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葬儀

訃報とは?伝えるタイミング・範囲まで!書き方や対応の仕方も解説

訃報とは、「◯◯さんがなくなりました」というお知らせのことです。
この記事では、その訃報の伝え方や内容届ける範囲やタイミングなどを解説します。

訃報を伝える際の内容や注意点なども、文例も含めて紹介していきます。
また、訃報が届いたときの対応なども併せて確認していきます。

突然の訃報連絡に対して失礼のない振る舞いができるよう、しっかりと確認していきましょう。

訃報とは?伝えるタイミング・範囲まで!書き方や対応の仕方も解説

訃報とは

葬儀

訃報とは、「誰々が亡くなりました」というお知らせのことを指します。
親族から電話や電報で届くお知らせだけでなく、芸能人や有名人が亡くなった時にテレビで報道されることも訃報と言います。

訃報(ふほう)は読み間違いも多い?

ニュースや新聞などでも目に入る単語ですが、読み方を間違えて覚えている方も多いようです。
正しくは「ふほう」と読みますので、知らなかった方はこの機会に覚えておきましょう。

「訃」の漢字の右側の部分がカタカナの「ト」似ているため、「とほう」と読み間違える方が多いようです。
また、「けいほう」でも無いので注意します。

ショックなお知らせに用いられる「悲報」と混同している方もいますが、「訃報」とは全くの別物ですので注意します。

訃報の伝え方

法事欠席

訃報を伝える手段は主に 電話 が主流です。
その他にも以下の手段があります。

  • 電話
  • 回覧板
  • 新聞
  • FAX・メール
  • テレビのニュース

ご近所の方が亡くなった場合は、 回覧板 で訃報が回ってきます。
また、地域によっては 新聞のお悔やみ欄 に訃報を掲載することが可能です。

FAXやメール なども便利ですが、訃報はできれば直接お知らせする方が丁寧です。
また、すぐには相手が気づかないかもしれないということも考慮に入れて、出来るだけ避けた方が無難な手段です。

テレビでの訃報報道は著名人に限られます。
このように様々な手段がありますが、 やはり故人と縁が深かった方にはいち早く直接電話で訃報のお知らせを伝えるのが良いです。

メールでの訃報に関しては、こちらを参考にしてください。

訃報に含む内容

電話で訃報を伝える際は以下の内容を含みます。

  • 故人の氏名
  • 死因(簡潔に)
  • 死亡日時
  • 葬儀の日程と場所(未定の場合はその旨)
  • 自身の連絡先

訃報はもとは故人と縁が深かった人へ故人の死を伝えるほか、葬儀の案内の連絡としての役割も果たしていました。
しかし今ではまず亡くなった連絡だけを先にして、葬儀案内は詳細が決まり次第後日伝えるという場合もあります。

電話で訃報を伝える際の例

上記の内容を含んだお知らせの文例を紹介します。

突然のご連絡申し訳ありません。
○◯の息子の××です。

明け方、母が心不全で亡くなりました。
葬儀の日程はまだ未定ですので、決定次第ご連絡します。

遺体は△△に安置しておりますので、面会などご希望ございましたら私までお電話ください。
電話番号は080-XXXX-XXXXです。
父が◯月◯日の◯時に事故で亡くなりました。
生前、父が大変お世話になりました。

葬儀は△△斎場で行います。
通夜は明日の午後6時から、告別式は明後日12時から行います。


ご連絡の際は私の携帯080-XXXX-XXXXまでお願いします。

訃報を届ける範囲

喪服

訃報のお知らせを届ける範囲は、早く連絡すべき順番に以下の通りになります。

  • 近親者・親族
  • 葬儀社
  • 故人と親しい間柄だった友人
  • 会社や学校の関係者
  • 町内会や自治会

まず始めに家族・近隣の親族に訃報のお知らせを入れます。
遠方の親族も早めに葬儀の日程を伝え、来る予定を調整して貰います。

また、 葬儀社にも訃報のお知らせを入れるのを忘れないようにします。
菩薩寺がある場合はそちらとも連絡を取り、葬儀の日時を決めます。

次に故人と親しい間柄だった友人に訃報のお知らせを入れます。
連絡が取れた友人に、周囲の人にも訃報をお知らせしてもらえるよう頼んでおくとスムーズです。

会社や学校の関係者には葬儀の詳細が決まり次第連絡をして、 忌引きの手続き などを進めます。
また、町内会や自治会の方にも伝えて近隣住民に回覧板で訃報のお知らせを回してもらいます。

