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葬儀

告別式のマナーに自信がある人は1割?服装・化粧、香典等のマナーを図解解説

皆さんは告別式の際のマナーをご存知ですか?
告別式への参列は頻繁に機会のあるものではないため、そこでのマナーが常に頭にあるという方も少ないでしょう。

ここでは、100名以上の方に実施したアンケートの結果も踏まえつつ、告別式での服装や香典、化粧、受付、焼香のマナーについて詳しく紹介しています。

告別式のマナーに自信がある人は1割?服装・化粧、香典等のマナーを図解解説

【100名にアンケート】告別式のマナーに自信はありますか?

告別式の服装や香典などのマナーに関して詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?
みん終編集部が118名の方を対象に「あなたは告別式に出席する際のマナーに自信はありますか?」というアンケートをとりました。

告別式のマナーに自信はありますか? 100名にアンケート

結果として、マナーに関して自信があるという方は全体の1割ほどしかいませんでした。
ほとんどの方が、マナーをしっかりは知らないという事が分かりました。

ここからは、そんな告別式のマナーに関して詳しく解説して行きます。
この記事を読んで、マナーをしっかり理解した上で告別式に参列するようにしましょう。

告別式とは

告別式は、 宗教的な意味合い を持つ葬儀とは異なり、 社会的な式典 という扱いになります。
故人の死を公に示す意味とともに、故人と信仰のあった人々が最後の別れを告げる機会とされているのです。

本来、告別式とは宗教的な関わりがないため、葬儀を終えると一度僧侶は退席し、改めて入場してから告別式を行うというのが一般的でした。

しかし、時間の問題などから儀礼が簡略化されるようになり、葬儀と告別式をそのまま続けて行ったり、一度にまとめて行うことも多くなりました。
さらに近年になると、本来の形式に立ち返り、葬儀と告別式を分けて行ったり、葬儀を葬式として行った上で、後日別の日に「お別れ会」などを設けるといったケースも増えてきています。

このように、「告別式」と銘って行われる機会は減ってきてはいますが、どのような形であれ遺族にとっては大事な儀式であり、本来の意味合いである「 社会的な式典 」に則って、マナーを守った参列を心がけるようにしましょう。

告別式については、こちらも参考にしてみてください。

【図解】告別式の服装マナー

告別式に参列する際、まず初めに注意したいのが服装のマナーです。

告別式をはじめとした葬式の際には、喪服の着用が必須と考えられがちですが、近年では 平服 でも問題ないといったケースも多く見られています。

しかし、平服とはいえ最低限のマナーを守った服装である必要があるのは当然です。
ここでは、告別式に適した平服の着こなしについて分けて紹介します。

  • 告別式の服装【男性】
  • 告別式の服装【女性】
  • 告別式の服装【子供】

告別式の服装【男性】

男性 喪服

男性の場合、黒色のダブルもしくはシングルのスーツの中に、白いワイシャツを着用します。
この際、スーツの上下が揃っていること、ズボンの裾がシングルであることなどに注意するようにしましょう。

また、ネクタイは黒色のものを合わせ、光り物のネクタイピンなどはあらかじめ外しておきます。
足元は、黒の靴下に、黒の光沢のないシンプルな革靴を履くようにしましょう。

告別式の服装【女性】

女性 喪服 洋式

女性の場合、黒や濃紺のスーツやワンピースを選択します。
足元は黒のストッキングを着用し、黒もしくは地味な色合いのヒールの高すぎないフォーマルな靴を履きます。

アクセサリーは結婚指輪以外全て外すのが正式ですが、つける場合にはパールもしくはオニキスを選択し、一連のネックレスや一粒のイヤリングなどにします。

ハンカチなどの小物は白無地やフォーマルな黒、バッグは光沢のない黒色の布製で、金具の付いていないものが好ましくなっています。

告別式の服装【子供】

喪服 子供

学校の制服がある場合には、制服が正式礼装となるため、それを着用します。

未就学児など制服がない場合には、黒や紺、グレーをはじめとした地味な色合いのジャケットやボレロ、カーディガンに、白いブラウスやポロシャツなどを合わせるのが良いでしょう。

靴下は黒色を、靴も黒色の革靴が好ましいですが、用意できない場合にはシンプルな黒色のスニーカーなどでも問題ないでしょう。

告別式の服装については、こちらを参考にしてみてください。

告別式の化粧のマナー

メイク

女性の場合、告別式に参列する際には化粧の仕方にも気を使う必要があります。
基本的には控えめでナチュラルな仕上がりを目指すようにし、ベースメイクは肌質を整える程度で作りすぎないようにします。

