二度と天の岩戸に入れないように」と、 しめ縄を結界として張り巡らしたことが、しめ縄の由来 となっています。

喪中の際のしめ縄

しめ縄 紙垂

喪中の際には 祝い事を控えるほうが良いとされています。
喪中の期間はいつまででしょうか。

期間は 亡くなってから一年間 であり、喪中とする範囲は、自分から見て故人が 二親等まで となります。
正月は、一年の五穀豊穣や無病息災、家内安全をもたらしてくれる歳神様をお迎えする祝い事でもあります。

喪中の際は慎むほうが良いでしょう。
また、神棚は忌中の期間は閉じておくものです。

正月であっても、神棚に飾るしめ縄の交換は忌中を過ぎて行なうようにしましょう。
その際、正月用の飾りは避けましょう。

神道での忌中は 五十日 となります。

忌中に関してはこちらの記事を参考にしてください。

しめ縄はいつまで飾るか

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しめ縄を 正月の期間に飾る ということはお分かりかと思いますが、いつまで飾るかということに関しては、はっきりとは分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この正月の間を、 松の内 と言います。

この松の内によって、しめ縄をいつまで飾るかということが決まってきます。
以下に、松の内の期間や地域での違いについてまとめました。

松の内の期間

松の内は正月の 1月1日~1月7日、または1月15日までの期間 です。
松の内の始まりを、 12月13日の事始め からと捉える見解もあります。

また、「松の内がいつまでか」ということに関しては、地域によって日が異なります。

しめ縄を外す日は地域ごとに違う

しめ縄は松の内の期間中、飾っておくと解説しました。
従って、 しめ縄を外すのは松の内が終わる日 ということになります。

「松の内はいつまでか」ということに関しては、 地域によって異なる ので、お住いの地域の慣例に従うと良いでしょう。
大まかに関東と関西で分けると、以下のようになります。

関東

1月7日まで を松の内とし、しめ縄もこの日に外します。
元々は1月15日までを松の内としていましたが、三代将軍の徳川家光が亡くなったことにより、影響を受け変化したとされています。

関西

1月15日まで を松の内とし、しめ縄もこの日に外します。
1月15日は 小正月 と呼び、関東とは異なり、元々の松の内の期間のまま残っています。

しめ縄はいつから飾るか

盆提灯 家紋

「しめ縄はいつまで飾るか」ということについて、前項では解説いたしました。
では、しめ縄を飾る日はいつからが望ましいのでしょうか。

実は、 松の内であれば特に決まった日はありません。
松の内の事始めである12月13日から大晦日までに飾るのが一般的です。

そもそも、事始めとは、すす払いをして 正月の準備を始める日 のことです。
しめ縄を飾ることも正月を迎える準備の一環なので、この事始めの日にしめ縄を飾り始めても構いません。

ただし、12月13日だと正月までの日数が多いので、年末に飾るのが一般的でしょう。

しめ縄を飾ってはいけない日

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しめ縄は 年末に飾るのが一般的 と解説してきました。
しかし、しめ縄を飾るのを 避けたほうが良い とされる日もあります。

12月29日

12月29日は、12月の中で「9」が付く最後の日です。
「9」は「苦」 を連想し、さらには「9」が付く末日であることから、 「苦待つ」=「苦しみを待つ」という縁起の悪いイメージ があります。

よって、この日にしめ縄を飾るのは避けたいものです。

12月30日、31日

まず、12月31日に関しては、元旦までに一晩しかないため、 「一夜飾り」 となってしまします。
一夜飾りは、新年にお迎えする 歳神様に対して失礼 にあたるという考えから、避けた方が良いでしょう。

また、12月30日に関しては、問題ないとする意見もありますが、旧暦では大晦日になるため、避ける方もいらっしゃいます。

しめ縄の処分方法

供養

しめ縄を外す日は松の内の終わりの日ですが、処分はいつまでに行なうものなのでしょうか。
処分に関しては、「いつまでにしなければならない」という明確な日は特に決まっていません。

では、飾った後のしめ縄の処分はどのようにすると良いのでしょうか。
しめ縄は歳神様をお迎えするために飾る神聖なものなので、「簡単にゴミとして出すのは気が引ける」という方もいらっしゃると思います。

