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手元供養とは?骨壷・アクセサリーなどの種類や費用・口コミ、遺骨の扱いを解説

最近では、遺族の身近なところに遺骨や遺灰を置いておく、手元供養が増えてきています。
手元供養と一言で言っても、いくつか種類があります。

メリットやデメリット、気になる価格などを種類ごとに紹介します。
また、実際にどのような方が購入しているのかも紹介します。

手元供養とは?骨壷・アクセサリーなどの種類や費用・口コミ、遺骨の扱いを解説

そもそも手元供養とは?

供養

手元供養とは、 故人の遺骨を手元に置いておく供養のことです。
手元供養には、自宅の仏壇に遺骨を置いておくといった自宅供養の形は、以前から存在しました。

近年では宗教色が薄まり、 現代の形に変化した供養 が出てきます。
2005年に、NPO法人の「手元供養教会」が設立させるなど、人々の手元供養に対する認知が高まっています。

手元供養の方法には大きく、2種類あります。

  • 分骨の保管
  • 全骨の保管

分骨の保管

手元供養を行う場合は、一般的なのは分骨しての保管です。
分骨して、一部を手元で保管し、残りをお墓などに納骨する方法です。

一部の遺骨を手元供養にした場合、残りの遺骨はどうするのか?と疑問を持った方もいると思います。
以下のようなケースが挙げられます。

  • 持ち墓があり、そこに納骨する
  • 永代供養など別の供養を行う
  • 散骨する

注意:許可なき場所での埋葬は違法

散骨に関して触れましたが、 散骨は違法ではありませんが合法でもありません。
法律では、節度を守った散骨ならば問題ないとしています。

散骨を行う場合は必ず 粉骨を行い、注意して行いましょう。
一方で埋葬に関しては、許可のある場所以外で行った場合には違法となります。

ここの「許可のある場所」とは、お墓や霊園などの 「墓地」のみです。
例え、自宅の庭であっても、違法となりますので十分注意しましょう。

全骨の保管

遺骨の全部を手元に補完する方法です。
こちらは稀です。

手元供養のほとんどが、分骨にして保管するケースです。

手元供養が選ばれる理由

骨壷 遺骨

手元供養が選ばれる理由として、

  • 遠方でお墓参りに行けない
  • 供養を他人に任せたくない
  • 経済的な問題で安価な手元供養の方がいい
  • 故人を身近に感じたい

などの例が挙げられます。
こういった思いは時代の背景と大きく結びついています。

手元供養が増えてきた背景は大きく、以下の3つが挙げられます。

  • 一カ所に生活しない
  • 高齢化
  • 宗教離れ

一カ所に生活しない

現代の日本では、一カ所にとどまって生活するスタイルがなくなりつつあります。
ほとんどの人が、生まれた場所、高校や大学の進学先、就職先、転勤先などによって場所が異なり、一つの場所で生活する人の方が珍しくなっています。

なじみのない場所に転勤になることや、人によっては、海外で生活する人も多くいらっしゃいます。
そういった傾向のため、かつての「先祖のお墓がある地元に戻る」という文化がなくなりつつあります。

特に地方がこの傾向が顕著であり、東京などの都会に就職しそのまま地方に戻らないという 地方の過疎化が進んでいます。
「遠方にいるためお墓参りに行けない」、「お墓の管理を他の人に任せたくない」といった思いによって、手元供養が広がっています。

高齢化

高齢化も大きな背景の一つです。
現代の日本では、医療の発展によって長生きできる時代となりました。

以前は50代60代が寿命とされていましたが、今では80代まで生きる時代です。
定年後の老後の心配もしなくてはなりません。

手元供養は、墓地に比べて費用も安いため広まっています。

宗教離れ

現代の日本では、宗教離れの傾向があります。
特に都心ではマンションに住む人が多いため、昔のように仏壇があるといった家が少なくなっています。

仏壇やお墓に手を合わせるという文化が薄まっているのも要因です。

【口コミ】手元供養の良さは何ですか?

上記では、手元供養が選ばれる理由にに関して見ていきました。
では、実際のところ手元供養はどうなのでしょうか?

