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葬儀

供物とは?金額相場や選び方!供物の定番商品やNG例も解説!

故人を供養する際に供える供物はどんなものが相応しいのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
適切な供物を贈り、失礼にならないようなマナーを理解しておくことが極めて大切です。

故人に対して生前の感謝をしっかりと伝えるため供物に関する疑問をきちんと解決しておきましょう。
今回の記事では、供物のを用意する際の金額相場や供物の選び方に加えて供物の定番商品や相応しくない商品に関して詳しく説明していきたいと思います。

供物とは?金額相場や選び方!供物の定番商品やNG例も解説!

供物とは

お供え物

供物とは、神仏に対して供える飲食物や物品を総称したものを指します。
日本においては神祭で神に対して供える飲食物一般のことをいいます。

供物は神と人間との関係性を明らかなものにするために捧げることが多いです。
供物を捧げることで神仏とのコミニュケーションをはかることができるという信仰に基いているといえます。

その目的は、感謝を伝えるため、贖罪をするため、願掛けのためなどさまざまです。
特に仏教では供物を供養物と呼ぶこともあります。

元来、仏への帰依を表していましたが、その後に死者を慰めるようになりました。
現在では、この意味で解釈する人が多くいます。

供物の意味 目的
その1 感謝を伝えるため
その2 贖罪のため
その3 願掛けのため
その4 死者を慰めるため

今回の記事では、上記④の「死者を慰める」という意味に注目して詳しく説明していきます。

供物の金額相場

お金

法事に出席する時、供物はどんなものがよいのか迷うこともあるのではないでしょうか?
供物というと果物や菓子、お酒などが一般的に頭に浮かびますが、供物は飲食物だけには限りません。

仏教においては五供(ごくう)と呼ばれる「香・花・灯明・水・飲食」の5つがお供え物の基本とされているのでこれらの中から選ぶのが無難でしょう。
そこで、供物の金額相場は故人との関係性によって異なります。

故人と関係性が深い親族、またはそれに近い間柄の場合、 10000円 程度の供物を用意することが一般的です。
友人・知人の場合は、 5000円〜10000円 程度でしょう。

近所の方や職場の方は 3000円〜5000円 程度です。
お供え物の金額は相手もある程度わかりますので、あまり高価なものは相手に気を使わせてしまいますから避けるのが無難といえます。

関係性 お供え物金額相場
親族・近い間柄の方 10000円程度
友人・知人 5000円〜10000円程度
近所・職場の方 3000円〜5000円程度

法事の際のお供え物については、こちらを見て下さい。

供物の選び方

供養

供物を選ぶ際にどんなものが適切なのか疑問を持っている方も多いと思います。
ここでは、供物を選ぶ際のポイントを説明していきたいと思います。

  1. 個別包装されているか
  2. 賞味期限が長いか
  3. 常温保存が可能か

供物は集まった人に対して分けることのできるように 個別に包装されているもの を選ぶとよいでしょう。
お盆などの際には多くの親戚が集まることもあるでしょうから、小分けされているものは好まれるでしょう。

賞味期限 についても考慮すべきでしょう。少なくとも賞味期限は1週間〜2週間以上あることが理想です。
日持ちすることを考慮することに加えて、 常温での保存が可能であるか についても注意しておきましょう。

供物の場合、お盆が終わった頃に供えていたものをお下がりとして家族などで食べることが一般的ですので要冷蔵・要冷凍のものは供物として不適切でしょう。

お盆のお供え物に関しては、こちらを見て下さい。

供物の定番商品

お盆 お供え

やはり供物として一般的なものは果物やお菓子ではないでしょうか?
果物やお菓子はスーパーや百貨店などでお供物用の詰め合わせセットが販売されているため、多くの方が選ばれます。

また、お供え物は故人が好きだったものや常温で保管しておけるもの、集まった親戚に対して分けることのできるものがよいとされています。
さらに、個別に包装されているものや、日持ちするものならばより一層好ましいでしょう。