忌引きに関しては、こちらの記事も参考にしてください。

訃報を知らせるタイミング

時計

訃報のお知らせのタイミングは、故人との関係性の深さにもよっても変わります。

親戚や家族に知らせるタイミング

まず、親戚や故人の家族には遺体を自宅や斎場に安置し次第、すぐに訃報のお知らせをします。

この場合は取り急ぎ亡くなった旨だけ伝え、通夜や葬儀の詳細な日時が決まり次第再び連絡を入れます。

友人や会社に知らせるタイミング

それ以外の故人の友人や会社などには、それらの詳細が決定後、お知らせをするのが良いでしょう。
いずれにせよ早くお知らせするに越したことはありません。

訃報の書き方

紙とペン

ここからは、訃報のお知らせを文面でお届けする際の書き方を説明します。

訃報で知らせる内容

文面での訃報では以下の内容をお知らせします。

  • 故人が亡くなった旨
  • 故人の氏名(読み仮名)
  • 通夜・葬儀の場所と日程
  • 宗派
  • 喪主の氏名・連絡先

町内会の回覧板で回す場合

回覧板で訃報のお知らせを回す場合、喪主の電話番号などを載せるかどうかは個人情報保護の観点から喪主の判断を扇ぎます。

自宅葬の場合

自宅葬の場合は駐車スペースに関する配慮のお願いなども記載します。
「駐車スペースに限りがありますので、ご配慮お願い申し上げます。」等の一文をお知らせの文面に添えましょう。

自宅葬に関しては、こちらも参考にしてください。

訃報を書く時の注意点

訃報を書く際、注意すべき点が3つあります。

  • 享年の書き方
  • 句読点を打たない
  • 「訃報のお知らせ」とは書かない

享年の書き方

まず最初に気をつけて欲しいのは「享年」の言葉の意味です。
享年は死亡時の年齢を指します。

80歳で亡くなった場合は、「享年80」のように書きます。
この時、「享年80歳」のように、後ろに歳はつけません。

歳を使う場合、「80歳を持って永眠致しました」のように書きます。

享年に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

句読点は打たない

訃報の文面に句読点は打ちません。
これは日本の昔からの慣習で、厳かな儀式や式典での文章には句読点を打たないという決まりによります。

「訃報のお知らせ」とは書かない

訃報はその一言で「死亡のお知らせ」の意味を含蓄します。
「訃報のお知らせ」とは「死亡のお知らせのお知らせ」を意味し、厳密には間違いです。

ですから、 書き出しは「訃報」とします。

訃報の文例

近親者だけの家族葬の場合や香典を辞退する場合はその旨もきちんとお知らせします。

妻 山田 花子 令和元年6月13日16時22分逝去致しました
ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます

故 山田 花子 儀 葬儀告別式

昭和12年12月12日生まれ(満82歳)

日時 通夜式 令和元年6月15日(土)18:00〜
   告別式 令和元年6月16日(日)12:00〜

式場 名称 △△斎場
   住所 東京都△△区◯◯町 XX-XX

喪主 山田 太郎(故人との続柄:夫)
儀式形態 仏式

葬儀に際してのご案内
・遺族の意志により、葬儀は近親者のみで執り行います
・大変恐縮ですが一般の方々のご参列はご辞退願い申し上げます
・誠に勝手ながら御香典はご辞退申し上げます

葬儀後の訃報報告の文例

葬儀後の訃報報告では、訃報のお知らせが遅れたことへの謝罪の文を1文添えておきましょう。

この度 母 山田ミチ 儀
かねてより療養中でございましたが

令和元年6月13日をもって永眠いたしました(享年82)
なお 葬儀におきましては 本人の遺志により
誠に勝手ながら身内のみで執り行いましたことをご報告申し上げます

