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葬儀

葬式後の流れを種類ごとに解説!弔問や挨拶、清めの塩、仏壇も

葬式の準備に限っても遺族の方々は慌ただしい日々を送ります。しかしながら、葬式後にも準備や手配、用意すべき事項が沢山あります。今回の記事では葬式後の流れについて行うべき事を網羅的に解説を行ってきます。遺族側がすべきことの他に弔問を行いたい方についての解説も行ってきますので、弔意を伝えるの参考までにして頂けると幸いです。

葬式後の流れを種類ごとに解説!弔問や挨拶、清めの塩、仏壇も

葬式後の流れ【挨拶回り】

葬式

告別式の後日、手伝いや進行等で関わって下さった方達へ向けて、一連の葬式が済んだことに対するお礼の挨拶回りを行います。
挨拶回りは主に喪主の他、遺族の代表者等が担います。

まわる先としては以下の方々が挙げられます。

  • 世話役の方々
  • 弔事の朗読者
  • 菩提寺(教会・神社)
  • 近所の方々
  • 故人の方の勤め先

葬式後の流れ【返礼等】

香典返し タオル

一連の葬式が終了した際には、葬式に関わって下さった方々への感謝を礼儀として示す必要があります。
費用の支払いや、引継ぎ関係、挨拶周りに関して説明を行います。

  • 事務の引継ぎ
  • 葬儀費用の支払い
  • その際の服装・持ち物

これらについて説明します。

葬式後の流れ【事務の引継ぎ】

葬式が終了次第、会食の席等で、遺族の方は葬式を手伝って下さった受付や世話役の方と引継ぎを行います。
受け取る物と説明は以下の表の通りです。

受け取る物 内容・行う事
芳名帳 参列者の名前や住所が記載された物。受付から渡される。
香典 受け取り次第、中の額の確認と把握を行う
弔事・弔電 弔意を示すために贈られる文言。世話役の方と確認を行う。

受け取った香典の額の1/2~1/3の額を目安にお返しの品を送ります。
香典に書かれた文字と芳名帳等を照らし合わせつつ、お返し先の間違え等が起こらないようにしましょう。

弔電や弔事を行った相手に対しては、お礼状を後に送付します。
漏れがないよう、受付役や世話役の方と協力して引継ぎを行って下さい。

香典返しについては、こちらを見てください。

葬式後の流れ【葬式費用の支払い】

費用に関しては葬式後の支払いが一般的です。
葬式後数日以内には、一連の費用の請求書が依頼をした会社から自宅の方に送付されます。

以下の表に示したように、会社に対しての支払いだけでなく、僧侶の方への支払いも行います。

支払う物 金額相場 その他記載事項
葬式費用 125万円程 後日、一連の請求書が自宅に届く
お布施 3万円~5万円 読経のお礼として僧侶の方に支払う金額
お車代 5千円~1万円 僧侶の方への移動に伴う費用
会食費用 3千円~1万円 左は一人当たりの金額、僧侶の方に対しては御膳代

金額に関しては、葬式の形態や参加する人数、行う場所に根付く慣習等で変化します。
不安を覚えた際には適宜、会社の方や親類の方などに相談を行って下さい。

葬式の費用については、こちらを見てください。

服装・持ち物

服装と持ち物に関しては以下の通りです。

事項 内容
服装 黒を基調とした平服
持ち物 菓子折り・謝礼

平服については、こちらを見てください。

葬式後の流れ【金銭事項】

お墓掃除代行 費用

葬式後には葬式の後処理的な事項の他に、行政的に関する手続きも行います。
この項目では、以下の四点に関し、解説を詳しく記載してきます。

  • 保険
  • 医療費
  • 年金
  • 相続

葬式後の流れ【保険】

受給者の返還や支払い請求については保険の種類でそれぞれ期限が異なります。
また持ち物も異なる事が多いので注意して下さい。

主要保険に関してですが、申請事項とその期限については下の表の通りです。

保険名称 内容 期限(死後)
雇用保険 資格者証の返還 1ヶ月以内
介護保険 資格喪失届 14日以内
生命保険 支払請求 2年以内
健康保険 埋葬料請求 2年以内
国民健康保険 葬祭費請求 2年以内(葬式後)

葬式後の流れ【医療費】

闘病により長期間入院をする際、高額の医療費の負担となる可能性があります。
健康保険制度に基づいた高額療養費 と、 税法に基づいて作られた医療費控除 、この二つの申請により負担を軽減できる事が可能です。

