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帰敬式とは?服装・お布施・流れを解説!持ち物や受式後の生活は?

帰敬式は、特に浄土真宗の門徒になるために行われる儀式です。
「おかみそり」等の儀式を経て、浄土真宗の門徒として認められます。

しかし、帰敬式はどのように行われるのでしょうか?
帰敬式に適切な服装、お布施は必要なのか、持ち物は?など言った疑問点がたくさんあることでしょう。

今回の記事は、帰敬式に関する疑問を詳しく解説していきたいと思います。

帰敬式とは?服装・お布施・流れを解説!持ち物や受式後の生活は?

帰敬式とは

帰敬式(ききょうしき)とは、 その宗門の門徒になるために執り行われる儀式 のことをいいます。
門徒として仏教に帰依することを約束する大切な儀式です。

その際には、阿弥陀・親鸞の御前でその門宗の門徒としての自覚を新たにし、おかみそりを受けます。
おかみそりは、式内で髪を剃り落として坊主になること をいいます。

それには、自覚的な覚悟を明らかにする意味合いが込められています。
しかし、帰敬式を執り行ったからといって、法衣をまとうことができるわけではありません。

帰敬式は仏様の弟子になるための儀式です。
また、帰敬式は一般の寺院においても執り行っている儀式ですが、現在では、執行している寺院が減少しています。

特に浄土真宗においては、髪を剃る必要性がないとのことから浄土真宗の帰敬式では髪に剃刀を当てる行為のみとなっています。

帰敬式の服装

ブラックスーツ

帰敬式の服装に関しては特に決まりはありません。
しかし、神聖な儀式の一つなので、あまりカジュアルな格好は適切ではないでしょう。

男性はビジネスの際の装い程度であれば問題ないでしょう。
女性は過度な露出のない落ち着いた服装が好ましいでしょう。

いずれにしても、男女ともにあまりラフな格好や華美な服装は控え、アクセサリー等も極力身に付けない方がよいとされています。

注意点 説明
ラフな格好を避ける
華美な格好を避ける
肌の露出を避ける
アクセサリー等は控える

帰敬式のお布施

お布施

帰敬式では基本的にお布施は必要ありません
しかし、お布施は失礼に当たるものではありませんし、気持ちとして用意していく方が多くいるのは事実でしょう。

その場合、 相場としては1万円 程度が一般的といえます。
あまり高い金額を用意する必要はありませんから、気持ちが伝わる程度で用意しておきましょう。

帰敬式の法名料

帰敬式の際の法名料の金額相場は、1万円程度です。
法名の際に、文字を指定した場合は2万円程度と少し価格が上がります。

未成年の場合は5千円程度です。
亡くなってしまった方のために帰敬式を行い法名を授かる場合は、一般的には無料としていることが多いようです。

帰敬式の法名料は依頼先によって異なりますので、事前に確認しておくことをお勧めします。

パターン 金額相場
法名 1万円程度
法名(未成年) 5千円程度
文字指定 2万円程度
故人の法名 無料

帰敬式の流れ

手順・流れ

帰敬式では、受付に冥加金(礼金)を支払い、帰敬式が始まる時刻を待ちます。
冥加金は成人は1万円、未成年は5千円 を用意しておきます。

まず最初に、 開式の辞 があり、真宗宗歌を歌います。
次に、 剃刀の儀、執行の辞を行い、法名を授かります(法名伝達)

浄土真宗の門徒として誓いを述べたのちに、勤行を行います。
そして、正信偈(しょうしんげ)、和讃、念仏、回向(えこう)を唱えます。

最後に、住職等からの法話をいただき、和讃を斉唱して閉式の辞を行い帰敬式が終わります。

流れ 内容
開式の辞
剃刀の儀
法名伝達
勤行
正信偈・念仏等唱える
閉式の辞

帰敬式の持ち物

数珠

帰敬式の持ち物では、 数珠が必要不可欠 です。
その他に、 式章や勤行集を持っていると便利 でしょう。

帰敬式においては、特に持ち物が多くはありませんから、前日にしっかりと確認する程度で心配ありません。

持ち物
数珠
式章
勤行集

前述したように、帰敬式では念仏等を唱える際に数珠が必要になります。
しかし、数珠等の仏具は個人の所有物なので、基本的に貸し借りは行いません。

そのため、数珠を持っていない方は前もって用意しておく必要があるでしょう。
数珠は種類やデザインが豊富ですからご自身のご希望やご要望にあったものを選ばれるのがよいでしょう。

数珠【商品紹介】

帰敬式では必要不可欠な数珠に関していくつかの商品を以下で紹介していきたいと思います。

1.念珠堂 < 日本製 数珠 > 男性用

念珠堂 < 日本製 数珠 > 縞黒檀 22玉 <数珠袋付> 男性用 国産 手作り 念珠 (房色 鉄紺) 全ての宗派でお使い頂けます 【創業80余年 老舗数珠メーカー】
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この数珠は日本製であり、熟練の職人が気持ちを込めて作った数珠です。
非常に洗練されたデザインで高級感が感じられます。

