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【ご住職監修】納骨式の香典の金額相場や書き方・渡し方!マナーも

皆さんは納骨式に香典が必要かどうか、ご存知ですか?
それだけでなく、必要であった際の金額相場や書き方、渡し方についても知らないという人は多いのではないでしょうか。

ここでは、そのような疑問に対して100名以上の方を対象としたアンケートも踏まえながら、詳しく説明しているのでぜひ参考にしてみてください。

【ご住職監修】納骨式の香典の金額相場や書き方・渡し方!マナーも

【ご住職監修】納骨式に香典は必要!

香典とは、故人への供養を込める線香や花などの代わりとして御霊前へお供えする、不祝儀袋に包んだ現金のことをさします。
葬儀や法要は遺族にとって予期せぬ訃報で、突然の出費です。

この遺族の負担が少しでも軽くなるように、少しでも葬儀や法要にかかる費用の足しとなるように、といった気持ちで現金を包むのです。
通夜や告別式への香典の持参が必須であることは、多くの方のご存知の通りであると思います。

では、納骨式に香典は必要なのでしょうか?
答えは、必要です。

釋真慧 (浄土真宗 一乗寺)
釋真慧 (浄土真宗 一乗寺)

施主・喪主以外の兄弟や親族などの参列者は納骨にあたって仏前を荘厳する意味から、「御仏前」を包むことを勧めます。

法要に合わせて納骨するのであれば、法要の際に「御仏前」ひとつでよいです。
納骨式を単独で行う場合は、法要とは別に包むべきでしょう。

納骨式の際の香典は、法要と一緒に行うのか、それとも納骨式のみで行うのかによっても金額相場などに違いがあるので、以下詳しく説明していきます。

納骨式の香典の金額相場

香典金額

納骨式の香典の相場は、 「納骨式が行われる状況、故人との関係性」 の2点によって異なってきます。
ここでは、状況別と関係性別ごとに香典の金額相場を紹介していきます。

納骨式の香典の相場【状況別】

納骨式が行われる際の状況のパターンとしては、

  • 納骨式のみを行う場合
  • 納骨式とともに法要も行う場合
  • 会食と併せて納骨式を行う場合

の3つが挙げられます。
それぞれの状況での金額相場は以下の通りです。

納骨式のみを行う場合:相場5千円〜1万円程度

納骨式には、 故人との関係性が深く、親しい関係にあった人のみを招く のが一般的です。
そのため、自身の関係性などはあまり深く考えず、参列する際には一律で 5千円〜1万円程度 を包むようにしましょう。

納骨式とともに法要も行う場合:法要に適した相場

納骨式とともに、いずれかの法要を同日に行う場合には、 その法要に適する金額を包む のが良いでしょう。
例えば、四十九日と納骨式を同日に行う場合が多いですが、その場合2回分ではなく四十九日の相場金額のみ用意します。

会食と併せて納骨式を行う場合:通常の相場+5千円程度

四十九日や一周忌など大きな節目に納骨式を行う場合、遺族や関係者などが大人数で集まって、会食などを行うケースも少なくありません。
施主にとっては、飲食代などの負担も存在するため、そのような際の香典には 通常の相場より5千円程度多めに包むのが良い とされています。

納骨式の香典の相場【関係性別】

納骨式の香典に包む金額を、個人と贈り手の関係性別に紹介していきます。

  • 故人の親族【両親】
  • 故人の親族【兄弟/姉妹】
  • 故人の親族【祖父母/叔父叔母】
  • 故人の親戚
  • 故人の職場関係
  • 故人の知人

故人の親族【両親】

納骨式の行われる状況 金額
通夜/告別式 3万円〜10万円
四十九日以降 1万円〜10万円

故人の親族【兄弟/姉妹】

納骨式の行われる状況 金額
通夜/告別式 3万円〜5万円
四十九日以降 1万円〜5万円

故人の親族【祖父母/叔父叔母】

納骨式の行われる状況 金額
通夜/告別式 1万円〜3万円
四十九日以降 5千円〜3万円

故人の親戚

納骨式の行われる状況 金額
通夜/告別式 5千円〜3万円
四十九日以降 5千円〜1万円

これより前に紹介した、 両親をはじめとした兄弟姉妹・祖父母・叔父叔母などの近い親族を除いた親戚の場合には、間柄に関わらず同程度の金額を包む のが一般的です。

故人の職場関係

納骨式の行われる状況 金額
通夜/告別式 5千円〜1万円
四十九日以降 3千円〜1万円

故人との関係性が、職場の上司や部下の場合の香典の金額相場です。
参列者側が年齢の高い上司などの場合には、他の人に比べて少し多めに包む のが一般的です。

故人の知人

納骨式の行われる状況 金額
通夜/告別式 5千円〜1万円

故人との関係性が知人程度であれば、四十九日以降の法要に呼ばれることはないでしょう。
通夜や告別式と一緒に行われる納骨式での香典の金額は、表の金額を目安として、 自身の年齢に合わせて少し多めに包む などすると良いでしょう。

香典相場に関しては、こちらも参考にしてください。

納骨式の香典袋

香典 宗教別 表書き

香典袋には様々な種類が存在しますが、どれを用いても良いという訳ではありません。
使用する香典袋は宗教ごとに決まっており、それに反してしまっていては失礼に値します。

香典袋を選ぶ際に注意すべき点は、 水引の色・結び方・袋の柄 の3点です。
その3点に基づいた、宗教ごとの香典袋の選び方は以下の通りです。

宗教 香典袋の水引 香典袋の柄
仏教 黒白/双銀、結び切り 無地/蓮の花
キリスト教 なし 無地/十字架/百合の花
神道 黒白/双銀、結び切り 無地
無宗教 黒白/双銀、結び切り 無地