そこで、実際に手元供養をされた方の口コミを見ていきたいと思います。

30代 女性

亡くなった弟といつも一緒に居たいと思い、以前から考えていた遺骨ペンダントを作成してもらい購入しました。大きさは小さめですがそれが上品で、とても素敵でした。母の分も作成し、プレゼントしたところ大変喜んですぐに遺骨ペンダントを身につけてくれています。

40代 女性

父が亡くなり、他とは違う位牌が欲しく探していました。握ると手に優しくて心が安心でき、位牌を詳しく分からない人は位牌だとは思わないと感じます。この位牌を握ると父の優しさを思い出せるため、購入して良かったです。

40代 男性

以前は母の位牌を作成して頂き、今回は父の位牌を作成して頂きました。2つの位牌が並んでいる姿はリビングで父母が仲良く2人で家族を見守っているかのように見えて落ち着きます。素敵な位牌を作成して頂き本当に良かったです。

手元供養のメリット

メリット

上記では、手元供養の口コミについて見ていきました。
手元供養には、3つのメリットがあります。

以下に紹介します。

  1. 故人を身近に感じれる
  2. 安価である
  3. 自宅で供養できる

手元供養のメリット①:故人を身近に感じれる

手元供養の一番の特徴が、故人を身近に感じれる点です。
家族などの大切な人を亡くしたときの、精神的なショックは計り知れません。

遺骨や遺灰を自分の手元に置いておく ことで、故人を身近に感じ、遺族が立ち直るためのものとなるかもしれません。

手元供養のメリット②:安価である

手元供養の別の特徴として、他に比べて非常に安価な点です。
お墓にする場合、およそ 200万程度かかるといわれています。

それに対して、手元供養はミニ骨壺の場合、 数千円で済みます。
高価なもので、 30万程度です。

分骨の際、永代供養などと併用した場合でも、お墓や仏壇に比べて安価にすることができます。

手元供養のメリット③:自宅で供養できる

当たり前だと思われるかもしれませんが、自宅で供養できるというのも大きなメリットです。
例えば、転勤で突然お墓から遠方になってしまったり、体調を崩していけなくなってしまったといった場合でも、手元供養であれば、自宅で行うことができます。

特に、お墓は郊外にあることが多く、山奥などの行きにくい場所にあることもあり、特に 高齢の方 にとって大変です。
手元供養にすることで、遺骨や遺灰が自宅にあるので、外に行かなくても供養できます。

手元供養のデメリット

デメリット

手元供養のメリットを紹介してきましたが、一方でデメリットもあります。
大きく2つのデメリットがあります。

  1. 遺骨を置くことへの抵抗
  2. 遺族が亡くなったときの手元供養の管理

手元供養のデメリット①:遺骨を置くことへの抵抗

ここでの遺骨を置くことへの抵抗というのは、 「納骨しないと成仏しない」 といった考える人もいるということです。
また、中には、家に遺骨を置くことを、いいと思わない人もいるかもしれません。

手元供養を行う場合は、家族としっかりと相談したうえで行いましょう。

手元供養のデメリット②:遺族が亡くなったときの手元供養の管理

手元供養を管理していた遺族が、亡くなってしまった場合、残った遺骨や遺灰を管理しなければいけません。
あらかじめ、遺骨や遺灰の管理を相談しておく必要があります。

また、その後の管理を、どうしてほしいのかの意思を残しておく必要があります。
多くの場合手元供養後は、 先祖のお墓に納骨するか永代供養などを行う ようです。

手元供養は違法?

男性 法律

遺骨を加工するのは、違法ではないのかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言いますと、 違法ではありません。

供養に関する法律は「墓地、埋葬等に関する法律」にあたります。
その内容には、遺骨の加工を規定する部分はありません。

手元供養の種類は?

