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お焚き上げとは?いつまでに行う?料金相場・注意点、マナーも解説!

皆さんは、お焚き上げをご存知ですか?
お焚き上げの意味や詳しい内容は知らずとも、「お焚き上げ」という言葉自体を耳にしたことのある人は少なくないのではないでしょうか。

ここでは、そんなお焚き上げについて、依頼先や時期をはじめ対象物や料金相場、注意点まで紹介しています。

お焚き上げとは?いつまでに行う?料金相場・注意点、マナーも解説!

お焚き上げとは

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不要になった愛用品を感謝を込めて天に返すことを目的とした儀式お焚き上げ です。
魂が宿ってるように思え、粗末に処分に躊躇いを感じる品物を寺社に持参し、僧侶や神主の供養を行った後に焼却します。

私たちにとって最も身近なお焚き上げの場は年末年始の 古札収め所 でしょう。
所持している古いお守りやお札を持参し、そこへ納めると寺社の方でお焚き上げをして頂けます。

寺社にもよりますが、年末年始に限定される事なく、一年を通して常に古札納め所を開設しているところもあるようです。

お焚き上げの依頼先

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お焚き上げを自身の家等で行うことは基本的に不可能であるため、ほとんどの場合で外へ依頼することになります。

依頼先としては以下の2つが挙げられます。

  • 寺社
  • 専門業者

ここでは、上記の2つの依頼先でお焚き上げを行う際について、それぞれの長所短所を含め、紹介を行っていきます。

寺社でお焚き上げを行う

寺社でお焚き上げを頼みたいものの、具体的な依頼方法が分からない事もよくあります。
その場合は、基本は菩提寺に確認を取るのが良いでしょう。

また 葬儀社仏壇仏具店 に問い合わせるのも一つの手です。
葬儀社や仏壇仏具店から、お焚き上げを行う事を可能としている寺社の紹介を受けられることがあるからです。

価格や費用を安く抑えられること が寺社でお焚き上げを行う際の利点です。

お焚き上げには明確な料金設定があるわけではなく、お布施として気持ち分の金額を納める形になります。
さらに、寺社において清らかな炎で燃やすことは一種の供養となる事から、巡り巡ってご利益を受けると考える方もいます。

欠点として、 品物次第ではお焚き上げを拒否されるケースがある こと、依頼が可能な時期が、正月明けのように 人手が多い時期に限られる ことなどの点が挙げられます。

専門業者へお焚き上げの依頼をする

寺社に依頼をする他では、 専門業者 へ依頼するのも選択肢の一つです。
専門業者の場合はインターネット上に出ている情報を元に、そこから業者を比較検討して選択します。

専門業者に依頼することのメリットとしては、 寺社では断られてしまうような大型な品物に対してもお焚き上げを受諾してくれる という点が挙げられます。
他にも、時期に制限などないため、 1年中好きな時に依頼できる という長所も存在します。

デメリットとしては、様々な業者が存在するゆえに、 依頼先の選定が難しい こと、依頼する品物によっては神社やお寺に比べて 費用がはるかに高くなってしまうこと などが挙げられます。

そのようなことを避けるためにも、必ず 事前に見積もりを依頼 し、明確な料金を提示してもらうようにしましょう。

お焚き上げはいつまでにする?

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お焚き上げのタイミングには、厳密な決まりがないのが実際のところです。
一般的には、忌明けとなる四十九日法要を終えた後や、一周忌や三周忌法要などの節目となる法要を済ませた後などを目安に行う人が多くなっています。

これは、 いつまでも遺品を残しておくことは、故人の供養を妨げたり、魂を迷わせる といった考えによるものでしょう。
しかし、気持ちの整理がつく時期は人それぞれです。
後々のためにも言い伝えや習わしに左右されることなく、自身で判断するのが良いでしょう。

