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葬儀

乾杯・献杯とは?乾杯と献杯の違いや献杯のタイミング!挨拶も

献杯と言うものをご存知でしょうか?
献杯は弔事後の会食を始める前に行うもので、飲み会で言うと乾杯のようなものとなります。

しかし、乾杯との違いも多くマナーが多くなっています。
今回の記事では、献杯について乾杯との違いやマナー、挨拶について紹介していきます。

乾杯・献杯とは?乾杯と献杯の違いや献杯のタイミング!挨拶も

乾杯とは

乾杯とは、家庭内から宴会の席まで幅広く行われている、場の主催者や指名された人が音頭を取り、お酒を注いだジョッキやグラスを掲げて、乾杯と同時に言うことです。

乾杯が行われるタイミングは参列者と一人一人に対しての飲み物が揃った時に行われます。
乾杯は食事や飲み物に手をつけるきっかけとして行われます。

遅れてくる人がいる場会は、 時間通りに行った後で、到着後に改めて行うことがあります。
基本的に、慣習であるため地域差や個人差があり、厳格に手順が決まっているわけではありません。

基本的に、例外はありますが乾杯が行われるよりも先に飲み物や食事を頂くことはマナー違反とされています。

乾杯の流れ

地域やその時の趣旨、参加者の構成により異なりますが一例としては以下の通りです。

  1. 乾杯前
  2. 参加者全員がグラスを手に持つまで待つ
  3. 乾杯の挨拶をする
  4. 乾杯

これらの工程それぞれについて見ていきます。

乾杯前

音頭を取る役割を担う人物の合図や雰囲気を受けて、参加者は正座の形へと姿勢を正すなどの乾杯の準備を行います。

参加者全員が飲み物を手に持つまで待つ

参加者全員が飲み物を手にするまで待ち確認します。

乾杯の挨拶をする

音頭を取る人が、宴会の趣旨や挨拶を述べます。

乾杯

音頭を取る役割を担った人物が、乾杯と掛け声をあげたら、それに続けて他の参加者も乾杯と繰り返します。
ジョッキの場合はを目の高さほどに掲げて、互いにジョッキを打ち付けて音を出します。
ワイングラスの場合は、グラスが割れる恐れがあるため、打ち付けずに目の高さほどに掲げます。

献杯とは

お斎

献杯とは、精進落としをはじめとしたお斎など葬儀後に設けられる会食の始まりの合図として行います。
宴会の時の乾杯とほぼ同じですが、とりわけ弔事の際に行うものをさします。

献杯が行われるよりも先に食事や飲み物に手をつけてはならない点や、全員が席についたことを確認してから始める点では、乾杯と同様となっています。

基本的な流れは、参加者が全員揃ったことを確認できた時点で位牌の前にお酒の入った盃(さかずき)を用意し、喪主や遺族による挨拶を受けて献杯を行います。
この流れは、葬儀の場合でも法事の場合でも同様に行います。

献には捧げる(ささげる・たてまつる)という、敬意を示す意味があり、故人の死を心残りに思うというものが込められています。

献杯の流れ

地域や宗派により異なりますが、一般的には以下のように進めます。

  1. 献杯前
  2. 挨拶
  3. 献杯
  4. 献杯後

献杯前

献杯は、葬儀が終得て、参列者が全員会食の席に着いたことを確認できた段階で行います。
献杯を行う時間を迎えたら、先に故人の位牌の前へとお酒を捧げてから、参加者全員のグラスにお酒などの飲み物を注ぎあいます。

これは地域により異なるため、その場の雰囲気に合わせた立ち回りを行うとよいでしょう。

挨拶

稀に、司会の方などから献杯の挨拶を事前に依頼されることがあります。
そのような際には、目立つ場所へと移動しグラスを置きます。
参列者に向かって一礼し挨拶を述べます。

献杯

挨拶が終わったら、参列者の方々へグラスを持ってもらうよう伝え、故人の位牌や遺骨のある方へと向き直っていただきます。

そして、音頭を取る役割を担った人物が静かに「献杯」と言い、他の参列者もそれを合図として「献杯」と、同様に静かに繰り返します。

浄土真宗で葬儀が行われている際には「御霊前」や「冥福」といった言葉を使わないなど献杯の唱え方には、宗派や地域により異なります。
迷ったら、共通で使える「追悼の意をあらわし献杯」のように使うことをおすすめします。

献杯後

献杯の後には参列して下さった方々へと感謝の意を表し、その後一礼して席へ座り、会食が始まります。

乾杯と献杯の違い

違い

乾杯と献杯の違いとして一般に挙げられる点は以下の3つです。

  • いつ行うか
  • グラスを突き合わせるか
  • 拍手

それぞれについて詳細に見ていきます。

いつ行うか

乾杯と献杯の差異として最も大きいのは、乾杯は飲み会や打ち上げなど楽しい雰囲気のときに行われるものであるのに対して、献杯は葬儀や法事をはじめとした弔事にて催される会食の際に行われる点にあります。
雰囲気が大きく異なるだけでなく、献杯のケースでは故人の冥福を皆で祈る意味合いが主目的となるゆえに乾杯の際の賑やかさはありません。

グラスを突き合せるか

乾杯の際には、音頭を取る人が乾杯と言ったのを皮切りに、参加者が同時に乾杯と言いながら具タスやジョッキを互いに突き合わせます。
対して、献杯のケースでは挨拶を終えると厳かに「献杯」と発し、それに続いて参加者も「献杯」と発するところまでは同様に行いますが、静かに目高さほどにグラスをあげます。