木材の質を活かし、木目がきれいに表現されていて上質な印象を与えます。
価格は非常にお手頃で、略式数珠なので宗派に関係なく使用することができます。

2.滝田商店ブランド 京念珠 数珠 女性用

滝田商店ブランド 京念珠 数珠 女性用 本水晶 紫雲石仕立 8mm玉 正絹頭付房 数珠袋付き すべての宗派で使える 証明書付
滝田商店ブランド 京念珠 数珠 女性用 本水晶 紫雲石仕立 8mm玉 正絹頭付房 数珠袋付き すべての宗派で使える 証明書付
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こちらの数珠は上記で紹介した数珠とは異なり、本水晶を使用した数珠です。
数珠というと木材を基調とした数珠を思い浮かべる方が多いと思いますが、この数珠は本水晶の美しい輝きを前面に表現したものです。

薄紫色が差し色となっていて落ち着いた印象を与えます。
ファスナー式の数珠袋も付いてくるので、数珠が傷付くこともありませんし、数珠の収納・保管には困ることはありません。

帰敬式を受けた後の生活

帰敬式を受けた後の生活は、 今までの自分を中心とした生活から本尊(南無阿弥陀仏)を中心とする生活・生き方へ転換 する必要があります。
帰敬式を受けることは三宝に帰依する生活の始まりを意味する のです。

真宗の門徒として南無阿弥陀仏の法が自身に展開するように、帰依三宝について以下で分かりやすく説明していきます。

  1. 「食」への感謝
  2. 自分に向き合う
  3. 聞法会(法座)・報恩講の参加

「食」への感謝

帰依三宝の生活を実践する際に最も重要視されているのが、「食」 です。
「食」は人類の生存の根源と考えられていて、食前・食後の言葉を唱和することを薦めています。

自分の生存のために、他の命を犠牲にしていることを今一度理解して「いただきます」や「ごちそうさまでした」を心を込めて言うことを意識する必要があります。

自分に向き合う

仏に帰依するためには、 自らにお内仏を受け継ぐかまたはお内仏を招き入れ、朝夕の勤行を行います
勤行を行うことが困難な場合であっても、せめて 1日に一回はお内仏に対して念仏を唱える ことが大切です。

それは、日々の生活において、 1日に一度自身のことを振り返る という意味合いがあります。
これは、自分に向き合い、門徒として適切な生活を送る指標ともなりえます。

聞法会(法座)・報恩講の参加

法に帰依するには、 聞法会(法座)・報恩講の参加することが最善 とされています。
そのような場で、教えを聴き、今後自身が歩むべき道を確かめるのです。

そのため、 月に一度はお寺に参り、年に一度は本山にお参りをしに行く機会を持ちましょう

浄土真宗の法名

清水寺

法名は新たに仏道生活に入る人がいただく名前のこと を指します。
通常、本山において帰敬式を行う際にご門主(本願寺住職)から法名をいただきます。

法名は「釈〇〇」で、お釈迦様から取ったとされる「釈」の字と「〇〇」の2文字を組み合わせた計3文字で表されます。
この法名は、生きている間に授かります。

そのため、帰敬式を行わずに亡くなってしまった方には葬儀の前に帰敬式を行い、法名を授けます。

法名と戒名の違い

前述したように、法名は新たに仏道生活に入る人がいただく名前のことを指します。
その中でも特に、 法名は阿弥陀如来に救いを求める者に対して与えられる名前 です。

一方で、 戒名は戒律に従い仏道を歩む者に対して与えられる名前 です。
つまり、 浄土真宗においては「法名」、その他の宗派においては「戒名」 といいます。

この2つの名前は似ていますが、言葉に込められている意味には明確に違いがありますので、しっかり区別しておきましょう。

法名については、こちらの記事も参考にしてみてください。

帰敬式に臨む

今回の記事では、

  • 帰敬式とは
  • 帰敬式の服装
  • 帰敬式のお布施
  • 帰敬式の流れ
  • 帰敬式の持ち物
  • 帰敬式を受けた後の生活
  • 浄土真宗の法名

の順番で詳しく説明してきました。

帰敬式は非常に神聖な儀式です。
軽率な心持ちで帰敬式に臨むことは控えましょう。

しかし、これからの人生を真っすぐに力強く歩んでいきたいと願う人にとっては拠り所となる人生の指針となることは間違いありません。

浄土真宗における法名(他宗派では戒名)は生きている間に行うものです。
まだ法名をいただいていない方は是非この機会に帰敬式を受けることを検討してみるのもよいでしょう。

帰敬式を受けることで、世界の見え方が大きく変わってくるかもしれません。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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