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7回忌とは?いつ?法要の準備や流れを解説!お布施や引き出物も

7回忌とは、故人の死後から6年後に行う法要のことです。
7回忌からは、法要をまとめることが可能になる点など一つの大きな区切りとも言えます。
3回忌とは、少し異なってくる7回忌法要に向けてしっかりと準備するようにしましょう。

7回忌とは?いつ?法要の準備や流れを解説!お布施や引き出物も

7回忌とは?いつ?

法要

7回忌とは、故人の死後、 満6年目に行う法要 のことを言います。
1周忌は1年後に行いますが、3回忌以降は、 数え年ではなく満年数 で行う点に注意してください。

仏教には、 十三仏の法要の守護仏 が存在していることをご存知でしょうか?

回忌 守護仏
1周忌 勢至菩薩(せいしぼさつ)
3回忌 阿弥陀如来(あみだにょらい)
7回忌 阿閦如来(あしゅくにょらい)
13回忌 大日如来(だいにちにょらい)
33回忌 虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)

この仏様に初七日(はつなぬか)から七七日(なななぬか)までの7つの仏様と百箇日法要の仏様を加え、十三仏が存在しているのです。

十三仏の持つ役割とは

私たちは、死後の世界では、 49日法要までに十王 が生前の行いへの裁きを下します。

この裁きによって、来世で何になるかが決まるのです。
ここで、 十三仏の守護神が浄土にいくことを助けてくれる と言われています。

7回忌法要の時の守護仏である、「阿閦如来(あしゅくにょらい)」は、揺るぎないものという語源を持っており、物事に動じず、迷いに打ち勝てる強い心を授けてくれるといわれています。

7回忌法要の大きな特徴は、併修(へいしゅう)・合斎(がっさい)が可能ということです。

併修とは

併修とは、 7回忌以降の年忌法要をまとめて行う ことをいいます。

この併修によって、地方で7回忌法要を行う際や、普段から忙しい 親族の負担を軽減することができます。

ですが、この併修には注意点があります。

  • 同じ年に二回以上法要がある場合
  • 日にちは先の法要に合わせる

年内に二回以上

併修といっても、今年が命日の故人の7回忌と来年にある23回忌をまとめることは好ましくありません。

併修を行う際は、 同じ年内に二回以上法要がある場合のみ であることに注意してください。

また、たとえ、同年に二度あるとしても、極端な例ではありますが、1月に13回忌と12月に7回忌の場合など、 ほぼ1年近く開く場合も好ましくはありません。

同年かつ月日がそこまで離れていない法要を併修として重ねて行うようにしましょう。

日にちは先の法要に合わせる

もし、祖父の7回忌は8月にあり、祖母の13回忌が4月にある場合などは、回忌数が低い方ではなく、 先の命日の方に合わせるのが基本 です。
この理由は、 法要を遅らせるのはよくない とされているためです。

併修がない場合、7回忌法要の日取りは、 命日または、命日の前1週間以内に行うように しましょう。

平日が命日となる場合は、 親族だとしても、参列するのは難しいことが多いはずですので、命日の前の土日 に7回忌法要を行うようにします。

直前となると、意外とお寺での予約が埋まってしまっていることがありますので、早めにお寺に確認を取るようにしてください。

7回忌法要の流れ

手順・流れ

7回忌法要に限りませんが、法要の流れは以下の通りになります。

  1. 施主挨拶
  2. 僧侶の方による読経と法話
  3. 焼香
  4. 施主挨拶
  5. 粗宴(献杯の挨拶)
  6. 締めの挨拶

挨拶の機会は、施主の方は基本的に二回以上はあると思っていてください。

7回忌法要の挨拶の例などについては、後ほど解説いたします。

焼香

お焼香

焼香は、法要の際は必ずといっていいほど行うものですが、意外とマナーを知らない方も多いですので、解説いたします。

焼香には、行う方法が3種類あります。

  • 立礼焼香
  • 座礼焼香
  • 回し焼香

以下は、立礼焼香と座礼焼香の流れになります。

手順 内容
焼香台の前まで移動する
遺族と僧侶の方に一礼する
遺影に一礼する
抹香をつまみ、香炉にくべる
遺影に合掌し、一礼する
祭壇から一歩下がり、遺族に一礼する
席に戻る

座礼焼香は、立礼焼香とは異なり、最初に正座した状態で自分の焼香順を待ちます。

自分の順番が来たら、直立することなく、中腰の状態で移動する点に注意してください。

焼香をする際に、抹香(まっこう)を掴む指の本数や、額に抹香を持った手を持っていく「押しいただき」という行為は、宗派によって異なりますので、事前に知っておくようにしてください。

また、焼香の順番は、 基本的に故人のとの関係が深かった方から行う のがマナーです。
施主の方は、7回忌法要に参列した方が不快に感じないように順番を前もって考えておくことも忘れないでくださいね。
焼香に関しては、こちらも参考にしてみてください。

