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葬儀の花輪は誰が贈る?手配や値段、選び方のマナーも解説

葬儀では、故人を悼みお悔やみの気持ちを表すものとして様々な種類の花が贈られます。
花輪はその中の一種です。

今回の記事では葬儀の花輪の贈り方や飾り方などを紹介します。
気を付けたいポイントもたくさんあるのでぜひ参考にしてください。

葬儀の花輪は誰が贈る?手配や値段、選び方のマナーも解説

葬儀の花輪とは?

市民葬6

花輪(はなわ) とは、葬儀場の外の出入り口付近に置かれたお供え物の飾りのことです。

花輪に使われるお花はほとんどの場合は造花になります。
地域や宗教で花輪に用いる花の色が限られていたり、飾り方が特殊かもしれませんので、ご家族に確認を取るとスムーズに花輪選びができます。

まれに都市部にある葬儀場は飾るゆとりがないかもしれませんので、贈る場合は事前に葬儀場に確認が必要です。

花輪の多くは故人や喪主の勤務先または取引先の企業で贈ります。

団体の場合も、個人の場合も、普段から馴染みの少ない花輪について詳しく説明します。

葬儀の花輪を贈るタイミング

花輪は、訃報の連絡から 葬儀前日まで に届くようにします。

花輪は大型なので、届いてから簡単には飾れません。
葬儀の準備をしている方に気を使う必要があります。

どうしても手配が間に合わない際は、「後飾り」という方法があります。

「後飾り」とは

葬儀後の四十九日までご遺族の自宅に小さな祭壇を設け、ご遺骨を祀ります。
この祭壇を設けることを後飾りといいます。

後飾りは自宅に飾るものなので花瓶に入る程度の生花を贈ります。
初七日から四十九日の間に贈りましょう。

後飾りについては、こちらの記事で見ることができます。

葬儀の花輪の選び方

葬式

花輪の選び方には一定の決まりがあります。
以下の3点に分けて説明していきます。

  • 花輪の色・種類
  • 花輪のサイズ
  • 花輪のデザイン

花輪の色と種類

主な概要は以下の表のようになります。

宗教 花の種類
仏教 菊・百合・胡蝶蘭 白・黄
キリスト教 ラン・カーネーション 淡い色彩

色と種類に分けて解説します。

白や黄色 を基調とした 落ち着いた色 の花を用いるのが基本になりますが、
最近では故人の好みや生前の意向などに沿った色の花を用いる事もあります。

キリスト教の葬儀では仏式と異なり、淡いピンクなど白以外の花も用います。
ただし、原色に近い赤のような華美な色は避けましょう。

種類

仏式で飾る花の種類としては菊や百合、高級感を醸し出せる事から胡蝶蘭が挙げられます。
仏式ではほとんど 造花 です。

一方、キリスト教の葬儀にはラン、カーネーションなどの洋花を用います。トゲがある花は入れず、必ず 生花 でなくてはなりません。

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仏花については、こちらを見てください。

花輪のサイズ

関東都市部(東京、横浜、川崎)での一般的な大きさは、高さが約3.2m~3.5m 、 直径が約1.8mです。

しかし、サイズを選ぶ時は会場にどのくらいのゆとりがあるのかが重要です。特に都心部にある葬儀場の場合は一度、葬儀場に確認を取ってから贈りましょう。

花輪のデザイン

花輪の中心部分には、「忌」か「合掌」などの文字が書かれます。

ただし、文字の有無や文字の内容は地域やご親族によって異なる場合があるので、予め確認を取っておいた方が良いでしょう。

葬儀の花輪の贈り方

葬式

葬儀場にもよりますが、入り口に飾る場所が無いため断られる場合や、別途持ち込み料金が発生する事があるので注意が必要です。

また、名札は遺族が贈り主を判別しお礼する際の参考にするため正しい記載を心がけましょう。

