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お墓・霊園

お墓参りで押さえるべきマナーとは?お参りの仕方や時期なども解説!

お墓参りはご先祖様や故人を弔うために定期的に行うのが礼儀です。
日本では慣習としてお墓参りを行うのが一般的ですが、そもそも正しい参り方を知らない人も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、お墓参りのマナーや時期といった基本的な決まり事について解説します。
さらに宗教ごとのお参りの仕方についても触れるので、知識として知っておくと便利です。

お墓参りで押さえるべきマナーとは?お参りの仕方や時期なども解説!

お墓参りの手順

方法

まずは お墓参りの手順について、順を追って説明します。
ここでは仏式のパターンを紹介します。

  1. 挨拶
  2. 掃除
  3. お墓を清める
  4. お花などをお供えする
  5. お線香をあげ合掌する
  6. 片づけをする

1. 挨拶

寺院の墓地にお墓がある場合は、 お参りする前後で住職に挨拶をします。
またその時に本堂のご本尊にもお参りするのがマナーです。

2. 掃除

お墓の周りに生えている雑草などを抜いて、お墓の周りを綺麗にすることから始めます。
前回お参りした時にお供えしたお花や線香も片づけて掃除しましょう。

3. お墓を清める

墓地や霊園には大体の場合、桶やひしゃくなどが用意してあるので、それらを使ってお墓を綺麗に洗います。
その時は 墓石を傷つけないために、墓石専用の洗剤を使うと良いです。

石に傷がつくと、劣化の原因になり兼ねないため丁寧に扱います。
洗い終えたら、乾いた布などで水滴を拭き上げて磨くとなお良いです。

4. お花などをお供えする

持ってきた供花を飾ります。
飾る時はお花が風で倒れないようにするために、茎は短く切っておきましょう。

お供えする花の本数は3・5・7など奇数が良いと言われています。
お墓参りには長持ちする花や枯れる時に花弁が散らばらない花などが適しています。

お花と一緒にお供物もお供えします。
お供物は、お菓子やお酒など故人が好きだったものをお供えすると良いです。

5. お線香をあげ合掌する

ろうそくに火を灯し、お線香をあげて合掌します。
お墓参りでは、この時に故人やご先祖様に感謝の気持ちを伝えたり、近況報告をします。

ちなみに仏式だと合掌、神式だと神社のお参りの仕方と同様で二拝二拍手一礼をします。

6. 片づけをする

最後にお供えしたお供物は外に出したままにしておくと、動物などに荒らされる危険があるので持ち帰ります。
霊園や墓地を綺麗に保つのもマナーの一つです。

お墓参りのマナー【時期】

カレンダー

お墓参りに訪れる人が多い代表的な時期を挙げ、それぞれどのようなマナーがあるか紹介します。

  • お盆
  • お彼岸
  • 年末年始

お盆

お盆は、ご先祖様があの世から帰って来られる言われています。
そのためお盆にお墓参りを行い、ご先祖様をお迎えする準備をしなければなりません。

一般的に8/13~16がお盆の期間で、お墓参りをするならば初日の13日が良いとされています。
13日は迎え盆と言ってご先祖様があの世から戻って来られる日だからです。

そのため16日のことを送り盆と言い、提灯を灯したり地域によっては送り火をしたりしてご先祖様をお送りします。
また、親族が亡くなられた家庭で最初に迎えるお盆のことを初盆(はつぼん)や新盆(にいぼん)と言います。

地域によって方法は様々ですが、一般的には専用の飾りなどでお墓を彩り、特別な供養をして故人を弔います。
お盆のお墓参りに関しては、こちらも参考にしてください。

お彼岸

お彼岸は年に二回あり、春分の日・秋分の日をそれぞれ境にして前後三日間を言います。
つまり 一回のお彼岸は七日間で一年の間にお彼岸は計14日間あります。

そこで疑問になるのがお彼岸の期間は、どのタイミングでお墓参りに行けば良いかということです。
そもそもお彼岸は彼岸=あの世のことで、この十四日間はあの世とこの世が近くなると言われています。