7回忌法要の喪主の準備

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場所と日取りの決定

7回忌法要の場所に関しては、菩提寺を基準に考えるのが一般的です。
先祖代々のお墓が所属しているお寺のことを菩提寺(ぼだいじ)と言います。

菩提寺は地方にあることが多く、首都圏内ならそこまで負担にはなりませんが、 親族の住んでいる場所などを考慮して法要の場所を決める ようにしてください。

一方で、7回忌法要は自宅で行う方も少なくはありません。
何人ほど呼ぶかにもよりますが、自宅で行うのもいいかもしれませんね。

7回忌法要の日取りは、併修を行う場合は、命日が早い方に合わせるようにし、通常通り行う場合も命日に行うのが好ましいですが、平日になってしまうことが多いはずです。

そういった場合は、親族の負担も考え、 命日よりも先の土日 に行うようにしましょう。

法要を遅らせることはよくない とされていますので、日程を組むことがどうしても難しい場合を除いては、命日より後に7回忌法要を行うことはないようにしたいですね。

招待する人を決める

一般的に、3回忌以降は 法要そのものの規模が小さくなっていくことや、親族のみで行ったり、喪に服すこともなくなったりします。

そのため、故人との関係性がかなり親密である方でなければ、親族のみで構いません。

もし、親族以外を7回忌法要に招待する場合には、案内状を送ることを忘れないようにしましょう。

特に、直前に送られてもほとんどは都合がつかないですし、無理やり来させることにもなりかねませんので、7回忌法要の日取りが決まった時点で、送るようにしましょう。

案内状の注意点

  • 句読点を使わない
  • 時候の挨拶や頭語と結語も記す

句読点を使わないのは、 明治時代まで日本の文章に句読点が使われていなかったため です。

この句読点をつけると、句読点をつけなければならないほど、 読み手の能力が低いという意味にもなりかねません ので、注意しましょう。

時候の挨拶は、月ごとにふさわしい季語がありますが、 その年の気温や気候にあった季語を使えるようにしましょう。

謹啓や拝啓を頭語や結語 と言いますが、正式な文書である案内状にも含めるようにしてください。

7回忌法要のお布施

お布施

お布施とは、お寺に対して、お礼や感謝の気持ちとして僧侶の方に渡す寄付金のことを指します。

7回忌法要のお布施の相場

そのため、読経一回につきいくらというような価格設定はされていないため、いくら用意すればいいのかわからない方も多いかと思います。

法要名 お布施の金額
四十九日 3万円〜5万円
一周忌 3万円〜5万円
3回忌 1万円〜5万円
7回忌以降 1万円〜5万円

お寺が先ほど述べたように菩提寺であったりと、関係が深い場合などは価格は上下しますので、事前に確認しておくといいでしょう。

お布施の渡し方

切手盆

7回忌法要のお布施の渡し方にもマナーがあります。
それは、 手渡ししてはいけない ということです。

お布施を渡すときは、必ず切手盆(きってぼん)と袱紗(ふくさ)もしくは、どちらかを使って渡すようにします。

切手盆は、冠婚葬祭などでよく用いられる 小さめのお盆 のことで、袱紗とは、絹や縮緬(ちりめん)でできた風呂敷のようなもののことを言います。

また、お布施を渡すタイミングですが、僧侶の方に慌てた印象を持たせないためにも、7回忌法要(読経や法話)が終わり、 僧侶の方がお帰りの支度をしている際に渡しに行くようにしましょう。

お布施の表書き

お布施 裏

7回忌のお布施の表書きには、「御布施」の文字を 通常の墨汁と毛筆 を使って書きます。

葬式や告別式の場合ですと、 「悲しみの涙で墨が薄まってしまった」ことや、「あまりの突然の訃報で墨を研ぐ時間がなかった」ことを示す ため、薄墨を使うのが一般的です。

しかし、7回忌法要のお布施はあくまでも、 お寺に渡すものであり、お寺に不幸があったわけではありませんので、通常の墨で書いて構いません。

また、水引は、市販の封筒にはコピーされているものもありますが、自分で無地の封筒を用意した場合は、水引は必要ありません。

水引は、地域や慣習によっては、失礼に当たってしまう場合がありますので注意してください。

渡し方

切手盆、もしくは、袱紗を用いた場合は、お布施の文字が自分に向くように置いておき、 90度ずつ回転させつつ、最終的に僧侶の方にお布施の文字が向くようにして差し出します。

