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葬儀

宇宙葬とは?流れや費用相場、メリット・デメリット!業者も紹介

宇宙葬というものをご存知でしょうか。
宇宙葬は最近利用者が増え、話題となっている散骨方法です。

本当に宇宙に行くのか、どのように宇宙に行くのか、費用はいくらなのかなど、謎が多い宇宙葬。
そんな宇宙葬を詳しくご紹介します。

宇宙葬とは?流れや費用相場、メリット・デメリット!業者も紹介

宇宙葬とは

はてな ?

宇宙葬は埋葬等とは異なる散骨方法の一種です。
宇宙散骨の他に、樹木葬・海洋散骨等があります。

散骨は埋葬と異なり、 自然に還ることが出来る ことから話題になっています。

特に宇宙葬は、大規模なスケール感やロマンを感じることが出来るため、故人にも遺族にも夢のある葬り方とされています。
まず、アメリカのニューメキシコ州で宇宙葬は生まれました。

そしてアメリカと日本の企業が連携し、日本にも提供され始めました。
最近では統計的にも、 宇宙葬を申し込む人数が増えてきています。

葬儀や故人へのこだわりを強く持つ日本人に適した葬法 であるためでしょう。
方法としては、 故人の遺灰や遺骨を小さなカプセルに入れ、宇宙に打ち上げ散骨します。

風船やロケットなどにカプセルを取り付け 、一緒に宇宙へ打ち上げます。

宇宙葬の宇宙って?

