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葬儀

37回忌とは?必要性は?服装やお布施!弔問客の香典やお供え物も

皆さんの中で、37回忌を経験された方はいらっしゃいますか。
「1周忌や3回忌は経験あるけど、37回忌はまだない」という方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では37回忌の必要性や服装、僧侶の方のお布施など37回忌に関する情報を全体的にお届けします。

37回忌とは?必要性は?服装やお布施!弔問客の香典やお供え物も

37回忌とは

冒頭でも述べましたが、 37回忌 を経験された方は少ないのではないでしょうか。

37回忌とは、 故人が亡くなって満36年目の命日もしくはそれよりも前の日時で行う年忌法要 のことです。

37回忌の説明の前に、以下を先にご紹介します。

  • 年忌法要

年忌法要

年忌(ねんき)法要とは、 故人を偲んで供養を行う法要 のことです。
年忌法要以外にも、回忌法要や追善供養などの別の呼び名もあります。

年忌法要は毎年行うものではありません。

行う年が決まっています。
以下の表にまとめました。

行う年 年忌法要
命日から満1年 一周忌
命日から満2年 三回忌
命日から満6年 七回忌
命日から満12年 十三回忌
命日から満16年 十七回忌
命日から満22年 二十三回忌
命日から満26年 二十七回忌
命日から満32年 三十三回忌
命日から満36年 三十七回忌
命日から満42年 四十三回忌
命日から満46年 四十七回忌
命日から満49年 五十回忌
命日から満99年 百回忌

上の表を見て「3や7がつく年なのはなぜ?」と疑問を持たれた方もいらっしゃると思います。

3や7がつく年に年忌法要が行われる理由としましては諸説あります。
その中から1つご紹介します。

理由を一言で申しますと、 「仏教の世界では3や7は重要とされている数字だから」 です。

最初に「7」という数字を見ていきます。
特に有名なものを挙げますと、仏教の宗祖であるお釈迦さまは生まれるとすぐに、7歩歩いたと言われています。

また、仏教には生前の行いによって6つの世界に転生すると考えられています。
この六道の考えを超える「7」が、悟りを得たり迷いを超えたりする上で大切にされています。

次に「3」という数字を見ていきます。
3も先ほどの考え方と同様に、2を超える存在です。

2という数字には、「勝・負」「有・無」などの両極端な考えが含まれています。
さらに、お釈迦さまの教えの中に「2を超えた生き方」をするようとおっしゃったと言われています。

2を超えた3、6を超えた7という数字が仏教の世界では大切にされています。
加えて、「2年なのに3回忌なのはなぜ?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これは、亡くなった日を1回忌と考えられているからです。
翌年を2回忌、2年後を3回忌。。。となります。

ちなみに、年忌法要の7回忌以降は日本独自の文化だと言われています。
同じ仏教が多い、中国やインドでは行われていません。

インドでは49日忌法要まで、中国では3回忌までと言われています。
年回忌法要に関しては、こちらも参考にしてみてください。

37回忌の流れ

流れ

37回忌や年忌法要についてご紹介しましたが、実際はどのようなことをするのでしょうか。

37回忌の流れについて見ていきます。

法事の流れ

37回忌の法事の流れは以下の通りです。

ちなみに、以下のような 供養行事のことを法事 と言います。
一方、 法要とは「法事+会食」 の2つセットのことを指します。

  1. 喪主の挨拶
  2. 僧侶の読経
  3. 遺族の焼香
  4. 参列者の焼香
  5. 僧侶の法話
  6. (墓参り)
  7. 喪主の挨拶
  8. 会食会場への移動(会食がある場合)

会食の流れ

37回忌の会食の流れは以下の通りです。

  1. 喪主の挨拶
  2. 献杯
  3. 会食
  4. 喪主の挨拶
  5. 引き出物の配布・解散

献杯

献杯(けんぱい) とは、 食事を行う前に故人に杯を捧げる ことを指します。
ただし、祝いの場で行われる乾杯とは少し異なります。

乾杯は大きな声で発声しますが、献杯では発声しないもしくは小さな声で発生を行います。
また、献杯時は杯を軽く上げる程度で、顔はうつむき程度にします。

引き出物

引き出物 とは、 喪主が参列者に参列していただいたことへの感謝として配る品物 のことです。

法事・法要の場では引き出物があります。
37回忌でも同様に準備しておく必要があります。

引き出物は一家に2000~3000円のものを1つお渡しします。
商品はお菓子や洗剤など「消えもの」を選びます。

37回忌は必要?