しかし、いつ行えばいいのか全く検討もつかないという方もいるでしょう。
以下に、人々がお焚き上げを行う事例を紹介するので、参考までにしてみて下さい。

  • 祈願成就や物事の区切り
  • 一年間という期間
  • 手放さざるを得ないとき

祈願成就や物事の区切り

達成祈願に対し結果が出た後にお礼の気持ちの意味合いをもってお焚き上げを行うことがあります。

一年間という期間

交通安全・商売繁盛・家内安全といった日常生活の安泰を祈るようなお守りやお札は、一年の有効期限を目安にし、それが経過したらお焚き上げを行います。

手放さざるを得ないとき

故人にとって思い入れのある品物などを引き継ぐ人がいなくなってしまい、手放さざるを得ない時にお焚き上げを行うという人も多くいます。

お焚き上げの対象となる物

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一般的に、 神仏の力や魂がこもっている とされる品物はお焚き上げの対象となります。
以下の六つの項目に大きく分けて解説を以降で行います。

  • お札やお守り
  • 七夕や正月飾り
  • だるま
  • 仏壇仏具
  • 人形やぬいぐるみ
  • 写真

お札やお守り

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神社から授かったお札やお守りは、お焚き上げの儀式を経てあの世へきちんとお返しするのが基本です。
お札やお守りは自身で購入する以外に、親族や友人からの頂き物といったケースもあり、身勝手な処分では他人からの好意を無駄にする行為となる事から処分方法に悩む方も多いでしょう。

お守りは1年間程持つ効果を発揮するとしているため、1年以上前に購入もしくは頂いたお守りはお焚き上げを行うのが良いでしょう。

年末年始の神社やお寺は、古札納め所を開設しお札やお守りを回収と処分を行ってます。

七夕や正月飾り

笹の葉に願いを込めた短冊を吊るした 七夕飾り や、新年を迎える際にお馴染みの 正月飾り もお焚き上げの対象です。
これらは全国的に有名な神社へ奉納してお焚き上げをするのもよし、近くの神社へ奉納してお焚き上げを行うのでも問題ありません。

だるま

だるま

商売繁盛・開運出世などのご利益があるとされている だるま も、処分をする際にはお焚き上げを行うのが好ましいと仏教では考えられてます。

新年を迎えたことを皮切りとして、で新しいだるまをお迎えし、古いだるまに対してお焚き上げをする のが基本的な考えです。

仏壇仏具

仏壇

仏壇仏具 を処分する際には、お焚き上げを行うべきと行った考えが主流です。
しかし、仏壇仏具の場合には、お焚き上げへ持ち込む前に菩提寺などで 閉眼供養 を依頼・行ってもらう必要があります。

閉眼供養と呼ばれる儀式を行うことで、仏壇仏具は手を合わせる対象ではなくなった普通の木の箱となり、通常どおりお焚き上げを行うことが可能となります。

人形やぬいぐるみ

人形ぬいぐるみ などは子供の頃から故人の傍にある事が多く、故人の方にとっても思い入れのある品物です。
が、基本的に持ち主がいなければ、使われない品物でもあります。

埃が溜まったり、ダニが増えたり等と不衛生な上に、量があると保管場所にも困ってしまいます。

また、人形は 持ち主に代わって災厄を引き受ける存在 という言い伝えもある事から、ゴミとして捨てることに抵抗を感じる方は多いと思います。

葬儀社によっては、 人形供養祭 などといったイベントを定期的に開催して、人形のお焚き上げを行ってくれるところもあるようなので、それらを利用するのも良いでしょう。

写真

写真立て

携帯やカメラなどにデータとして保存された写真であれば削除にあまり抵抗がないですが、現像された写真はなかなか捨てにくい方が多いです。

特に古くからある家だと、居間などに先祖代々の写真が飾っており、引っ越しの際などに一斉に処分を行いたいという事例があります。

長年その家に当たり前のようにあった先祖代々の写真は慣れしんだ事も多く、魂が入っているものと似た考えを持つ方もいます。
更に、亡くなった家族が保管していたアルバムや、故人の方の写真などであれば尚更です。

しかし、写真も適切な管理を行わないとカビが入る等の、不衛生になってしまします。
捨てるのに勇気がいる写真は、思い切ってお焚き上げに踏み切ってしまうのが良いでしょう。

遺影の処分に関しては、こちらも参考にしてください。

お焚き上げの料金相場

お金

お焚き上げの実際にかかる費用はどの程度なのでしょうか。
依頼先別として、お寺や神社を選択した場合と専門業者を選択した場合の2つに分けて、それぞれの価格相場を説明していきます。

