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お墓・霊園

送骨とは?金額相場や送骨後の供養方法の流れを解説!郵送も可能?

送骨というものをご存知でしょうか?
送骨とは、遺骨を郵送で送ることを指します。

しかし、遺骨を郵送で送るなんて違法ではないの?と心配になるかたも多くいらっしゃることと思います。
この記事では送骨の相場や流れ、注意点について詳しく解説していきます。

送骨とは?金額相場や送骨後の供養方法の流れを解説!郵送も可能?

送骨とは?送骨に多い理由3選

送骨は遺骨の郵送を指します。
但し、実際に送骨するといった時には、単純に遺骨の郵送ではなく 送って納骨もしくはは散骨 することを指します。

また、遺骨の郵送は違法ではないのかと考える方もいると思います。
送骨は違法行為には当たりません。

日本から外国、もしくは外国から日本に送骨は原則的にできません。
外国で亡くなり、日本に送る際など特別な事情がある場合は、大使館や外務省の許可を取ります。

納骨を行う理由は、人によって異なりますが大きく分けて3つあります。

  • 祭祀継承者が不明
  • 寺院や霊園に行けない
  • 墓じまいした人が改装の際に利用する

それぞれについて詳しく説明します。

祭祀継承者が不明

祭祀継承者おらず無縁仏にならないよう、永代供養や散骨を希望する場合です。
祭祀継承者がいないことや金銭的余裕がないなどの理由で、一般的なお墓は建てたくないが、無縁仏にはしたくないなどにより永代供養墓を選ぶ人もいます

永代供養は、家族や子孫に代わり寺院や霊園が永代に渡って供養を行うことを指します。
ご遺骨は、直接合祀する場合や一定期間経過後に合祀墓に移す場合と分かれます。

寺院や霊園に行けない

寺院や霊園が遠かったり、高齢であるなどお墓に行けない場合も送骨が使われます。
遺骨の郵送を失礼に感じる方もいます。

少子高齢化の加速する現代において、高齢のため、遺骨を持って現地まで行けない場合も多くあり送骨を選択する人も増加傾向です。

墓じまいした人が改葬の際に利用する

先祖の墓を墓じまいする際にも送骨は使われます。
お墓の改葬は、ご先祖様の遺骨もあり、遺骨が複数になることもあります。

いくつもの遺骨を自分で運べる人は問題ありませんが、そうでない人は非常に大変です。

以前よりも利用者が増加傾向にあるため、選択肢の一つとして知っておくと非常に良いでしょう。
墓じまいに関しては、こちらも参考にしてください。

送骨先での供養が一般的

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主に送骨先として挙げられるのは以下のものになります。

  • 寺院
  • 特定非営利活動法人
  • 民間業者

それぞれについて詳しく紹介していきます。

寺院

送骨できる寺院があります。
送骨できる陣は年々増加しており、全国で約50個ほどの霊園や寺院で永代供養できます。

安いところでは3万円~納骨できます。
また、寺院によっては戒名を頂いたり個別納骨できるところもあるため、他の人と同じところに納骨したくない場合でも対応できる霊園や寺院があります。

特定非営利活動法人

送骨を仲介している特定非営利活動法人があります。
送骨のための梱包材を送ったうえで、特定非営利活動法人が指定している寺院墓地へ郵送する方法です。

寺院に直接送る場合と同様に費用はとても安く、安いところでは三万円で永代供養できます。

民間業者

民間業者が送骨の手続きを行います。
送骨方法は他の団体が行うのと同じように行います。

仲介業者へ費用を支払うことで完了します。

また、この場合の送骨は海洋散骨などの散骨の場合も、同様に行います。

送骨の相場は供養方法で異なる!

お金

送骨の相場は20000円~50000円となっており、戒名を行う場合はそれに加えて20000円ほどかかります。

送骨の料金が変動する要因として、立地や供養方法があります。

立地

一般的なお墓と同様に立地によっても費用は異なります。
それは、土地の値段に起因するものです。

駅から近かったり、アクセスが良いなど人気な寺院では需要が高くなり値段が上がります。

供養方法

送骨後どのような供養を行っていただくのかにより費用は異なります。
具体的には以下のものが挙げられます。

  • 合祀墓
  • 散骨
  • 樹木葬

それぞれの供養方法を説明します。

合祀墓

合祀墓の相場は 2~3万円 です。

一般的な納骨は、故人の遺骨を一つずつ骨壺に入れた状態で納骨しますが、合祀墓は骨壷から遺骨を取り出し、遺骨を直接合祀墓に入れます。

すでに納骨されているご遺骨と混ざりあうため、合祀すると特定の人の遺骨を取り出せません。

合祀に関しては、こちらも参考にしてください。

散骨

海洋散骨を送骨で郵送で送り業者に代行して頂けます。
基本的には 25000円~50000円前後 で行えます。

多くの場合散骨は、海や山で行います。
この場合は遺骨をパウダー状に砕き海に撒きます。

そのため、遺骨を再び骨壺に入れることもお墓に入れることも不可能です。
不安な場合は、火葬場で分骨を行い分骨証明書をもらうことで一部の遺骨を分け手元に置いたりお墓に入れられます。