ここでは、供物の定番商品を以下に示していきたいと思います。

  • 和菓子
  • 洋菓子
  • 水菓子

和菓子

葬式饅頭

仏壇に供えるお菓子として人気があるのは砂糖菓子や落雁(らくがん)です。
盆菓子とも呼ばれることがあるようで、スーパーや和菓子店でお盆の時期には店頭に並びます。

落雁 はかつて、身分の高い人しか食べることのできない貴重なお菓子であったことから落雁が供物用のお菓子として知られるようになったとされています。
落雁の他に半生菓子も供物用のお菓子の定番となっています。

半生菓子は日持ちするものが多くあり、仏壇に供えるには最適といえます。
羊羹どら焼き饅頭煎餅最中 などといった一般に好まれるお菓子といえるでしょう。

洋菓子

カステラ

洋菓子は和菓子に比べると日持ちしないものが多いですが、洋菓子は供物として人気があります。
その中でも、クッキーはどの年齢層にも好まれ、個別包装になっていることが多いため沢山の方が選ばれます。

マドレーヌやカステラなどの焼き菓子は常温での保存ができることが人気を集めるポイントでしょう。
また、ゼリーは賞味期限が長いことに加えて、多くの種類があることから人気を集めているといえます。

水菓子

果物

供物として和菓子・洋菓子のほかに果物は定番でしょう。果物の中でも日持ちするりんごやオレンジが一般的となっています。
しかし、果物を供える場合は数を奇数に揃えることがマナーですので、注意が必要です。

お供え物のお菓子に関しては、こちらも見て下さい。

果物の選び方に関しては、こちらを見て下さい。

他宗教の定番商品

キリスト

供物には宗教によって贈ってよいものと贈ってはいけないものがあります。
故人の信仰していた宗教に応じた供物を贈る必要があるので、宗教に適した供物と不適切な供物をしっかりと区別しておきましょう。

ここでは、それぞれの宗教における定番の供物を紹介していきます。

  • 仏式
  • 神式
  • キリスト式

仏式

仏教では、供物として線香やろうそく、果物、菓子、缶詰、さらには故人が好きだったものなどさまざまなものを供える習慣があります。
基本的には上記に記述した和菓子や洋菓子、日持ちのする果物が一般的になっています。

しかし、仏式では殺生を禁じていることから、肉・魚またはその他の生物を供えることは不適切です。
また、神式では神聖なものとされているお酒も仏式では不適切なものとなります。

仏式に関してよし詳しく知りたい方は、こちらを見て下さい。

神式

仏式では殺生を禁じていることから、肉・魚またはその他の生物を供えることは不適切となっていますが、神式では海や山の幸を神の恵みとして捉えているため肉や魚、海産物を供物として供えることは禁じられていません。

そのため、神式の場合は肉や魚は一般に供物として用いられます。
また、海産物も定番の供物となっています。

仏式では供物として相応しくないお酒などは神式では適切な供物として用いられることは大きな特徴といえます。

神式に関して深く知りたい方は、こちらを見て下さい。

キリスト教式

キリスト教

キリスト教においては、供物を捧げる習慣がないことから供物という概念が存在しません。
よって供物を供える場所が用意されていませんから故人に対して供物を捧げる場合は生花を供えることが一般的になっています。

供物としてNGな商品

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故人に対して思いを込めて供える供物として不適切なものはあるのでしょうか?
供物にはそれぞれの宗教の戒律や考え方によって贈ってもよいものと贈ってはいけないものがあります。

間違えて不適切な供物を供えてしまった場合、極めて失礼な行為になってしまいますので供物として相応しくないものをしっかりと認識しておきましょう。
以下では、仏式と神式における供物として相応しくないものを説明していきます。

仏式

お線香

前述したように、仏教では殺生を禁じていることから肉や魚、その他の生物を供物として供えることは不適切です。
また、お酒類も供物としては好ましくないので気をつけましょう。

