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四十九日(49日)法要のお布施の相場金額は?封筒(袋)・渡し方も紹介

皆さんは僧侶の方に渡すお布施の金額に困ったことはないでしょうか?

お布施の金額は決められていないために迷ってしまうことは多いと思います。

ただ、そんな中である程度の相場を知っておけば安心してお布施の金額を決められるでしょう。

お布施に使用する封筒、渡す際の注意点なども合わせて解説していきます。

四十九日(49日)法要のお布施の相場金額は?封筒(袋)・渡し方も紹介

四十九日(49日)法要のお布施の相場

数珠

お布施は決められた金額を指定されるものではないため、お布施の金額に困る方は少なくないのではないでしょうか?

わからなくてお寺に問い合わせても、「お気持ちで結構です」と言われさらに困ってしまったというケースも少なくありません。

そんな時、お布施の金額相場を知っておけば大きく間違えた金額を四十九日のお布施として包むことは無くなり、ある程度の不安は解消されるでしょう。

ここでは、以下の3点について説明します。

  • 四十九日法要とは
  • お布施とは
  • 四十九日法要のお布施の相場

四十九日法要とは

四十九日は仏式において亡くなってからさまよっていた故人の魂が成仏する日と言われており、閻魔様により極楽浄土にいけるかが判断される重要な日とされています。

また、四十九日は忌明けの機会とされており、故人にとっても、故人を失ったことで悲しみに暮れる方々にとっても非常に重要な機会であると言えます。

そんな四十九日にとり行われる法要は四十九日法要と呼ばれ、親戚以外の知人なども呼ばれる大規模な法要です。

49日については以下の記事で取り上げています。

お布施とは

法要の際、僧侶の方には読経をはじめとしてたくさんのお世話をしていただきます。その際に僧侶の方に納めるお金のことをお布施と言います。

あくまで気持ちの表れであるために、決められた金額が無いのがポイントです。しかし、決められた金額が無いからといって適当に少ない金額を包むのは当然ですが無礼ですので絶対にやめましょう。

また、お布施は不祝儀ではなく、仏様に捧げるものであることを認識しておきましょう。

一般的な法要のお布施については以下の記事で取り上げています。

四十九日法要のお布施の相場

四十九日法要のお布施の相場は3万〜5万円とされています。ただ、これは地域や宗派によっても変わるものであるため、注意が必要です。

相場金額に開きがあるのには何点かの要因があります。

四十九日(49日)法要のお布施の金額の決め方

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ここでは、四十九日法要のお布施を決めるのに用いられる要因、または四十九日法要のお布施の決め方を以下のように場合分けして解説していきたいと思います。

  • お寺の違い
  • 施主の収入
  • 葬儀のお布施との比較

これ以外にも地域や宗派によって変わる場合もありますので、親族の年長者などに確認しておくと安心です。

四十九日法要のお布施の決め方①お寺の違い

四十九日法要のお布施は、お寺の格式の違いやお寺との付き合いの違いで包む金額が変わってきます。

一般的なお寺の場合は3万〜5万円であっても、格式の高いお寺に法要をお願いする場合には5万〜10万円程必要な場合があるそうです。

また先祖代々同じお寺にお世話になっている場合は決められたお布施の金額がある場合がありますので、年配の方に確認しておくようにしましょう。

四十九日法要のお布施の決め方②施主の収入

四十九日法要のお布施の金額は施主の収入によって変わることがあります。経済状況は人それぞれのため、経済状況を鑑みずに多額のお布施を用意する必要はないでしょう。

お布施は、出す人の徳を積むことに繋がると言われます。よって、故人のために用意できる上限の金額を包むという考え方もあります。

しかし、ただ多ければ多いほど良いというわけではなく、一度大きな金額のお布施を渡してしまうとそのお寺にお世話になる限りその金額が基準となってしまう場合があります。そうなると子供や孫に迷惑をかけてしまうということになってしまうかもしれません。

