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仏壇

新盆・初盆の飾りを解説!精霊棚・精霊馬・盆提灯!宗派間の違いも

お盆にはご先祖様が帰ってくると言われています。
そのため、お盆の間には故人の子孫が自宅に飾り付けを施し、ご先祖様が帰るのを待ちます。

ですが、故人がなくなってから初めて迎える新盆ではいくつか注意しなければならないことがあります。
こちらの記事では、新盆の飾りに関して細かく解説していきます。

新盆・初盆の飾りを解説!精霊棚・精霊馬・盆提灯!宗派間の違いも

新盆・初盆とは?

仏壇 お盆

新盆・初盆は、故人がなくなってから初めて迎えるお盆 のことを指します。

新盆の読み方は、「にいぼん」「あらぼん」といった2つの読み方があり、地域によって読み方は異なります。
初盆の読み方は、一般的には「はつぼん」と読まれていますが、「ういぼん」と読む地域もあります。

新盆は故人がなくなってから初めて迎えるお盆のことを指すと述べましたが、具体的には、故人がなくなってから四十九日が経ち、 忌明けしてから初めての迎えるお盆が新盆 となります。
そのため、忌中にお盆を迎える場合にはその次の年のお盆が新盆と言うことになります。

お盆自体の時期は7月であったり8月であったりと地域によって違いはありますが、当日には故人の親族や友人をお招きし、僧侶の方などにもお勤めをお願いするため、事前に多くの準備が必要になります。

そこで、こちらの記事では、新盆に必要な準備の一つである、「飾り」について、

  1. 精霊棚
  2. 精霊馬
  3. 盆提灯

の順に解説していき、その後には宗教間の違いや飾りのレンタルについても解説していきます。

新盆・初盆の準備に関しては、こちらも参考にしてみてください。

新盆・初盆の飾り①精霊棚

お供え

まずはじめに、精霊棚についてを、

  • 精霊棚の読み方と意味合い
  • お供え物
  • 精霊棚周辺の飾り
  • 仏壇から用いるもの

の順に解説していきます。

精霊棚の読み方と意味合い

精霊棚は「しょうりょうだな」と読みます。
その意味合いとしては、お盆になって帰ってくるご先祖様を迎え入れ、供養し、お盆の間滞在していただくための棚のことをします。

精霊棚は新盆の場合でもそれ以降の場合でも基本的には変わりません。

飾り付けの方法

精霊棚は大切なご先祖様がいらっしゃるところなので、尊敬の意を込めて丁寧に準備する必要があります。
精霊棚には、 真菰(まこも)を敷き 、その上にお供え物など、様々な飾り付けをしていきます。

お供え物

お盆 お供え

精霊棚にお供えされるものはいくつもあります。
以下で順にその由来なども一緒に解説していきます。

お線香

線香

お線香は普段のお墓参りや法要などにも用いられますが、お盆の際にも同様に用意します。

仏教の考え方に、亡くなった方は香りを食事として口にすると言う考え方があります。
また、お線香はその周囲の方の心も浄化すると言う考え方もあります。

先祖様も帰ってきているタイミングなので、普段よりも少し高級なものを用意するのも良いでしょう。

供花

供花

お供え物として供花(くげ)も用意しましょう。

お花には生花のものを用意し、棘があるお花や、匂いがきつすぎるものは控えるようにしましょう。
一般的には、白い菊などの控えめな色のお花が用いられますが、故人が好きだったお花を用いるのも良いでしょう。

お花は精霊棚の脇に一つずつ花瓶を置き、そこにお供えします。

水の子

これは、さいの目切りにしたきゅうりとなすに洗米を混ぜ合わせ、水に浸したものです。
帰ってこられたご先祖様の喉を潤すという意を込めてお供えされます。

お盆の間は毎日取り替えると良いでしょう。

素麺

ご先祖様が新盆に戻ってこられる際には馬に乗ってくると言われています。
素麺は、その馬につける 手綱に見立てて用いられるお供え物 です。

地域によって、素麺を茹でてお供えすることもあれば、そのままお供えする場合もあります。

お団子

お盆におけるお供え物として有名なものにお団子があります。

お供えする団子には3つの種類があります。
それは、

  • お迎え団子
  • お供え団子
  • お送り団子

の3つです。
それぞれ、地域によって用いる個数や、団子の種類などは異なるので、親戚の方や地域の方に確認してると良いでしょう。

御膳

御膳には主にお米などを用意しましょう。
肉や魚などの使用は避けるということが一般的な考えとしてあるので気をつけましょう。

御膳にはお箸を用意しますが、その向きは仏様の方に向けて置くようにしましょう。

お盆のお供えに関しては、こちらも参考にしてみてください。

精霊棚周辺の飾り

続いては、新盆における精霊棚周辺の飾りに関して解説していきます。

精霊棚周辺の飾りであげられるものは、

  • 盆提灯
  • 笹竹とほおずき

があげられます。
以下で順に解説していきます。

盆提灯

盆提灯 和室

精霊棚の左右には盆提灯を用意します。

これとは別に新盆の際には無地の提灯を用意しますが、通常のお盆に用いる提灯は花などの模様があるものを用いても問題ありません。
葬儀で用いたものをお盆に使うこともありますが、新盆の機会に新しいものを用意するのも良いでしょう。