「本日の7回忌法要、誠にありがとうございました。些少ですが、どうぞお納めください。」の一言とともに渡すようにします。

お布施以外の費用

お車代 御車代
  • 御車代
  • 御膳料

御車代とは、法要を自宅で行う際に、 僧侶の方が自宅に来るまでの交通費として支払うお金 のことを言います。

7回忌法要の金額の相場は、 だいたい5千円〜1万円 となっています。
逆にこれ以上必要となるほど遠方から僧侶の方を呼ばないようにしてくださいね。

御膳料とは、7回忌法要に会食の席を用意したものの、 僧侶の方が参加を辞退した時に、ご飯代として払うお金 のことです。

この御膳料は、僧侶の方が会食に参加した場合は、払いません。

こちらも金額の相場は、 5千円〜1万円 ほどとなっています。

注意点として、この二つを支払う際に、お布施にまとめて僧侶の方に渡そうとする方がいますが、それはマナー違反となります。

必ずそれぞれ、白い一重の封筒に「御車代」「御膳料」と書いてお布施と同じように渡すようにしてください。

3つに分けれたら封筒をまとめて渡すのは問題ありません。

7回忌法要での挨拶

挨拶

7回忌法要での挨拶は、来てくれたことへの感謝を簡潔に述べるようにしてください。

7回忌法要を始める挨拶

「本日は、亡き父〇〇の7回忌法要にお集まりいただき誠にありがとうございます。
〇〇もきっと喜んでいることと存じます。
それでは、7回忌法要を執り行いたいと思います。
ではご住職、よろしくお願いいたします。」

最後に僧侶の方に始めるようにお願いするとスムーズに7回忌法要に進むことができます。

7回忌法要の締めの挨拶(会食あり)

「本日は誠にありがとうございました。
皆様のおかげでこうして無事に7回忌法要を執り行うことができました。
心ばかりではございますが、粗宴の席を用意いたしました。
お時間の許す限りごゆっくりお過ごしください。」

会食がある場合は、そのことを伝えます。
それが自宅で用意しているものでない限り、会食を「些少ですが」などとは言わないようにしてください。

7回忌法要の服装

男女喪服

7回忌法要を行うにあたり、服装は、親族以外も参列する際は喪に服すようにしましょう。

私服でもカジュアル過ぎないようにしてください。

礼装は、

  • 正式礼装
  • 準礼装
  • 略礼装

の3つの格式が存在し、遺族側は、参列者側より低い形式の礼装は着ないのがマナーです。

準礼装の場合は、男性は、 ブラックスーツに白いシャツ、黒いネクタイ、黒い革靴を着用 します。

このブラックスーツとは、一般的な黒いスーツとは少し異なり、光沢感が抑えてあり、後ろの裾に切り込みが入っていないなどの特徴があります。

女性は、黒のアンサンブルに黒いストッキングなどを着用し肌の露出は避けてください。

アクセサリーは、 華美にならないようにし 、ネックレスなどは、真珠のもののみにしてください。

真珠はもともとイギリスのエリザベス女王が葬儀に参列する時につけていたのが、由来とされており、 「涙の象徴」 という意味もあり、日本でも利用されるようになったと言われています。

7回忌法要の案内状に「平服でお越しください」と書いてある場合があり、私服でいってもいいのかと誤解される方もいますが、これは、そこまで構えることなく来てくださいという意味です。

ですので、参列する方は、こうした案内状が来ても、略礼服では行くようにしましょう。
7回忌の服装に関しては、こちらも参考にしてください。

7回忌法要のお供え物

お盆 お供え

7回忌法要にあたり、お供え物は必ず必要なものではありませんが、7回忌以降ですと、13回忌や17回忌と間隔が広いため普段から故人のお墓参りなど行けない方は持って行くといいかもしれません。

お供え物として選ばれる品について以下にまとめました。

品物 特徴
ロウソク・線香 定番の品で、仏教には欠かせないため購入しやすい。
お花 お供え物として非常に利用されやすいですが、派手な色などは注意。
故人の好きだったもの 遺族にとっても嬉しいものですが、品物を選ぶ際には注意が必要。
カタログギフト 最近では、主流となっており、渡す側も受け取る側にとっても非常に融通が効く。

お花ですが、最近では、 プリザードフラワーという特殊な化学物質を使って長期保存が可能なお花 もよく利用されています。

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故人の好きだったものを持って行く際は、 殺生に関わるものや、選んだ品物が忌数でないことを意識してください。

お供え物の金額の相場

金額は、 3千円〜1万円 だと言われています。

もし、7回忌法要の前に選ぶ時間がなかったという方は、「御供物料」と表書きに書いた封筒に入れ、香典と一緒に渡すようにするといいでしょう。

その際に金額を書く際は、漢数字で書くのは当然ですが、 「壱、弐、参…」という旧字体を使う 点に注意してください。

7回忌法要は一つの大きな区切り

7回忌法要について解説してきましたが、7回忌法要から法要の規模などが施主や喪主の判断によって大きく異なることがわかっていただけたのではないでしょうか?

併修が可能となるのが7回忌以降であることからも大きな区切りであると言えます。

故人の逝去から時間が経っていますが、遺族として、故人をしっかり弔うことは当然ですが、僧侶の方にも迷惑をかけないように準備していきたいですね。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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