神奈川県のお墓探しに役立つ情報
神奈川県の紹介
神奈川県は、人口が全国の中でも東京都についで2位の規模となっており、900万人を擁する大都市となっています。
神奈川県自体が大都市であるのに加えて、東京へのアクセスが容易なためにベッドタウンとしての役割も大きいといえます。
横浜市、横須賀市、鎌倉市など海と面するこれらの都市は、毎年多くの観光客を集めています。
横浜市には、海沿いに横浜・赤煉瓦倉庫、横浜ランドマークタワー、山下公園が、横須賀市には、横須賀米軍基地があることに伴って、横浜ネイビーバーガーや横須賀カレーが、鎌倉市には、鶴岡八幡宮や鎌倉大仏などの鎌倉幕府の影響を大きく受けて、歴史ある建造物が多く立ち並んでいます。
鎌倉幕府だけでなく、江戸時代末期に開国を要求したペリーが来航した浦賀港は、横須賀市にありますし、戦時中に貿易の中心地として日本の発展を支えた横浜港があり、まさに歴史と共にある土地であるといえます。
こうした都会的な要素だけでなく、県の西部には丹沢山があり、山間部が広がっており、自然に囲まれた地域となっています。
西部の箱根は、温泉街として人気で、近年では多くの外国人観光客も訪れるスポットとなっています。
神奈川県でのお墓探しのコツ
神奈川県でのお墓探しのコツとしては、神奈川県の東部は、比較的交通網も発達しており、駅から近い霊園や主要なインターチェンジから近い霊園も多く存在しますが、西部の霊園は、平坦な道ばかりではないですし、駅から離れた霊園もありますので、高齢者の方や車椅子をご利用の方は注意が必要です。
また、近年では一般的な供養の仕方以外にも、樹木などをシンボルとしてその周辺に遺骨を埋める樹木葬や屋内の建物に仏壇のようにして安置する納骨堂などが増えています。
神奈川県で樹木葬霊園の場合、海が見える高台に位置する霊園も比較的多く存在しますが、駅から歩く場合などは坂道などが多くなります。
先ほどの内容とも重複しますが、自家用車をお持ちでないと、年配の方々に負担が大きくなってしまいますので、事前に下見などをしておくとより安心です。
納骨堂は、土地が不足している地域などでより効率的に安置するための施設となっていますので、都心の地域に建てられることが多いです。
神奈川県の霊園の特徴
神奈川県の霊園の中では、一般墓の割合が66%、樹木葬が10%、永代供養墓が19%、納骨堂が5%となっています。
一般墓といっても、公営、民営、寺営の3つに分けることができます。
神奈川県では、特に公営の霊園が人気高く、区画が空いても、抽選になることが多く、購入すること自体が難しいといえます。
民営の霊園の場合、横浜市内ですと、土地の値段も比較的高い傾向にあります。
一般墓の費用の相場が大体140万円前後、樹木葬が70万円程度、納骨堂が50万円程度となっています。
ですが、納骨堂は建物の古さなども大きく費用に関わってきますし、最近では、カード一枚で参拝可能な自動搬出式の納骨堂も存在し、これらの場合は、費用がかなり高くなりますので、注意が必要です。
神奈川県の交通事情
神奈川県には、東急東横線、JR横浜線、南武線や横須賀線だけでなく、新横浜駅からは、東海道新幹線も通っているため、首都圏内であれば1時間以内には、横浜市には到着できるはずです。
高速道路は、東京から静岡県の御殿場に繋がる東名高速道路が走っており、東西の大きなパイプとして機能しています。
また、近年では運転の休憩という役割だけでなく、一種の観光地としても人気を集めているサービスエリアが増えており、首都圏連絡自動車道と東名高速道路の両方から立ち寄ることのできる「海老名S.A.」があります。
羽田空港からわずかなところにある、川崎市内の「浮島I.C.」から千葉県まで接続されている東京湾アクアラインも非常に有名ですし、その道中にある「海ほたる」も多くの人々から人気を集めるスポットとなっています。
神奈川県の公営霊園について
霊園の中には、各都道府県や市町村が運営する公営霊園があります。
ここからは神奈川県内の公営霊園について詳しく解説していきます。
神奈川県の公営霊園は?
