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葬儀

喪中にお歳暮・お中元を送ってもよい?送る場合/届いた場合別に解説

お歳暮とは、一年の終わりに日頃世話になっている人たちへ感謝の気持ちを込めて贈るものです。
では、自分や相手が喪中の時のお歳暮はどうすれば良いのでしょうか?

この記事では喪中にお歳暮を送って良いのかという疑問に答えた上で、お歳暮を贈る場合や自分に届いた場合に分けて、それぞれ注意点などを解説していきます。

マナーを守って気持ちよくお歳暮を贈り合いましょう。

喪中にお歳暮・お中元を送ってもよい?送る場合/届いた場合別に解説

喪中にお歳暮は贈ってよい?

はてな

お歳暮とは、一年の終わりに日頃世話になっている人たちへ感謝の気持ちを込めて贈るものです。
では、自分や相手が喪中の時はお歳暮はこれまで通り送っても良いのでしょうか?

喪中でもお歳暮は送っても良い

結論から言うと、お歳暮は喪中でも送って構いません。
喪中とは、お祝い事が関わることを避けるべき期間です。

一方お歳暮はお祝い事ではなく、 お礼や感謝を伝えるもの です。
ですから相手方が喪中でも送ってはいけないと言うことはありません。

しかし、 少し注意が必要になります。
ここからは自分が喪中の場合と相手が喪中の場合の2つのパターンに分けて、それぞれの注意点を解説していきます。

喪中のお歳暮に関しては、こちらも参考にしてください。

お歳暮とは

お歳暮は 1年の締めくくり として、日頃お世話になっている方々に感謝やお礼の気持ちを込めて贈る品物のことです。
お歳暮は季節の挨拶で、 送る時期は12月初旬から31日頃が一般的です。

その起源は江戸時代まで遡ります。
毎年盆と年末の2回、店子や商人が長屋の大家さんや取引先に「日頃お世話になっております、引き続きよろしくお願いします」の気持ちを込めて贈り物を持参したのが始まりと一説には言われています。

それが商習慣と結びついて、今のようなお歳暮・お中元の形となったと言われています。

喪中とは

故人が亡くなってから、遺族は四十九日までを 忌中 として過ごします。
そしてその後、1年間が 喪中 にあたります。

喪中は「喪に服する」期間といい、 喪中の間は身を慎んで、故人の冥福を祈る期間です。
晴れがましいお祝い事や派手な行動は慎んで生活する習わしがあります。
喪中に関しては、こちらも参考にしてください。

自分が喪中にお歳暮を贈る場合

喪章

自分が喪中の場合の注意点・マナーについて解説していきます。
基本的には例年と変わらずお歳暮を贈っても構いませんが、1つだけ注意点があります。

それは のし紙 です。

のし紙に注意

喪中のお歳暮ではのし紙を使わず、無地の奉書紙白無地の短冊「御歳暮」と書くのがマナーです。

一般的に通信販売やデパートのお歳暮コーナーで注文する場合、のしには紅白の水引がかかっています。
しかし 喪中にお祝いの意味合いがある紅白はふさわしくありません ので、変えてもらう必要があります。

注文の際に喪中であることを伝えれば、お店側が対応をしてくれるので、忘れずに言うようにします。

喪中のお歳暮の包装紙

お歳暮の包装紙は、購入する際に喪中であることをお店に伝えれば適当なものを選んでもらえます。
自分で包む場合は派手な色のものは避け、 なるべく無地で地味な色の包装紙 を選ぶようにします。

また、過剰包装をしないため外箱に直接掛け紙を掛けて、包装紙で包まないエコを売りとした商品も存在します。
しかし、 品物がむき出しになっていると相手に乱暴な印象を持たれてしまう可能性もあります。

特に喪中の方へ贈るものは包装紙で包める品物を選び、丁寧なお歳暮を贈るよう心がけましょう。

お歳暮は忌明けに贈る

お歳暮を贈るにあたり、忌明けを待つ方が良いとされています。
忌明け前に贈る時期が来たという時には時期を遅らせます。

その際の表書きは 「寒中御見舞」 として贈ります。
寒中見舞いとして贈る場合は、 1月7日の松の内を過ぎてから2月3日の立春まで に贈るようにします。

喪中にお歳暮が届いた場合

香典返し タオル

喪中でも相手方からお歳暮が届く場合があります。
その場合、お返しはどうすればいいのでしょうか。

喪中にお歳暮を贈ることは問題ありません。
しかし、相手方が喪中と知らずお歳暮を送ってきた可能性もあるので、送り主に配慮した対応を心掛けます。

お返しは必要ない

お歳暮は日頃の感謝やお礼のために贈られるものです。
ですから 基本的にお返しは必ずしも必要なものではありません。

お礼状を出す

お返しをしない場合は お礼状 を出すのが当然のマナーです。
基本的には喪中でも書くことはあまり変わりませんが、特にお喪中の方からのお歳暮の場合は以下の点に注意します。

  • 祝い事を連想される文を書かない
  • 家族を連想されることを書かない

相手は家族を亡くしているため、 「ご家族の皆様」「皆様」という言葉は使わない ようにします。
また、 「お慶び申し上げます」のような祝い事を連想する文もNG です。