香典袋の種類、選び方に関してはこちらも参考にしてみてください。

納骨式の香典の書き方

香典 書き方

納骨式に持参する香典にも、書き方のマナーや決まりが存在するため紹介します。

納骨式の香典の書き方【表書き】

表書き 」とは、香典袋の表面に記載する文字のことをさし、宗教や宗派によって異なってきます。
以下、宗教別の表書きを順に紹介しているので、参考にしてみてください。

  • 仏式
  • 神式
  • キリスト教
  • 無宗教/不明

仏式

香典 御香典

仏式の場合には「 御香典 」・「 御霊前 」・「 御香料 」・「 御弔料 」・「 御佛前 」・「 御供 」などの表書きを使います。
しかし、仏式でも浄土真宗の場合は、人は死後すぐに成仏するという考え方に則って、「 御仏前 」を用いる必要があります。

神式

香典 御神前

神式の場合には「 御霊前 」・「 御神前 」・「 御饌料 」・「 御玉串料 」・「 御榊料 」などの表書きを用います。

キリスト教

キリスト 香典

キリスト教の場合には、カトリックもしくはプロテスタントかによって用いるべき表書きが変わってきます。
カトリックは「 御霊前 」・「 献花料 」・「 御花料 」・「 御白花料 」・「 御ミサ料 」を、プロテスタントは「 弔慰料 」を用います。

無宗教/不明

香典 御霊前

無宗教の場合や、宗教が不明の場合は「 御霊前 」を使うようにしましょう。
ただし、キリスト教のプロテスタントの場合や仏式の浄土真宗の場合には用いることができないので、くれぐれも間違えないようにしましょう。

納骨式の香典の書き方【中袋】

香典 中袋 表書き 裏表

香典に記載する際には、外包みの表書きだけではなく、香典袋についている中袋も忘れてはいけません。
記載するべき内容は金額・氏名・住所の3点で、それぞれを適切な位置に適切な書き方で記入します。

中袋の 表側中心縦書き金額 を書き、 裏側左下縦書き で右から 住所氏名 の順に記載します。

金額の書き方

中でも特に注意が必要なのが金額です。
金額を書く際には、普段用いるような漢数字ではなく、通常の漢数字よりも複雑な大字と呼ばれる書き方を用います。

以下、香典でよく用いられる金額の大字での書き方をまとめているので、参考にしてみてください。

普通の漢字 大字
三千円 参仟円、参阡円、参阡圓、参仟圓
五千円 伍仟円、伍阡円、伍阡圓、伍仟圓
一万円 壱萬円、壱萬圓
三万円 参萬円、参萬圓
五万円 伍萬円、伍萬圓
十万円 壱拾萬円、壱拾萬圓

香典袋の書き方に関しては、こちらもご参考ください。

【100名アンケート】納骨式の香典の渡し方

香典を渡す女性

これまでは、香典の書き方についてみてきました。
では、香典の渡し方に関してのマナーをご存知でしょうか?

そこで、みん終編集部が 香典の渡す際のマナーに自信はあるかどうか 、118名の人にアンケートを実施しました。
結果がこちらになります。

香典を渡す時のマナーに自信はありますか? アンケート

自信があると答えた方は、全体の11%という結果でした。
香典を渡す機会は、なかなかあるものではありません。

その為、いざという時の為にしっかり覚えておくようにしましょう。
以下で詳しくみていきます。

納骨式の香典の渡し方【タイミング】

通夜や告別式では、受付で香典を渡すことが一般的でしょう。
しかし、納骨式とは 故人との間柄が深く近い人々のみが参列するものであり、参列者の数もかなり少数 です。

そのため、受付が用意されていないケースも少なくありません。
もちろん、 受付が用意されていた場合には、そこで香典をお渡しするのが良い でしょう。

では、受付が用意されていない場合には、どのタイミングでお渡しすれば良いのでしょうか。
受付のない納骨式の際には、 納骨式が始まる前に控え室で直接喪主へ お渡しします。

納骨式の香典の渡し方【渡し方】

香典はそのまま持参せずに、 袱紗 と呼ばれる布のようなものに包んで持っていきます。
渡し方としては、喪主の方の前で袱紗から香典を取り出し、お悔やみの言葉などを添えて両手で香典をお渡しします。

香典の渡し方に関しては、こちらも参考にしてください。

納骨式を欠席するときの香典は?

香典

納骨式を欠席するなど、香典を直接お渡しできない場合には、 現金書留で郵送する 、という方法があります。
その際には、 欠席の理由やお悔やみの言葉を書いた手紙などを同封するようにしましょう。

やむを得ない事情で欠席することは、仕方ないことですし、それを咎められることはありません。
ですが、気持ちだけでもという姿勢は忘れず、形式的にならないよう気を遣うようにしましょう。

香典の郵送に関して、詳しくはこちらを参考にしてください。

納骨式にも香典を持参する

納骨式に香典を持参する、という事実をご存知なかった方も少なくないのではないでしょうか。
納骨式の際の香典は、通夜や告別式の際の香典と同じこともあれば異なることもあります。

納骨式は、故人との関係性が深かった方のみが参列する場であり、失礼のないように振る舞いたいものです。

この記事では、納骨式に持参する香典の基本的な知識を紹介してきました。
ここでの情報を参考に、みなさんの香典に込めた気持ちが、故人・遺族の方に伝わることを祈っています。

みん終編集部

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