ご通知が遅れましたこと
故人が生前中賜りました厚誼に対しまして心より御礼申し上げ
失礼ながら書面にてお知らせ申し上げます

令和1年6月17日
東京都XX区XX町◯-◯
喪主 山田花子

訃報が届いた時の対応

法事欠席

訃報のお知らせが届いた時にまず最も重要なのは電話口で取り乱さないことです。
突然の連絡に驚く気持ちもわかりますが、遺族の気持ちに配慮し、落ち着いて対応しましょう。

そして、「この度は誠に御愁傷様でございます。心から、お悔やみ申し上げます。」などの お悔やみの言葉 を述べます。

次に、以下の3つの事項を手短に確認します。

  • 通夜・葬儀の日時と場所
  • 喪主の氏名
  • 宗派

喪主の氏名は弔電をお届けするために必要です。
また、 宗派によって香典の書き方などが異なります ので、こちらもしっかり確認します。

訃報が届いた時の対応での注意点

突然訃報のお知らせを受けたら、驚いてしまうことはあるかと思います。
しかしそんな中でも届いた時の対応で注意すべき点がいくつかあります。

  • 死亡原因を聞かない
  • 言葉は少なく、声は低めに
  • 忌み言葉を使わない
  • 相手の宗派に合ったお悔やみを述べる

死亡原因を聞かない

死亡の原因は尋ねないようにします。
病死や事故死・自殺などの死因が分かっている場合でも決して口に出してはいけません。

また、死亡時の様子などを詳しく聞こうとする態度も大変失礼で非常識な振る舞いにあたります。

言葉は少なく、声は低めに

遺族の心情を慮り、明るい声は出さず、低めの声で語尾を落としてお悔やみを述べます。
電話口で長々と話すのも失礼ですので、手短にまとめましょう。

忌み言葉を使わない

弔電やお悔やみの言葉では使用を控えた方が良いとされる 「忌み言葉」 が存在します。
繰り返しを連想させたり、言葉を重ねたりする表現は避けます。

また、 直接的な表現も好ましくありません。
それぞれの例を以下の表にまとめましたので、これらの言葉は使わないよう注意を払います。

忌み言葉
重ね言葉 かさねがさね
くれぐれも
返す返す
度々
しばしば
繰り返しの連想 再び
続く
直接的 死ぬ
死亡
生きる
生存

話の中でこれらの表現を用いたいときは「死ぬ→ご逝去」「生きていた頃→お元気だった頃」と言い換えます。

お悔やみの言葉はこちらの記事でもとりあげています。

相手の宗派に合ったお悔やみを述べる

お悔やみを述べる際は相手の宗教・宗派にも気をつけます。

相手がキリスト教徒の場合

キリスト教の場合、死は神様のもとへ帰る入り口だとされているため、死を明るく前向きなものと捉えています。

そのため、キリスト教ではお悔やみの言葉というのは不似合いです。
しかし、大切な家族を失った遺族の悲しみは変わりません。

◯◯様の魂に神様の平安ありますようお祈り申し上げます
安らかなお眠りを心よりお祈りいたします

など、キリスト教の考えに基づきつつ、遺族の心情に配慮したお言葉をかけましょう。

訃報のお知らせについて知り適切な対応を

さて、この記事では訃報のお知らせについて、自分が訃報を伝える時と相手から訃報を受け取ったときの2つのパターンについて、それぞれ解説してきました。

自分から訃報通知を送る場合には、お知らせの手段やタイミング、そしてお知らせする範囲などを解説してきました。
加えて電話や文面で訃報を伝える際の内容や注意点とともに、お知らせの文例も載せましたので、よければ参考にしてください。

また、自分が訃報のお知らせを受け取った時は取り乱さない、ということを第一にしましょう。
一番悲しいのは遺族の方々ですので、遺族の方々のお気持ちに寄り添った対応を心がけます。

突然の訃報にも適切に対応できるよう、少しでも知識を身につけておきましょう。

みん終編集部

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