ここでは、以下の三つの方法について解説します。

  1. 神社に返す
  2. どんど焼き、お焚きあげ
  3. 家で処分

①神社に返す

多くの神社では、初詣にお守りやお札などを返す 「古札納所」 を設けています。
この古札納所には、飾り終わったしめ縄も入れて構いません。

集められたものは、後日、神社でお焚きあげをされることになります。
普段でも、神社で集めてくださる場合もあります。

②どんど焼き、お焚きあげ

小正月である1月15日 に、正月飾りなどを神社やお寺でお焚きあげをする風習があります。
最近では、1月15日が平日にあたることもあるので、近い日にちの土日祝などに地域で行われているケースも増えています。

また、地域によって名称も多少異なります。

お焚き上げについて詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。

③家で処分

抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、しめ縄は 家庭で処分しても構いません。
方法としては、塩で お清め をし、手を合わせます。

清めたしめ縄を半紙などの紙類で包み、燃えるゴミとして出します。
他のゴミとは混ぜずに、別の袋に入れると良いでしょう。

しめ縄を飾る場所

位牌

しめ縄を正月に飾ることは、穢れを払いのけ、浄化された場所に歳神様を迎えるためだとされています。。
歳神様を迎える上では、以下の場所に飾ることをおすすめします。

  1. 玄関、門
  2. 水場
  3. 神棚

①玄関、門

外から、 不浄なものが入ってくることを避けるため 、しめ縄を飾る場所として、玄関や門が挙げられます。
玄関や門に飾ることで、歳神様への良い目印になるという考えもあります。

②水場

神様は、水場にも宿ると言われています。
よって、 台所や風呂やトイレ に飾る方もいらっしゃいます。

③神棚

しめ縄は、神が降りる場所であり、神の世と俗世とを隔てる結界の意味もあります。
神社でも目にする機会があるでしょう。

自宅に神棚があれば、神が宿るとされている神棚に飾ると良いでしょう。
神棚に飾る際には、 お札が隠れないようにしましょう。

しめ縄の飾り方

神棚

しめ縄は、 歳神様をお迎えする上で大事に扱う飾り だということはお分かりいただけたと思います。
ここでは、しめ縄を飾る意味や飾り方について改めてお伝えしていきます。

しめ縄の飾る意味

新年に訪れる 歳神様に安心して来ていただくために、邪気を払い、不浄なものを寄せ付けない ために飾る意味があります。
なお、歳神様とは、先祖代々の霊や五穀豊穣の神だとされています。

しめ縄の飾り方

しめ縄を飾る 方角は特に気にしなくても構いません。
すす払いの日である 12月13日に丁寧に掃除をし 、神棚や玄関などに飾りましょう。

もちろん、12月13日に掃除ができない場合でも、別の日に歳神様をお迎えする気持ちで丁寧に掃除をしましょう。
「いつまでに掃除を済ませておくか」ということに関してはどうでしょうか。

12月29日、12月31日は飾ることはタブーとされています。
12月30日もできれば避けたほうが良いでしょう。

すると、自ずと12月28日までには掃除もしておかなければならないということになります。
しっかりと予定を立てて準備をしましょう。

しめ縄の向きに関して、詳しくはこちらを参考にしてください。

しめ縄の注意点

神棚

しめ縄は松の内のみに飾るものなので、少しの期間だけしか飾らないのはもったいないとお思いの方もいらっしゃると思います。
しっかりと作られているしめ縄なので、「来年も使いたい」という気持ちもあるでしょう。

しめ縄は来年も使いまわして良いのでしょうか。

使い回ししてはいけない

しめ縄を使いまわすことはタブーです。
少々もったいない気もしますが、その年に飾ったしめ縄は、神社に返納したり、どんど焼きやお焚きあげをしたりして 処分するようにしましょう。

【コラム】しめ縄としめ飾りの違い

しめ縄としめ飾りは同じように思えますが、別のものです。
しかし一般的には、しめ飾りのことをもあまり深く考えずに、しめ縄と呼んでいる場合も多いでしょう。

厳密に言うと、 しめ縄は稲藁を左に綯った縄に、紙垂(しで)と呼ばれる紙を吊るしたもの になります。
「いつからいつまで飾る」という期間について決まりはなく、一年を通して神社や神棚に飾っても良いものです。

