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一周忌のお布施の相場は?袋の書き方や渡し方のマナーも【100人アンケート】

一周忌法要は故人が亡くなってから1年後に行われます。
自宅や菩提寺で僧侶に読経してもらったり、焼香したりして故人を弔います。

一周忌を行う時は必ず僧侶を通して御本尊にお布施をお供えします。
一周忌法要をスムーズに行う上でお布施の準備は大変重要です。

この記事では、一周忌のお布施に関する100名以上の方を対象としたアンケートも踏まえ、お布施の相場、封筒、渡し方などを解説します。

一周忌のお布施の相場は?袋の書き方や渡し方のマナーも【100人アンケート】

一周忌法要のお布施の意味

喪服

一周忌法要は、 死後1年の祥月命日 に故人を弔って実施される仏教的儀式をさします。
なお、この一周忌を境として喪が明けます。

家族・親戚・故人と親しかった友人などを招いて菩提寺や自宅で行われるのが一般的です。
なるべく多くの人が一周忌に参加できるように、亡くなった月日より前の週末に行う家も多いようです。

宗教的行事なので僧侶を呼んで読経や焼香を行い、お布施を渡します。

お布施は僧侶ではなく御本尊にお供えすることになり、寺院を金銭的に支えるものですのでお経を上げてもらったお礼としてお金を渡す訳ではありません。

一周忌の法要では僧侶へのお返しではなく仏への感謝の気持ちを込めてお布施をお供えしましょう。

お布施は重要な仏教的儀式の1つですので必ず用意しましょう。
一周忌法要についてはこちらを参照してみてください。

【100名アンケート】一周忌の際に渡すお布施の金額

では、一周忌の際にはどのぐらい僧侶の方にお布施を渡すのでしょうか?
みん終編集部が113名の方を対象にして「一周忌(法事)の際、お坊さんに渡すお布施にはいくら包みますか?」というアンケートをとりました。

一周忌(法事)の際、お坊さんに渡すお布施にはいくら包みますか? アンケート

アンケートの結果として、1万円〜3万円の方が多いようです。
一周忌の際は、多くても3万円以内におさめると良いです。

それを踏まえ、次に一周忌のお布施の平均金額・相場について解説していきます。

一周忌のお布施の平均金額・相場

数珠

お布施はあくまでも気持ちですので金額の規定はありません。
ただし、 一般的には3万円〜5万円が相場 となっているようです。

御布施は経済的に余裕のある方は少し多めに、余裕の無い方は無理のない範囲で用意します。

義務ではないので、必ず3万円以上渡さなければならないということはありません。
なお、死を連想させる「4」、苦しみを連想させる「9」などの数字を気にする人も多いのでこの数字は避けたほうがいいでしょう。