  • 花輪の注文方法
  • 名札の書き方

これらを説明します。

花輪の注文方法

注文する方法は主に以下の3つです。

  • インターネット
  • 花屋
  • 葬儀会社

インターネットでの注文

インターネットで花輪を注文すると、贈り主と葬儀会社の仲介をしてくれます。

カード払いが可能なほか、時間帯を気にせずに注文できるので葬儀のような緊急の際はとても使いやすいです。

「花キューピット」というサイトは全国に届けられるサービスがあり、便利です。

花屋での注文

花屋に注文すると、インターネットと同様に、贈り主と葬儀会社の間に入って手配をしてくれます。

先ほど説明した「花キューピット」は全国的なネットワークがあるため、遠方の葬儀場に贈る際も贈り主のイメージ通りの物を届けられます。

葬儀会社に直接注文

葬儀会社に注文すると、贈り主が直接会社とやり取りをします。

形式や会場の広さなども把握し、適切な物を作っている事が多いので、会社の方に注文依頼を行うのが多いです。

注文がギリギリになってしまっても葬儀までに届きやすいのがメリットです。

いずれの場合でも、注文時にはまず 喪主名葬儀の日時 を確認しましょう。

※「 一基一対 (いっきいっつい)」に関して
花輪を頼む際、「一基か」「一対か」と聞かれます。

花輪1つを1基と呼びます。
葬儀場の入り口の両脇に飾る場合は1対を注文し、片側のみの場合は1基を注文します。1基での注文が一般的です。

名札の書き方

花輪を贈る際には、贈り主の名前が記載された立札の形の芳名名札(ほうめいなふだ)を付けます。

送り主のパターンを以下の場合に分け、記載の解説を行います。

  • 個人
  • 会社・職場
  • 複数人の友人
  • 家族で連名

個人

個人で花輪を贈る場合、個人名のみをフルネームで記載します。

会社・職場

会社や職場で花輪を贈る場合、会社名、代表者名を記載します。
会社名が長い時には、株式会社を(株)、有限会社を(有)などと省略しても構いません。

会社の部署で贈る場合には、基本的に会社名、部署名に続けて「一同」と書きますが、人数が少ない場合は全員の個人名を書くことがあります。

個人名を書く場合は「肩書の有無」により以下の二通りの記載方法があります。

肩書の有無 記載事項
会社名、肩書、個人名
会社名、部署名、個人名

個人名は 地位が上の物が右側になるように書きます。

友人で贈る

友人同士で連名に年上の人から順に右側から個人名を書いていきます。
ただし、記載する人数が多くなる場合には、「友人一同」と書いたり、別途で書面を付けたりします。

家族で贈る

遺族や親族で連名にする場合、一般的には「兄弟一同」もしくは「従兄一同」などと書きます。
子供は年齢が上の人から順に右側から書いていきます。

葬儀の花輪の飾り方

葬儀会場

花輪は屋外用の大型なので 葬儀場の外の入り口付近 に飾ります。

故人とより親しい方を入り口の近くから 並べます。
葬儀社のスタッフが並べてくれますが、順番は遺族が正しく指示を出す必要があります。

前日までに名札を見て贈り主の名前を確認すると、当日は少し楽になります。

葬儀の花輪の金額相場

お金

基本的には造花製の物をレンタルして飾ります。

レンタルの際の相場は 15,000~20,000円 程です。

葬儀の花輪の注意点

花輪の注意点は以下の通りです。

  • 地域や宗教、宗派を考慮する
  • 遺族に配慮する
  • 葬儀の花輪の持ち帰りについて
  • 葬儀の花輪を辞退された時は

地域や宗教、宗派を考慮する

上でも述べたように、 地域や宗教、宗派によってマナーが大きく異なります
マナーを知らずに花輪を贈ると大変失礼にあたるので気を付けましょう。
特に遠方に贈る際には注意が必要です。