そのためこのタイミグに合わせてお墓参りを行い、ご先祖様に感謝の気持ちや近況報告を伝えるようになりました。
お彼岸は、ご先祖様が戻って来られるわけではないので、お墓参りは期間中いつでも行ってよいとされています。

お彼岸のお墓参りに関しては、こちらも参考にしてください。

年末年始

年末年始は、年末・年始どちらでもお墓参りがマナー違反になることは基本的にはありません。
しかし年末の29・31日は控えた方が良いと言われるケースもあります。

まず29日の理由は数字に依り、「にじゅうく」と読まれることから縁起が悪いとされるためです。
また31日は慣習に由来し、大晦日にお正月の飾りつけをすることは、縁起が悪いとされています。

そのため、大晦日に墓参りを行うことも避けるべきだという考えに至ったようです。
しかしお墓参りは各地域の風習に依るところもありますし、それぞれのご家庭で時間の都合もあります。

お墓参りの時期に関しては、こちらも参考にしてください。

お墓参りのマナー【時間帯】

時間

お墓参りを行う時間帯は基本、自由です。
しかし、避けたほうが良いとされる時間帯はあります。

  • 夕方前後・夜間は避けたほうが良い
  • 午前中がおすすめ

夕方前後・夜間は避けたほうが良い

夜間は街灯が少なく、思わぬ転倒で怪我をしたり、よからぬ事件に巻き込まれる恐れ もあります。
したがって、できる限りこの時間帯のお墓参りは避けたほうが無難でしょう。

お寺や霊園、納骨堂などは開館時間があるところがほとんどです。
照明があるといえども、配慮したほうが良いでしょう。

午前中がおすすめ

日本では昔から 先祖のことは後回しにしてはいけない と言い伝えられています。
1日スケジュールが空いている場合は、なるべく午前中に行くようにしましょう。

お墓参りのマナー【服装】

男女喪服

個人やプライベートでお墓参りを行う時は、普段着でもマナー違反にはなりません。
しかし、墓地はご先祖様が眠る厳粛な場所です。

肌の露出が多く派手な服装は避けましょう。
特にチェーンの長いアクセサリーは、墓石に当たると傷つけてしまう可能性があるので外しておくと良いでしょう。

また、お墓参りではお墓掃除を行うことが一般的なので、 動きやすく汚れても良い服装 が良いでしょう。
法要も同日にある場合は正装をします。

女性は喪服やフォーマルな黒い服装・黒いスーツなどで、男性は黒いスーツを着ます。
男女ともに小物は黒で統一するのがマナーです。

お墓参りの服装に関しては、こちらも参考にしてください。

お墓参りのマナー【お参りの最中】

お墓参り

これまで紹介してきた以外のお墓参りに伴うマナーについて解説します。

  • 火は手で仰いで消す
  • お供え物は持ち帰る
  • お酒をかけない
  • 帰るときには火を消す
  • 霊園のルールに従う

火は手で仰いで消す

ろうそくに灯した火は必ず手で仰いで消すのがマナーです。
誕生日ケーキなどは息を吹きかけて火を消しますが、お墓参りや法要の場面で息を吹きかけるのはマナー違反です。

それは、仏教では不浄観という教えがあるからです。
不浄感とは簡単に言うと、人間は本来皆穢れており不浄な生き物だという教えです。

そのため穢れの出口である口から出る息も、不浄であると考えられています。
その息が ろうそく越しでお墓に当たるのは、ご先祖様や故人に失礼になると考えられ、マナー違反となります。

