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葬儀

キリスト教の香典を解説!御花料との違いや、香典袋の書き方も

キリスト教の葬儀は仏式との相違点が多いです。
その中でもキリスト教の香典は、仏式とどんな相違点があるのかご存知でしょうか?

また、キリスト教ではカトリックかプロテスタントかなどの宗派ごとの違いも存在します。
この記事ではキリスト教ならではの香典袋の書き方を宗派ごとに解説するのに加えて、金額の相場や香典のマナーなども紹介します。

キリスト教の香典を解説!御花料との違いや、香典袋の書き方も

キリスト教における香典とは

49日の香典費用

香典とは、お香・線香の代替品として供えるものと言う意味があります。
しかしキリスト教の葬儀ではお香を炊きません。

その為、キリスト教では香典という言葉を使いません。
キリスト教の葬儀では香典とは呼ばず、 「御花料」 と言います。

宗派ごとでいえばカトリックでは 「御ミサ料」 、プロテスタントでは 「忌慰料」 などと書いたりもします。

キリスト教の葬儀に関しては、こちらも参考にしてください。

キリスト教は香典返しが必要?

香典返し タオル

キリスト教における葬儀では、そもそも忌中や忌明けという考えが存在しない為、 香典返しの慣習がありません。

しかし、キリスト教の場合にはプロテスタントでは故人が亡くなってから1ヶ月後に召天記念式、カトリックでは亡くなってから30日後に追悼ミサが行われます。

これらのそれぞれの儀式の後に返礼品を参列者に贈ります。

キリスト教の香典の金額相場

お金 節約

香典の金額相場は、一般的な葬儀となんら代わりありません。
固定の金額があるわけではなく、故人との間柄や年齢・立場などにもよって金額は左右されます。

相場を以下の表にまとめましたので参考にしてください。

故人との間柄 金額
両親 5万円〜10万円
兄弟・姉妹 3万円〜5万円
親族 1万円〜3万円
友人・知人 5千円〜1万円
上司・先輩 5千円〜1万円
部下・後輩 5千円〜1万円

相場はあれど、結局は香典の金額は故人に対する気持ちが大事です。
生前故人のお世話になっていた場合などは少し多く包むのでも良いかもしれません。

また、会社関係の人が亡くなった場合は連名で香典を包む事があります。
その際は指定された金額を包むようにします。

香典の金額相場に関しては、こちらも参考にしてください。

香典袋にお金を入れる時の注意

香典

香典袋にお札を入れる時は、上下を揃えます。
この時、 肖像のある面が裏に来る ようにします。

また、 二枚や六枚といった偶数や、四枚・九枚といった枚数は縁起が悪い とされているので避けます。

ピン札や新札を使うのも、死を予期して香典を以前から準備していたような印象を与えるためマナー違反 とされています。

しかし現代ではコンビニのATMなどですぐにお金が引き降ろせるようになったため、そこまで気にする人は少ないかもしれません。

どうしても気になる人は、一度半分に折るなどして折り目をつけてから包むようにします。
香典のお札の入れ方についてはこちらも参考にしてみてください。

金額のNGに関しては、こちらも参考にしてください。

キリスト教の香典の金額の書き方

中袋には入れた金額を書きますが、御花料の金額の書き方も仏式の時と変わらず、旧字体の漢数字で書くのが一般的です。
ですが 仏式の時ほどは特に漢数字に拘る必要性は無いとも言われています。

旧字体で記す際は以下の表を参考にしてください。

漢数字 旧字体
佰 陌
仟 阡

例としては、包んだ額が5000円なら「金五阡圓」、30000円なら「金参萬圓」と書きます。
金額の前には「金」と書き入れるのがルールになっています。

キリスト教の香典袋の選び方

方法

キリスト教専用

キリスト教専用の香典袋は、十字架やユリの花が印刷された、水引の付いていない白い封筒です。
大きな文具店や百貨店なら取り扱っているので、そちらを購入して利用しても構いません。

