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【アンケート&監修】香典の金額相場は?間柄・年齢で変わる?避ける金額も

【アンケート&監修】香典の金額相場は?間柄・年齢で変わる?避ける金額も

お葬式などでご遺族に渡す「香典」。香典の金額には決まった額が無いために、包む金額に迷う方も少なくないでしょう。
こちらの記事では、実際に100名以上の方にとった香典に関してのアンケートなども踏まえながら、香典の金額に関して解説していきます。

香典を持参する理由とは

香典を渡す女性

葬儀や法要に香典を持参することがありますが、香典を持参することにはどのような意味があるのでしょうか?

釋真慧 (浄土真宗 一乗寺)
釋真慧 (浄土真宗 一乗寺)

古くから香は自身の体臭を消す目的でありました。
葬儀で香をくべる理由も、儀式に臨む者の体を清める目的とご遺体の臭いを消す目的もありました。

お香は高価なものでした。
葬儀に限らず、香を用意できる人は限られていました。
香を持参できない人々は代わりにお香代として金銭を出し、お香をお借りしていました。

相互扶助という意味とも解釈できます。
しかし、香を持参する代わりのご香料(香典)ですので、あくまで葬儀の荘厳として故人を追悼する気持ちを表すものになります。

香典は故人を追悼する気持ちを表すものではありますが、実際に持参するときの金額はどのくらいが適しているのでしょうか?

では、香典の金額はどのように決めれば良いのか、実際のアンケートも元に説明していきます。

【100名アンケート】香典に包む金額はいくら?

葬式などに持参しご遺族の方にお渡しする香典。これには故人に対する弔い、ご遺族に対するお悔やみの意味に加えてご遺族の負担を減らすという意味があります。

そんな香典ですが、一体どれくらいの金額を包めば良いのでしょうか?

そこで、みん終編集部で118名の方に「親族のお葬式に参列する場合、 香典にはいくら包みますか?」というアンケートをとってみました。

親族のお葬式に参列する場合、 香典にはいくら包みますか?最終版

最も人数の多かった金額は1万円〜3万円という結果になりました。
以下で、故人との間柄などにも分けながら、香典についてをさらに細かく解説していきます。

故人との間柄別香典の金額相場【葬式】

葬式

アンケートで様々な意見があった様に、香典に決められた金額はありません。
だからこそ包む金額は悩むべきポイントであると言えるでしょう。

決められていないとはいえ相場はありますので、相場に沿った金額を包めば大きな間違えにはならないでしょう。

ただ、あくまで相場であるのでこれにとらわれすぎる必要はありません。

葬式と法事でも金額相場は変わってきますので、まずは葬式における香典の金額相場から解説していきます。

香典の金額相場【親族の葬式】

香典の金額を決める大きな要因として、 「故人との親密度」 というものがあります。

想像がつきやすいとは思いますが、親密度が高いほど香典金額が高くなる傾向にあります。

親族においては、 続柄が近いということを親密度と捉えます 。すなわち続柄として一番近い父母の香典金額相場が最も高くなっています。

以下に故人との関係に対する香典の金額相場を示します。

関係 20代 30代 40代〜
祖父母 10,000円 10,000円〜30,000円 30,000円〜50,000円
父母 30,000円〜100,000円 50,000円〜100,000円 100,000円
兄弟・姉妹 30,000円〜50,000円 30,000円〜50,000円 100,000円
叔父・叔母 10,000円 10,000円〜30,000円 10,000円〜30,000円