そういったことも考えつつ適切な金額を包むようにしましょう。

施主に関しては、こちらを見てください。

四十九日法要のお布施の決め方③葬儀のお布施との比較

四十九日法要のお布施の考え方として、 葬儀のお布施の1割を包むという考え方があります

ただし、これは葬儀の際と同じお寺の僧侶に四十九日法要を頼んだ場合ですので注意が必要です。

自身の状況だけでは決められない場合にはこういった決め方も迷わなくて良いでしょう。

しかし、葬儀の際のお布施と比較して四十九日法要のお布施の相場とかけ離れたお布施の金額が出てきた場合には考え直す必要があるでしょう。

四十九日(49日)法要でお布施以外にかかる費用

お車代 御車代

四十九日法要では、お布施以外にも、

  • 御車代
  • 御膳料

などがかかる場合があります。
これらは必要費用ですので忘れないように気をつけましょう。

また、これらのお金はひとまとめにせず別々に分けて用意しましょう。

御車代

僧侶の方が四十九日法要にあたって移動した際にかかった金額のことを指します。

ご足労いただいた感謝の意味合いが込められているため、かかった費用をそのまま入れるのではなく、五千円や一万円などのキリの良い金額を包むように心掛けましょう。

また、2人以上の僧侶の方にお越しいただく場合には人数分の御車代を用意しましょう。当然ですが、これらはひとまとめにせずそれぞれに封筒を用意してください。

施主が僧侶の方を自身の車に乗せて送迎した場合などは、御車代は不要となります。

御車代については、こちらを見てください。

御膳料

四十九日法要では、法要後に会食をとり行うのが通例です。僧侶の方が会食に参加するかどうかは状況によって異なります。

僧侶の方が会食に参加しなかった場合に僧侶の方にお渡しするのが御膳料です。そのため、僧侶の方が会食に参加なさった場合は用意する必要はありません。

基本的には御膳料を用意しますが、当日になって会食を辞退された場合は会食の食事をお弁当としてお渡しする場合もあります。

御膳料については、こちらを見てください。

四十九日(49日)法要のお布施の封筒・袋

双銀

四十九日法要のお布施は、当然ですがそのまま渡すのは失礼にあたるため、封筒や奉書紙に包む必要があります。

ただお布施を包むといってもマナーがあるのでしっかり確認しましょう。

一般的にお布施は奉書紙で包む場合と封筒に入れる場合があります。奉書紙を用いる方法が最も丁寧とされていますが、一般的な封筒でも構いません。

ただし、地域によっては奉書紙を使うことが一般的とされている場合もありますので注意が必要です。

  • 奉書紙を用いる場合
  • 封筒を用いる場合
  • 水引

これらを順に説明します。

奉書紙を用いる場合

奉書紙とは楮(こうぞ)で作られた厚手の和紙のことを指します。

半紙でお札を包んでその上を奉書紙で包むのが一般的とされています。包み方は祝儀の場合と不祝儀の場合で異なりますが、お布施は不祝儀でないため祝儀の場合の包み方が一般的です。

コンビニエンスストアや小さな文房具店では売っていない場合もありますので、必要な場合は早めに用意すると良いでしょう。インターネットでの購入も可能です。

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奉書紙については、こちらを見てください。

封筒を用いる場合

奉書紙ではなく封筒を用いる際にも注意すべき点があります。

まず、祝い事の際に使用される飾りである「のし」をつけるのはNGです。

封筒は市販のもので良いのですが、真っ白で郵便番号などの書いていない無地の封筒を用意しましょう。

時々二重構造の封筒がありますが、これは不幸が重なるという意味があるため使用するのは避けましょう。

封筒に入れた場合はしっかり糊つけをした上で〆の字を書きましょう。

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封筒の選び方については、こちらも合わせて見てみてください。

