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葬儀

火葬にかかる時間と流れ!火葬中の過ごし方やマナー、手続きも解説

皆さんは、火葬の時間がどのくらいかかるのかご存知でしょうか?
多くの火葬場では、冷却時間を含めると2時間程度になります。

今回の記事では、火葬の時間や火葬中のマナー、ペットの火葬にかかる時間などについて詳しく紹介します。

火葬にかかる時間と流れ!火葬中の過ごし方やマナー、手続きも解説

火葬とは

葬儀場

火葬は、代表的な葬儀方法の一つであり、 遺体を焼いて残った骨を骨壺に納めることを指します。
そのため、火葬場は故人との最後の別れを行う場所です。

火葬前に、 棺の蓋を開けて別れの言葉をかけたり冥福を祈って厳かに過ごすなど様々な役割があります。

火葬以外の処理方法としては、土葬や水葬、鳥葬など様々な手段があります。
世界的にみると土葬が主流になっています。

また、現在では「火葬式」という、お通夜や告別式を行わない形式をとるケースも増えています。

火葬にかかる時間

時間

火葬時間

火葬にかかる時間は、 約40分から70分 です。
これは、火葬炉の種類や遺体の年齢、体格、副葬品の内容や量によっても異なります。

利益重視の民間の火葬場は時間が短く、公営の火葬場は長い傾向にあります。
最新の火葬場では遺体を火葬するのに15分しか用いず冷却時間を含めると40分程度の場所もあります。

火葬炉の種類は2種類あり、台車式とロストル式で火葬時間が異なります。
以下で詳しく見ていきます。

台車式

火葬炉の多くは 台車式です。
これは、遺族や参列者と最後の別れを行ってから、台車に乗った棺を燃料炉に入れて火葬する方法を指します。

台車式の火葬炉の特徴は、燃焼室の体積が小さいため、燃焼効果が高く不完全燃焼を少なくできる点にあります。

また、メリットは以下のものが挙げられます。

  • 棺を台車に載せて火葬するため、遺骨がきれいに残る
  • 棺を炉内に入れる際に、参列者に見せることがない
  • 全室扉を閉めることで参列者に見られることなくドライアイスなどを取り除ける

しかし、デメリットもあり、設備が高額であることや燃焼時間が長いことが挙げられます。

台車式の火葬にかかる時間は 平均60分から70分 となり、冷却する時間に15分要するため、合計で 1時間半前後 かかります。

ロストル式

ロストル式は、金属棒を格子状に渡したものに棺を乗せて火葬します。
このロストル式を採用している火葬場は3%前後と言われています。

格子部分から落ちた遺骨を受けるための場所があるため、上の部分が燃え尽きても受けるための場所が高熱なので、効率よく火葬できます。
燃焼効率が良いため火葬時間を短縮でき、火葬回数も多くできるため、大都市や首都圏などの大規模火葬場では、ロストル式を採用しているところが多くなっています。

ロストル式のメリットは、燃焼効率が良く燃費が良いことや燃焼時間が短いなどが挙げられます。

反対にデメリットは、故障すると手間がかかることやロストルの隙間から遺骨が落下することが挙げられます。

この際の火葬時間は 約45分 になっており冷却時間を併せると 1時間前後 です。
そのため、台車式と比較すると30分ほどの火葬時間の差があります。

火葬中の過ごし方とマナー

マナー

基本的な火葬中の待ち時間は1時間程度になります。
その際の待機場所は、控室やコーヒーエリアになります。

お茶やお菓子を食べながら、故人の思い出話をしたり冥福を祈ったりと自由に過ごします。

軽食は様々な種類のものが出されます。

  • お供え物のお菓子
  • 火葬場で食べる用のお菓子
  • お弁当やおにぎり
  • お茶やお酒、コーヒー

どのようなものが出されるのかは、家族や葬儀社により異なります。
この際、地域によっては火葬時間中に精進落としを頂く場合もあります。

火葬までの流れ

火葬 流れ

火葬までの大まかの流れはこのようになっています。
それぞれ説明していきます。

1.ご臨終

危篤状態になったら、医者を呼びます。
逝去が確認されたら死亡診断書と死亡届が渡されます。

2.葬儀社に連絡

葬儀社に連絡しましょう。
この際以下のことを正確に伝えます。

  • 病院の名前
  • 連絡者の名前や住所
  • 故人の名前や住所

3.遺体の安置

病院など亡くなった場所から安置する場所に搬送してもらい安置します。
安置先としては、自宅・葬儀場・火葬場などが挙げられます。

逝去後24時間は火葬してはならないと決められているため、安置する場所は必須です。
自家用車でも行えますが、手間がかかるためお勧めはしません。

また、タクシーやハイヤー、レンタカーでは運搬不可です。

4.忌引きの申請

会社勤めの場合は、忌引きの申請を行います。
会社や故人との関係により忌引きの日数は異なります。

この際、以下の内容を伝えます。

  • 故人との関係性
  • 故人の逝去日
  • 通夜・葬儀の日程
  • 葬儀の場所 -忌引きの日数

忌引きに関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。

5.納棺(入棺)