お供え物は持ち帰る

お墓参りを行う手順で、お供物をお供えします。
お供物はお菓子などの食べ物をお供えしますが、お参りが済んだら持ち帰るのがマナーです。

お墓は墓地や霊園など屋外にあるケースが多いです。
そのため、 食べ物をそのままにしておくと鳥や野生の動物に荒らされてしまう恐れがあります。

お墓や敷地を綺麗に保つために、マナーとして食べ物類は持ち帰りましょう。

お酒をかけない

故人が好きだったため、お供物としてお酒を用意する方も多いです。
一点注意したいのが、 お墓にお酒をかけるのはマナー違反だということです。

墓石は天然の石材なので、 お酒をかけることによって傷み劣化してしまいます。
ただでさえお墓は屋外にあることで風化していきますし、何十年にわたって一族で受け継いでいくものです。

そのためお墓は大切にし、持ってきたお酒は必ず持ち帰るのがマナーです。

帰るときには火を消す

ろうそくに火を灯したまま帰るのも止めましょう。
これは 宗教上の理由などではなく、防災の観点で火をつけたまま離れると火災になる恐れがあるからです。

屋外なので、風もありますし万が一のことがあるのでマナーとして必ずろうそくの火は消して帰りましょう。

霊園のルールに従う

共同の霊園を使う時のマナーとして、定められているルールには必ず従いましょう。
例えば霊園の敷地内にペットを入れて良いかどうかは各霊園のルールによります。

霊園は多くの人が利用する場所で、決して個人のものではないのでマナーを守りましょう。

お墓参りの仕方・マナー【宗教ごとの違い】

マナー

信仰する宗教別にお墓参りの手順やマナーを紹介します。
ご自身の信仰とは異なる宗教のお墓参りをする時はマナー違反にならないよう知識を得ておきましょう。

  • 仏教
  • 神道
  • キリスト教

仏教

仏教は宗派がいくつもありますが、ここでは共通する礼拝の作法とマナーを解説します。
仏式のお墓参りの流れは先ほど紹介した通りです。

一族のお墓が複数ある場合は、歴史が古いご先祖様からお参りします。
また複数人でお墓参りに訪れた際は、故人との関係が深い方からお参りするのがマナーです。

神道

神道のお墓参りは、仏式と流れはほとんど同じです。
異なる点は、仏式のお供物は花やお菓子などに対し、 神式はお酒やお米・お水などをお供えします。

仏教ではろうそくを灯し、お線香を焚くのが一般的ですが神道ではお線香をあげません。
ろうそくに火を灯すだけなので注意しましょう。

また供花でなく榊をお供えするのも神道ならではです。
榊は、樹木が力強く育つ生命力や榊には神が宿ると考えられ、神道の神事に欠かせないものです。

キリスト教

キリスト教は信仰の対象が神であるため、そもそもお墓参りをあまり行いません。
仏教ではお盆やお彼岸など一年間に数回必ずお墓参りを行う習慣があります。

しかし、キリスト教のお墓参りは毎年11月や故人の命日に行うくらいです。
お墓お参りの手順も複雑ではなく、お供えするのは生花だけです。

供花は大体のどの種類でも選んで大丈夫ですが、和菊はマナー違反になるので控えます。
死者を弔う法要としてキリスト教ではミサが行われます。

例えばカトリックだと追悼ミサを、故人が亡くなった3・7・30日目に行います。
プロテスタントだと故人が亡くなった一ヶ月後と一年後に行うことが多いです。

キリスト教のお祈りでは、神に向けて故人が生前に頂いた恩恵に感謝する気持ちを込めます。

【コラム】お墓参りは一人で行ってはいけない?

お墓参り

お墓参りに行く時に一人で言ってはいけないと言われたことがある方は多いのではないでしょうか?
これは墓地やお墓というイメージで言われている迷信です。

お墓参りは一人で行っても全く問題ありませんし、マナー違反などでもありません。

お墓参りはマナーを守って行う

ここまでお墓参りの手順やマナーについて紹介しました。
お墓参りはご先祖様を供養する大切な儀式です。

ご先祖様へ無礼にならないよう、ここで紹介したマナーを守ることが大事です。
また、霊園や墓地は複数の人が利用するためそれぞれのルールやマナーを守ることも必要です。

ご先祖様を心から供養できる時間を大切にして下さいね。
お墓参りに関しては、こちらも参考にしてください。

みん終編集部

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