笹竹とほおずき

ご先祖様が迷わないように提灯の代わりとしてほおずきが用いられます。
また、精霊棚の左右に笹竹を立て、上の方を縄でつなぐことで、先祖様が帰るための結界として用います。

仏壇から用いるもの

仏壇

一般的にお仏壇から用いられるものは、

  • 位牌
  • 香炉
  • ろうそく立て
  • りん・りん棒

の4つです。

法要の際は、精霊棚に向かって読経やお焼香をするので、これらのような仏壇に用いていたものを精霊棚にも用います。
位牌は、精霊棚の中央奥に配置します。
法要の際に参列者や僧侶の方が用いるので、香炉やろうそく立て、りん・りん棒は手前中央に設置します。

新盆を過ぎても使用することになるので、移動させる際には大切に扱いましょう。

新盆・初盆の飾り②精霊馬

お盆 きゅうり なす

続いては、精霊馬に関して解説していきます。
これは「しょうりょうま」と読み、 ご先祖様がお乗りになる馬と牛に見立てたもの のことを指します。

迎え盆にはご先祖様が早く帰ってきてくださるように、きゅうりに割り箸を刺して馬に見立てたものを精霊棚に飾ります。

送り盆ではご先祖様がゆっくりと現世を楽しみながら帰ってくださるように、なすに割り箸を刺して牛に見立てたものを精霊棚に飾ります。

地域によっては迎え盆と送り盆で用いる精霊馬が違ったり、用いる野菜が異なる場合がありますが、一般的には上記のような順に用意します。

精霊馬に関しては、こちらも参考にしてみてください。

新盆・初盆の飾り③盆提灯

先祖供養

「新盆・初盆の飾り①精霊棚」でも少し述べましたが、新盆の飾りには提灯を用います。
通常のお盆では、精霊棚左右にお花などの柄が入った提灯を用いて、精霊棚を飾ります。

しかし、 新盆の際にはそういった絵柄のついた提灯とは別に白提灯を飾ります。

白提灯は白無地の提灯で、玄関や窓際に飾り、灯をともします。

なぜ通常のお盆とは違い、新盆では白提灯を用いるかというと、初めて帰ってくる故人が迷わないように、目印として灯をともすためと言われています。

故人がなくなってから初めてお盆を迎える際には、白提灯を忘れずに用意しましょう。

盆提灯に関しては、こちらも参考にしてみてください。

新盆・初盆の飾りの宗派間の違い

宗教

ここまで、仏教における新盆の飾りに関して解説しましたが、その飾り方などは、仏教の中でも宗派によって大きく変わります。
そこでここからは、宗派の違いによる新盆の飾り方の違いに関して、

  • 浄土宗
  • 浄土真宗
  • 真言宗
  • 曹洞宗
  • 日蓮宗

の順に解説していきます。

浄土宗

浄土宗の場合の他の宗派との違いは、故人が好きだったものなどであったとしても酒やタバコなどの嗜好品をお供えすることは禁止されているということです。

もう一つの特徴としてあげられることは、位牌を仏壇から精霊棚に移している間は仏壇の扉を必ずしめるということです。

浄土宗の様式で行う場合は、以上の2点に気をつけましょう。

浄土真宗

浄土真宗の考えでは、故人は亡くなると仏様になるというものがあるため、お盆であるからといって先祖をお迎えしたり、精霊棚などの準備をする必要はありません。

また、そういった行為に対しての制限は基本ないので、新盆として提灯などいただいた際には、飾っても良いでしょう。

真言宗

真言宗における特徴としては、お供え物として精進料理を用いるということです。
お供えする際には果物などは小さく切っておき、そのまま食べられるように皮なども向いて用意しましょう。

曹洞宗

曹洞宗の特徴は主に2つあります。

1つ目は精霊棚はお仏壇の前に置き、白い布をかぶせるということです。
2つ目は御膳をお供えする際のお箸は先祖の方がわかるように位牌の近くに位牌に向けて置くということです。

日蓮宗

日蓮宗の特徴としては、精霊棚を仏壇の前に置き、仏壇最上段には中央に日蓮大聖人像を置き、さらにその奥に曼陀羅という絵をかけるということがあります。

新盆・初盆の飾りをレンタルする

お墓掃除代行業者

今日では、新盆に用いる飾りレンタルを行なっている業者がいくつかあります。

取り扱っている業者は決して多くありませんが、精霊棚全ての飾り付けからお盆後の片付けまでがセットになっているものから、提灯のみのレンタルのものまで様々なサービスがあります。

レンタルの金額としては、精霊棚一式を揃える場合には2万円程度から扱っているものもあります。

今日の一般的な住居スペースを考えると、精霊棚などの飾りを年中保管することは難しと思われます。
お盆の時に合わせてレンタルするということも検討してみてはいかがでしょうか。

通常とは異なる大切な新盆・初盆の飾り付けを丁寧に準備しましょう。

ここまで、新盆の飾りに関して、

  • 新盆・初盆とは?
  • 新盆・初盆の飾り①精霊棚
  • 新盆・初盆の飾り②精霊馬
  • 新盆・初盆の飾り③盆提灯
  • 新盆・初盆の飾りの宗派間の違い
  • 新盆・初盆の飾りをレンタルする

の順に解説してきました。

新盆の飾りには多くのものが必要であり、初めて行うからこそ必要なものもあるということがわかったかと思われます。

故人がなくなって初めて迎えるお盆を、快くす過ごすことができるように、準備を丁寧に進めていきましょう。

みん終編集部

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