人によっては偶数、つまり割り切れる数字は故人との縁が切れてしまうことを連想させるとして嫌う人もいるので避けたほうが無難です。

どうしても用意できない場合を除いて基本的には5千円単位で用意するのがいいでしょう。

お布施の金額相場に関しては、こちらも参考にしてみてください。

一周忌のお布施【封筒の種類・色・水引の有無】

数珠と不祝儀

正式な方法は、お札を半紙で包み、その上から奉書紙で包む方法です。
奉書紙とは生地が厚めの白い和紙のことで、大きめの文房具店やインターネット等で購入できます。

奉書紙が用意できない時は無地の白封筒で代用可能です。
郵便番号の枠や水引が付いていないものを選びます。

普段使うような茶封筒など白以外の封筒は使用しません。
この時、お布施・お車代・御膳料は別々の奉書紙に包んで渡すことに注意してください。

一周忌の法要で僧侶にお渡しするお金はすべて同じ種類の紙(封筒に入っていることがマナーなので奉書紙または白無地の封筒を少なくとも3枚は用意しておきましょう。

一周忌のお布施での表書き、裏面の書き方

お布施 裏

奉書紙でも白無地の封筒でも濃墨の筆を使用します。
時間が無い方は筆ペンでも代用可能です。

一周忌法要では1年という時が流れていますし、そもそも参列者から喪主に渡される香典と御布施では意味合いが異なるので濃墨を使います。

表書きには上部に「お布施」または「御布施」、下部に自分の名前を縦書きで書きます。
水引は基本的に不要です。

封筒に水引がついている場合はその色が適当かどうかまずは確認します。
関東の場合は双銀または黒と白、関西の場合は黄と白の水引を使用します。

水引の上に「お布施」または「御布施」、水引の下に自分の名前を書きます。

金額を記入する時は金額の前に「金」後に「圓也」と書きます。
数字は例えば「一」は「壱」、「万」は「萬」など旧字体の漢字を使用します。

お札は肖像画がついているほうが袋の表面を向くようにいれます。
なお既に「御布施」と印字されている封筒を使用することももちろん可能です。

お布施に書き方に関しては、こちらも参考にしてください。

一周忌のお布施【僧侶に金額を尋ねる方法】

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相場が3万円〜5万円とはいえ、地域ごとに差がありますし、実際はいくら包めばいいのだろう迷われる方は直接僧侶や寺院にお布施の平均相場を問い合わせると良いでしょう。

お布施の相場は聞いてはいけないことではないのでお金のことを聞きづらいという方以外は直接聞くのがおすすめです。

ただしお布施はあくまでも気持ちですので、「いくら包めばいいですか?」とストレートに聞いてもぼんやりとした答えしか返ってこない可能性があります。

というのも、お布施とは本来御本尊に感謝の気持ちを込めてお供えするものであって僧侶はそれを預かるだけであり、いくらと決められないからです。

その場合は「一周忌のお布施ではいくら包まれる方が多いですか?」など一般的な数字を聞くといいでしょう。

寺院や霊園から指定されている場合はその金額を渡しましょう。

一周忌のお布施の渡し方

仏

一周忌のお布施はそのまま手渡しするのはNGとされています。
切手盆や布施盆などのこぶりな黒い盆を用いて僧侶の側が正面になるような向きで渡します。

切手盆は仏壇店、ホームセンター、インターネット等で購入可能です。
お盆がない場合は、袱紗を用います。

奉書紙で包んだ(または封筒に入れた)お札を袱紗(ふくさ)で包んでおき、お金を渡す時は袱紗から出して袱紗を下にして差し出します。

袱紗はダイヤになるように封筒の下に置き、右側から下、上の順番で折込部分が三角形になるように折っていきます。

この時点で封筒のような形になるので、封をするように最後に左側を上から折れば完成です。

袱紗は、紫であれば慶事、弔事どちらでも使用可能です。

形状としては一番シンプルな正方形のもの、爪付きタイプ、金封タイプなどがあります。

袱紗は100円ショップ、インターネット等でも気軽に購入できます。
一周忌に限らず切手盆や袱紗は他の冠婚葬祭で使える場面があるので購入しておくのがおすすめです。

お布施の渡し方に関しては、こちらも参考にしてください。

一周忌でお布施を渡すタイミング

香典

基本的には一周忌法要の当日中であればどのタイミングで渡しても良いとされています。

一般的には一周忌法要が始まる前に僧侶に挨拶する時や、会食後の少し時間があるタイミングで渡す人が多いです。
僧侶がお斎に参加されない時は法要を終えて帰る時に言葉を添えて渡します。

寺院で行う一周忌法要では受付が用意されている場合があります。
その時は受付の方にお布施を渡します。

お布施を渡す時は、開始時であれば「今日はよろしくおねがいします」、終了時であれば「今日はありがとうございました」などの声をかけるのが良いでしょう。

一周忌のお布施の相場【宗派別】

お彼岸の献花

浄土宗、曹洞宗、天台宗、日蓮宗の一周忌のお布施の相場は約3万円で、浄土真宗は3〜5万円です。
真言宗は他の宗派に比べて少し範囲が広く1万円〜10万円です。

宗派によって多少の差はあれ、3〜5万円のお布施であれば無難でしょう。
檀家の方がそうでない家に比べて少し多めにお布施を用意する傾向があります。

【100名アンケート】一周忌でお布施以外に必要な費用

葬式
  1. 僧侶へ渡すお金
  2. 引き出物代

一周忌でお布施以外に必要な費用①僧侶へ渡すお金

寺院以外の場所で一周忌を行う時は僧侶に会場まで来てもらうことになるので「お車代」としてお布施とは別に5000円〜10000円を渡します。

公共交通機関や僧侶自身の車で会場まで来たとしても必ず渡すようにしましょう。
金額は相場の範囲で距離が遠いなら多めに、近いなら少なめに設定します。

では、お車代の相場はどれぐらいなのでしょうか?
そこでみん終編集部が135名の方を対象に「一周忌(法事)の際、お坊さんに渡すお車代にはいくら包みますか?」というアンケートをとってみました。