キリスト教で十字架はイエス・キリストを象徴し、白いユリの花は純血や聖母マリアを象徴します。

香典 袋 キリスト

専用の物が用意できなかった場合

急な葬儀で大きな店に行く暇がなく、用意ができなかった場合、コンビニエンスストアや100均などで買える仏式と同じ香典袋を利用しても問題ありません。

仏式の香典袋を購入する際は 「御霊前」 と書かれたものを選びます。

しかし「御霊前」の香典袋はカトリックのみが使えるもので、プロテスタントの場合は使えませんので注意してください。

香典 御霊前

使用してはいけない香典袋

まず避けなくてはいけないのが、 ハスの絵が印刷や型押しされた香典袋 です。

ハスの絵が印刷されたり型押しされたりしたものは仏式専用の香典袋であり、キリスト教の葬儀で使うことは失礼に当たりますので、十分に気をつけましょう。

また、 「御仏前」の表書きも仏式用となるので使いません
キリスト教には神様がおり、仏になるわけではないからです。

キリスト教の香典袋の水引

キリスト教

キリスト教の香典袋では水引が無いものを選ぶのが一般的です。

もし水引があるものを選ぶ場合は、 白黒のもの双銀のもの を選びましょう。
結び方は 結び切り 、または あわじ結び のものにします。

結び切り

お盆 お供え のし

あわじ結び

お盆 お供え のし

水引とは?

水引 とは、贈答品の包み紙や封筒などにかける帯紐のことです。
未開封の品であるという証に加えて、魔除けの意味も込められています。

また、引けば引くほど強く結ばれることから、 「人と人とを結び付ける」 という意味も存在します。
水引は結び方によって込められた意味合いも異なります。

結び切りあわじ結び は、一度結ぶと引っ張っても解けません。
これらの結び方は 「二度と繰り返さないでほしい」 という意味をもち、傷病のお見舞や災害見舞い、お通夜や葬式などの弔事によく登場します。

キリスト教の香典袋の書き方

香典返し 挨拶状

表書き

表書きは 香典袋の上段 に書きます。
水引がある場合は、水引の上の上段に書きます。

表書きは参列する葬儀の宗派に合わせます。
宗派によって使える表書きが異なります。

宗派 使える表書き
プロテスタント 御花料・献花料・忌慰料
カトリック 御花料・お花料・御ミサ料・御霊前

カトリックの場合

カトリックの場合に表書きには 「御花料」「お花料」 、または 「御ミサ料」 と書きます。
ミサはカトリックでいう礼拝のことです。

香典 キリスト

プロテスタントの場合

プロテスタントの場合の表書きには 「御花料」「献花料」「忌慰料(きいりょう)」 と書きます。

キリスト 香典

相手の宗派がわからない場合

宗派によっては使われない表書きもあるので注意しなくてはいけません。
相手の宗教がわからない場合は 「御花料」 と書いておくのが無難です。

また、仏式でも使う 「御霊前」の表書きはカトリックでしか使えないので注意が必要です。

「御ミサ料」もカトリックでしか使われません。
ミサはカトリックでいう礼拝のことで、プロテスタントではこのミサを行わないためです。

香典の氏名の書き方

個人で香典を出す場合

個人で香典を出す場合は、 下段の中央 に会葬者の名前をフルネームで記名します。

香典 表書き

夫婦で香典を出す場合

夫婦で会葬する場合は、 夫の氏名だけ を書いても良いです。
しかし夫婦ともども故人にお世話になっていた場合は中央に夫のフルネームを書き、その左に妻の名前を添えます。