基本的に粉骨の費用も含まれていますが念のためにも確認しましょう。

また、山への散骨も可能です。
その場合の費用の相場は 35000円 からです。

樹木葬

樹木葬のも同様に送骨できます。
その場合の相場は 30000円から50000円前後 です。

一般的なお墓の場合、墓標として用るのは墓石です。

しかし、近年の埋葬の一つの手段として出始めた自然葬のうち、ハナミズキや紅葉などのシンボルツリーと呼ばれる木や植物の下に遺骨を埋めます。

木や花などを用いて、故人を弔う埋葬方法が樹木葬と言います。

送骨の手順と流れ

手順・流れ

ここまで送骨とは何かや相場について説明してきましたが、ここからは実際に送骨の流れを説明します。

  1. 申し込み
  2. 支払い
  3. 梱包用の箱の受け取り
  4. 遺骨を送る
  5. 永代納骨
  6. 戒名授与証書と納骨証発行

それぞれについて詳しく説明します。

①申し込み

送骨を行っている業者や寺院・霊園を探し申し込みを行います。
ネットで受け付けている業者があるため、そちらで申し込むとスムーズに進むでしょう。

②支払い

銀行や郵便局から、知らされた振込先へ振り込みします。
一部の業者では、クレジットカード決済ができます。

③梱包用の箱の受け取り

入金が確認されると、遺骨の梱包材が発送されます。
この箱に遺骨を納めて送ります。

遺骨を確実に梱包用の緩衝材などを送付されるため安心して送れます。

④遺骨を送る

送骨する箱に、骨壺、骨箱、遺骨、書類を同梱します。

その書類は以下のものです。

  • 火葬許可証(火葬執行証明済み)
  • 依頼者の本人確認書類(住民表や運転免許証など)のコピー
  • 納骨依頼書

以上のものを箱の中に入れ、郵便局へ持っていきます。
送料が費用に含まれている場合は着払いで、含まれていない場合は料金を支払います。

この際、通常郵便では保証もなく雑に扱われるため、必ずゆうパックを使いましょう。

⑤永代納骨

遺骨は寺院に到着後、僧侶により供養、読経が行われます。
遺骨は合祀するため、後から遺骨を取り出せません。

⑥戒名授与証書と納骨証発行

納骨が終わると、納骨証明書が送られます。
戒名の申し込みをした人は戒名授与書が同封されます。

送骨の流れは以上になります。

一般のお墓と同様に、法要は年に3~4回行われます。
お墓参りも自由に行けます。

寺院により墓誌への刻字や、戒名を付けられます。

送骨のメリット

メリット

送骨のメリットは、以下のものが挙げられます。

  • 遠方でも納骨できることと
  • 費用が安いこと
  • 無縁仏にならない

それぞれについて詳しく紹介していきます。

遠方でも納骨できること

送骨は送付手段があり、納骨後にお墓参りなどを予定していない場合、全国どこでも依頼可能です。

居住圏内から遠方にお墓がある場合、交通手段がなかったり、遺骨を持って電車や飛行機に乗ることが大変ですが、送骨ばそのような心配はありません。

また、この霊園や墓地がいいと明確に決まっているが、病院生活で行けない場合などに利用されます。

費用が安い

送骨はお墓を建てることと比較して、圧倒的に費用が安いことは大きなメリットになります。

お墓を新たに立てる場合は永代使用料や墓石代を含めて 150万~300万円 とお墓の管理費がかかります。
既に持っているお墓に埋葬する場合でも納骨法要代、納骨作業代などにより50万円はかかります。

しかし、送骨であれば 2万円~5万円 、つまり1/5から1/10の費用で納骨でき、供養も行って頂けます。

無縁仏にならない

送骨の場合は、合祀や散骨という形が一般的な供養方法です。
他の人の遺骨と一緒のお墓で祀られるため、祭祀継承者がいなくなった場合でも、寺院が責任を持って供養してします。