水引

水引とは祝儀の際などに用いられる飾りのことを指し、場面によって色や形式を使い分けないと失礼にあたってしまいます。

香典において水引は不要ではありますが、付ける場合にはしっかりと間違いのないようにしましょう。

お布施に使われる水引の色は一般的には白黒とされています。双銀のものが用いられる場合もあるようです。

また、関西では白黄の水引が一般的であるなど、地方や法要の違いなどによっても色が変わる場合がありますので注意が必要です。

水引に関しては、こちらを見てください。

四十九日(49日)法要のお布施の封筒の表書き

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四十九日法要のお布施の封筒の表書きにも気をつけるべき点がありますので確認しておきましょう。

表書き

お布施 水引き

四十九日法要のお布施の表書きには「お布施」、「御礼」、「御読経料」などの表書きがあります。

しかしこれにも地方の習わしや宗派による違いがあります。

「お布施」や「御礼」と書くのが一般的であるとされていますが、場合によっては「御礼」も不適切とされます。

お布施には、御本尊への寄付という本来の意味合いがあります。「御礼」と書いてしまうと、来ていただいた僧侶の方に対してのみの御礼ととられてしまう場合があるのです。

様々な状況を考えると、 「お布施」または「御布施」と書くのが最も無難 と言えるでしょう。

濃い墨?薄い墨?

四十九日法要のお布施の表書きを書く場合に濃い墨で書くべきか薄い墨で書くべきか迷ったことはありませんでしょうか?

薄い墨を用いると、突然の訃報に墨を用意出来なかったという意味や、涙で墨が薄くなってしまったという意味を込めることが出来ます。そのため、葬儀や通夜の香典では一般的に薄い墨が用いられます。

しかし、お布施は香典とは異なり不祝儀ではなく、仏様に捧げるものです。つまり薄い墨は相応しくないと言えるでしょう。

よって、 四十九日法要の香典に関しては濃い墨を用いるのが一般的です

毛筆でなく筆ペンで書いても構いません。サインペンなどでも良いとされていますが、筆ペンはコンビニなどでも安価で買うことが出来るため、筆ペンを用いるのが無難でしょう。

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お布施の表書きについては、こちらも見てください。

四十九日(49日)法要のお布施は新札?入れ方は?

相場

法要の際にお金を渡すという観点で見れば近しいものに「香典」があります。しかし、香典とお布施は似ているようで全く意味が異なるために混同しないよう注意が必要です。

  • お布施の入れ方
  • 新札を入れるかどうか

これらについて説明します。

お布施の入れ方

お布施 お札

お札を入れる際には表面(肖像画がある面)が表面に来るように入れましょう。

また。2枚以上のお札を入れる場合には向きを揃えるようにしましょう。

お布施には新札を入れる?

不祝儀においては、新札を用いることは不幸を待っていたと捉えられかねないのでタブーとされています。

しかし、お布施は僧侶の方にお礼を示すということでありますので、 可能な限り新札を用いましょう

新札は、銀行の窓口に行けば両替してもらうことが出来ます。ただ、銀行の受付時間なども考慮し、出来るだけ早いうちに用意をすることが重要です。

このように、お布施の際のお札を入れるマナーは 香典の際のマナーと真逆と言えます

混同してしまい失礼な行為をしてしまわぬように注意しましょう。

四十九日(49日)法要のお布施の渡し方・タイミング

袱紗

お布施の渡し方や渡すタイミングも合わせて知っておきましょう。

  • 四十九日法要のお布施を渡すタイミング
  • 袱紗(ふくさ)の場合
  • お盆(切手盆)で渡す場合

四十九日法要のお布施を渡すタイミング

四十九日法要のお布施を渡すタイミングとしては、僧侶の方が読経を終わりお帰りになる際に渡すのが一般的とされています。必要に応じて、御車代と御膳料もお布施とは別に包みお渡します。

会食に出席なさった場合は会食の後にお布施と必要に応じて御車代をお渡しします。

また、御車代や御膳料が必要ないとあらかじめわかっている場合や、法要後に僧侶の方の時間が取れないことがわかっている場合には法要が始まる前にお布施をお渡しする場合もあります。