表を見ると、年齢が上がるごとに香典の金額相場が増えていることが見て取れると思います。一般的には年代を重ねたほうが金銭的に余裕が生まれると言えるからです。

つまり、 自身の年齢 も香典の金額相場を決める大きな要因となっていると言えるでしょう。

ただ、あくまでこれは一般的な場合であるのでご自身の経済状況などに合わせて金額を考えることが必要になってきます。

親族の香典に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

香典の金額相場【親族以外の葬式】

次に、親族以外の場合の香典金額の相場について見ていきましょう。

関係 20代 30代 40代〜
友人・知人 5,000円 5,000円〜10,000円 5,000円〜10,000円
勤務先の上司 5,000円 5,000円〜10,000円 5,000円〜20,000円
勤務先の社員 5,000円 5,000円〜10,000円 10,000円〜
先生(恩師) 3,000円〜5,000円 3,000円〜10,000円 3,000円〜10,000円

親族に比べて相場の金額が低くなっていることがわかるでしょう。これは香典の金額が故人との関係性によることに由来しています。

社会人においては香典を持ち寄らないのはもちろん、ある程度の金額を包まなければマナー違反となる場合があります。かといって、後述しますが多く包めば良いものでもありません。

参列者に共通の知り合いなどがいる場合には自分の香典だけ多い少ないとなるのは望ましくないため、香典金額をすり合わせるのもよいでしょう。

故人との関係性は、友人・上司などで一括りにすることは出来ません。上司の中にもそこまで話したことのない上司もいれば、とてもお世話になった上司もいるでしょう。

なので、これに関しても金額相場はあくまで目安として捉えるようにしましょう。

香典の相場に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

故人との間柄別香典の金額相場【法事】

法事

香典は葬式以外の四十九日法要や一周忌などでも用意します。

ただ、その際の香典金額の相場は葬式などに比べて低い傾向にあります。

法事にも種類がたくさんあり、節目の重要な法事(四十九日や一周忌など)もあれば、七回忌などの親族だけで集まる小規模なものまであります。

今回は比較的大規模にとり行う法事においての香典金額相場を示していきます。

法事の後に会食などがある場合は香典の相場に5,000円〜10,000円を上乗せすると良いとされています。

香典の金額相場【親族の法事】

法事における、親族の場合の香典金額の相場は以下の通りになります。

関係 20代 30代 40代〜
祖父母 3,000円〜10,000円 3,000円〜30,000円 3,000円〜30,000円
父母 10,000円〜50,000円 10,000円〜50,000円 10,000円〜100,000円
兄弟・姉妹 10,000円〜30,000円 10,000円〜30,000円 10,000円〜50,000円
叔父・叔母 3,000円〜10,000円 5,000円〜20,000円 5,000円〜30,000円

法事においても続柄が近い親族であればあるほど香典金額の相場が高くなる傾向にあることがわかります。

香典の金額相場【親族以外の法事】

法事における、親族以外の場合の香典金額の相場は以下の通りになります。

関係 20代 30代 40代〜
友人・知人 2,000円〜5,000円 3,000円〜10,000円 3,000円〜10,000円
勤務先の上司 1,000円〜5,000円 1,000円〜5,000円 1,000円〜10,000円
勤務先の社員 1,000円〜5,000円 1,000円〜5,000円 1,000円〜5,000円

そもそも法事において親族以外を呼ぶ場合は故人と生前親しかったという前提があるため、その上での金額相場となっています。

香典で避けるべき金額

相場

ここまでで、香典の金額相場は理解していただけたと思いますが、金額相場に収まっていればどんな金額でも良いというわけではありません。
避けるべき金額があります。

  • 「死」や「苦」を連想させる数字
  • 多く包みすぎる
  • 少なすぎる金額

「死」や「苦」を連想させる数字

まず、 「4」や「9」などの「死」や「苦しみ」を連想させる数字はNG と言えます。
また、偶数も割り切れる(故人と現世のつながりが切れてしまう)ためにふさわしくないとされています。

つまり、逆に言えば奇数に関しては縁起が良いとされています。

金額のマナーに関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

多く包みすぎる

また、 香典を多く包みすぎるのもよくない とされています。
あまり多く包みすぎると、香典返しにおいて遺族の負担になってしまう場合があるからです。

それに加え、あまりに多い香典は、周りのハードルを上げてしまう可能性もあります。
香典金額は故人との親密度がどうしても表れてしまうため、相対的に周りの人の香典金額が少ないとみなされてしまう恐れもあるのです。