納棺を行います。
この際、エンゼルケアや病院で着せていただいた服でも問題ありませんが死装束に着替えさせることがあります。

故人の愛用品や好物を入れますが、金属類やガラスなど燃えないものは入れられません。

6.通夜

通夜は以下の流れで行います。

  1. 受付
  2. 僧侶入場
  3. 読経
  4. 焼香
  5. 僧侶退場
  6. 通夜振舞い

葬儀終了後、会食を行う場合があります。
これを通夜振舞いと言い、1時間程度行うことがあります。

通夜に関する様々については、こちらの記事も参考にしてみてください。

7.葬儀・告別式

葬儀・告別式を行います。
本来、葬儀と告別式は意味合いの異なる儀式でしたが、昨今では葬儀並びに告別式として行います

葬儀・告別式は以下の流れで行います。

  1. 受付
  2. 僧侶入場
  3. 読経
  4. 引導
  5. 弔電
  6. 読経
  7. 焼香
  8. 僧侶退場
  9. 閉式の辞
  10. 別れ花

別れ花の後、棺に蓋をして釘打ちを行います。
これは、血縁者がする場合も葬儀社が行う場合もあります。

告別式に関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。

8.火葬・骨上げ

火葬場へ移動し、火葬場の職員へ火葬許可証を渡し火葬します。
この際、僧侶などが同行した場合は、お茶などでもてなします。

骨上げの詳細については、こちらの記事も参考にしてみてください。

火葬の金額相場

費用

火葬の金額は、台車式やロストル式は関係なく、運営団体が公営か民営かで変化します。

火葬場へ支払う金額は公営の場合は 数千円~50,000円 です。
民営の場合は 約50,000円~150,000円 です。

火葬場によっては、そこの自治体の住民であれば無料で利用できるところもあるため、火葬費用をできる限り抑えたいと考えていらっしゃるなら探してみてはいかがでしょうか?

また、大人か小人かにより費用が異なる場所もあるため以下に費用の一例を示すため参考にしてみてください。

項目 公営 民営
大人火葬代 0~6万円 5~15万円
小人火葬代 0~6万円 3~8万円
死産児火葬代 0~6千円 2~3万円
火葬中待合室 0~1万円 2万円
霊安室 3千円/一日 1万円/1日

火葬の金額以外に必要になるもの

火葬には、火葬場への支払い以外にも以下のものが必要になります。

項目 金額相場
棺・骨壺 5~8万円
ドライアイス 1万円/日
搬送費 1万5千円~
火葬手続き代行 5千円
スタッフ人件費 4万円~

お通夜や告別式、火葬式などは行わずに火葬のみを行う場合でも、 死後一日は火葬できない ため、安置室使用料やドライアイスなどの金額がかかります。
そのため、平均的な費用相場は 15万円前後 となっています。
また、申請が必要になりますが埋葬料や葬祭費など健康保険で費用の一部を助成する制度があります。

生命保険やがん保険などにより、死亡給付金が支払われたりするため申請は忘れずに行いましょう。

火葬の費用に関しては、こちらの記事も参考にしてください。

火葬許可証

契約書

故人の遺体を火葬する際は、 法律により自治体の許可を取ると定められています。

許可を得ずに火葬することは違法です。
火葬許可証がない限り、遺体の火葬をしてもらうことはできません。

ちなみに。 死後24時間以内は火葬してはならないと定められています。
なぜなら、蘇生する可能性があるためです。

現代においては、医療技術の発達により誤った死亡診断をされることはありませんが、以前は仮死状態を亡くなったと判断することがあったためそのように決まっています。

以下では、火葬許可証申請の持ち物と場所について詳しく見ていきます。

火葬許可証申請の持ち物

火葬許可申請のために以下のものを持っていく必要があります。

  • 火葬許可申請書
  • 死亡診断書(死亡検案書)兼死亡届
  • 印鑑
  • 手数料(300円前後)
  • 申請者の本人確認書類
  • 故人との関係が分かる書類(死亡届の届出人以外が提出する場合)

火葬許可申請書には、名前、本籍地の住所、年齢、性別などを記入します。

火葬許可申請の場所

火葬許可申請の手続きを行う場所は、以下のいずれかの自治体の役所で行えます。

  • 死亡地
  • 故人の本籍地
  • 届出人の所在地

基本的には、即日で発行されます。
例外として、役所の開いている時間外に死亡届を提出した場合は、火葬許可証は後日渡されることがあります。

受けとった際には名前や年齢、住所などの間違いがないか、自治体の印鑑が押されているかなどを確認しましょう。
また、火葬後も納骨の際に使いますので大切に保管しましょう。

火葬許可証の詳細については、こちらの記事も参考にしてみてください。

火葬にかかる時間【ペット】

ペット 骨壷

人間が亡くなっった場合は、死後24時間は火葬できません。
しかし、 動物に関しては火葬するタイミングに決まりはなく、火葬許可証の提出や死亡診断書も必要ありません。

また、人間の場合と異なり土葬に関しても私有地であれば許可されています。

多くの方は、大切なペットとすぐに別れたくない、家族全員で見送りたいなどの理由により一日安置する方が多くなっています。

ペットの大きさ

ペットの大きさによっても火葬時間は異なり、基本的にペットが大きくなるほど火葬に必要な時間が多くなります。
ペットの大きさによる火葬時間の目安を以下にまとめたので参考にしてください。

ペットの大きさ 火葬の所要時間
ハムスターなど小動物 30分程度
小型犬など3㎏程度の動物 45分程度
中型犬など7~10㎏の動物 1時間程度
大型犬など15㎏~25㎏の動物 1時間半程度
超大型犬など25㎏以上の動物 2時間程度

火葬が終了するまで

今回の記事では、火葬の時間について説明してきました。

火葬は誰しもが経験する可能性のあるものです。
普段、生活している中では気づけないようなことも多くあります。

また、火葬中の時間はただの待ち時間ではなく、故人を偲び冥福を
祈るための場でもあります。
故人のためにも節度を保った行動を心掛けるようにしましょう。

みん終編集部

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