疑問

37回忌は故人が亡くなってから、36年後ですので必要?と疑問を持つ方も多くいらっしゃいます。

実際、他の方はどうなのでしょうか。
例えば、両親が亡くなって37回忌までくると子どもも高齢になっていることがほとんどです。

そのため、 近年は33回忌までを弔い上げとする方が多い ようです。
弔い上げとは、最後の年忌法要のこと を指します。

そのため、33回忌を弔い上げとした場合は、それ以降の年忌法要は行わないことを意味します。

弔い上げは、33回忌か50回忌に行います。

先ほども述べました通り、33回忌を弔い上げとするケースが一般的になっているため、37回忌を含めたそれ以降の年忌法要を行わない方の方が多くなっています。

「50回忌まであるのに途中でやめて問題ないの?」と思った方もいるのではないでしょうか。

結論から申しますと、特に問題ありません。
仏教では、33回忌まで経過するとどんな罪人も浄土に往けると考えられています。

もちろん、50回忌を弔い上げとする方もいらっしゃいます。
その場合、37回忌を行うべきでしょう。

弔い上げを33回忌か50回忌のどちらにするかで、37回忌を行うか決まります。
それでは37回忌について見ていきます。

37回忌の服装

喪服

最初に37回忌の服装を見ていきます。
一般的には、37回忌は身内や親族だけで行うことほとんどですので、 平服で問題ないでしょう。

前回の33回忌を思い出してみて下さい。
その際の服装が基準となります。

ただし、これは家庭によって異なります。
きちんと礼服で行う家庭もありますので、喪主に事前に伺っておくことをお勧めします。

以降、平服に関して見ていきます。

男性の場合

平服と聞くと、普段の服装をイメージしがちですが違います。
平服とは略喪服 のことです。

男性の平服は、 黒や紺などのダークスーツ が基本です。

シャツ

白無地のワイシャツが好ましいです。
色付きのものは避けます。

ネクタイ

黒や紺などの暗い色のネクタイを選びます。
赤などの派手な色は好ましくありません。

靴(くつ)

黒の革靴が好ましいです。
飾りのついたもの、スニーカーなどのカジュアルなものは避けます。

お葬式や法事などの場では、動物の革を用いたものは「殺生」を連想させるので好ましくありません。

以前は布製の靴などでしたが、現在は革靴でも問題ありません。
靴下は黒や紺などの暗い色のものにします。

女性の場合

女性の場合も、 男性同様に黒などのスーツ が好ましいでしょう。
スーツ以外にも、 黒や紺などのワンピースやアンサンブル を着ている方もいらっしゃいます。

メイク

メイクは派手すぎずナチュラルメイクにします。
素朴さを出すためにノーメイクで行くことは、かえって失礼に当たります。

メイクは必ずしていきましょう。

アクセサリー

アクセサリーは、パールの一重のネックレスを選ぶ方が多いです。

ピアスやイヤリングは派手でないものであれば問題はありませんが、身に着けていない方が無難です。

指輪も、結婚指輪までで過度なおしゃれは控えましょう。

靴(くつ)

黒などの暗い色のパンプスにします。
ヒールが高いものや飾りが付いたものは避けます。

ストッキング

法事や法要の場では、黒のストッキングが一般的です。
肌が少し透ける程度にします。

バッグ

女性の場合、メイク道具など日常からバッグを持ち歩く方が多いです。
37回忌の場では、あまり大きすぎないハンドバッグがおすすめです。

色は他のものと同様、黒などの暗めの色を選択しましょう。
金属がなるべく使われていないもの、動物革が使われていないものにします。

子どもの場合

子どもが37回忌に参加する場合の服装も見ていきます。
通っている学校に制服がある場合は、制服が好ましいです。

大学生であれば、リクルートスーツで問題ありません。

制服がない、未就学児の場合は、暗めの衣類にします。

靴(くつ)

黒のローファーや革靴が好ましいです。
そういった靴がない場合は、暗めの色のスニーカーでも問題ありません。

37回忌の準備【喪主】

葬儀 仏花

続いて37回忌の準備について見ていきます。
37回忌の準備はおよそ2か月前から始めます。

2か月前の準備の手順は以下の通りです。

  1. 日程・場所を決める
  2. お寺へ連絡
  3. 会食の会場を決める(会食がある場合)
  4. 引き出物を決める
  5. 招待者のリストを作成する
  6. 献杯者へお願いする(会食がある場合)
  7. 招待者への案内状を作成する

以上の内容が済んだら、次におよそ1か月前に準備を行います。
1か月前の準備の手順は以下の通りです。

  1. 招待者へ案内状を送る
  2. 返事から最終人数を確定する
  3. 会場の席数や引き出物などを関係先に連絡する
  4. 法事会場と会食会場の移動方法・最終人数などの再確認