実家の墓は墓じまいした、自分には兄弟もいないし配偶者もいない、親戚付き合いがほとんどないなどの場合は、利用が増加します。
また、合祀墓や散骨は生前予約もできるため、亡くなった時の身元引受人がいない人でも無縁仏になることなく供養されます。

故人との関係性

本来あるべき親子の関係性を築くことはできなかったが、事情があり遺骨を引き取ることになった場合などでは、送骨サービスは利用されます。

多種多様な人間関係が存在するため、供養の形も多くあります。

送骨の注意点

デメリット

送骨の注意点は 遺骨を二度と取り出せないことと遺骨を紛失するリスク があることです。

遺骨を二度と取り出せない

遺骨を取り出せないことは最大の注意点になります。
前述しましたが、合祀をする場合は他の遺骨を同じところに納骨するため、混ざってしまい見分けがつかなくなり取り出せません。

遺骨が他の人の遺骨と一緒になってしまうことや散骨の場合はどこに遺骨があるかわからなくなるため、心理的に嫌だと感じる人も多くいます。

遺骨を紛失するリスク

遺骨を紛失するリスクもあります。
郵送という形を取るため、 紛失や郵便事故が起こる可能性はゼロではありません。

ほとんど起こりませんが、確実に大丈夫であるとは言えません。

遺骨は、紛失した時に金銭での補償は行えません。
骨壺や骨箱などであれば購入金額などは返金されますが、遺骨はされるかどうか事故例がないため不明です。

送骨後の供養方法(合祀墓|樹木葬|散骨)

供養

送骨後の供養方法には以下のものが挙げられます。

  • 合祀墓
  • 海洋散骨
  • 樹木葬

それぞれについて詳しく説明します。

合祀墓

一般的なお墓は、故人の遺骨を骨壺に入れた状態で納骨しますが、合祀墓の場合は骨壷から遺骨を取り出して、遺骨を直接合祀墓に入れます。

他の人のご遺骨と混ざるため、合祀をすると特定の人のお骨だけを取り出すことは出来ません。
そのため、合祀すると後から他の人のお墓に入れられません。

供養は、合祀墓を管理する寺院が法要を行います。
春の彼岸やお盆、秋の彼岸と年三回法要を行うところや、月に一度行うところなど、いつどのような供養を行うかは寺院によって異なります。

合祀墓への納骨は生前に申し込むことができ火葬や書類手続きも行ってくれるところもあります。

合祀墓に関しては以下の記事にて解説しています。

散骨

散骨を送骨で郵送で依頼できます。

散骨は遺骨を細かく砕きパウダー状にして、海や河、陸地に撒くという供養方法です。
一般的なお墓のように遺骨を骨壺に収めて、墓標となる墓石などの下に埋葬する方法とは異なります。

近年では多種多様な価値観や核家族化などにより、お金をかけてお墓を作っても、子孫がおらず墓参りをする人がいない、もしくは経済的にお墓を作ることは困難など、様々な理由や社会的変化によって散骨が行われるようになりました。

また、最近では遺骨を海に散骨するケースも珍しくありません。

海洋散骨に関しては以下の記事で解説しています。

樹木葬

樹木葬は、樹木を墓標とするお墓のことを指します。
遺骨は、樹木の根本に収蔵・納骨するものが一般的です。

お墓参りのときには、墓標である木などの植物に向かって祈ります。

樹木葬と山間散骨は、自然に還るという考え方は同じです。
具体的な違いは、遺骨を収蔵するか撒くのかという違いです。

樹木葬は、お墓として許可を得ている場所に遺骨を納骨するため、お墓です。

散骨は、お墓をつくりません。
散骨は遺骨を埋めずに、粉骨したものを撒きます。

樹木葬は、一定期間は個別に管理され、その後合祀されることが多いです。
継承者が不要な永代供養の形式となっています。

遺骨を郵送できない業者がある

今回の記事では送骨について説明しました。

送骨の際は遺骨を送りますが日本郵便以外の運送業者では遺骨を取り扱っていません。
送骨の際は注意しましょう。

また、送骨は心理的に嫌だという人も多くいます。

永代供養や散骨も同様です。
基本的に、遺骨を絶対に取り出すことはできなくなります。

親族の中で新たにお墓を建てるから入れてあげたいと考えたときに、遺骨がない、遺骨を取り出せないということは十分に考えられます。

無用なトラブルを避けるためにも必ず親族と相談して決めましょう。

みん終編集部

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