神奈川県の公営霊園の2019年の募集状況
公営霊園の中には空き区画がないために募集を行っていない霊園や、募集に制限をかけている霊園があります。
一方で神奈川には募集の期間を設けず、期間を設けず募集中の霊園もあります。
以下で神奈川の公営霊園の募集状況をグラフにまとめましたので、ご覧ください。
霊園名 |
2019の募集 |
2019年の募集数 |
2019年の受付数 |
2019年の倍率 |
2019年の募集期間 |
2019年の永代使用料 |
2018の募集 |
所在 |
横浜市営日野公園墓地 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
募集なし(2015年度あり) |
横浜市港南区 |
横浜市営日野こもれび納骨堂 |
募集あり |
2700 |
3085 |
1.1 |
9月 |
7万円〜48万円 |
募集あり |
横浜市港南区 |
横浜市営久保山墓地 |
募集あり |
300 |
248 |
0.8 |
9月 |
20万円〜27万円 |
募集あり |
横浜市西区 |
横浜市営三ッ沢墓地 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
募集なし(2016年度あり) |
横浜市神奈川区 |
横浜市営メモリアルグリーン |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
募集なし(2015年度あり) |
横浜市戸塚区 |
川崎市営早野聖地公園 |
募集あり※ |
114※ |
- |
- |
11月 |
66万円〜140万円 |
募集あり |
川崎市 |
川崎市営緑ヶ丘霊園 |
募集あり |
53 |
- |
- |
11月 |
100万円〜150万円 |
募集なし(令和元年開園のため) |
川崎市 |
相模原市営柴胡ヶ原墓地 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
募集なし(2016度あり) |
相模原市 |
相模原市営峰山霊園 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
あり |
相模原市 |
平塚市土屋霊園 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
あり |
平塚市 |
藤沢市営大庭台墓園 |
募集あり |
80 |
- |
- |
10月 |
72万円〜110万円 |
募集あり |
藤沢市 |
藤沢市営西富墓地 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
募集なし |
藤沢市 |
綾瀬市本蓼川墓園 |
募集あり※ |
145※ |
- |
- |
複数期間あり |
6万円〜43万円 |
募集あり |
綾瀬市 |
小田原市営久野霊園 |
募集あり |
24 |
- |
- |
7月 |
52万円〜78万円 |
募集あり |
小田原市 |
横須賀市営公園墓地 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
募集あり※ |
横須賀市 |
横須賀市営馬門山墓地 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
募集なし |
横須賀市 |
清川村営宮ヶ瀬霊園 |
募集中 |
指定なし |
- |
なし |
指定なし |
39万円〜48万円 |
- |
愛甲郡清川村 |
※募集の中には合祀墓などが含まれています。
神奈川県の公営霊園の費用相場
神奈川県の公営霊園の永代使用料
霊園でお墓を購入する際の初期費用として、霊園の運営者に支払う永代使用料という費用が必要になります。
神奈川県の永代使用料の平均は、55万円です。(みん終編集部調べ)
神奈川県の公営霊園の管理費用
霊園にお墓を立てると、年間の管理料が必要になります。
神奈川県の公営霊園の管理費用の平均は5221円です。(みん終編集部調べ)
神奈川県の公営霊園の申請からお墓建立までの流れ
公営霊園のお墓建立までの流れは運営する自治体によって様々です。
以下で、横浜市の場合の申請からお墓建立までの流れを解説します。
- 募集の公表
- 申し込み
- 抽選での当選者決定
- 資格審査等の事務手続き
- 使用料等の納入
①募集の公表
横浜市では4月ごろに募集予定の施設が決定され、7、8月ごろに申し込み期間や募集数などの詳細を公表します。
②申し込み
基本的には秋口の1ヶ月間が申し込み期間です。
横浜市では郵送による受付も行っています。
③抽選での当選者決定
10月ごろに公開で抽選会が行われます。
募集数を受付数が上回り落選した場合でも、補欠枠というのがあるので、最後まで確認が必要になります。
④資格審査等の事務手続き
当選者に対しての資格審査が行われます。
その際にに住民票や火埋葬許可証等が必要になる場合があります。
⑤使用料等の納入
12月から1月あたりではじめに必要な使用料を納入します。
こちらの期限が切れてしまうと利用できないため、期限には十分な注意が必要です。