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葬儀

100日法要(百箇日法要)とは?服装やお布施、参列者の香典も

100日法要は四十九日法要や一周忌よりも認知度低い法要になります。

ですが、100日法要を機に遺族が気持ちを切り替えるというちゃんとした理由があります。

百箇日法要とも呼ばれるこの法要の意味から当日の準備まで詳しく解説していきます。

100日法要(百箇日法要)とは?服装やお布施、参列者の香典も

100日法要(百箇日法要)とは

法要

お通夜や葬式、告別式、四十九日法要と短い間に行われるこれらの法事は、比較的知っている方も多いのではないでしょうか。

ですが、100日法要と聞くと、いつやるかは数字の通りわかるといっても、具体的に何を行う場なのかわからない方も多いのではないでしょうか?

100日法要とは、百箇日(ひゃっかにち)法要とも呼ばれ、亡くなられた方がその家のご先祖として祀られる 最初の法要 のことを言います。

100日法要は、卒哭忌(そっこくき)とも呼ばれています。

卒→終わる
哭→悲しみに大声で泣き暮れる

という意味があり、100日法要を契機として、遺族が泣いて悲しむことをやめて、日常生活を 今まで通りに送り始める のです。

また、四十九日法要によって、思わぬ世界にいってしまった故人が 再審を受ける のが百箇日に行われます。

そのため、救済を受けられるように遺族が供養を行うといった意味もあるのです。

100日法要の当日の流れは以下の通りです。

  1. 喪主の挨拶
  2. 僧侶の方による読経と法話(お焼香)
  3. 喪主の挨拶
  4. (会食)
  5. 締めの挨拶

会食を用意していない場合は、3の挨拶の時点で、締めの挨拶になります。

百箇日に関しては、こちらも参考にしてください。

100日法要(百箇日法要)の服装

納骨の仕方 服装

では、100日法要にはどんな服装でのぞめばいいのでしょうか?

喪主や親族、参列者ごとに解説していきます。

喪主・施主と親族の服装

喪主や施主の方は100日法要では、喪に服すのは当然ですが、中でも 準礼装以上 を着ていくのがマナーです。

喪服は、

  • 正式礼装
  • 準礼装
  • 略礼装

の3つに大きく分けることができます。

100日法要において、喪主や施主は、参列してくださった方よりも 格式の低い喪服 は着用しないようにしなければいけません。

参列者側が正式礼装である場合は非常に少ないですので、喪主と施主の方は、準礼装以上を着用するようにしてください。

男性の準喪服

喪服 メンズ ダブル 準喪服

女性の準喪服

女性 準喪服

女性の準礼装は、これといった形やデザインが決まっているわけではありません。

  • 光沢感はなくす
  • 肌の露出を極力少なくする
  • アクセサリーなど華美なものは避ける

そのため、これらの点には、最低限しっかりと注意するようにしてください。

準喪服に関しては、こちらも参考にしてください。

ビジネススーツとは異なる

男性の場合は特にですが、準礼装なら、「普段使っている黒いビジネススーツでいいか」と考えてしまう方も多いですが、正式な場での、ビジネススーツとブラックスーツの違いをしっかりと認識しておくようにしましょう。