少なすぎる金額

また、多すぎるとよくないと言っても、 3,000円以下の香典は望ましくない と言えるでしょう。
なぜなら、近年は即日の一律香典返しが主流になっているからです。

首都圏では8〜9割が即日の香典返しを実施しているようです。

香典返しはいただいた香典金額の半分程度の金額で用意することが一般的です。
一律で香典返しをする場合には、5,000円の香典を想定して、2,500円〜3,000円の香典返しを用意している場合が多いようです。

遺族はこれに加えて通夜振る舞いやその他の金銭的負担を抱えていることが予想されるため、3,000円の香典では不十分であり、むしろ遺族に負担をかけてしまう場合もあるのです。

少なすぎる香典に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

こうして考えてみると包む金額には細かい決まりがたくさんあるかと思います。
現在においては確かにここまで気にする方は少ないかと思いますが、万が一にも受け取った側が不快な思いをしないためにも守るに越したことはないでしょう。

香典のマナーに関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

香典の金額に合わせた不祝儀袋を

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香典を入れる袋には、不祝儀袋が用いられます。不祝儀袋には印刷タイプや水引タイプなどの様々な種類があります。

不祝儀袋は適当に選べば良いのではなく 香典の金額に見合った不祝儀袋を用意するようにします

香典金額に対応した不祝儀袋の目安は以下の通りです。

香典金額 対応する不祝儀袋
〜5,000円 水引が印刷されている略式の袋
10,000〜20,000円 黒白の水引の袋
30,000~50,000円 双銀の水引の袋

例えば5,000円しか包んでいないのに双銀の水引の袋を用いるのはマナー違反です。

地方によっても水引の色などに差があるため、注意が必要です。

さらに香典袋には、宗教ごとの違いもあります。
そういったことも踏まえ、香典袋を用意する際には、以下の是非画像を参考にしてください。

香典 宗教別 表書き

不祝儀袋に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

香典の金額が少なかったと思ったら

!

香典を送った後に他の参列者に比べて金額が少なかったことが判明したりすることで、香典を追加したいと思うこともあるかもしれません。

気持ちはわかりますが、 追加で香典を用意するのはNG とされています。

これは香典を追加で用意することが、不幸が重なるという意味にとられるからです。

香典金額が少なかったと思っても追加で包むのでなく、次回の法事で供花を送るなどの他の方法でアフターケアをするようにしましょう。

香典の金額の書き方

香典 中袋なし 金額

香典の金額は、香典袋の裏側に記載するのが一般的です。
この時の数字は難しい漢数字を用います。

数字 漢数字
1
2
3
5
6
7
8
1000
10000

金額の前には「金」と付けるのが一般的であり、金額の後に「也(なり)」は付けても付けなくても構いません。
例えば3万円の場合には「金参萬圓(也)」と書きます。

香典袋の書き方に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

故人との関係性を思い出しながら適切な香典金額を

この記事では、香典の金額相場を解説して参りました。

重ねてにはなりますが、 香典の金額は故人との関係性や自身の年代によっておおまかに金額相場が決まっています

ただしこれに加えて、同じ関係性の中でもどれだけ親しかったのか、お世話になったのかを考えなければいけません。

香典の金額を考える際には故人との思い出の日々を思い出しましょう。

また、自身の経済状況的に厳しい場合は無理して多く包む必要はないでしょう。故人への弔いは香典の金額によって全て決まるわけではないからです。

ほとんどの喪主は、忙しい中参列していただけたことに感謝しているため香典金額が少なくても気にならないでしょう。

香典の金額相場はあくまで参考として、自身にとって適切な香典金額を包むようにしましょう。

※ご住職様には数あるお寺のご住職の一人としてコメントをいただいております。
同一の宗教・宗派でもご住職によって多少の相違があることがあります。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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