主な内容は下記の表を参考にして下さい。

事項(医療費) 申請先・申告先 医療費の対象期間
高額療養費 加入先の医療保険 月初め~月末(同一の暦月)
医療費控除 税務署 1/1~12/31(同一年)

また、高額療養費・医療費控除をそれぞれ説明します。

高額療養費

予め定められた自己負担限度額を超えて医療費を支払った際に、超過分の払い戻しを受けられる制度です。
健康保険の加入者の一ヶ月における保険内適用可能な医療費が払い戻しの対象となります。

申請を行う際には、加入先の保険の方に手続きを行って下さい。

医療費控除

所得控除の一つに含まれるのが医療費控除です。
一年間における医療費が一定額以上になると、所得税の軽減を受ける事が可能です。

総所得金額にもよりこの一定額は変動しますが、基本は医療費が10万円を超えた場合になります。

手続きに関しては、国税庁や税務署のホームページを利用したり、税理士の方に問い合わせを行いましょう。

葬式後の流れ【年金】

葬式後に受け取る事が可能な年金としては

  • 遺族年金
  • 遺族厚生年金

の二つが挙げられます。

遺族年金

葬式後に故人の年金を遺族側が遺族年金として支給する事が可能な制度です。
受け取りの対象者は子のある配偶者、子 です。

この制度における子の対象は

  • 年齢が18となる年度の3/31までの期間にあたる子供
  • 障害等級1級・2級の20歳未満の子供

の2種類に分ける事が可能です。

遺族年金に関しては、こちらを見てください。

遺族厚生年金

故人の方が厚生年金、又は共済年金に加入している場合、遺族の方々に支給される制度です。
遺族年金よりも対象となる人々は広く、父母関係にある方々も対象となる事があります。

葬式後の流れ【相続】

相続に関しての流れは下記の通りです。

主な流れと内容
死亡届の提出
遺言書の確認
相続人の決定
財産内容の把握
相続内容の決定
相続税の申告

①死亡届の提出

法的に故人の方の死が認められるのは死亡届の提出後です。
死亡届は死亡確認後1週間以内に提出して下さい。

死亡届については、こちらを見てください。

②遺言書の確認

遺言書がある場合は相続事項の決定を左右されるので、税理士や相続対象者と確認を行います。

③相続人の決定

相続対象者となる方々を予め確認してから内容の決定を行います。
その際、対象者の確認には戸籍謄本が必須なので、役所の方から取り寄せて下さい。

④財産内容の把握

相続の対象には、預貯金や不動産等の他に借金も含まれるので注意して下さい

⑤相続内容の決定

相続人同士で協議を行い、遺産分割協議書の作成をします。
借金等の相続放棄を行いたい方は、 相続人の対象者となる事を認知した日から3か月以内に相続放棄を行いましょう。