ビジネススーツは、一般的には、生地がそれほど厚くなく、色も黒の場合でも光沢感がある場合が多いです。

それに対し、 ブラックスーツとは、生地が厚く、光沢感がないのが特徴です。

女性ですと、黒無地のワンピースやアンサンブルが一般的にで、フォーマルとして販売されている場合でも、 光沢感などは少し意識して選ぶ ようにしてください。

参列する方の服装

先ほども述べましたが、喪主や施主の方より高い格式の喪服を着用することは、故人への思いとは関係なくマナー違反になってしまいます。

そのため、100日法要の参列者の喪服としては、 準礼装〜略礼服 が適切です。

ですが、喪主の方々より厳密にする必要はありませんので、季節に応じて、中に着用するシャツを半袖にするなどは問題ありません。

また、「平服でお越しください」と案内状に書いてあった場合、私服でいって大丈夫だと勘違いされる方もいます。

しかし、平服でお越しくださいとは、 それほど構えずにきてください という意味ですので、 略礼服は着用していく ことに注意してください。

男性の平服

男性 平服

女性の平服

女性 平服

平服に関しては、こちらも参考にしてください。

100日法要(百箇日法要)のお布施

お布施

お布施とは、故人を弔うにあたって、読経や法話を行っていただいたことに対して お礼の気持ちとして支払う お金のことです。

金額の相場

最近では、100日法要を執り行う家も減ってきているので、確実な相場がわかっているわけではありませんが、 3万円〜5万円 が平均的と言えます。

お寺によって異なる場合もありますので、親戚の方に事前に聞いておくかお寺に聞くなどしましょう。

ですが、お寺に聞く場合は、「いくらですか?」といった直接的に聞くことはやめましょう。

お寺としては、明確に請求しているわけでなく、あくまでも施主からのお礼としてもらっているものです。

「100日法要のお布施ですが、他の方はいかほど包んでいらっしゃいますか?」といった風に尋ねるようにしましょう。

また、自宅で執り行う場合には 「御車料」 として 5千円〜1万円 をお渡しします。

会食の席を用意したものの、僧侶の方が辞退された場合には、 「御膳代」5千円〜1万円 が必要になります。

当日になって慌てないように準備しておきましょう。

包み方

お布施 裏

お布施の金額を用意する際、「あらかじめ用意していた」と捉えられてしまうために 新札を用いるのを避ける 風習が葬式ではあります。

ですが、100日法要では、渡す相手が僧侶の方であることや、急遽決まるものでもないことから新札を用いても 問題はありません。

お布施として包むお金を用意できたら、 肖像画がおもて面になる ように奉書紙もしくは、二重封筒でない、白い封筒に包みます。(奉書紙は裏表があるので注意。)

二重封筒でない理由は、 不幸が重なってしまわないように という配慮の表れです。

渡し方

お布施を渡すタイミングは、基本的に読経と法話が終わり、 締めの挨拶をした後 です。

会場についてすぐ、もしくは、家にきていただいてすぐでは、僧侶の方にせわしない感じを伝えてしまいます。

僧侶の方が帰る準備をしている時に、挨拶と一緒に渡すようにしましょう。

お布施を渡す際の最も気をつけなければいけない点が、 手で渡してはいけない 点です。

必ず、切手盆(きってぼん)と呼ばれる冠婚葬祭用のお盆に載せるか、袱紗(ふくさ)と呼ばれる絹や縮緬(ちりめん)でできた布で包んで渡すようにしましょう。

切手盆を使って渡す場合は、盆の上にお布施をおいて、お布施の文字が僧侶の方に向くように回転させます。

「本日は誠にありがとうございました。心ばかりのお礼ではございますが、どうぞ、お納めください。」と挨拶をしながら渡すようにしてください。

袱紗を使う場合は、一度袱紗からお布施を取り出し、袱紗の上に置いて、切手盆と同様、お布施の文字を僧侶の方に向け、差し出してください。

袱紗に関しては、こちらを参考にしてください。

百箇日法要のお布施に関しては、こちらも参考にしてください。

100日法要(百箇日法要)の喪主の挨拶

挨拶

100日法要を執り行うにあたり、施主の方が挨拶をしますが、どんな言葉を使えばいいかわからない方もぜひこれを参考にしてほしいと思います。

上で述べたように、喪主、もしくは施主が挨拶をするタイミングは、 最低2回 あります。

初めの挨拶


「本日はお忙しい中、亡き父〇〇の100日法要にお運びいただき誠にありがとうございます。

それではこれより100日法要を執り行いたいと存じます。

ご住職よろしくお願いいたします。」

簡潔に法要の開始を伝えるのみで長い挨拶にならないようにしましょう。

また、僧侶の方に、読経と法話を円滑に初めてもらうため、一声かけることを忘れないようにしましょう。

(中)締めの挨拶

会食がある場合


「ご住職、ありがとうございました。

こうして、無事に亡き父〇〇の100日法要を執り行うことができたのも、みなさまのお力添えあってのことであり、〇〇も安心していることと存じます。

これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。

心ばかりではございますが、別室にして会食の席をご用意いたしました。

ご多忙の中であるとは存じますが、ゆっくりとお過ごしくださいませ。」

会食がない場合


「ご住職、ありがとうございました。

100日法要を無事に執り行うことができ、亡き父〇〇も安心していることと存じます。

本来ならば、みなさまと粗宴を囲み、故人との思い出を是非とも共有させていただきたいのですが、遠方からお越しいただいた方もいらっしゃいますので、これにて、お開きとさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。」