しめ飾りは、しめ縄に縁起物を加えた飾り となり、主に正月に一般家庭の玄関などに飾ります。
以下のようなものが、縁起物として捉えられています。

  • 橙(だいだい)
  • ゆずり葉(ゆずりは)
  • 裏白(うらじろ)
  • 紙垂(しで)

それぞれ、意味を解説していきます。

①橙(だいだい)

橙は柑橘系の果物です。
代々栄える という意味があります。

②ゆずり葉(ゆずりは)

ゆずり葉は新しい芽が出ると、古い葉が落ちる植物です。
その性質から、 子孫繫栄 を表すとされています。

③裏白(うらじろ)

シダ科の植物です。
葉の裏側が白いことから、 潔白 を意味します。

「白髪になるまで長生きするように」という、 長寿 の意味もあります。

④紙垂(しで)

神域を表し 、現世とを隔てる意味があります。
稲妻を模しているとも言われています。

門松

お正月に飾るものとして、門松もあげられます。

意味や由来

歳神様がやって来るための目印 や、 宿る場所 とされています。
門松の由来は、平安時代に長寿を祈願した風習である「小松引き」だとされています。

飾る期間はいつからいつまで

「いつから飾るのか」ということに関しては、事始めである12月13日から飾ることができます。
それではまだ日が早いので年末に飾るという場合は、しめ縄と同様の理由で、12月29日と31日には飾らないほうが良いでしょう。

12月28日がおすすめです。
「いつまで飾るのか」ということに関しては、1月7日か1月15日の松の内の最終日までと言えます。

処分方法

どんど焼き に持っていき、 お焚きあげ をしてもらいましょう。
家で処分する場合は、塩でお清めをし紙類に包み、他のゴミとは別にして出すと良いでしょう。

しめ縄と同様の方法で構いません。

飾る場所や飾り方

歳神様がやって来るための目印であることから、 玄関や門 などの目立つ場所に飾ります。
基本は、正面から見て 左側に雄松右側に雌松 を飾ります。

竹の長さは三本で異なり、三本のうちの二番目に長い竹が外側に来るように並べます。

しめ縄をいつまで飾るかは地域によっても違う

しめ縄を飾ることは、日本の正月に欠かせない風習の一つと言えます。
「いつからいつまで飾るのか」 という期間については、 「松の内」 となります。

松の内は元旦からという意見もありますが、12月13日の事始めから1月7日または1月15日までと捉えても良いでしょう。
その中で、 避けるべき日は避けて 飾るようにしましょう。

「飾る意味」については、神の世と俗世とを分ける結界であり、また穢れを払い神聖な場を示すためでもあります。
正月の風景として何気なく見ていたしめ縄も、解説してきた内容を知っていただくことで、より清らかな気持ちで飾ることができるのではないでしょうか。

しめ縄に関するよくある質問

  • しめ縄はいつまで飾っておくの?

    しめ縄は松の内の最終日に取り外します。
    松の内の最終日は地方によって異なります。
    一般的には、関東地方は1月7日関西地方は1月15日が松の内の最終日です。
    詳しくはこちらをご覧ください。

  • しめ縄はいつ飾るの?

    しめ縄は事始めの12月13日〜大晦日の間に飾るのが一般的です。
    しかし、飾ると縁起が悪いとされている日もあるので注意が必要です。
    詳しくはこちらをご覧ください。

  • しめ縄は飾るのに縁起が悪い日は?

    12月13日〜大晦日までの間に縁起話悪いとされている日にちが2つあります。
    1つ目が、「苦を待つ」を連想させる29日です。
    2つ目は「一夜飾り」で神様に対して失礼とされる大晦日の31日です。
    詳しくはこちらをご覧ください。

  • しめ縄の処分方法は?

    しめ縄の処分方法は3つです。
    1つ目は神社への返納、2つ目はどんど焼き、3つ目は家での処分です。
    ただし、家で処分する場合には注意が必要です。
    詳しくはこちらをご覧ください。

みん終編集部

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