宇宙葬の中では2種類の捉え方があります。

この違いにより、方法によって散骨する場所が変わります。

正式に国際航空連盟は、 高度100㎞以上を宇宙空間 としています。

100㎞以下は大気圏 と言い、 宇宙空間と大気圏の境をカーマライン と呼びます。

圏名 高度
外気圏 800~10,000 km
熱圏 80~800 km
中間圏 50~80 km
成層圏 11~50 km
対流圏 0~11 km

熱圏の間にカーマラインがあるということです。
これらを参考にしながら、2種類の違いを見ていきましょう。

成層圏

まず1つ目は、成層圏での宇宙葬です。

方法としては、 遺灰を入れたカプセルを風船に付け成層圏まで飛ばします。

成層圏まで届いた風船は破裂し、空中で散骨されることになります。

バルーン宇宙葬 と言うこともあります。

しかし、 成層圏は高度11~50㎞ です。

つまり、カーマラインを超えていないため、正式には 宇宙空間ではない のです。

熱圏・外気圏

2つ目は 外気圏と高度100㎞以上の熱圏で行われる宇宙葬 です。

正式な宇宙空間での宇宙葬 ということです。

ロケット宇宙葬 と言うこともあります。

実際に宇宙に届いた後には、2種類の方法があります。

  • 地球の軌道に乗る方法
  • 宇宙の旅をする方法

一般的には 人工衛星やロケット にカプセルを付け、打ち上げられます。

2つの違いをご紹介しましょう。

軌道に乗せる

宇宙に到達した後、人工衛星等と共にカプセルは 地球の周りを軌道に乗って何年も周回 します。

周回中には、携帯に専用アプリを入れると 今カプセルが何処にいるかを確認することも出来ます。

また人口衛星によって、カプセルから見える地球の映像をアプリで見ることが出来るものもあります。

最終的に大気圏に突入し、 カプセルごと遺灰は燃え尽きます。

しかし、やり方によっては 地球に落下させて回収する ことも出来ます。

宇宙の旅に出る

宇宙探査を目的としたロケットにカプセルを乗せると、 永遠に宇宙を彷徨う ことが出来ます。

最終的には新たな宇宙の発見に遭遇出来るかもしれない等といった、莫大な夢が詰まった葬り方になります。

宇宙葬の流れ

流れ

①業者に依頼する

宇宙葬は 専門的な業者のみ でしか扱っていません。

宇宙に向けて打ち上げることは同じでも、最終的な葬り方など 細かなやり方に違いがあります。

葬送にやり直しは効きません。
後悔しないよう、良く調べ、違いを確認し業者を決めましょう。

②お金を払う

業者によってや、方法によって金額は変わります。

この後の「宇宙葬を行っている業者」の項で、業者別に費用をご紹介します。

是非参考にしてください。

③打ち上げる日程を決める

天候や親族の予定、業者の予定を元に日程を決めます。

宇宙への打ち上げは大規模なもので、 毎日いつでも行えるわけではありません。

ある程度の人数が集まった日で 打ち上げる日程を決めることが出来ます。

④遺灰などを預ける

遺灰や遺骨を業者側に預けます。
専用のカプセルが届くので、そちらを利用します。

カプセルはかなり小さく、口紅と近い大きさ です。

そのため、カプセルには 遺灰の一部を入れる ことになります。
つまり、 遺灰や遺骨はほとんど手元に残すことが出来る のです。

宇宙葬は、故人の思い出づくりという認識でも良いかもしれません。

⑤打ち上げる

遂に打ち上げです。

実際に現地で打ち上げを見届けるのも良いですね。

打ち上げ後にフォトフレーム等の記念品などを渡す場合もあるようです。

故人だけではなく、 遺族側にも良い思い出 として刻むことができます。

宇宙葬の費用相場

お墓掃除代行 費用

宇宙葬の 費用相場の平均は30万円程度 とされています。

思った以上にかなり 低価格 です。

一般的な埋葬ではお墓を買う必要がありますが、 お墓の平均金額は約160万円 です。

一方、宇宙葬は お墓を買う必要はありません。
つまり、 埋葬の20パーセント(5分の1)の価格 で行うことが出来ます。

宇宙に打ち上げるとなると、かなり大規模で莫大な費用が掛かりそうですが、意外とそんなことはないのです。
しかし実際には、宇宙葬の方法によって約8万円~100万円と 大きな幅があります

特に、 飛ばす高度によって大きく変わります。

つまり、先ほどご紹介した成層圏でのバルーン宇宙葬と、宇宙空間でのロケット宇宙葬でかなり価格の差があります。

バルーン宇宙葬

世の中のバルーン宇宙葬としての 最安値は8万円 です。

こちらは、ストーンアート工業の代理散骨での料金のようです。

代理でない場合はどの業者も、平均価格が 約27万円 となっています。

追加プランを付けると少し値が上がりますが、なかなか低価格で行われています。

ロケット宇宙葬

費用は、 約28万円~120万円 となっています。

こちらはかなり 業者やプランによって価格の差があります。

  • 月に向かうプラン
  • 宇宙旅行のプラン
  • 軌道に乗るプラン

以上の3つの中では、やはり 月に向かうプランが一番高価格です。
Elysium Space社では約120万円かかるようです。

一番低価格なプランは、地球の軌道に乗ってしばらく周回するものです。
Sorae-ソラエでは、約28万円となっています。

後ほど、業者によるプランと金額をご紹介しますので、そちらも参考にしてください。

宇宙葬のメリット

メリット

メリットとしては以下のようなものがあります。

  • 将来的な継承者の問題解決
  • 経済的な問題解決
  • 大規模なスケール感とロマン

将来的な問題解決

今の日本の少子高齢化問題は、葬り方にも大きな影響を及ぼしています。

お墓の継承者がいない といった話を聞いたことはありませんか?