神式

仏式が殺生を禁じているのに対して、神式では海や山の幸を神の恵みとして捉えているため肉や魚、海産物を供物として供えることは禁じられていません。
一方で、神式では仏教において供養に使われる線香やろうそくなどといった道具を供えるのは控えた方がよいでしょう。

その他、果物やお菓子などといったものも供物として用いられていますが、一般的には仏式の供物を禁じています。前述したように仏式と神式ではところどころ異なる点があるので注意が必要です。

供物を贈る際のマナー

マナー

供物を送る際のマナーは以下の通りです。

  • ご遺族様の意向を確認
  • 供物の内容の確認
  • 供物を贈るタイミングを配慮
  • のし紙の水引き・表書きのマナー遵守

供物を贈る際には ご遺族様の意向を確認 してから用意するべきでしょう。
故人の宗派や斎場の状況を確認する必要があるからです。

最近では、ご遺族様側から供物を辞退する場合がありますので、そのようなときはご遺族様の意向を尊重しましょう。
また、ご遺族様の意向を確認するとともに 供物の内容を相談する ことも重要です。

供物の大きさやどのような供物を贈るのかを前もって知らせておくことで
葬儀場における配置などを考慮することができるからです。
供物を贈る際には タイミング にも配慮しましょう。葬儀に間に合わせる場合、その前日までに届けることが一般的なマナーです。

供物が急に届くような場合はかえって迷惑をかけてしまう可能性があるので気をつけましょう。
葬儀に贈る供物にかける のし紙 には結びきりと呼ばれる水引きが描かれた弔事用のものを使用します。

東日本は黒白の5本の結びきり、西日本は黄白の5本の結びきりを用います。
仏式の 表書き は「御供物」「御霊前」などとし、神式においては「御玉串料」とし、供物を贈る際には適切な手順、手続きを経て失礼のないようにしましょう。

お供え物ののしのマナーに関しては、こちらの記事を見て下さい。

お供物料

49日持ち物白い封筒

お供物料の金額相場は故人との関係性や立場で異なります。故人と関係性の深い方や年配の方は一般にお供物料を多く包みます。
親戚の方であれば 5000円〜10000円 程度ですが、親子や夫婦などの場合は 20000円〜30000円 以上の金額を包むこともあります。

友人・知人、同じ職場の方の場合はお供物料は3000円〜5000円程度が無難でしょう。
また、お供物料の他に香典を用意する場合と香典を用意しない場合では金額に大きな差があります。

お供物料と香典の双方を用意するときには、お供物料は香典の金額の半額から7割程の額を用意することが多いです。
さらに、故人が亡くなられてから四十九日や一周忌、三周忌などの節目にあたる法要においてはお供物料も多く包むことが一般的でしょう。

しかし、お供物料の金額相場は、各々の地域や風習、個別の事情などといった事により、異なりますので一概に言うことはできません。
お供物料の金額を回忌法要ごとに変えることはよくないという考え方もあるようですが、お供物料として包む金額は、その時の状況に応じた適切な範囲で構わないでしょう。

お供物料に関しては、こちらも見て下さい。

供物のマナーを理解しよう

今回の記事では、

  • 供物とは
  • 供物の金額相場
  • 供物の選び方
  • 供物の定番商品
  • 他宗教の定番商品
  • 供物としてNGな商品
  • 供物を贈る際のマナー
  • お供物料

の順番で詳しく説明してきました。
供物を選んだり、供物を捧げるということは非日常であって供物に関する疑問点は多かったと思います。

しかし、供物は宗教の戒律や考えによって適切な供物は異なりますから故人が信仰していた宗教に合わせた供物の選択が必要です。
適切な供物を贈り、失礼にならないようなマナーを理解しておくことが大切です。

故人に対して気持ちを伝えることのできる供物を選んでしっかりと感謝の気持ちを伝えられることが理想でしょう。

みん終編集部

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