みんなの終活 | 今知りたいライフエンディングのこと
仏壇

初盆参りの方法を解説!香典、お供えは必要?マナーやお返しも!

皆さんは初盆参りについて、どこまでご存知ですか?
故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のお参り、遺族にとっては特別なものだと思います。

ここでは、そんな初盆参りの方法や、その際の香典、お供え、マナーについても紹介しています。

初盆参りの方法を解説!香典、お供えは必要?マナーやお返しも!

初盆参りとは

初盆参りとは初盆または新盆の際にお参りやお供えを行うことを指します。

初盆を執り行う御宅を訪れる際には丁寧な挨拶などの対応が必要になります。
普段関りの無い方とも接することが多いためしっかりとした礼儀を身に着けておく必要があります。

そのため言葉遣いや作法に関しては事前に学んでおきましょう。

初盆の法要では、弔事としての形式は整えるものの、 故人をこちらへ迎えて皆で楽しく過ごす ことを主目的としており、そのことが故人の供養へ繋がると考えられています。
そのため、気持ちを沈ませ過ぎず、これから故人を迎えるのだという気楽な気持ちで初盆を迎えるようにしましょう。

実際の初盆の法要では、先ほども述べた通り身内だけでなく、故人と関係のあった人々が多く参列するため、施主側は法要の進行と参列者の対応に追われてしまいます。
参列する際には、施主側のその点にも配慮するようにしましょう。

初盆の日付

「初盆」と言った際の日付は地域によって異なります。
しかし、一般的な流れとしては、8月13日から盆入りまでの14日・15日に主行事となる 初盆の法要 を行い、16日に 送り火 を焚いて、戻ってきていた先祖をあの世へ返して盆明けとします。

東京や神奈川、静岡などでは、今述べたよりも1ヶ月早い7月13日からになるようです。
他にも沖縄では旧暦では7月から、新暦では7〜9月のいずれかになったりと、地域によって様々です。

その地域の周りの様子を見ていれば、大体の流れは掴めてくるとは思いますが、それでも不安な場合には、読経を依頼する僧侶や菩提寺、遺族などに確認しておくと良いでしょう。

初盆参りの方法

方法

初盆参りに行く際に気をつけるべきポイントは 時間帯挨拶 の2つです。
ここでは、その2点において順に説明していきます。

初盆参りの方法【時間帯】

初盆参りの時期は、誰もが忙しいタイミングでしょう。
そのため、なるべく迷惑にならない時間帯を狙って訪れるのが好ましいです。

最も確実なのは、施主の方へ直接平気な時間を尋ねることです。
しかし、お昼時などは食事を取っていたり、法要の最中であったりと、明らかに忙しい時間帯なので、避けるようにしましょう。

また、お盆の2日目以降に出席者が増えていくのが一般的で、遺族側もそのように想定しています。
時間帯としては、多くが 午前中に訪れて長く過ごす もしくは 夕方に訪れて短く過ごす といった2つのパターンがありますが、お食事などの問題もあるので、訪れる際にはあらかじめ施主の方と相談して予定を伝えておくのが良いでしょう。

初盆参りの方法【挨拶】

初盆参りへ伺った際の挨拶について頭を悩ませたことのある人は少なくないのではないでしょうか。

お盆の時期は決まっているため、故人の命日からすぐの場合もあれば、長い時間が経過していることもあります。
ここでは、故人の命日から初盆までの時間の長さ別の挨拶について紹介していきます。

命日から初盆まであまり日が経っていない

命日から初盆を迎えるまで、あまり日数が経っていないという場合には、遺族の悲しみの深さを考慮した上で、丁寧な挨拶や振る舞いを心がけるようにしましょう。
文例としては以下の通りです。

おはようございます(こんばんは)。
本日は新盆の供養にお招き頂き、ありがとうございます。
暑い中おつかれさまです、お線香をあげさせて頂きます。

命日から初盆まで日が経っている

命日から初盆まで、ある程度の日数が経っている場合には、遺族の傷が癒え始めたことを願いたい時期でもあります。
そのため、挨拶は暗くなりすぎないように心がけるのが良いでしょう。

おはようございます(こんばんは)。
お参りに伺いました。
もう初盆とは、時間が経つのは早いものですね。
【少しの会話】
それでは、焼香させて頂きます。

なお、初盆の挨拶については以下で取りあげています。

初盆参りの香典は?