拍手

経験のある人も多いとは思いますが、乾杯であれば、乾杯の発声の終了に合わせて拍手が行われることも珍しくはありません。
しかし、献杯のケースでは行われない、むしろ厳禁と捉えて問題ないでしょう。

献杯のタイミング

時計

献杯が行われるのは、 葬儀や法事の後の会食の席です。
参加者が全員揃ったことを確認したら、タイミングを見計らうようにして行います。
献杯が行われる前には、故人の位牌の前にもグラスを用意しておくことを忘れないようにしましょう。

いざ、献杯を行うという際には、故人を偲ぶ挨拶も忘れずに添えるようにしましょう。
会食においては、献杯を終えるまでは料理や飲物を口にしないことがマナーとなっています。

ゆえに、参加者を待たせている状態なので、挨拶はなるべく手短に行いましょう。
挨拶の最後に、グラスを目の高さまで上げて、献杯といいます。

献杯の挨拶は誰が行うのか

頭を悩ませがちな献杯の挨拶ですが、誰が代表して献杯の挨拶をするかに 決まりはありません。
しかし、挨拶を依頼する際には前もってお願いしましょう。

多くの場合は、故人の身内や友人、会社の上司が行います。
依頼された際には、慌てず、端的に一分程度でまとめて堂々と故人を冥福する気持ちを込めましょう。

献杯の挨拶例

手紙

挨拶の内容は以下の順番で言いましょう。

  • 自己紹介
  • 生前の関係や惜しむ心
  • 参加者の献杯唱和の依頼
  • 献杯
  • 感謝の言葉

また、葬儀と法事の場合では多少内容が異なります。
以下で文例を紹介します。

葬儀の場合

葬儀の後、参列者が会食を行う精進落しを行います。
精進落としの中で、献杯はこの会食が開始したことの合図としての役割を担っています。

以下では献杯の挨拶を誰が行うかのケースごとに分けて文面を見ていきます。

故人の親族が行う場合

(亡くった人の名前の)姉でございます。本日はご多用の中、お集まりいただきありがとうございました。葬式もおかげさまで無事に終えることができました。この席では、弟の思い出を語りながら、冥福を祈りたいと思います。それでは、これより献杯させていただきたいと思います。献杯。

故人の友人が行う場合

ご紹介頂きました○○と申します。□□君とは幼少期より、一緒に遊んでいた幼馴染です。大変恐縮ではありますが、献杯のご挨拶をさせて頂きます。□□君とお別れとなるとは信じられません。突然の知らせにただ呆然とするばかりです。彼を失ったことへの悲しみは言葉では表せません。ここに故人を偲びまして献杯の挨拶とさせていただきます。皆様、ご唱和お願い致します。献杯。ありがとうございました。

法事の場合

法事の際は、故人がお亡くなりになってからある程度期間が経過していることを考えて挨拶しましょう。

自分の親の場合

本日は、お忙しい中お集まりいただきありがとうございました。長男の〇〇です。母が亡くなってから早くも△年が経過しました。この△年、皆様には多くの心配や温かい支援を賜りまして誠にありがとうございました。母の生前の思い出を語ることが何事よりも供養になると思います。ささやかではございますが、会食の席をご用意いたしました。どうぞ気兼ねなくお召し上がり下さい。それでは、母の冥福を祈って、献杯。ありがとうございました。

挨拶に関しては、こちらも参考にしてください。

献杯での注意点 

注意点

献杯を行う際に押さえておきたい点がいくつかあります。
ここでは、以下の4点について紹介します。

  • 献杯は手短に
  • 乾杯とに違いに注意
  • 忌み言葉
  • 直接的な表現

それぞれについて見ていきます。

挨拶は手短に

挨拶を行う際は、 一分程度にまとめましょう。

この際、献杯の挨拶は 故人の冥福を祈る気持ち を込めて行われるものであるため、挨拶の中に故人を偲ぶ言葉やお悔やみの言葉を必ず言いましょう。

乾杯との違いに注意

乾杯時の、ジョッキを打ち合わせる、大きな声で言う、乾杯後の拍手などは献杯の場ではタブーとされているため、遺族の方々へ不快な思いをさせることのないように配慮しましょう。
祝い事の場ではないため、グラスは打ち合わせずに目の高さほどに掲げ、献杯の発声も静かに行われますし、拍手も行われないのです。

忌み言葉

重ね言葉や、再びなど繰り返しを連想させる言葉は避けましょう。

不吉な言葉例

  • 落ちる
  • とんでもないこと
  • 大変
  • 消える
  • 数字の4や9(死や苦を連想させるため)

重ね言葉

  • 重ね重ね
  • 度々
  • ますます
  • 度々
  • またまた

繰り返しを連想させる言葉

  • 繰り返し
  • 続いて
  • 追って
  • 再び

直接的な表現

大切な人をなくしたことへのショックを少しでも和らげるため、 生死に関わる言葉は避け柔らかい言葉で言いましょう。
具体的には、「死ぬ」なら「亡くなる」「逝去」のように、「生きているとき」なら「生前」「お元気なとき」のように言いましょう。

乾杯の違いを理解し、失礼のない献杯を行おう。

この記事では、混同されがちな献杯と乾杯の両方を取り上げつつ、献杯について詳しく紹介してきました。

乾杯と献杯は、どちらも食事の前に行われる点であったり、言葉から受ける印象など似ている点はありますが、ぞれぞれの雰囲気や意味合いは大きく異なります。

献杯が行われる状況が来ないのが最もなのは勿論ですが、突然訪れ挨拶を頼まれることもあるかもしれません。
その際には、乾杯との違いをしっかりと押さえた上で、失礼のないように行えるようにしましょう。

みん終編集部

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