代々継がれるお墓ですが、後継者が居なければ誰が管理するのでしょうか。

特に一人暮らしをされている高齢の方に多い悩みです。

しかし、 宇宙葬ではお墓自体が必要ありませんので、継承者問題に困ることはありません。

お墓の将来に不安を抱えている方にとって、大きなメリットとなります。

経済的な問題解決

上記の「宇宙葬の費用相場」で述べたように、 お墓の購入は経済面でかなり負担 になります。

宇宙葬では、最も低価格なバルーン宇宙葬は 8万円 です。

お墓の平均費用160万円と比べると、 20分の1の費用 に抑えることができます。

将来的な管理費も含めると、明らかに負担が少なくなります。

大規模なスケール感とロマン

宇宙葬を選ぶ一番の理由は、やはりこれではないでしょうか。

散骨方法には様々な種類があります。
様々な散骨方法の中でも、宇宙葬は スケール感とロマンを一番得る ことが出来ます。

宇宙飛行士や宇宙旅行など、宇宙へ行くことは誰もが一度は夢を見るものです。
その夢を叶えることが出来るなんて、夢のようではないでしょうか。

そして、これまでの 日本人の宇宙飛行士はたった10人 です。
たった10人しか行ったことが無い宇宙へ行くことが出来るのです。

またお墓はありませんが、宇宙で散骨するいうことは 地球自体がお墓 と言っても過言ではありません。

遺族は空を見るだけで、故人を想うことが出来ます。
そして故人に見守られている気持ちになるでしょう。

宇宙葬は、 故人にとっても遺族にとっても夢のある葬り方 だと思います。

宇宙葬のデメリット

デメリット

宇宙葬にもデメリットがあります。
こちらもしっかり踏まえた上で検討するようにしてください。

  • お墓が無い
  • 費用がかかる
  • 回収できない
  • 日程が不定期
  • 業者が少ない
  • 理解者が少ない

お墓が無い

一番のデメリットはこちらだと思います。

お墓がないということで、 親族から批判を浴びる ことになる可能性もあります。

お墓でお線香を上げる等といったことができない ためです。
そして、お盆やお正月には大勢の親族が自宅に来ることになるかもしれません。

またお墓という対象がなくなることで、 虚無感を感じてしまう こともあります。

空がお墓と言っても頭の中でそう考えなければならないので、人によっては慣れない考え方しれません。

費用がかかる

宇宙葬でも、そこそこの費用はかかってしまいます。
プランによっては、お墓を買うよりも高くなってしまうものもあります。

またバルーン宇宙葬以外のロケットを打ち上げる場所は、 アメリカ になります。

打ち上げまで見送りたいという方は、 アメリカへの交通費も必要になります。

回収できない

基本的に、 遺灰を入れたカプセルは最後燃え尽きます。
つまりは火葬と同じようになるのです。

そのため、 カプセルに入れた遺灰や遺骨は遺族の元に戻りません。

後々お墓を作ろうとしても、全ての遺灰があるわけではありません。
それを踏まえて、大切な遺灰や遺骨をどうするかしっかり検討しましょう。

プランによっては回収できる場合もありますが、行われている数は少ないようです。

日程が不定期

ロケットを打ち上げるのは大規模で、 簡単に打ち上げることはできません。

そのため打ち上げ日が決まっておらず、 不定期 なのです
基本的には、 10組ほど集まったら決行 されるようです。

しかし、業者によっては何十組集まらないと決行されないこともあります。
そのため、この日に打ち上げたいといった希望はなかなか通りません。

業者が少ない

この記事の最後に宇宙葬を行っている業者をご紹介しますが、世界を見てもかなり少ないです。

特に宇宙葬は最近話題になって利用者が増えたため、 経験豊富な業者はまだ少ない です。

様々なプランがあるとはいえ、遺族や故人の希望にぴったり合ったものを選ぶことは難しいでしょう。

理解者が少ない

宇宙葬は最近生まれた葬送方法です。

火葬が長く行われていた日本人にとって、 新しい方法を受け入れるの容易いことではありません。

上記のデメリットをふまえて、まだ理解者はそう多くないでしょう。

宇宙葬をしたいと思っても、 周りの賛成が得られないことが多い と思われます。

宇宙葬がおすすめな人

選択

デメリットもふまえると、このような方にとって大きなメリットがあると思われます。

  • 宇宙に憧れている方
  • 経済的にお墓を買うことが難しい方
  • お墓の将来が不安な方
  • 周りと違ったことをしてみたい方

宇宙に憧れている方

宇宙を趣味としている方や、宇宙に行ってみたいという方にとって宇宙葬はぴったりの方法です。

宇宙飛行士が夢だったけれど諦めた方や、宇宙旅行をしてみたかった方、宇宙の新発見に携わりたいといった方にもおすすめです。

経済的にお墓を買うことが難しい方

やはり、宇宙葬の一番のメリットは 価格が低い ということです。
どの散骨方法に比べても、ここまで低価格に行えるものはありません。

またとらえ方では、 低価格で地球というお墓を買うことが出来る のです。

お墓の将来が不安な方

一人で暮らしている方や親族となかなか接点が無い方など、 死後お墓を管理する人がなかなか見つからない方 におすすめです。

他にも、 死後遺族に負担をかけたくないと思っている方 にとっても良い方法だと思います。

違ったことをしたい方

日本では、ほとんどの方が埋葬・火葬を行います。