香典

ここでは初盆参りの際の香典や御提灯代について紹介していきます。

香典

初盆参りの際の香典は、四十九日までのものとは少し異なってきます。
香典の金額相場や書き方など、よく確認した上で用意するようにしましょう。

香典【金額相場】

初盆参りの香典の金額相場も、四十九日までの金額相場と同様、贈り手の 故人との関係性 によって決まってきます。
以下、故人との関係性ごとの金額相場の一覧です。

故人との関係性 金額
両親 10,000円〜20,000円
兄弟/姉妹 10,000円〜20,000円
祖父母/孫 5,000円〜10,000円
友人/知人 3,000円〜10,000円
隣人 2,000円〜3,000円

大まかな金額相場は上記の通りで、両親や兄弟姉妹など、故人にとっての関係性の中で最も近しい人であっても最高額は5万円くらいまでです。
その他の関係性の方は多くとも1万円程度に収めるようにしましょう。

しかし、これらはあくまでも目安なので、これまでに親族によって行われてきたお盆などから金額を推察しておくと良いでしょう。

香典【書き方】

初盆の香典袋の書き方も、弔事の基本的な形式の通りとなっています。

袋の表面の上部にかく 表書き には、仏式の場合「 御香典 」・「 御霊前 」・「 御香料 」・「 御弔料 」・「 御佛前 」などから選択しましょう。
しかし、浄土真宗の場合は、「 御仏前 」を用いるため注意が必要です。

香典 御霊前

キリスト教の場合には、カトリックでは「 御霊前 」・「 献花料 」・「 御花料 」・「 御白花料 」・「 御ミサ料 」を、プロテスタントは「 弔慰料 」を用います。

香典 キリスト

神式の場合には「 御霊前 」・「 御神前 」・「 御饌料 」・「 御玉串料 」・「 御榊料 」などの表書きを用います。

香典 玉串料 神道

袋の表面の下部には、 氏名フルネーム で記載します。
夫婦で出される場合には、夫のみフルネームで記載し、妻は名前だけを左に添えるように書きます。

連名で出す場合には、3名以内であれば、左に並べて記載して構いません。
3名以上の場合には、中央に代表者の氏名を記載した左側に「他一同」、もしくは中央に「◯◯一同」と記載するなどして、全員の氏名を記載した別紙を中に同封するようにしましょう。

御提灯代

提灯代とは、もともとお盆の時期に参列者が、故人を送迎するために持参していた提灯の代わりとして包まれる金銭のことです。
提灯を飾るスペースであったり、それらを処理する手間などを考慮するようになり、そのような形へと変化していったのです。

金額の相場は 3,000円〜10,000円 となっており、連名や複数人で出す場合には、この相場を一人あたりの金額として考えます。

また、注意すべきなのは、提灯代としての金銭を包んだ封筒への記載を 御提灯代 としないことです。
「代」といった表記は、対価の支払いといった意味合いを明確に示してしまうので、この場合には「御提灯料」や「お盆献灯料」などを用いるようにしましょう。

初盆・新盆の香典に関しては、こちらも参考にしてみてください。

初盆参りのお供えは?(100人アンケート)

みん終では106人を対象に「初盆のお供え物には何を用意しますか?」というアンケートを実施しました。

結果と共に初盆にふさわしいお供え物を紹介していきます。

初盆のお供え物には何を用意しますか? アンケート

お供え物に適している品物

仏教には、お供え物の定番とされている「 五供 」というものがあります。
五供とは の5つのことで、これらはお供えとして最適であるとされています。

アンケートの結果からもわかるように、実際のお供え物として多く選ばれているのは、「 」である お茶菓子 や「 」の白色の棘のない花などです。
また、お線香などもお供え物として選ぶ方が多いようです。