香典 夫婦

夫の代わりに妻が参列するという場合は、中央に置いた 夫の名前の左横に、小さく「内」と書きます。

香典 内

2人以上で香典を出す場合

2人の時は、 中央 に2人のフルネームを書きます。
3人の時は、目上の方から右から順にフルネームを書きます。

香典 連盟

連名の記入は3人までに留めます。
4人以上になる場合は中心に代表者名を書き、左下に「他○名」「○○一同」などと書きそえる形で構いません。

その時は 別に無地の紙を用意 し、全員分の氏名と住所、一人一人が包んだ金額を記載して中包みの中に入れます。

職場で出す場合

職場などで香典を連名で出す場合、 社名を一番右 に書きます。
そして役職が上の人から順に 右から 書いていきます。

香典 会社 外一同

キリスト教の香典の渡し方

カトリック協会

香典を渡すタイミングは、 前夜祭(仏式で言うお通夜)の時が一般的 です。
前夜祭に参列できなかった場合には葬儀の際に渡します。

キリスト教の葬儀は主に教会で行われます。
基本的には教会の入り口の受付で香典を渡すことになります。

キリスト教では、自分の葬儀に参列してくれる人々に生前から渡すものを決めて遺言に残しておくという事が珍しくありません。

渡されるものがある可能性があるので、必ず決められた場所で受付を行うようにします。

また、香典を渡す時は袱紗(ふくさ)において渡すようにします。

袱紗(ふくさ)とは

袱紗(ふくさ) とは絹などで織られた四角い布のことを指し、主に冠婚葬祭で金封や物を包むために使われます。
葬儀では香典を包むためにこれを使用します。

法事で香典を包む時の袱紗の色は、グレーや紫などの寒色系で落ち着いた色を選びます。
袱紗に関しては、こちらも参考にしてみてください。

香典の渡し方に関しては、こちらも参考にしてみてください。

キリスト教の香典のマナー

ちゅうい

キリスト教の香典のマナーで気をつけたいのは以下の2点です。

  • 表書きは薄墨色の筆ペンで書く
  • 香典を渡す時にお悔やみの言葉は使わない

表書きは薄墨色の筆ペンで書く

表書きを書くときは、毛筆や筆ペンなどを使って 薄墨色 で書きます。
薄墨色は、悲しみの涙で文字が滲むほどだという意味が込められています。

急な場合で薄墨色の筆ペンなどが用意できない場合、あまり好ましくはありませんが、サインペンで代用します。
その時、色は 必ず黒色で書く ようにします。

ですが、基本的に筆以外で表書きを書くと常識が無いと思われてしまいますので、本当にやむを得ない場合以外は、サインペンやボールペン・鉛筆等で代用するのは避けます。

香典を渡す時にお悔やみの言葉は使わない

キリスト教の香典ではお悔やみの言葉は要りません。

キリスト教では、 死は「永遠の命の始まり」 であり、忌み嫌われるものや、縁起の悪いものとは考えません。

ですから 香典を渡すとき、遺族や受付への挨拶にお悔やみは述べないのが普通です。

「御愁傷様です」「お悔やみ申し上げます」「ご冥福をお祈りします」などの言葉は 仏教思想に基づくお悔やみの言葉 なので、キリスト教の葬儀では使わないようにします。

代わりに連絡をいただいたことへのお礼に加えて、 「神様の平穏がありますように」** 「安らかに眠られますようにお祈りいたします」**などと、大切な人を失くした遺族の悲しみに寄り添ったお言葉をかけるようにしましょう。

キリスト教の香典について正しい知識を

仏式とキリスト教式では、冠婚葬祭のマナーがいたる面で異なります。
その中でもこの記事では、キリスト教の葬儀における香典について確認してきました。

仏式の香典はキリスト教でいう御花料に当たります。
御花料の金額相場は仏式と変わりありませんでしたが、その他の面では相違点も多く見られたのでは無いでしょうか。

キリスト教と一括りに言えども、カトリックとプロテスタントの宗派ごとの違いも存在します。
それぞれの違いも知っておくといざという時役立ちます。

しかし大切な人を失った遺族の悲しみはどの宗教・宗派であれ変わりません。
その気持ちに寄り添う配慮をいつでも忘れないようにしましょう。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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