アクセサリー

近年の手元供養は、インテリアなどデザインが多様化しています。
直接、遺骨を加工したものもあります。

はじめに実際に行われている、手元供養の種類を紹介します。

  1. 納骨タイプ
  2. アクセサリータイプ
  3. 遺骨加工タイプ

手元供養の種類①納骨タイプ

納骨タイプとは、小さな骨壺に遺骨を少量入れて、家の仏壇などにおいておく方法です。
これは以前から存在していました。

近年では、オブジェやかわいらしいお地蔵さんの形をしており、デザイン性のあるものが出てきています。
一見すると、骨壺だと分からないため、来客に見られたくない方などには、おすすめかもしれません。

骨壷については、こちらの記事も参考にしてみてください。

手元供養の種類②アクセサリータイプ

アクセサリーとして、手元供養する方法です。
代表的なものとして、ペンダントが挙げられます。

それ以外の例としては、指輪やピアス、ブレスレッドなどが挙げられます。
どこへでも持ち出せるので、外出や旅行でも故人と一緒に行けるのがメリットです。

一方で、アクセサリーは小型なので、なくしやすい点や遺骨を細かくしなければいけない点などのデメリットもあります。
遺骨アクセサリーについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

手元供養の種類③遺骨加工タイプ

遺骨加工タイプとは、遺骨を加工して別のものにする方法です。
大きく2種類があります。

  • プレート
  • 宝石加工

プレート

遺骨を直接加工し、プレートにする方法が挙げられます。
プレートには、名前や生年月日、没年月日だけでなく、言葉やイラストなどを入れることができます。

実際に完成したプレートは遺骨だと思わせません。
写真を添えることなどもできるので、自宅でのオブジェとしても違和感はありません。

以上のようなメリットの一方で、デメリットもあります。
まず挙げられるのが、 製作に時間がかかってしまい、その間は手元にない という点です。

またどういった加工を行っているのか、見ることができないところが多いです。

宝石加工

宝石加工とは、遺骨を宝石に加工する方法です。
遺骨から作ることができる宝石は、ダイヤモンド、真珠などが挙げられます。

ダイヤモンドに関して言うと、遺骨から炭素を抽出し結晶化させることで人工のダイヤモンドを生成します。
人によってダイヤモンドの色が異なるのが特徴で、世界に一つだけのものを作ることができます。

必要の遺骨は、会社によりますが場合によっては300g(成人男性のおよそ1/4)が必要な場合もあります。
作成するのに半年程度かかります。

遺骨の宝石加工に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

手元供養の費用・相場

費用

手元供養の種類別に紹介します。

  • 納骨タイプ
  • アクセサリータイプ
  • 遺骨加工タイプ
  • 分骨の場合

納骨タイプ

手元供養を行うのに一式そろった、ミニ仏壇セットの場合ですと10万円以内です。
一般に販売されている、小さな骨壺だけですと、物によって差があります。

おおよそ 4千~7万円 程度が相場です。

アクセサリータイプ

ペンダントタイプですと、おおよそ 2万~10万円 程度です。
また、業者によっては傷つきやすいペンダントのアフターサービスなどを行ってるところもあります。

価格と一緒に、サービス面も確認しておきましょう。

遺骨加工タイプ

プレートの場合、 20万円 程度です。
写真やイラスト、文字を入れる際は、オプションとして値段が追加されていきます。

遺骨ダイヤモンドの場合、 40万~50万円 程度です。
ダイヤモンドの大きさにもよりますが、場合によっては、200万円以上かかることもあります。

遺骨真珠であれば、 20万円 程度です。

分骨の場合

分骨し、手元供養と別の供養を行う場合は、二つの供養の代金がかかります。
ここでは、永代供養の例を紹介します。

永代供養とは、お墓参りをしてくれる人がいない場合などに、寺院や霊園が管理してくれる供養方法です。
遺族などに迷惑をかけたくないや遠方で管理できないなどの理由で、永代供養が増えています。

永代供養の種類にも寄りますが、安いもので10万円、高いもので300万円程度です。
別の供養を行う際は、手元供養の費用と一緒に確認しておきましょう。

分骨に関しては、こちらも参考にしてください。

手元供養の魅力は身近なこと

近年、転勤や進学など、一つの場所にとどまる生活は珍しくなりました。
また、地方の過疎化や高齢化、宗教離れで、お墓を守る文化も薄れつつあります。

そのいった状況の中で、手元供養は安価であり、人々の生活になじみやすいものです。
また、手元供養も多様化しており、インテリアやアクセサリーとしても出てきています。

納骨など考えるに、一つの選択肢として検討してみてください。

みん終編集部

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