中でも「食」では、お菓子の他に、乾麺や海苔などの日持ちする食品を選ばれる方も増えているようです。

対して、お供え物には避けた方が良いものも存在します。
時期的によろしくないものもありますが、仏教では「殺生」を連想させる 魚介類肉類 などの 生もの などがタブーとされています。

故人が生前好きだったものなどもお供え物としては適していますが、故人が亡くなってからの日数次第では遺族に故人を思い起こさせ、心中が辛くなることもあるでしょう。
命日からの日数があまり経っていない場合には、避けた方が良いかもしれません。

初盆のお供えについては以下の記事で解説しています。

初盆参りのお返し

外のし

初盆参りには香典を持参するのがマナーとなっているのですから、遺族側もお返しの準備をしておく必要があります。
法要の準備をはじめ参列者への対応など、やることが多く忙しいとは思いますが、マナーを疑われることのないようにしましょう。

さらに、お返しの際には品物だけでなく お手紙 も添えるようにしましょう。
それによって、初盆参りのお返しであることが明確となり、参列者の方へ余計な気を使わせることなくすむでしょう。

お返しに適した品物

お返しの品物の予算は、一般的に 香典の半分〜3分の1程度 と言われています。
それを目安として、どなたが受け取っても困らないようなものを選択します。

実際には日持ちがして、時期にも合っている そうめん や、どなたでも使える 洗剤 などが多く選ばれているようです。

お返しに関しては、仏教の五供を気にする必要はありません。
タオル など消耗品かつ日用品であるものでも良いでしょう。

初盆参りに来られる参列者の数を大まかに予想し、それに沿って用意しておくようにしましょう。

お返しを渡す時期

初盆参りのお返しを参列者へ渡すタイミングとしては、大きく分けて2パターンあります。

1つ目は初盆参りでお食事を行う際、その食事の終わりに渡すというものです。
2つ目は頂く香典の額がまちまちであることを想定した上で、後日送るというものです。

当日にお返しを渡すという場合には、はじめの挨拶の際に、あらかじめ参列者の方へその旨を伝えておくのが良いでしょう。
当日に返せないと判断した場合には、焦ってお盆の最中に行おうとはせず、後日落ち着いて送るので全く問題ありません。

初盆のお返しに関しては、こちらも参考にしてみてください。

初盆参りのマナー

マナー

初盆参りに伺う上で、最も気をつかうべきマナーが服装です。

初盆参りは 弔事 に含まれるため、基本的には 喪服 を着用します。
また、服装指定がない場合であっても、私服で良いとは判断せず喪服を着用していくようにしましょう。

喪服には3つの格式が存在しますが、初盆参りの際には既に四十九日を超えているため 略喪服 で構いません。
施主側も正喪服ではなく、準喪服などを着用しているケースがほとんどでしょう。

では、施主側から平服で良いと言われた場合にはどうするのが良いのでしょうか。

その場合には、もちろん喪服である必要はありません。
しかし、派手すぎるものやカジュアルすぎるものは避け、最低限のマナーを守った服装を選択しましょう。

黒でなくとも、黒っぽい色合いや、地味で目立たない柄を偉ぶのが無難です。
服装は、光り物でなく装飾もない無地のものが最適で、靴やネクタイなどの小物も、落ち着いたデザインのものを選びましょう。

適切な初盆参りで故人を迎えよう

初盆は、故人が亡くなってから四十九日が経過し、初めて訪れるお盆であり、あの世へ行った故人が初めてこちらに戻ってくる時期です。
遺族の方々の心情も特別なものでしょう。

そのような時期に参るのですから、遺族の方々に対して失礼のないようにしたいものです。
しかし、初盆の主目的は故人を迎えて楽しく和やかに過ごすことです。

最低限のマナーを抑えるのは当然ですが、故人を偲ぶ気持ちも忘れないようにしましょう。

この記事では、

  • 初盆参りとは
  • 初盆参りの方法
  • 初盆参りの香典
  • 初盆参りのお供え
  • 初盆参りのお返し
  • 初盆参りのマナー

について紹介してきました。
この記事を参考に、皆様の初盆参りに関する知識が深まることを祈っています。

初盆・新盆については以下の記事で説明しています。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

minnshu.com
みん終編集部