以下、パーツごとのメイクのポイントです。

パーツ ポイント
ペンシルタイプではなく、落ち着いた色の パウダータイプ のアイブロウで整えるように描く
目元 ベージュ/ブラウン系 のアイシャドウを控えめに、アイラインやマスカラは細く切れ長の目を意識して 目尻にのみ つける
基本的にチークはつけず、つける場合にも 肌に近い色 を薄く伸ばす
口元 他のパーツとのバランスを考えながら、 ベージュ系 のナチュラルなものを控えめに塗る
ネイル ネイルをしている場合には、落とすか、ベージュ系のマニキュアを上から塗る

葬儀でのメイクのマナーについてはこちらも参考にしてみてください。

告別式の数珠のマナー

数珠

数珠には 本式数珠略式数珠 の2種類が存在します。
告別式に持参する数珠にもマナーがあるので紹介します。

ここでは、大きく3つに分けて見ていきます。

  • 告別式の数珠【本式数珠】
  • 告別式の数珠【略式数珠】
  • 告別式の数珠【女性用と男性用】

告別式の数珠【本式数珠】

本式数珠は一般的に二重にして使用します。
宗派によって形は異なるものの、数珠の正式な形である 108玉が揃っている という特徴があります。

この「 108 」という数字は、 人間の持っている煩悩の数 を表しており、 最も功徳がある 数とされています。

しかし、これは宗派によって捉え方に違いがあり、108個の数珠にこだわらない宗教も存在します。

煩悩については、こちらも参考にしてみてください。

告別式の数珠【略式数珠】

略式数珠は、簡略化した数珠であり、一般的に一重で作られています。
略式数珠は本来、正式数珠の108玉を基準にした上で、 2分の1の54個・3分の1の36個・4分の1の27個 などと決められていましたが、現在では 使いやすさや見た目、実用性 が重視されるようになっています。

そうは言っても、葬式の際に必ず本式数珠を用意しなくてはならないわけではなく、一般的には略式数珠で十分とされています。

告別式の数珠【女性用と男性用】

数珠には、男性用と女性用が存在します。

その違いは、主に 珠の大きさ全体の大きさ房の色 にあり、女性用と男性用が存在するため、混同して使用するのはマナー違反となります。

購入する際には、よく確認するようにしましょう。

数珠については、こちらも参考にしてみてください。

【図解】告別式の香典のマナー

告別式に参列する際には香典を持参する必要がありますが、そこにも様々なマナーや注意点が存在します。

告別式の香典【香典袋】

香典袋 種類 表書きなし

香典袋を選ぶ際には、水引の色や結び方、模様などの点において宗教ごとの決まりにならう必要があります。
宗教ごとの香典袋の選び方は以下の通りです。

宗教 香典袋の水引 香典袋の柄
仏教 黒白/双銀、結び切り 無地/蓮の花
キリスト教 なし 無地/十字架/百合の花
神道 黒白/双銀、結び切り 無地
無宗教 黒白/双銀、結び切り 無地

香典袋の種類や選び方については、こちらも参考にしてみてください。

告別式の香典【表書き】

香典 宗教別 表書き

宗教別の表書きは以下の通りです。

仏式

仏式では「 御香典 」・「 御霊前 」・「 御香料 」・「 御弔料 」・「 御佛前 」・「 御供 」などの表書きが使われます。
しかし、仏式の中でも浄土真宗は、人は死後すぐに成仏するという考え方により、表書きには「 御仏前 」と記載するのがマナーです。

香典 御仏前

神式

神式では「 御霊前 」・「 御神前 」・「 御饌料 」・「 御玉串料 」・「 御榊料 」などの表書きが用いられます。

香典 玉串料 神道

キリスト教

キリスト教では、カトリックかプロテスタントかによって表書きが異なってきます。

カトリックでは「 御霊前 」・「 献花料 」・「 御花料 」・「 御白花料 」・「 御ミサ料 」を、プロテスタントでは「 弔慰料 」を用います。

キリスト 香典

無宗教/不明

無宗教であったり、宗教が不明の場合の表書きには「 御霊前 」を使うのが良いでしょう。
しかし、キリスト教のプロテスタントや仏式の浄土真宗では用いることができないので、注意が必要です。