会食がない場合は、その旨も話すようにしてください。

締めの挨拶


「本日は誠にありがとうございました。

まだお話は尽きないですが、お時間となりましたので、これにて、お開きとさせていただきます。

これからもみなさまのご指導のほどよろしくお願いいたします。

本日は誠にありがとうございました。」

重ね言葉と忌み言葉

挨拶の際に少し心に留めておくべきなのが、この 重ね言葉忌み言葉 です。

重ね言葉とは、

  • わざわざ
  • 色々
  • ますます

忌み言葉とは、

  • 死んだ
  • 終わる

などの言葉が挙げられます。

不幸が重なってしまう という意味の重ね言葉、直接的に 死を連想させてしまう という意味の忌み言葉に気をつけて挨拶をするようにしてください。

100日法要(百箇日法要)を家族で行う

家族

四十九日法要などに引き続き、100日法要を執り行う際、喪主や施主だけでなく、参列する方への負担を考え、家族のみで行う場合もあります。

弔問客はいませんが、 基本的に喪に服す ようにしましょう。

僧侶の方は正装ですし、不快な気持ちにさせないようにするべきです。

家族のみで行うときは、読経などは僧侶の方を自宅に招いて行うことの方が多い傾向にあります。

会食も四十九日法要や、一周忌法要に比べて用意しない場合も多いですが、地域や宗派によって変化します。

事前に確認を取っておくようにしましょう。

100日法要(百箇日法要)をしない

選択

近年では、100日法要自体をそもそも執り行わない家も増えてきています。

理由としては、家族であっても日常生活を送る上での負担をなくすためであったり、法要を行うにあたっての意味をあまり感じれていないなどがあります。

小さな規模でも行うべき

100日法要に限らず、四十九日なども非常に簡素なものとして捉える方も増えてきています。

その根底として、やはり、法要のそもそもの意味を正しく知らない方が増えてきていることがあります。

確かに、金銭的な面でも喪家にかかる費用は決して軽いものではありません。

事前の準備なしには、しっかりと執り行うことはできません。

ですが、たとえ、礼装の格式が低くなり、法要自体の規模が小さくなっても、遺族として亡くなった故人に思いを馳せることが大事なのです。

故人の思いや功績をしっかり心に留め、日々の生活へ生かしていく文化は廃れないようにしていくべきなのではないでしょうか?

【参列者】100日法要の香典

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金額の相場

100日法要に参列するにあたり、香典はいくらくらい持っていくべきなのでしょうか?

大体 5千円〜1万円 ほどが相場になっています。

香典袋の選び方

香典袋は、中に入れる香典の額によって合わせるのが一般的です。

上に述べたように、5千円〜1万円ほどの場合は、コンビニなどでも売っているシンプルなもので構いません。

表書きは、渡す家の宗派が確実にわかっている場合を除いては、 「御霊前」 と書かれているものにしましょう。

「御仏前」と書かれたものもよく販売されていますが、浄土真宗のお葬式では使われません。

そのため、基本的にどの宗教、宗派でも利用できる「御霊前」を使うようにしましょう。

香典袋に関しては、こちらも参考にしてください。

【参列者】100日法要のお供え物

線香

お供え物の選び方

100日法要にあたり、お供え物を選ぶ際の制限は、多くはありませんし、故人が生前に好きだったものを持っていく場合もあります。

ですが、受け取る遺族への配慮として、

  • 派手な色使いのもの
  • 殺生に関するもの
  • 日持ちしないもの

この3点に注意して選ぶようにしましょう。

一般的には、お花や和菓子、線香やロウソクが選ばれやすいものです。

線香は、 煙が周りの環境を浄化させてくれる といった意味を持っていますし、ロウソクは、 その光によって仏様が迷わずに現世に帰ってこれる という意味もあります。

古くから仏教と結びつきの強いこれらの品は準備もしやすいはずです。

最近では、通常の生け花ではなく、 プリザードフラワー といって、特殊な液体につけることで、 長期的に保存可能な花 も販売されており、お供え物としても利用されることが増えています。

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100日法要を1つの大きな区切りに

先ほども述べましたが、100日法要を執り行わない家も増えてきています。

ですが、亡くなった方がしっかりと成仏できるようにしっかりと祈りを捧げることが大事なのではないでしょうか?

卒哭忌とも呼ばれる名の通り、これ以降の日々の生活をまたしっかりと送れるようにするためにも、しっかりとした知識と準備で100日法要を迎えてください。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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みん終編集部