葬式後の流れ【法要】

法要

葬式後から一周忌を迎えるまでの法要に関しては、昔は49日まで基本は7日間周期で法要を営んでました。

しかしながら、現代では繰り越し法要として初7日法要を行ったりするなど、法要関係は縮小化・小規模傾向にあるのも事実です。

  • 四十九日法要
  • 寺社への法要の依頼
  • 会食場所の手配

これらを説明していきます。

四十九日法要

四十九日でもって死者の魂は来世に行くとされ、この日で持って遺族の方が喪に服す期間は終わります。
この日に行う忌明けの法要が四十九日法要です。

主に行う儀式は四十九日法要の他に

  • 納骨法要(お墓を建立していた場合)
  • 開眼法要
  • お斎

の三つがあり、それぞれに対応した準備を行う必要があります。
49日法要に関しては、こちらも参考にしてください。

寺社への法要の依頼

法要の際には僧侶の方に読経をお願いするため、菩提寺などに連絡をとった上でお布施やお車代等の用意を行います。

お布施に関しては、3万円~5万円程度を目安に包みます。

お車代は1万円程が相場です。
僧侶の方の移動費なので、遠方からいらっしゃる際には、額を上乗せして用意をして下さい。

お布施に関しては、こちらを見てください。

会食場所の手配

お斎は法要後に行う会食等をさします。
会食の方法については法要場所の近くのレストランにお願いしたり、仕出し弁当の手配を行いましょう。

依頼を行う際は、弔事に合わせた料理の提供をお願いして下さい。

その他行う事

納骨法要ではお墓に遺骨を納めたり、位牌を新たに作り替えるためそれに準じた用意を行います。
以降の項目で詳細を述べますので、参考までにして下さい。

葬式後の流れ【仏壇・お墓の購入】

仏壇

葬式後、四十九日法要までに用意をすべき物は位牌です。
葬式直後では白位牌と呼ばれる仮の位牌を用いますが、四十九日法要で本位牌に開眼法要を行います。

そのため、本位牌の用意の手配をすぐに行います。
戒名などを位牌には彫るので、期間には十分に余裕を持って依頼を行いましょう。

位牌については、こちらを見てください。

ここからは、以下の2つについて説明します。

  • 仏壇
  • お墓

仏壇

仏壇の用意に定められた時期はありません。
が、 基本的には四十九日法要または一周忌法要までに用意を間に合わせます。

仏壇に対しても開眼法要を行うので、お墓と同時期までの用意が望ましいでしょう。

仏壇については、こちらを見てください。

お墓

予め生前からお墓を建立している際には四十九日法要で納骨法要を取り行います。

ただし、まだ お墓が決定してない際は一周忌を目途に用意する方が多い です。
しかしながら、 お墓の区画を決めた後の工事には2~3ヶ月程かかります。

区画決めや埋葬形態に関しては関係者の方々と入念に相談を行って下さい。

お墓の購入については、以下の記事を見てください。

葬式後の弔問

喪服 合掌

死を葬式後から知った際に弔意を伝えたい方が遺族の自宅の方に線香をあげたいという連絡が来る場合があります。
この行為を弔問と言い、お世話になった方に対しての礼儀を尽くしたい、という目的から行われます。

  • 伺う前の連絡
  • 服装
  • 香典
  • お供え物

これらについて説明します。

伺う前の連絡

一般的に弔問を行う期間は葬式終了後から四十九日法要までです。
その後でも行う事は可能です。

伺う際には遺族の方に連絡してまずは弔問が可能かどうかを確認します。
連絡の際には故人との関係を明確に伝えましょう。

日程に関してはなるべく遺族の方の都合に合わせて決めて下さい。

服装

弔問でご自宅を訪問する際には平服を着用するのが基本です。
男性の方はビジネススーツ、女性の方はワンピースやアンサンブル等、黒や紺を基調とした落ち着いた色の服装にして下さい。

結婚指輪以外のアクセサリーは基本身に着けるのは避けて下さい。
靴やバッグも光沢のある素材を用いてない物を使いましょう。

香典

弔問の際には香典を持参しますが、その表書きは訪れる時期で以下のように変わるので注意して下さい。

訪れる時期 表書き
四十九日前 御霊前
四十九日後 御仏前

香典の書き方については、こちらを見てください。

お供え物

自宅に上がるにあたり、手土産は基本的に不要です。
しかしながら、 花や果物、故人が好んだ品物等のお供え物を持参するとよい でしょう。いつもお世話になっております。

葬式後の弔問【喪中はがきで知った場合】

先ほど説明した通り、弔問に伺う時期の決まりは存在しません。
しかしながら、お世話になった方の訃報を喪中はがきで知る事があります。

時期を過ぎた弔問は遺族の方にとっても迷惑となる可能性があります。
そのため、寒中見舞いや喪中見舞いで弔意を伝えるのも手段の一つです。

  • 弔問の時期
  • 香典を添えるか

これらを説明していきます。

時期

松の内から立春までの期間に寒中見舞いは贈ります。

つまり、1月5日から2月4日に相手方に届くように用意を行い、贈ります。
一方、早めに弔意を伝えたい際などは喪中はがきを受け取ってからすぐに、喪中見舞いを出す事も可能です。

香典を添えるか

香典を受け取った遺族はお返しを行う必要があり、葬式後には負担となる可能性があります。
基本は供え物を贈るようにして下さい。

弔問に関しては、こちらも参考にしてください。

【コラム】葬式後の塩とは

会葬御礼

葬式後、参列者の人々に塩が渡される事があります。
これは、清めの塩といい、神道由来の慣習です。

人の死に関して近づいてきた邪気を祓う事を主な目的として行います。
手順にも決まりがあるので解説を行います。

塩をまく方法

家の中に悪い邪気を持ち込ませない為、 玄関を開けて家に入る前に塩をまきます。
始めに胸の部分に、その後は背中、足元の順 で振りかけましょう。

量は一つかみ程度で構いません。
清めの塩に関しては、こちらも参考にしてください。

より故人の方に寄り添った葬式後の日々を

この記事では葬式後について行う事項をいくつか区分した上で解説を行ってきました。

一連の葬式が終了した後といえ、相続や費用の処理に加えて、四十九日法要に向けての用意等、遺族の方は慌ただし日々を送られます。

特に相続や保険等、金銭事項に関しては申請事項や対象等が複雑であるため、適宜専門家の意見などを求めて行うようにして下さい。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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