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無縁仏とは?費用や永代供養・合葬墓に供養する手続きなど解説!

無縁仏とはどういう言葉かご存知でしょうか?
無縁仏は継承者がおらず、お墓を供養してくれる人がいなくなったお墓のことを指します。

この無縁仏は実は首都圏には10%以上もあり、年々増加しています。

自分の祖先が無縁仏にならないようしっかりとした対策を行いましょう。

無縁仏とは?費用や永代供養・合葬墓に供養する手続きなど解説!

無縁仏とは?

墓

無縁仏とは、継承者がおらず、亡くなった後供養してくれる人がいないお墓を指します。

現在では、継承者はいるものの、遠くへ引っ越してしまい、お墓詣りを行えない、管理費の支払いが滞る等の理由で無縁仏とみなされ、撤去される事案が増えています。
一都三県では 10%以上 の無縁仏が存在しているといわれています。

それは、都会ほど周囲の人とのつながりが薄くなっていき、地方から出てきた人が都会で強固な人間関係を築きあげるということが困難になっているからだと考えられます。

そして、非婚化や少子化等多くの原因でさらに無縁仏は増加していくでしょう。

無縁仏となったお墓は、寺院や霊園に撤去され、無縁墓地に合葬または合祀されます。

しかし、墓地不足により遺骨を粉砕して小さくするという寺院も増えています。

では、無縁仏について主な2パターンと孤独死した人に関して詳しく見ていきます。

  • 供養してくれる人が不在の故人
  • 供養してくれる人が不在のお墓
  • 孤独死した人

供養してくれる人が不在の故人

子供や親戚をもたず、お墓の用意をしないまま亡くなった方、災害や行き倒れ等による身元不明者も無縁仏という扱いになります。

子供や親戚等がいても、遺体の引き取りを断られてしまった方も無縁仏になります。

遺族が遺体の引き取りを断る理由は、生きている間の付き合いがなかった、借金・人間関係の問題があった、等色々な事情があります。

供養してくれる人が不在のお墓

供養する人がいないお墓も無縁仏の一種です。

雑草まみれになり、明らかに管理されていないお墓や、子孫が死亡や行方不明で連絡が取ることができないお墓も無縁仏になります。

少子高齢化や生涯未婚率の増加等で、お墓を継ぐ人がおらず、遺体の引き取る人がいないため、無縁仏が増える傾向にあると考えられています。

孤独死した人

遺族がいない場合は上記の「供養してくれる人が不在の故人」と同様に無縁仏となります。
火葬や遺骨の保管は各自治体が担当します。

期間は自治体によって違うのですが、5年ほど管理した後、無縁仏として埋葬されます。

無縁墓地に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

無縁仏が生まれる理由

お墓

無縁仏が生まれる理由は4つあります

それは、

  • お墓がなく、遺骨を引き取ってくれる人がいない
  • お墓を継ぐ人がいない
  • お墓を継ぐ人はいるが、管理されていない
  • お墓の管理料を滞納した

の4つです。それぞれの理由について詳しく見ていきます。

お墓がなく、遺骨の引き取り手がいない

まず、一つ目の理由として挙げられるのが お墓がなく、遺骨の引き取り手がいない ことです。

その場合は行政によって火葬してもらい、遺骨は少しの間だけ保存され、 期限を過ぎると公共の無縁墓に合祀(ごうし)されます。
しかし、近年無縁墓に入る遺骨が増えたことで入りきらなくなるケースが増えてきています。