お焚き上げの料金相場【お寺や神社】

年末年始のお寺や神社でのお焚き上げでは、 古札納め所 と呼ばれるような場所が開設されており、そこへ依頼する品物を置いておきます。
それゆえに、お焚き上げの費用は、そこへ品物を置く際に 気持ち程度のお賽銭 を入れる形式で寺社側に渡されます。

しかし、年末年始が過ぎると、その場所が閉じられてしまうこともあります。
その際には寺社仏閣の方へ直接伺ってみるのが良いでしょう。

また、お焚き上げを断っている品物に関しては、 神棚処分 と呼ばれる、お焚き上げとはまた異なる処分にて対応を行う所もあります。
神棚処の御祈祷料の費用相場は 3,000円〜10,000円 ほどとなっています。

お焚き上げの料金相場【専門業者】

専門業者にお焚き上げを依頼する際に専門業者側に請求される費用設定は基本的に 遺品がどのくらいの量あるか対応に必要な人数がどのくらいか現場の状況がどうかお焚き上げの対象とされる遺品の分類 に基づきます。

依頼する業者によっても費用は前後しますが、大まかな相場は以下の通りです。

整理範囲 料金
1DK 80,000円〜
1LDK 130,000円〜
2DK 180,000円〜
3DK 250,000円〜

お焚き上げの注意点

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以下の三つの事例においては特に注意が必要です。

  • 寺社が遠方
  • 閉眼供養の必要性
  • 他の処分方法を行う

神社が遠方である

お焚き上げの対応を可能としている神社を探す際に、近場では対応可能な寺社がなかなか見つからず、遠方の寺社への依頼をせざるをえないというケースもあります。

お焚き上げは基本的に寺社に直接品物を持っていかなければならず、遠方にわざわざ足を運ぶのも一苦労です。

品物を郵送する 事も可能な寺社なども存在します。
自身で決めたところが郵送に対応しているかどうか、公式ホームページや直接問い合わせを行う事で確認を取るのがよいでしょう。

閉眼供養の必要性

品物によっては、お焚き上げを行う前段階として閉眼供養を済ませなければなりません。
手を合わせる対象となる物などは中に故人の方の魂が込められていると仏教ではされているため、神社やお寺で燃やして頂く前に、中に込められた魂を抜いておかなければならないのです。

例えば、 仏壇仏具 などがその一例です。お焚き上げを依頼する前に、必ず閉眼供養を済ませて置いて下さい。

お焚き上げ以外の処分方法

粗塩

かつては、全国どこの神社お寺においてもお焚き上げが行われており、近場での依頼も難しくありませんでした。
しかし、近年では火の取り扱いが厳しくなってきたことに伴って、お焚き上げが行えない所も増えてきています。

さらには、お寺や神社のみならず、専門業者でもお焚き上げの処分を受け入れてもらえない品物であったり、全体として少量であるなどの理由から、わざわざお焚き上げを依頼するほどではないと感じるものの、そのままゴミとして出してしまうのは気がひける、といったこともあるでしょう。

そのような際に、自宅でもできるのが 塩でお清めする という方法です。

また、思いがこもっていそうだと感じる品物全てをお焚き上げしなければならない、というわけではありません。
ただ何もせずにゴミとして廃棄することに抵抗がある方は、菩提寺等で 供養を依頼、行った後に、通常のゴミとして捨てる のも一つの手でしょう。

お焚き上げと気持ちの整理を

大切な方の遺品であったり、幼い頃から大切にしていた人形など、品物への思いを無下にする、又は故人の方に対しての申し訳なさから、ただゴミとして処分を行うのは気が引ける方もいます。

故人の方の思いが込められた品物と抵抗なくお別れするための方法の選択肢の1つとしてあげられるのが お焚き上げ です。

遺品を手放す事に躊躇いを覚え、なかなかに難しく、長い期間手元にある場合であれば、お焚き上げを行うことで、自身の気持ちの整理がつくきっかけとなる事もあります。

この記事で紹介してきた内容を参考に、皆様の中で納得のいく利用、選択を行うようにして下さい。

みん終編集部

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