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葬儀

仮通夜の服装を男性・女性・子供別に解説!マナーや注意点も紹介

みなさん仮通夜というものをご存知でしょうか。仮通夜はよく耳にするお通夜とは異なります。最近は実施されないことも多いですが、仮通夜について知っておいて損なことはありません。今回は仮通夜に参加するとなった際に困らないための男性・女性・子供別の服装紹介から、仮通夜に参列した時のマナーや注意点まで丁寧に紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

仮通夜の服装を男性・女性・子供別に解説!マナーや注意点も紹介

仮通夜とは

そもそも仮通夜とは何でしょうか。
仮通夜というのは 故人が亡くなった日にやるお通夜 の事です。

仮通夜には基本的に家族と親戚だけが参列し、親族だけで故人を囲み、ゆっくりとした時間を過ごします。

また、故人の身体に邪悪な霊がつかないように家族で見守るという意味合いもあります。

仮通夜に僧侶を招き、読経してもらう事もありますが、近年は少なくなっています。

仮通夜をやる場合はほとんどの場合本通夜があります。
本通夜は葬儀の前日に行います。こちらには友人なども参列します。

近年は病院で亡くなり、そのまま安置所に移動し、お通夜を待つことが多いため、仮通夜が開かれない事も多いです。

通夜を二日以上やるときの身内だけの方

儀式の流れ

亡くなってから納骨までの流れは下記の順番です。

ご臨終→仮通夜(当日の夜)→本通夜(翌日の夜)→葬儀・告別式・火葬(翌々日)

仮通夜を行うのはどんな時

仮通夜を行う時には主にこの3つのどれかが当てはまります。

  • 故人が遅くに亡くなって通夜の準備が間に合わない
  • 喪主が遠方にいる
  • 葬儀の日が友引などで火葬場が休み

1つめと2つめの場合は、故人が亡くなった日に同居している親戚の人だけで仮通夜を、そしてその翌日に本通夜を行います。

3つめに関してですが、火葬場が休みの場合は葬儀の日を一日ずらす事になります。ですので葬儀の前日を通夜にすると前々日は仮通夜になります。
仮通夜に関しては、こちらの記事も参考にしてください。

仮通夜に適した服装

レディース 喪服

仮通夜に参加する際は基本的には落ち着いた色味(グレーや黒)の平服で行きます。

Tシャツにジーンズなどでなければ普段の服装でも構いません。女性はズボンを履いても良いです。

肌の露出を避けるため、夏でも上着は着用した方が良いでしょう。
カバンは黒く、光沢がないものを選びます。
それではこれから男性、女性、子供に分けて服装を説明していきます。

仮通夜の服装【男性】

男性 喪服

男性の服装は黒や茶色を使ったものが良いです。スーツでなくカジュアルな服装でも構いません。

ネクタイはつけても良いですが、黒色のものにします。ネクタイピンは外しましょう。

ボーダーなどの柄のついた服装は避けましょう。
また、たとえ黒色だとしてもアニマル柄の靴はやめましょう。

仮通夜の服装【女性】

女性 喪服 洋式

まず肌の露出が多い服装は控えましょう。襟元が開きすぎず、肘が袖で隠れるようにします。

黒やグレーなどの地味な色の服を着用しましょう。ワンピースなどがおすすめです。スカートを履く際は椅子に座った時に膝が見えないものにします。
ストッキングは柄がないものを選びます。

髪が長い人は一つにまとめます。パーマやカラーをしている人は特に気をつけましょう。まとめる際に使うゴムは黒ゴムで、バレッタなどを使用する際も派手な色は避けます。
ネイルやサングラスもやめましょう。

