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葬儀

葬儀の祭壇とは?宗教別の種類や金額相場、選び方、お供え物も解説

葬儀の祭壇には様々な種類があることをご存知でしょうか?
時代の変化とともに、宗教別だけではなく花を中心に使ったものやオリジナルに作ったものなど様々なものが作られています。

今回の記事では、葬儀の祭壇について相場や選び方などについて詳しく紹介します。

葬儀の祭壇とは?宗教別の種類や金額相場、選び方、お供え物も解説

葬儀・葬式の祭壇とは

祭壇とは、 仏様や神様、故人のために供え物を供えて供養するための壇を指します。
葬儀の祭壇には、故人を偲び、祀る役割があります。

日本の葬儀における祭壇は、1940年ごろまでは枕飾りのように派手ではありませんでした。
枕飾りとは、通夜が始まるまでの間、遺体を安置する際に枕元に置かれる代のことを指します。

本来、祭壇は葬儀に使用される備品などを並べるための台のことをさしていましたが、今日では会場を華やかにするためのものになっています。
火葬がほぼ100%を占める現代では、土葬が行われなくなったゆえに棺は祭壇の下に置かれるようになりました。

焼香の際には参列者の方々が祭壇を見て故人をしのぶので、葬儀においても祭壇は大きな役割を担っています。

弔問客が多くなるほど、祭壇も大きくなる

弔問客が100人以上など、規模の大きな葬儀では、弔問客から祭壇までの距離が遠くなります。
祭壇が小さなものであれば、 後方に座る方からは寂しく見えてしまうことがあります。

バブルのころは、芸能人や署名人ではなくても 100人以上の大規模な葬儀が多くあり、大きな祭壇を設けることが増加しました。

しかし、近年では家族葬など小規模な葬儀が好まれるようになってきたため、故人の人となりを示すものとして変化しています。
具体的には、故人が好んでいた花を多く取り入れたり、趣味を祭壇で表現したりする方も多くいらっしゃいます。

多くの人が参列する大規模な葬儀から、気の置けない人のみで行う葬儀へとの移り変わりに伴って、現代では祭壇にも変化が起きています。

祭壇だけではなく、音楽葬が生まれたりと葬儀全体で故人らしさが葬儀の中で重視されるようになってきています。

葬儀・葬式の祭壇の種類

選択

葬儀や葬式における祭壇は、宗教や考え方により大きく異なります。
祭壇を依頼する際には、宗教はもちろんのことその人らしさをイメージしてみると良いでしょう。

祭壇の種類として主に上げられる物は以下のものです。

  • 仏式祭壇
  • 神式祭壇
  • キリスト教式祭壇
  • 日蓮正宗式祭壇
  • 創価学会式祭壇
  • オリジナル祭壇
  • 花祭壇

それぞれについて詳しく紹介していきます。

仏式祭壇

仏式祭壇は一般に 白木の祭壇へと彫刻がされているものを指します。
白木とは、皮を削っただけの何も塗装していない木のことを指します。

白木は、「汚れのない新しい状態」であったり「予期せぬ急な葬儀ゆえに、塗装する時間がなかった」などの意味合いを込めて使われています。
仏式祭壇での装飾品は以下のものが基本的となっています。

  • 輿(こし)
  • 遺影台
  • 位牌台
  • 供物台
  • 灯篭(とうろう)
  • ろうそく
  • 香炉

近年では、輿や灯篭を省略し生け花を飾ることもあります。

神式祭壇

仏式祭壇と同様、白木の祭壇が用いられるのですが、装飾品は仏式祭壇と大きく異なります。

具体的には以下のものです。

  • 三種の神器
  • ぼんぼり
  • 五色旗
  • 三方
  • 霊璽案(れいじあん)
  • 紙垂(しで)としめ縄

キリスト教式祭壇

基本的に、所属している教会で行われるのがほとんどであるため、葬儀で祭壇を用意することはありません。
しかし、斎場で行う場合も無いとは言い切れません。

その場合は、 十字架を掲げてろうそくをともすことを除けば自由にできます。

日蓮正宗式祭壇

日蓮正宗では、花の美しさは永遠のものではなく、いつか枯れて散ってしまうと考え、枯れたり散ったりすることがない 樒(しきび・しきみ)を用います。
樒には、邪気を払い、汚いものを浄化する力があると考えれているためです。

