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お供物料とは?費用相場や封筒の書き方、渡し方!郵送する時も

皆さんは、お供物料をご存知ですか?
意味を聞けば、心当たりがあるという人も少なくないかもしれませんが、「お供物料」と聞いてすぐに思い当たる人は多くないでしょう。

ここでは、お供物料の意味合いはもちろん、その費用相場や封筒の書き方、渡し方についても紹介しています。

お供物料とは?費用相場や封筒の書き方、渡し方!郵送する時も

お供物料とは

そもそも仏式の法要に参列する際には、故人へ捧げる供物(くもつ)を持参することが礼儀とされていました。

当初、その供物には、お線香や生花、菓子、果物などを用いていましたが、近年では供物の代わりに「お供物料」として現金を包むことの方が一般的になっていったのです。

今説明したように、故人への供物の代わりに包んだ金銭のことを「お供物料」と言います。
間違えがちではありますが、この起源からも分かるように、「お供物料」の読み方は「 おくもつりょう 」です。

現金を持参するといった意味では、通夜や葬儀の際の「香典」と同じですが、法事で渡す現金のことは「香典」とは呼ばず、「 お供物料 」と呼ぶのです。

供物に関しては、こちらも参考にしてみてください。

お供物料の費用相場

お墓掃除代行 費用

お供物料として包む金額の相場は、法要の規模・故人との関係性などによっても変化しますが、一般的には通夜や葬儀の際に持参する 香典の5割〜7割程度 とされています。

また、通夜や葬儀の場合には連名で香典を出すことも珍しくありませんが、法事のお供物料の場合は必ず個人単位で持参するのがマナーとされています。
しかし、家族の場合に限り、家族単位で用意しても構わないとされています。

お供物料の故人との関係性別の費用相場は、以下の通りです。

故人との関係性 金額
親族 10,000円〜50,000円
友人、知人 10,000円〜30,000円

この金額は、僧侶による読経の後に用意される会食で振舞われる食事の分まで考慮したものとなっています。

法要のみで会食が行われない場合には、故人との関係性は考慮せず、一律で 10,000円〜30,000円程度 を包むようにしましょう。

供物も持参するケース

冒頭でも述べた通り、本来法要には供物を持参するのが一般的でしたが、近年では「お供物料」として、金銭を渡す方が一般的になっています。
そのため、品物を持参するよりも金銭で持参する方が無難でしょう。

また、お供物料は供物の代わりに包む金銭をさしているため、品物と現金の両方を用意する必要はありません。
それでもなお、現金と品物の両方を持参するという場合には、お供物料をメインとして、品物を添える程度のバランスにするようにしましょう。

お供物料の封筒

香典

お供物料も、香典と同様に不祝儀袋に包みます。
一般に不祝儀袋の選び方は、宗教や宗派によって異なってきます。

不祝儀袋を選ぶ際には、水引の色・水引の結び方・袋の柄の3点に注目して選びますが、地域によってしきたりが異なっているケースもあるため、わからない場合には親族の方などに確認するのも良いでしょう。

お供物料は、冒頭でも述べた通り 仏式の法事 の際に持参する金銭です。
金額が少ない場合には 白無地の封筒 でも構いませんが、基本的には仏式の不祝儀袋、 黒白もしくは双銀で、結び切りの水引無地もしくは蓮の花の柄 の入ったものを選びます。

反対に言うと、お供物料は仏式の神事に関するもののため、他宗教の不祝儀袋を使ってはいけません。
先ほどの3点に基づいた、他宗教での不祝儀袋の選び方を以下にまとめているので、参考にしてみてください。

宗教 香典袋の水引 香典袋の柄
仏教 黒白/双銀、結び切り 無地/蓮の花
キリスト教 なし 無地/十字架/百合の花
神道 黒白/双銀、結び切り 無地
無宗教 黒白/双銀、結び切り 無地

お供物料の封筒への入れ方

方法

お供物料を封筒に入れる際には、以下の2点に注意する必要があります。

  • お札の入れる向き
  • 入れるお札について

ここでは、この2つについて順に説明していきます。

お札の入れる向き

そもそも、お札に表裏があることをご存知でしょうか。
お札の、肖像画が書かれている面が 、対して肖像画の書かれていない面が とされます。

法事の際に持参するお供物料は、お札の表面が封筒の下側に来るように(お札の裏面が封筒の上側に来るように)して入れます。
くれぐれも反対に入れてしまうことのないように注意しましょう。

香典 お札 入れ方 中袋 

さらに、中に入れるお札の枚数が2枚以上の場合には、左右の向きまできちんと揃えるようにしましょう。

入れるお札について

先ほど説明したお札の入れ方の他に、中に入れるお札自体にも気を配る必要があります。
結婚式などの慶事の際、封筒の中に入れるお札には新札を用いるのがマナーだという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