香典 御霊前

告別式の香典【金額】

告別式の際の香典に包むべき金額の大まかな目安は以下の通りです。
基本的には、故人との間柄によって異なります。

関係性 金額
両親 5~10万円
親戚 1~5万円
知人・友人等 5千~1万円
顔見知り 3千~1万円

香典の金額については、こちらも参考にしてみてください。

告別式の受付のマナー

葬式

告別式の会場には受付が設けられていることが多く、会場に着いたら初めにそこに向かいます。
ここでは、その受付での注意すべきマナーを紹介します。

告別式の受付【香典を渡すタイミング】

受付に向かったら、まず先に会葬者名簿への記帳をします。
その後、受付の担当者へ香典を渡します。

告別式の受付【香典渡し方】

受付での香典の渡し方にも、マナーが存在します。
告別式に香典を持参する際には必ず「 袱紗 (ふくさ)」と呼ばれる布に包んで持っていかなくてはいけません。

袱紗の色には様々ありますが、告別式など弔事の際に用いる場合には、紫や黒、濃紺などの地味なものを選択するようにしましょう。

袱紗に包まれている状態の香典を持参したら、受付の前で袱紗から香典を取り出し、その場で袱紗を手早くたたみます。
袱紗をたたみ終えたら、一旦香典を、表書きが自分から見て正面を向くようにして袱紗の上に乗せます。

その後、相手の方へ香典の正面を向けるように、香典を180度右に回転させ、お悔やみの言葉を添えながら両手で渡します。

告別式の焼香のマナー

焼香

焼香に対する考えには宗教ごとに違いがあり、形式も異なっています。
ここでは、それぞれのマナーについて見ていきます。

  • 仏式の焼香(抹香)のマナー
  • 神式の玉串奉奠のマナー
  • キリスト教式の献花のマナー

仏式の焼香(抹香)のマナー

手順 内容
焼香台に着く手前で遺族・僧侶へ一礼し、焼香台の前へ進み一礼する
数珠を左手へかけ、右手で抹香をつまんで額へ近づける
抹香を静かに香炉の炭の上にくべる
焼香台の前で合掌したのち、下がって遺族へ一礼して席へ戻る

焼香については、こちらも参考にしてみてください。

神式の玉串奉奠のマナー

手順 内容
神官に一礼して、玉串を受け取る(右手で枝を上から、左手で葉先を下から持つ)
玉串台の前へ進んで一礼する
玉串の根元が手前に来るよう、時計回りに90度回し、左右の手を持ち変える
時計回りで根元を祭壇に向けた後、玉串台へ捧げる
玉串台から数歩下がり、2回深く礼をする
2回、音を立てずにしのび手を打ったあと、再び深く一礼
最後に神官と遺族へ礼をする

キリスト教式の献花のマナー

手順 内容
献花用の花を、花が右手側へ来るように両手で受け取る
そのまま遺影に向かって一礼する
献花用の花を、根元が祭壇側の方へ向くようにして献花台へ置く
献花台へ花を置いた後に、深く一礼する
最後に、神父や牧師などの聖職者や遺族に一礼する

キリスト教式の葬儀については、こちらも参考にしてみてください。

告別式の出棺時のマナー

棺桶

告別式の出棺時【服装】

出棺の儀式は、一般的に建物の外で行われます。
冬場であれば、寒さを凌ぐためにコートなどを羽織って参列する方も少なくないでしょう。

建物の外はさらに冷えるため、コートを羽織って待機することは問題ありあません。
しかし、出棺の儀式の時だけはコートを脱ぎ、礼装で見送るのがマナーです。

建物から棺が出棺される際には、脱いだコートを手で持ち、棺の方へ体を向けます。

告別式の出棺時【一礼・合掌】

喪主が挨拶を終え、遺族が一礼したのに合わせて、参列者側も一礼します。
さらに、霊柩車が出発するタイミングでも、霊柩車に向かって一礼し、霊柩車が見えなくなったタイミングで合掌をします。

この点を忘れてしまうと、車が見えなくなった途端に参列者側が話し始めてしまう、などということが起きてしまいます。
そのほかにも、大声で話したり、笑い声を立てたり、といったことも失礼にあたるため注意しましょう。

出棺に関しては、こちらも参考にしてみてください。

マナーを守った告別式の参列を

この記事では、

  • 告別式の服装マナー
  • 告別式の化粧マナー
  • 告別式の数珠のマナー
  • 告別式の香典のマナー
  • 告別式の受付のマナー
  • 告別式の焼香のマナー
  • 告別式の出棺時のマナー

といった、告別式での7つのマナーについて紹介してきました。
告別式をはじめとした弔事の儀式は頻繁にあるものではありません。

それゆえに、そこでのマナーが身体に馴染むといったことは少ないでしょう。
遺族や他の参列者の方を不快にさせることのない、マナーを抑えた告別式の参列に、ぜひこの記事を参考にしていただけると幸いです。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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