創価学会式祭壇

友人葬というあまり聞いたことがない葬儀の言葉ですが、創価学会では行います。
この際の祭壇は、 樒または白い生け花で飾られたもの が一般的ですが、近年では樒と白の生け花の両方で飾られることも増加しています。

オリジナル祭壇

オリジナル祭壇は、 故人の人となりを大切にしたものです。
故人が、サッカーが好きならサッカー場を再現したり、演奏家や音楽家なら音符を再現したりします。

また、宗教観を無くしたい方は、白木を用いるのではなく 透明な板を使用し生け花を使う などの工夫で様々な形の祭壇が作られます。
これは、無宗教の時のみならず儀式に用いられる最低限のものさえ揃えておけば、どんな宗派でも可能となりますし、咎められることもありません。

花祭壇

生け花や造花で飾られている祭壇です。
花の色や飾り方、種類は故人が好んでいたりイメージしたものを使用します。

宗教色が薄く、無宗教の方にを中心に好まれる祭壇になっていますが、生け花を多く使用するため祭壇費用が高額になる傾向にあります。
また、季節などにより費用が大きく変動します。

葬儀・葬式の祭壇の金額相場

金額

ここまで葬儀の祭壇の種類について見てきましたが、金額の相場はどのくらいのなのでしょうか。
以下で詳しく見ていきます。

基本的には、同じ種類の祭壇であっても大きさやランクがあり費用も変化します。
また、祭壇も時間とともに変化してきました、

近年は、オリジナル性の高い祭壇が生まれ人気を集め始めています。

白木祭壇

一般に仏式の葬儀で用いられている祭壇のことをさします。
白木という、木を削ったままの塗装していない状態の木を指します。

これは、多くの場合葬儀のたびに新しく作られるものではなく、斎場で備品として用意されています。
そしてその祭壇を、 使用者が斎場からレンタルする という形で使います。

費用は、大きさや木のランクにより異なりますが、相場安いものであれば 10万円から、高価なものでは100万円以上 するものもあります。

基本的には、祭壇が大きくなればなるほど費用は高くなります。
大きくなるほどメンテナンスや木の使用量が増えるためです。

神式祭壇

神式祭壇は、神道の葬儀に用いる祭壇のことを指します。
祭壇は、先ほど説明した通り、仏式と同じく白木のものを用います。

近年では、生け花を用いた祭壇で行われることもあります。
費用は 30万円 からになります。

キリスト教式祭壇

斎場だけではなく、教会で行うことが多くあります。
教会で行う場合には、費用は低くなる傾向にありますが、斎場を利用した場合の祭壇の費用は 30万円 からになります。

オリジナル祭壇

近年では、考え方の変化もあり宗派にとらわれずに自由度の高い祭壇を利用することが増加しました。
素材や飾り付け方を自由に行うことで、故人を思い起こさせるような祭壇を作れます。