合祀に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

お墓を継ぐ人がいなくなってしまった

先祖からのお墓がありながら お墓を継ぐ人 がいなくなり、無縁仏になるお墓も増えています。

晩婚化や非婚化により子孫が途絶えてしまうことは、現代では珍しくありません。

お墓を継ぐ人が遠くに引っ越してしまい、継承者が途絶えてることもあります。

お墓を継ぐ人はいるが、管理されていない

お墓に継承者がいても、その本人がお墓を管理せずに放置すると無縁仏になってしまいます。

お墓を管理していくためには、定期的なお墓参り等の供養や掃除をしていかなければなりません。

お墓の管理や供養をする人がいなくなると、親族や継承者がいたとしても無縁仏になります。

お墓の管理料を滞納した

お墓を維持していくためにはお寺や霊園の管理事務所に対して管理料を支払わなくてはなりません。

管理料は墓地によって異なりますが、基本的には年一回支払う必要があります。

また、寺院墓地では管理料を支払うだけでなく、年に数回の法要等の行事への参加が条件になっている場合もあります。

また、10年ほど前に墓地に関する法律が改正され、お墓の名義人が管理費を支払わずに3年経過すると「管理費が支払われていない」いう内容の連絡がされ、それでも5年支払わないと無縁墓地としてお墓を処分できるようになりました。

つまりは、 管理費を8年連続支払わないと無縁墓地として処理される可能性が高くなります。

無縁仏にかかる費用

金額

ここまで無縁仏や無縁仏になる原因について述べてきましたがここでは、無縁仏にかかる費用について紹介していきます。

合葬する場合

無縁仏を合葬して供養する場合にかかる費用は 約10万円~30万円 と言われています。

しかし、立地や年間管理費などがかかるかということや遺骨の数によっても費用は変化します。

また、戒名プレートなども一人当たり 6000円程度 で用意してもらえるようです。

合葬墓に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

墓じまいをする場合

先祖代々のお墓があり、墓じまいするという場合は多額の費用が必要になります。

墓じまいに関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

墓じまいを行う費用としては具体的には以下のものがあげられます。

御布施、離壇料

墓じまいを行う際には、お墓の中には魂が眠っているため閉眼供養をしなくてはなりません。
閉眼供養では僧侶に読経していただくため、感謝の気持ちとして御布施を渡します。

相場としては 1~5万円程度 と言われています。
寺院墓地にお墓があり、檀家になっている場合は離壇料を支払う必要があります。

離壇料の相場は法要1~3回分と言われており、金額にすると 10万から30万程度 と言われています。

離檀料に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

お墓の撤去と処分の費用

お墓を処分する場合は石材店に頼みましょう。
お墓を処分するときの費用は、お墓の面積によって変化します。
大きさや形にもよりますが、 1㎡にたいして10万から15万円 と言われています。

墓じまいの費用に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

無縁仏になったお墓はどうなるか?

骨壷 男性

無縁仏になってしまったお墓はどうなってしまうのでしょうか?

一般的には、寺院墓地や霊園の管理事務所の職員が無縁仏になったお墓から遺骨を取り出します。
そして、墓石などを撤去し整地して新しくお墓を建てることができるようにします。

お墓から取り出した遺骨は墓地の一角にある 無縁墓や供養塔など の施設に安置されます。

この 費用は、寺院や霊園の管理者が負担することが多くなっています。

お墓があった場所には新しいお墓が建てられることになります。
お寺に永代使用料を支払っているのだから勝手に撤去はできないと考える方も多いと思います。

しかし、 永代使用料はお墓を置くためのその土地を使う権利に対して支払ったお金であり自分のものというわけではありません。

土地を購入しているわけではないため、お墓の名義人がいないと永代使用の権利は無効になってしまいます。

しかし、管理者が廃業などで消滅してしまった場合、遺骨は地方自治体の費用で無縁墓地に移されて合祀されます。

最近では無縁仏になった遺骨が多くなってきているため、遺骨を粉砕して体積を減らしたり、遺骨の一部のみを取り出して合祀され産業廃棄物として処分する場合もあります。

無縁仏は合祀されるので、引き取り手が出てきても個別に遺骨が管理されていなければ判別がつかないため取り出すことはできません。

無縁仏を避けるには?