ネックレスも基本的にはつけませんが、どうしてもつけたい場合は真珠のネックレスにします。二連のものは不幸が重なることを想起させるので一連のものにしましょう。

メイクは控えめで明るい色のチークや口紅はつけません。このような化粧のことを「片化粧」と言います。これは口紅をつける余裕もなかったことを表しています。

控えめなメイクとは言いましたが、子供を除いてノーメイクはマナー違反です。メイクはおしゃれではなく、女性にとっての最低限の身だしなみです。

ハンカチは白いものでタオル生地はやめましょう。

メイクに関しては、こちらも参考にしてください。

仮通夜の服装【子供】

子供制服

子供の服装は制服があるなら制服を着用して構いません。

制服がない場合や小学生以下の子供の場合は白いシャツに紺やグレーの服を合わせます。女の子の場合は膝丈のスカートを履きましょう。

靴下は白か黒の無地のものにします。

靴はできるなら革靴が良いですが、なければ黒か目立たない色のスニーカーでも構いません。

平服に関しては、こちらでも取り上げています。

仮通夜の服装の注意点

派手なアクセサリ―は避けましょう。結婚指輪以外のアクセサリーは外した方が無難です。

喪服は着用してはいけません。用意周到で、故人が亡くなるのを待っていたと考えられてしまうからです。

他には、動物の皮でできた服も殺傷を想起させるため着用してはいけません。蛇やワニでできた革製品のものも同様です。

エナメル靴や金ボタン、金具、ラメなどのキラキラしたり光沢のあるものは控えましょう。とにかく華美だったり目立つものは避けた方が無難です。

【コラム】仮通夜のマナー

ここからは服装以外の仮通夜のマナーについてご紹介していきます。

香典について

香典は本通夜に参列するなら本通夜で渡すのが無難です。ですが、やむを得ない状況で仮通夜にしか出席できない場合は仮通夜でお渡ししましょう。

仮通夜で渡す香典の金額相場は下記の通りです。

あなたから見た故人との関係 金額
祖父母 1〜5万
両親 3〜10万
3〜5万
おじ・おば 1〜3万

20代であれば、上の表で当てはまる枠の中での一番下の金額を、30代であれば真ん中の金額を、40代であれば一番上の金額を香典として包めば良いと思います。

香典の表書きは仮通夜や本通夜の時期はまだ魂が成仏なさっていないと考え、御霊前と書きます。

浄土真宗は亡くなるとすぐに仏になると考えられているので、仮通夜でも御仏前と表書きに記します。

お供え物

本通夜で香典を持って行くけれど仮通夜に手ぶらで行くのもちょっと…と考える方もいらっしゃるでしょう。その場合は日持ちのするお菓子や花を持って行く事をお勧めします。

ですが、基本的にはお供えものはなくても大丈夫です。

お供えものを持って行く際には遺族側に負担をかけないよう、高価すぎるものを持って行くのはやめましょう。

お供えものには掛け紙をかけ、表書きは「お供え」「御霊前」などとします。

浄土真宗の場合は先ほども言った通り、故人はすぐに仏になると考えられているため「御霊前」という言葉は使用しません。「お供え」や「御供物」といった言葉を使いましょう。

水引は黒白を選びましょう。

持参したお供えものは「御霊前にお供えください」と言ってご遺族に渡します。自分で直接お供えしてはいけません。

挨拶

葬儀などの時と同じような挨拶で構いません。

例としては「この度は御愁傷様です」「大変お気の毒でございました」などの挨拶です。何を言っていいのかわからないときは軽く黙礼のみでも構いません。それでもお悔やみの気持ちは伝わります。

遺族の方から言ってこない限りは故人の死因や亡くなった時の状況などを尋ねるのはやめましょう。言いたくないのかもしれません。

高齢でお亡くなりになったために故人は大往生だったと感じたとしても、遺族側からすれば亡くなってしまって悲しいことに変わりはないので、「大往生でしたね」などと言った言葉はNGです。

他にも「頑張って」や「落ち着いた?」といった言葉も励ますつもりで言ったとしても遺族からすると辛い言葉になってしまうのでやめましょう。

忌み言葉

「たびたび」「重ね重ね」「また」などの同じ単語を重ねる言葉は不幸が重なることを表してしまうため、このような場では使ってはいけません。また、4や9と言った数字も死や苦しみを想起させるのでやめましょう。

仮通夜では行われないことも多いですが、参列者が通夜振る舞いに誘われる場合があります。

通夜振る舞いとは、遺族側がお坊さんや参列者に食事を振舞うことです。もし誘われた場合は原則参加しましょう。やむを得ない用事があり、どうしても行けない場合のみ辞退する旨を伝えます。

お線香の火を絶やさない

また、これは仮通夜を行う側のマナーでもありますが、仮通夜ではお線香の火を絶やさないように気をつけましょう。

線香の火を絶やしてはいけないというのにはいくつかの理由があります。諸説ありますが、例えば

  • 故人の霊にとって線香の香りは唯一の食べ物だから
  • 故人が天国への道を迷わないように
  • 線香の火を魔除けとし、故人に邪悪なものがつかないように

などと言われています。

また、灯す線香の数は1本のみとされています。理由としては何本も灯すと、故人がどの線香の煙を頼りにすればいいかわからなくなってしまうからだと言われています。

通夜の夜は線香の火を絶やさないようにすると言われており、火を切らさないために寝ずの番という役割も存在しますが、最近では防災上危ないという理由で実施しないことも少なくありません。

これらの問題を解決するのに渦巻き線香を用いる家庭も多いです。この線香は燃焼時間が長いためお通夜向きだとされています。

また、火を絶やしてしまった…と焦る方もいらっしゃいますが、火を絶やしてしまったからといって故人が成仏できないという事はありません。落ちついて次の線香を灯しましょう。

その他のマナー

他にも仮通夜に関するマナーはあります。最後にそのいくつかをご紹介していきます。

通夜振る舞いでは故人との思い出や故人について語らいます。故人に関係のない話はあまりしないようにしましょう。

仮通夜は基本的に親族が故人と最後のお別れをする時間です。ですので仮通夜に弔問をする際は遺族の負担にならないよう長居はせず早目に帰りましょう。

仮通夜などの葬儀の儀式では久しぶりに会う人も多く、ついつい声のトーンが上がってしまうこともあります。ですが葬儀の場での大きな声や笑い声はマナー違反なので気をつけましょう。

周りに不快感を与えない事が大切

仮通夜のマナーをいくつかご説明させていただきましたが、大切なのは周りに不快感を与えない事です。このことを意識して行動すれば自分も周囲の人も落ち着いて故人を見送ることができると思います。

みん終編集部

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