他の宗派とは異なり、式場にあるものを利用することなく、作る場合は高額になる場合もあります。

そのため、費用は 数万円から数百万円 となる可能性もあります。

近年は宗派にとらわず、自由度の高い祭壇を利用することが増加しています。

花祭壇

a花祭壇は、 花で飾り付けた祭壇のことを指し、宗教とは関係なく行われます。

花祭壇には、造花祭壇と生花祭壇があります。
好みの花で、好きな形や色に飾れるため、白木祭壇と比較するとオリジナル性の高い祭壇を作れます。

造花祭壇

造花で飾りつけした祭壇のことを指し、生け花祭壇と比較して費用を抑えられます。
生け花のように、花の香りは感じられませんが、季節とは無関係に花を選べます。

今日では、造花でも見た目ではわからないものも多くあり、劣化したり枯れることがありません。
また、生け花と造花の両方を使用した祭壇を作ることも可能です。

費用としては 20万円から 利用できます。

生花祭壇

以前は、菊の花で作ることが一般的でしたが、近年では様々な花を使用して祭壇を作れます。
故人の好みの花や、デザインできます。

基本的に、生花祭壇は造花と比較して高額にあんります。
しかし、選ぶ花屋飾りつけ、花の使用量を工夫することで、思ったよりも安く作ることもできます。

しかし、生け花は季節や天候、流通により値段は大きく変わります。
費用は 30万円から です

葬儀の種類と相場はまとめると以下の通りです。

葬儀の種類 相場
仏式祭壇 10万円~
神式祭壇 30万円~
日蓮正宗式祭壇 30万円~
キリスト教式祭壇 30万円~
オリジナル式祭壇 数万円~
造花祭壇 20万円~
生花祭壇 30万円~

どの種類の葬儀の祭壇に関しても言えますが、費用は葬儀の規模により大きく異なり、葬儀の費用はすごく高額にもなりえます。

葬儀・葬式の祭壇の選び方

手順・流れ

葬儀の祭壇を選ぶ際に、留意すべき点としては、やはり葬儀の規模と故人の好みの2点が挙げられるでしょう。
これにより、故人に合わせた形で祭壇を用意でき、遺族や参列者も満足する形でお見送りすることができます。

葬儀の規模

祭壇を選ぶ際には、遺族が望む葬儀の形を決めておく必要があります。
具体的には弔問客が 100人など多い場合はある程度の大きさは必要です。

反対に家族葬など小規模な葬儀の場合は、大規模な祭壇を用意してしまうと弔問客の人数や規模にと比較して過剰であると言えます。

今日では、家族葬が増加しているためそれに合った祭壇も多くあります。
規模に合わせたものを利用すると良いでしょう。
また、祭壇の大きさは費用に比例するため費用の中で用意できるものを選びましょう。

故人の好みや宗教

無宗教ではない方は、可能なかぎり自身が所属している宗教に合わせた葬儀を行うべきでしょう。
しかし、無宗教の場合は故人の好みに合わせたものを選べます。

生け花祭壇では、生の花を使用するため華やかな印象を与えられます。
故人が好きな花や色を取りいられる場合もあるため葬儀社に確認しましょう。

また、 デザインについてはオリジナルで作る場合と、カタログから好みのものを選ぶ場合とカタログから選び少しの変更を加えるなど様々な方法があります。

故人がどのような人生を過ごしたのかや故人が好みのものなどを中心にデザインが考えられます。

葬儀・葬式の祭壇のお供え物

お供え

御供え物は 5,000円から15,000円程度 のものを送るとよいでしょう。
葬儀の開始に間に合うよう、当日の午前中には到着するよう手配します。

お供え物の水引や表書きなどのマナーは香典と同様に行います。
また、宗教によってお供え物として適当ではないものがあります。

仏式

仏教では、不殺生戒という考え方があり、肉や魚など生ものは神前に備えるものとしてふさわしくないとされています。

仏式の葬儀で、御供え物に適したものは、果物や缶詰、菓子、線香などが挙げられます。

神式

神式では、仏式で供えられるような線香やろうそくは供えません。
果物や菓子、お酒や海の幸が供えられます。

キリスト教式

キリスト教式において祭壇にお供え物を置かないため、供花として生花を送ります

葬儀の祭壇を選ぶには

葬儀の中で祭壇は、多額の費用がかかりますが、 故人と遺族や参列者が一緒に最後の時を過ごすという意味では大切なものです。
祭壇の費用が高いと考える方は多くいらっしゃいますが、「故人らしさ」は葬儀の中で大きな意味を持つとも考えられます。

葬儀の祭壇には、一般的に知られているより多くの種類があり、葬儀の規模次第では祭壇の大きさや形も大きく変化していきます。
また、葬儀の祭壇において大切なものは、故人を偲び弔う心であるため、値段が高ければ必ず良いわけではありません。

故人にあった形で、祭壇を選び送り出すことが一番の供養になることでしょう。

みん終編集部

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