宇宙葬はまだ始まったばかりで話題になったばかりです。
そのため、火葬などに比べ宇宙葬を選んだ人数は少ないです。

また圧倒的なスケール感もあります。

派手なことが好きな方、周りと違う道を進みたい方 にも宇宙葬はおすすめです。

宇宙葬を行っている業者

秋空

ストーンアート工業

こちらは納骨堂や墓石と同時に、 海洋散骨と宇宙散骨を扱っています。

宇宙散骨のプランは、 バルーン宇宙散骨 で、 基本費用は24万円 です。
生前予約の場合は、22万円となっています。

そして遺族が立ち会わない 代理散骨の場合は8万円 と、宇宙葬の中で 最安値 となります。

いつでも全国のどこでも行うことができる ため、故人の誕生日や大切な日に、思い出の場所で行うことが可能です。

場所が決められないという方のために、業者側で持っている場所もあるので安心です。

方法としては、遺骨や遺灰を小さなカプセルに入れます。
そしてカプセルを大きい風船に入れ、約2時間かけて成層圏まで飛ばします。

成層圏では気圧によりさらに大きく膨張し、風船が破裂。
そこで遺灰や遺骨は偏西風に乗りながら散骨されます。

バルーン工房

こちらは、 日本初のバルーン宇宙葬 を行いました。

40年間バルーン事業に携わっているため、経験値も高く安心して依頼することができる でしょう。

費用は26万円~ と、 さまざまな追加プランがある ため価格の幅があります。

ペットと一緒に葬送するプランやドローン撮影のプランがあります。

また 指定以外の追加プランも検討し見積もってくれる ため、 世界で唯一の葬送ができます。

またこちらも 場所の制限がとても少ない ため、海や山など思い出の場所など好きに選ぶことが出来ます。

Elysium Space社

こちらはアメリカにある会社で、 日本の業者を通すことで、日本でも宇宙葬を提供しています。

流れ星供養月面供養 の2種類プランがあります。

流れ星供養は、 宇宙空間までカプセルを打ち上げ、しばらく周回した後、大気圏に突入し燃え尽き流れ星 になるというプランです。

専用アプリでカプセルの現在地がわかり、カプセルからの地球の映像を送ることも出来ます。

費用は30万円 と、 ロケット宇宙葬のなかでは最安値 となっています。

月面供養は、 ロケットで月までカプセルを運ぶ ものです。

費用は約120万円 と、流れ星供養に比べ少し値があがりますが、人類の夢が詰まった方法です。

またこちらの会社は宇宙環境を配慮しており、どちらのプランも 宇宙ゴミを生み出しません。

Sorae-ソラエ

こちらでは ロケット宇宙葬のプランのみ 扱っています。
費用は28.5万円 と、宇宙空間へ打ちあげるプランの中では最も低価格となっています。

こちらでは、 万が一のサービス保証 があり安心して依頼できます。
そのため、打ち上げが失敗した際にも安心です。

またandroidでもiOSでも利用できるアプリにより、 カプセルの位置情報を常に把握することが出来ます。

こちらも 宇宙空間へ打ち上げ後は数年間地球を周回し、大気圏で燃え尽き流れ星となる 方法です。

そして 宇宙ゴミも生み出しません。
さらに、 遺灰と一緒にメッセージカードを付けることが出来ます。

銀河ステーション

こちらでは、 宇宙飛行・人工衛星・月旅行・宇宙体験 のプランがあります。

費用はプランごとに分かれており、 45万円(宇宙飛行)95万円(人工衛星)250万円(月旅行・宇宙体験) となっています。

基本的な費用は上記の通りですが、 遺灰を入れるカプセルの大きさによって値段が変わる ようです。

人工衛星プランは2019年6月25日に打ち上げ成功し、9名の方が宇宙に旅立たれました。

その他のプランは 現在も予約を受け付けており 、2019年と2020年に打ち上げ予定としています。

かなり経験値が高くプランが豊富 なため希望に合った宇宙葬を行うことができるでしょう。

夢の宇宙で散骨を

この記事では、宇宙葬のあれこれを細かくご紹介しました。

基本的な宇宙葬の方法は、 遺灰を入れたカプセルをロケットや風船に入れ、宇宙で散骨する というものです。

打ち上げる高さ(距離)によって費用は大きく変わります。

成層圏まで飛ばすバルーン宇宙葬や宇宙空間まで飛ばすロケット宇宙葬があります。

またこの 2種類の中でも業者によってさまざまなプランがあり 、費用も変わります。

ロケット宇宙葬では、 地球を周回するプラン宇宙を旅するプラン月に行くプラン 等があります。

プランが豊富 なため、 故人や遺族、自分に合ったものを選ぶことが出来ます。

また宇宙ということでかなりお金がかかりそうですが、そんなことはありません。

最安値で約8万円平均費用は約30万円 と意外と低価格で提供されています。

そして、宇宙葬は散骨ですから お墓を買う必要がありません。

そのため、 経済的にお墓を買う余裕が無いといった方におすすめ な方法となっています。

他にも 遺族にお墓に関する負担をかけたくない方 や、 お墓の継承者がいない といった方にも良い方法です。

このように、 負担を減らしながらも宇宙というロマンが手に入る宇宙葬

宇宙への大きな夢を叶えるため、様々な業者を調べ、良く検討してみてください。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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みん終編集部