袱紗(ふくさ)の場合

袱紗 包み方 前半
袱紗 包み方 後半

そもそもお布施袋は単体で持ち歩くものではありません。袱紗(ふくさ)に包んで持ち歩くのが一般的とされています袱紗は紫や薄緑などの落ち着いた色のものを選びましょう。

袱紗の包み方として、お布施を包む場合には弔辞用の左包みと決められています。慶事用の包み方もあるので間違えないようにしましょう。

袱紗を用いて渡す場合には、僧侶の方に渡す際に袱紗を開いて取り出し袱紗の上に乗せてから僧侶の方に渡します。

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袱紗については、こちらを見てください。

お盆(切手盆)で渡す場合

切手盆と呼ばれる黒いお盆を用意出来る場合にはその切手盆に乗せてお布施をお渡しするのが最も丁寧とされています。

急なことなので用意出来ない場合もあるかと思いますが、葬儀屋さんによっては貸し出している場合もあるそうです。

お渡しする際には、お布施が僧侶の方から見て正面に見える向きで渡すように気をつけましょう。

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切手盆については、こちらを見てください。

お布施の渡し方やそのタイミングについては、こちらも見てください。

四十九日(49日)法要のお布施を渡す時にかける言葉

合掌

ここでは、四十九日法要のお布施を手渡す際に僧侶の方にかける言葉を確認しておきましょう。

法要が始まる前にお布施を手渡す場合には「本日はお勤めよろしくお願いします」などの言葉と共に渡すのが良いでしょう。

一方で、法要をしていただいた後にお布施を手渡す場合には、まず僧侶の方を労う言葉を第一にかけるようにしましょう。

次に感謝の言葉を述べ、最後にお布施を手渡しましょう。香典を渡す際などは「ありがとうございます」という言葉はNGとされていますが、お布施の場合には問題ないとされています。

お布施は御本尊への寄付が本来の意味でありますので、「お預けします」や「お供えください」という言葉を添えるのが本来とされています。

今後ともお世話になる場合にはそれも含めてお伝えできればと思います。

お布施をお渡しする際に僧侶の方にかける言葉は労いの意味などがしっかりこもったものでなければいけません。形式上だけ言葉を暗記して言うのではなく、若干意味がずれてしまっても自分なりの言葉で感謝を伝えることが重要だと思います。

浄土真宗の四十九日(49日)法要のお布施

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浄土真宗は、親鸞によって鎌倉時代に開かれた宗派であり、いくつかの宗派に分かれてはいますが、日本における最大の宗派となっています。

浄土真宗においても、四十九日法要のお布施の相場自体は他の宗派と変わりありません。

しかし、浄土真宗においてはお布施の考え方が他とは異なります。

一般的にはお布施はお世話になった僧侶の方への御礼とお寺への寄進を兼ねているとされています。

しかし、浄土真宗においては、お布施は御本尊である阿弥陀如来への感謝の心を表すものとされています。

そのため、「読経料」などの僧侶の方への御礼と取られかねない表書きはNGとされています。「お布施」などと書くのが無難でしょう。

お布施のマナーは、お布施の考え方からくるものが多いです。ですので、このお布施の考え方の違いをしっかり知って間違えのないお布施をするようにしましょう。

心を込めて四十九日法要のお布施の用意を

お金をお渡しするといっても、香典とお布施では全く意味が異なり混同してしまうと失礼にあたってしまうケースがあります。

お札の入れる向きが違うから怒られるなどは滅多にないとは思いますが、そういった一つ一つの作法を踏襲することがお布施の心となって表れます。

お寺ひいては僧侶の方とは、供養も含めると非常に長い付き合いになっていくことが予想されます。面倒だと思わずに、心を込めてお渡ししましょう。

また、現在ではお布施なども含めた定額で僧侶の方を呼べるサービスもあります。ご家族のお寺の繋がりなどがさほどない場合には使ってみるのも悩まなくてよいかもしれません。

お布施はあくまで気持ちの表れではありますが、今後の繋がりなども含めて今一度お布施の金額を考えてみるとよいかもしれません。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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