遺族に配慮する

また花輪は大きい飾りであるため、飾るのにそれなりの手間と空間を要することに配慮することが大切です。
故人を亡くした ご遺族のお気持ちと葬儀の準備の忙しさ を忘れてはいけません。

葬儀の花輪の持ち帰りについて

会社によっては花輪の持ち帰りのための包装が用意してある事もありますが、持ち帰りについては賛否両論あるのが現状です。

初めに結論を言うと、地域の伝統により葬儀の形も変化するので、賛成反対いずれかの意見に是非を付けることはできません。

良し悪しの判断は故人の価値観にも委ねられます。
以下に賛成と反対の意見をまとめましたので判断材料の一つにして下さい。

賛成の意見

賛成の意見は以下が挙げられます。

  • 厄払いされたものなので縁起が良い
  • 長生きして亡くなられた方に手向けられた花は、長寿にあやかれる
  • 花輪を仏様に捧げた花として捉え、功徳を受ける事ができる

反対の意見

反対の意見としては以下が主に挙げられます。

  • 故人を悼むために花輪を贈るので参列者が持ち帰るべきでない
  • 葬儀の花を家に持ち帰るのは縁起が悪い
  • 供物の使い回しと捉えられる

葬儀の花輪を辞退された時は

飾る場所がない場合や手間などの問題から花輪の飾ることを辞退する遺族もいらっしゃるでしょう。
特に家族葬の場合、辞退の旨を事前に聞く事が多いです。

辞退を受けたならば、花は贈りません。
ですが、お世話になった方や親族の礼儀として、弔意を伝えたい事もあります。
その際は以下の二つが対応方法として挙げられます。

  • 弔問をする
  • 弔電を送る

弔問に訪れる

日時に関して遺族に確認をとった上で、後日遺族の自宅に弔問に行くことをお勧めします。
弔問は、葬儀後一週間から四十九日の間に行い、花や御線香代、お菓子を始めとしたお供え物を持参します。

弔問に関しては、こちらを見てみてください。

弔電を送る

弔電は遺族側の返礼の必要がないため、最も辞退が起こりにくい手段と言えます。

しかし、無論例外も存在し、遺族側が事前に案内状等で辞退の旨を記載している事もあります。
弔電の作成前に必ず 辞退の有無を遺族に確認 しましょう。

弔電については、以下の記事を見てください。

【コラム】花輪以外に葬儀で贈られる花

葬儀で飾る花にはいくつかの種類があり、花輪はそのうちの一つです。
紛らわしいですがそれぞれ特徴があるので紹介します。

  • 枕花
  • 供花
  • 供花スタンド
  • 献花

枕花(まくらばな)

亡くなって1番初めに飾る花です。
訃報を受け取り、早く駆け付けた方がお通夜の前から飾るものです。

枕花については、こちらを見てください。

供花(きょうか・くげ)

お供え物と一緒に祭壇に祀られます。
葬儀前日までに届けます。

供花スタンド

葬儀場の入り口または祭壇の左右に飾ります。

献花(けんか)

告別式で参列者が焼香する代わりに一本ずつ祭壇に捧げる。

葬儀の花輪のマナーを知ろう

この記事では花輪に関して、手配先や宗派ごとの種類、その他葬儀で飾られる花についても述べてきました。

概要は以下の5点です。

  • 仏式では白と黄、キリスト式では白や淡いピンクの花を選ぶ
  • レンタルされた物を飾る
  • 1万5千円~2万円 程が相場
  • 葬儀前日までに贈る
  • 飾る際は入口付近に、関係性の近い順に並べる

花輪は必ず参列者の目につく飾りですので、その分飾る際にも、場所や並び順などに気を付けます。会社の方のサポートを受けられますので、基本は指示に従い、飾りつけを行って下さい。

また、故人を悼む気持ちをきちんと表すためにも、正しい手順で贈ることが大切です。

適切な知識を身につけ、送る際に相手方に失礼にならないよう、適宜身近な方に聞く事を心がけましょう。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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