それとは反対に、法事をはじめとした弔事の場合には、新札を包むことがタブーとされています。

万が一、新札しか用意できなかったという場合には、封筒に入れる前に一度自身で半分に畳み、折り目をつけるなどしてから入れるようにしましょう。

お供物料の書き方

紙とペン

お供物料の書き方【表書き】

お供物料を入れているのが白無地の封筒であれ、水引のついた不祝儀袋であれ、 表書き と呼ばれる、袋の中身の意味合いや贈り手の気持ちを表現するものを記載する必要があります。

お供物料の場合の表書きは「 御供物料 」と、水引の上に書き、その下に自身の名前を縦書きで記載します。
連名の場合には、最も目上の方の名前を中心に書き、その左に名前を連ねます。

連名は一般に4名程度が目安とされており、それ以上になる場合には、代表者の名前の左に「他一同」などと記載し、封筒の中へ全員の名前を箇条書きに記載した紙を入れておくようにしましょう。

お供物料の書き方【中袋】

香典 中袋 表書き 裏表

不祝儀袋などには中袋がついているケースが多く見られます。
中袋には、表側の中心に縦書きで 金額 を、裏側の右下に縦書きで、右から 住所・氏名 の順に記載します。

封筒や、中袋のついていない不祝儀袋の場合には、先ほど挙げた項目を直接外包みへ記載することになります。
氏名は、すでに表書きの下に記入してあるため、裏側の右上に 金額 を、左下に 住所 を記載すれば完了です。

お供物料の書き方【金額】

先ほど説明した通り、お供物料の封筒や不祝儀袋および中袋には金額を記載する必要がありますが、その際の金額の書き方にもマナーが存在します。

お供物料の金額は漢数字で記載するのですが、それには普段の日常生活で使われる一般的な漢数字ではなく、 大字 と呼ばれる複雑な漢字を用います。
一般的な漢数字では、「1」や「2」は「一」や「二」と書き表され、これらは後々線を書き足されるなどで、別の数字になってしまう危険性があるからです。

以下、お供物料で見かけることの多い金額の大字での表記をまとめているので、参考にしてみてください。

普通の漢字 大字
三千円 参仟円、参阡円、参阡圓、参仟圓
五千円 伍仟円、伍阡円、伍阡圓、伍仟圓
一万円 壱萬円、壱萬圓

お供物料の渡し方

袱紗 ふくさ

法事に持参したお供物料は、法事が始まる前に施主へ挨拶をする際に、 直接 お渡しします。
自身で勝手に仏壇へ供えてしまうのは失礼にあたるので、注意しましょう。

持参する際のポイントとしては、お供物料をそのままで持っていかないということです。
お供物料を法事へ持っていく際には、通夜や葬儀での香典と同様に、 袱紗 と呼ばれる布に包みます。

お渡しする際には、施主の方の前で袱紗からお供物料を取り出し、表書きが相手から見て正面になるようにして、両手で渡します。

袱紗は様々な色合いのものが販売されていますが、法事などの弔事に持ちる際には、紫・黒・濃紺・グレーなどの 暗めな色合い のものを選択します。
袱紗は様々な機会で必要となるので、持っていないという方はこれを機に購入するのも良いでしょう。

袱紗に関しては以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

お供物料を郵送する時

やむを得ない事情などで法事に参列できないこともあるでしょう。
そのように、直接施主の方にお渡しできないという場合には、お供物料を郵送するという方法があります。

現金を封筒や不祝儀袋に入れて、 現金書留用の封筒 へ入れます。
当然、現金書留の封筒には自身の住所や氏名を記載しますが、その場合にも中の封筒や不祝儀袋への記載を省略してはいけません。

また、香典を郵送する際には、法事に参列できないことへのお詫びなどを記した手紙を同封するなどの配慮があると良いでしょう。
その際に使用する便箋は 白無地で縦書き のものを選択します。

お供物料の知識を

この記事では

  • お供物料とは
  • お供物料の費用相場
  • お供物料の封筒
  • お供物料の封筒への入れ方
  • お供物料の書き方
  • お供物料の渡し方
  • お供物料を郵送する時

といった、お供物料にまつわる様々な知識を紹介してきました。

「お供物料」は「香典」に比べてあまり馴染みのない言葉かと思います。
しかし、故人を偲んで供える供物の代わりとしての金銭である「お供物料」を、正しい知識を持って、大切な人の法事の際に持ち寄りたいものです。

お供物料や香典も含めた弔事の際に持ち寄るものは、様々なしきたりや決まりがあるものの、大事なのはあくまでも相手を思う気持ちです。
最低限のマナーを守った上で、自身の気持ちが伝わるお供物料を贈るようにしましょう。

みん終編集部

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