また、お礼状はお歳暮が届いたらなるべく早く出します。
3日以内 で出すのが目安です。

何らかの理由でお礼状を出すのが遅れた場合は、それについての謝罪を一文添えます。
なるべくはお礼の言葉だけでまとめましょう。

お礼状の書き方

お礼状の書き方は出す相手が友人なのか、それとも目上の人なのか、取引先なのかなどによって変わります。
しかし、 書く上で必ず踏まえてほしい3つの事柄 があります。

  • 品物が無事届いた知らせとそのお礼
  • 頂いた品物の感想や家族が喜んでいることを伝える一文
  • 相手を気遣う一文

この3項目は必ず踏まえ、また先ほどの注意点と合わせてお礼状を書きます。
文例を載せますので参考にしてください。


拝啓

師走も押し迫って参りました。
○○様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

さて、この度は○○様もお忙しい中、心のこもった品を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。
新鮮な果物を頂き、我々一同大変喜んでおります。

これから寒さも厳しくなって参りますので、何卒ご自愛下さい。
新年が穏やかな年になりますよう、心からお祈り致しております。

略儀ながら、書中にて御礼申し上げます。

敬具

お歳暮が故人宛に送られてきた場合

お礼状が故人宛に送られてきた場合、送り主は亡くなったことを知らない可能性が高いです。
お礼状を送る際、御礼を述べた上で故人が亡くなった旨をお知らせします。

喪中のお歳暮の品物

果物

喪中にお歳暮を送っても構わないことが判りました。
お歳暮を贈る相手を決めたら次は品物選びです。

選ぶ時は贈る相手の趣味嗜好や家族構成を考慮し、相手に合ったものを贈るのが基本です。
いまいちそれら家族構成などが分からないといった場合は、消耗品や保存の効く海苔や調味料などがおすすめです。

喪中の方に送ってはいけない品物は?

お歳暮は相手側がどう思うか次第なため、特にこれといって送ってはいけない品物はありません。
しかし、相手側は大切なご家族を亡くされているため、そのお気持ちは計り知れません。

おめでたい席で出るような以下のものは避けたほうが無難とも言えます。

  • 紅白のもの
  • お酒などの嗜好品
  • 肉や蟹

やはり選ぶなら、 洋菓子や和菓子・果物など仏壇にも添えられる品が良い でしょう。

喪中の品物の相場

お歳暮は日頃の感謝を伝えるものですが、だからと言って高価すぎるものを贈るとかえって相手に気を遣わせてしまいます。
相場は 3000円〜5000円 ですから、この金額を目安に選びましょう。

喪中の時に慎むべきこと

! 注意

日本古来の考えで、不幸の際には死の穢れが生じると言われています。
喪中の際にはその死の穢れをうつさないようにするという慣わしに基づき、祝い事や遊興を避けるべきと言われています。

では、喪中に注意することを順番に確認していきます。

祝い事や派手な行動を避ける

喪中の期間は祝い事を避けます。
祝い事・派手な行動とは具体的に以下のようなことです。

  • 結婚式・披露宴
  • 旅行に行く
  • 大きな買い物

結婚式・披露宴

喪中に結婚式にお呼ばれしても、相手に喪中であることを伝え 「欠席」 するのがマナーです。
しかし、出席を伝えた後に喪中になってしまった場合や、親しい友人の結婚式でどうしても出席したいという場合は、相手方に相談して決めましょう。

自分が喪中の場合の結婚式は、厳密に言えば行わないのが無難です。
しかし、実際は式や披露宴会場が予約済みなど準備自体がかなり進んでいることが多いので、両家で話し合って判断します。

忌明け後ならば式を予定通りに行うことも多いようです。
それぞれの事情を考慮し、周囲の人たちと話し合って決めましょう。

旅行に行く

一般的には 旅行は遊興にあたるため控えます。
社員旅行であっても同様に控えるべきですが、法的な決まりがあるわけではありませんので、付き合いも考え周囲と相談して参加・不参加を決めます。

ですが、大切な家族が亡くなり張り詰めていた気持ちが忌明けと共に緩んで、ふと落ち着きたいと思う人もいらっしゃると思います。
気分転換の旅行は悪いことではありません。

少し落ち着きたいという気持ちを喪中だからといって我慢しすぎるのもよくありませんので、そこはご自分の気持ちを優先しても良いと思います。

大きな買い物

車や家などの大きな買い物は喪中には避けます。
大きな判断を必要とする大きな買い物は、あまり平常心とは言えない忌中・喪中にはしないほうが無難なためです。

特に 家の新築は縁起的にもよくないので避けます。
また、地鎮祭などは神事なので、忌中は基本的に行えないということもあります。

喪中はがきを出す

喪中には祝い事を避けるため、新年のご挨拶も控えます。
そのため 年賀状を交換する間柄の人たちには喪中はがきを出します。
これは年賀状を出す相手への配慮でもあるため、しっかりと送りましょう。

一方で、 ビジネス上の付き合いだけの相手や企業には送らなくても構いません。
これはあくまで喪中はプライベートの事情であるという見方に起因します。

相手が年賀状を準備する前の11月中旬から、遅くとも12月初旬頃に喪中はがきを送れるのがベターです。

喪中はがきに関しては、こちらも参考にしてください。

喪中のお歳暮を送る際には十分な配慮を

この記事では喪中のお歳暮について以下のことを確認してきました。

  • 喪中にお歳暮は贈ってよい?
  • 自分が喪中にお歳暮を贈る場合
  • 喪中にお歳暮が届いた場合
  • 喪中のお歳暮の品物
  • 喪中の時に慎むべきこと

結論として、 喪中にお歳暮やお中元を送ることは問題ありません。
ただし、のし紙や包装紙には最低限の注意を払いましょう。

送る際は相手の趣味嗜好や家族構成を配慮したものを送るのがベターです。
受け取った時も、即座に丁寧なお礼状を出せるようにしておきます。

互いにお歳暮を贈り合える関係というのは快いものです。
たとえ喪中でもお歳暮に関して互いに失礼のないよう、今のうちに喪中の品物やお礼状についての知識を身につけておきましょう。

みん終編集部

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