海

自分が亡くなった後に、お墓がどうなるかについて、知る由もありません。
また、お寺や自治体など様々な場所の手を借りることになってしまいます。

しかし、生前からできることは多くあります。

お墓の名義人を親族に依頼する

先祖代々のお墓があり、お墓を継ぐ親族がいる場合には、名義人としてお願いしおきましょう。
そして、霊園の管理者にもお墓の名義人を知らせておきましょう。

お墓を継いでいただく人には、管理費の支払いやお墓参りに行ってきれいにしておくことが必要だとあらかじめ伝えましょう。

墓じまい

墓じまい

無縁仏にならない方法として墓じまいというものがあります。
墓じまいとは、これまでのお墓を撤去し、処分することを指します。

お墓の中にある遺骨を取り出して、お墓を撤去し更地にします。

以前と「家」というものの考え方が変わりました。

以前までは、家の主が家を守り、子孫に受け継いでくという文化でしたが、夫婦のみで生活している子供や一人で生活している家が全体の8割を超えるという状況が生まれています。

しかし、 墓じまいは親戚の人の反対や高額な離壇料がかかってしまいトラブルにあってしまう場合があります。
そのようなことがないよう、きちんと説明しましょう。

墓じまいのトラブルに関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

墓じまいするにあたっての遺骨の供養方法は3つあります。

  • 永代供養
  • 納骨堂
  • 散骨

の3つあります。

方法①永代供養

永代供養とは、お墓参りに行けない人に代わって、寺院・霊園に管理や供養を行ってもらう供養方法を指します。
永代供養では、管理費を継承者が支払わなくてよいので、管理費が未払いで無縁墓になることがないということが魅力の一つです。

しかし、永代供養はいつまでもそこにお墓があるということではなく、遺骨の安置する期限があります。

そして、気になるのは遺骨を安置する期間が過ぎた遺骨はどこへ行くのか?ということだと思います。

多くの場合は合祀され、他の遺骨と一緒に供養を行います。
他にも、土葬や遺骨の一部を骨壺に入れて残りは土葬したり、様々な方法があります。

永代供養墓に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

方法②納骨堂

納骨堂

お墓を建てない場合の供養方法の一つとして納骨堂というものがあります。

納骨堂とは、骨壺に入れた遺骨を置いていくための建物です。

納骨堂の特徴は、お墓を建立しないため料金が安くなる、屋内であるということがあります。

屋内であるため、 都心から近いところにあったり、バリアフリーで車いすでも入れたりという点が人気の理由です。

しかし、契約期間が過ぎると永代供養と同じように合祀されるということや、お墓がないといやだという方や参拝した気持ちになれないという欠点もあります。

納骨堂についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

方法③散骨

散骨

散骨という方法もあります。
山や海に散骨することができます。

法律上はどうなのかというと許可されているわけでもなく違法となっているわけでもなく明記がないのでグレーゾーンというのが現状です。

しかし、 地方自治体によっては条例で散骨が禁止されていたり、散骨するのに許可が必要な自治体もあるので注意が必要でしょう。

また、散骨するにあたって注意しなくてはならないことがあります。
それは、一片を2㎜以下にしなくてはならないということです。

散骨するにあたって遺骨を粉砕する方法は2つあり、自分でハンマーで骨を砕く方法と粉骨を代行してもらうかの二択です。

海洋散骨についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

大切なご先祖が無縁仏にならないために

今回は以下のことについて書きました。

  • 無縁仏とは?
  • 無縁仏が生まれる理由
  • 無縁仏にかかる費用
  • 無縁仏の供養と手続きは?
  • 無縁仏になったお墓はどうなるか?
  • 無縁仏を避けるには?

大切なご先祖様が無縁仏にならないよう、お墓のことを今一度考え直してみましょう。
また、 墓じまいや改葬する際は親族の人とトラブルになってしまう可能性があります。

自分が継いだお墓でほかの人がまったく管理していなかったとしてもその人にとっては自分の親や親族が入っているお墓でもあります。

きちんと話し合ってトラブルを防ぎましょう。

みん終編集部

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