日程・場所

日程を決定する際は、なるだけ人が集まりやすい休日を選択しましょう。
故人の命日ではなく、前の土日に行うのが一般的です。

場所は、自宅やお寺で行われることが多いです。
お寺で行う場合は、可能かどうか問い合わせておきます。

会食会場の移動方法

法事後に会食を行う場合に関してです。
会食は、人数に合わせて自宅やホテル、レストランなどで行われます。

法事会場と会食会場との距離を考慮して移動方法を決定しましょう。
距離が離れている場合は、送迎バスなどを用意しておくといいかもしれません。

37回忌のお布施【喪主】

お布施

37回忌では僧侶の方に供養を行ってもらいますので、お布施を用意しておく必要があります。

お布施とは、僧侶の供養に対する感謝として渡す金品(お金) のことです。
37回忌のお布施の相場は、 1万~3万円程度 です。

お布施は不祝儀袋や白無地の封筒に入れてお渡しします。

お布施以外にも、37回忌では以下の2点を僧侶にお渡しすることがあります。

  • お車代
  • お膳料

上の2つとお布施は一緒の不祝儀袋・封筒に入れることはできません。
必ず、それぞれ個別の不祝儀袋・封筒を用意しましょう。

お車代

自宅などお寺から離れた場所で37回忌を行う場合に必要となります。
お寺から会場までの移動の費用として、お車代を渡します。

お渡しする金額は、 5千~1万円程度 です。

お膳料

僧侶が会食に参加しない、会食がない場合に必要となります。
お膳料とは、お膳の代わりに渡す金品のことです。

お渡しする金額は、 5千~1万円程度 です。

37回忌の挨拶【喪主】

仏壇 

37回忌では、喪主は何度か挨拶をしなければいけません。
続いて、喪主の37回忌の挨拶に関して見ていきます。

行うタイミングとしては以下の4つです。

  • 法事の始めの挨拶
  • 法事の終わりの挨拶
  • 会食の始めの挨拶
  • 会食の終わりの挨拶

それぞれ例文をふまえて見ていきます。

法事の始めの挨拶

37回忌を始める上での最初の挨拶です。

「本日はお忙しい中お集まりいただき、誠に有難うございます。それでは、父〇○の37回忌法要を執り行いと存じます。(僧侶の方を向いて)それでは宜しくお願い致します。」

法事の終わりの挨拶

法事が終わった後の挨拶です。
会食がある場合はそこで会食の紹介もしておきます。

本日はご多忙中にもかかわらずご参列頂き、誠に有難うございます。お陰様で無事に父の37回忌法要を終えることができました。これからも変わらぬご支援のほど宜しくお願い致します。ささやかではございますが、別室にて食事の席をご用意しております。どうぞゆっくりなさってください。本日は誠に有難うございました。

会食の始めの挨拶

会食を行う前に一言挨拶と、献杯者の紹介を行います。

本日は亡き母○○の37回忌法要にお集まり頂き誠に有難うございました。母の思い出話などしながら食事を召し上がって頂ければ、母の供養にもなると思います。どうぞごゆっくりおくつろぎください。初めに私の叔父である○○さんより献杯のご発声を賜りたいと存じます。○○さんお願いいたします。

会食の終わりの挨拶

37回忌法要全体の締めの挨拶に当たります。
引き出物についても触れておきましょう。

本日は最後までお付き合いいただき、誠に有難うございます。母が亡くなってから36年という年月が経ちました。皆様には今後とも健康にお過ごし頂き、ご支援賜りますよう何卒宜しくお願い致します。本日はお開きとさせて頂きます。お荷物になって大変申し訳ございませんが、心ばかりのものをご用意させて頂きました。お帰りの際にお忘れなきようお願い致します。本日は誠に有難うございました。

37回忌の香典【弔問客】

香典金額

37回忌の香典の相場は会食があるかないかで金額が異なります。

会食がない

会食がない場合の香典は、 5千~3万円程度 が相場です。
夫婦共に出席する場合は、 1万~5万円程度 です。

会食がある

会食がある場合は、ない場合と比べて香典の金額は少し上がります。

香典は、2万~5万円程度が相場です。
夫婦共に出席する場合は、 3万円以上 です。

37回忌のお供え物【弔問客】

37回忌では、故人を供養するために弔問客がお供え物を持ってきます。

お供え物は一般的に 「消えもの」 にします。
その中でも以下の項目の選ぶとよいでしょう。

  • 故人の好きだった
  • 小分けできる
  • 日持ちする

故人の好きだった

お供え物は故人に捧げるものですから、故人の好きなものを選択しても何ら問題ありません。

故人の好きな果物やお菓子などがいいでしょう。

小分けできる

場所によりますが、お供え物を参列者に配るところもあります。
小分けできるお菓子などですと、喜ばれます。

日持ちする

37回忌には複数からお供え物が来ることが予想されます。
日持ちしないものですと、かえって遺族の負担になりかねません。

日持ちし仏壇などに置いておくことができるものがおすすめです。

37回忌行えるなら行うべき

37回忌の流れや香典など、全体的にご紹介してきました。
近年では33回忌までを弔い上げとして、37回忌を行わない方も増えてきています。

しかし、行えるのでしたら行うに越したことはありません。
37回忌まで行うと、喪主の方も要領はある程度ご存知かと思います。

疑問が出てきた際にはぜひこの記事をご参考下さい。

みん終編集部

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