お車代の金額に関して100名にアンケート調査のグラフ

結果として、3000〜5000円が1番多かったです。
5000円を用意すれば間違いないと思われます。

また、お車代は多くても1万円以内にしましょう。
一周忌法要の後に行われるお斎(会食)に僧侶が出られない場合は「御膳料」として別途5000円〜10000円を渡します。

事前にお斎に出席できるか否かを聞いておくとスムーズです。

僧侶が一周忌の会食に参加する場合やお弁当を用意した場合は不要です。
昔は僧侶もともに会食することが多かったようですが、最近では辞退するケースが増えているようです。

御膳料は地域差があり、東京都心では特に高めに渡す人が多いようです。
お車代に関しては、こちらも参考にして見てください。

一周忌でお布施以外に必要な費用②引き出物

一周忌の法要に参列してくれた方に引き出物を渡します。
もちろん僧侶の分も用意します。

引き出物は一人あたり3000円〜5000円程度で準備すると良いでしょう。
ですので、3000円〜5000円×人数分のお金が必要になります。

当日香典として多額のお金を渡された場合は、後日その7割程度のお返しになるように追加でギフトを送りましょう。

一周忌のお布施相場【地域別】

お墓参り 女の子

北海道のお布施の相場は2〜5万円で全国平均より少し安い基準です。
ただし、北海道は土地が広く移動距離が長いことに加えて、冬は雪が降って会場に来るまで手間がかかることもあるのでお車代は多めに出します。

東北のお布施の相場は3〜5万円です。
北海道と同様に土地が広く移動が大変な地域もあるのでお車代は少し高めに設定する方が多いようです。

関東地方は3〜10万円で全体の中では少し高い層に入ります。
また、関東地方の中でも物価が高い都心では御膳料も高めの基準です。

関西地方は3〜5万円ですが、地域によってはもう少し高いお布施を渡すところもあります。
特に東海に近い地域では関西地方全体の平均より御布施の相場が高くなります。

東海では5万円が相場で、特に名古屋ではお布施が高い傾向にあります。
九州では少し低めの3万円が相場です。

一周忌のお布施は新札?

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一周忌の法要で渡すお札は新札にするのがマナーです。
葬式や通夜の香典は急な不幸で準備する時間がないという意味合いで新札は避けます。

喪主に渡す香典とお布施とは全く別物であり、寺院や僧侶に不幸があった訳ではないのでお札は新札を使いましょう。

新札が手元にない場合は銀行で両替してもらい一周忌までに用意します。

【コラム】家族のみの一周忌でお布施はどうする?

核家族

家族だけで一周忌法要を行う場合も僧侶に読経してもらう必要があるのでお布施は平均相場の3〜5万円を用意します。

また御膳料やお車代も通常と同じように用意します。
家族だけで一周忌法要を行う場合は自宅を会場とすることが多いので少なくともお車代は必要となる場合がほとんどです。

なお施主が扶養主のときは香典を徴収することはありません。
香典が無いのでお返しを用意する必要もありませんので当然親族や友人を招くときよりも全体の費用は安く済みます。

稀に僧侶を呼ばずに一周忌を行う方もいますが、特別な事情がない限りは寺院に連絡して僧侶の手配をすることをおすすめします。

なお、金銭的に厳しい場合は相場より低い御布施でも大丈夫です。

家族のみの一周忌についてはこちらを参照してみてください。

一周忌のお布施の疑問

施主になると精神的な負担に加えて、お葬式・お通夜、四十九日、1周忌と法要が続いて忙しく身体的な負担も大きくなると思われます。

特に身内が亡くなるのがはじめてという方は悲しみだけではなく分からないことだらけでとても不安な気持ちになってしまうかもしれません。

重要なことや個別の家庭で異なることは菩提寺や親戚などに問い合わせて教えてもらい、すぐに知りたいことや直接聞きづらいこと、一般的なことはインターネットを使って知識を身につけるのがおすすめですよ。

特にお布施はお金に関することなので直接僧侶に問い合わせてみるのは気が引けるという方もいらっしゃるかもしれません。

この記事ではお布施の地域別、宗派別の相場や金封袋の書き方などを解説しました。
お布施に関する疑問を解決するお手伝いができたら嬉しいです。

一周忌当日までにできる限り疑問を減らして万全の状態で臨みましょう。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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みん終編集部