目黒区のお墓探しに役立つ情報
目黒区の紹介
目黒区は東京23区の中でも南西に位置しています。
北側は渋谷区と世田谷区に接しており、東・南側は品川区に接しています。
住宅地が多い事から、人口は28万人程度と多いです。
中目黒駅付近を流れる目黒川では毎年春になると桜が咲き、多くの人が桜を見に集まります。
中心となるのは、目黒駅周辺のエリアと自由が丘駅周辺のエリアです。
港区や新宿区、渋谷区と異なり、観光客で溢れるということはありませんが、区全般に住宅街が広がっているので街中の人は多いです。
しかし、賑やかな雰囲気というよりも閑静で落ち着いた雰囲気が漂っているのも目黒区の特徴です。
中目黒や学芸大学、自由が丘などの東急東横線の駅周辺のエリアは高級住宅街として知られおり、実際に住宅街に入ってみると上品な雰囲気が漂っています。
目黒区でのお墓探しのコツ
お墓探しをするときは、お墓までのアクセス、お墓の周辺の環境、そしてお墓が備えている施設や設備を判断基準にするのをおすすめします。
お墓までのアクセスを考慮する際には、最寄りの駅からお墓までどのくらいの時間がかかるのか、そもそも最寄り駅から徒歩でお墓に向かうことができるのかを考える良いでしょう。
目黒区には電車の駅はあまり多くなく、最寄りの駅から徒歩で15分近くかかってしまうお墓もあるので事前に確認しておくのを推奨します。
また、お墓の周辺の環境としては周辺環境が静かなのか賑やかなのかと言った点を考慮するのが良いでしょう。
目黒区は住宅地が多く、閑静なエリアであるため基本的にはお墓の周辺環境も静かで落ち着いている場合が多いです。
お墓の施設や設備に関しては、お墓に休憩所があるのか、バリアフリー構造になっているのか、と言った点を判断基準にするのが良いのではないでしょうか。
他にも、売店があるのか、駐車場があるのか、ペットとの共葬が可能かどうかと言った点を重視する方もいらっしゃると思います。
人それぞれ重視する設備や施設があるので、自分がこだわる要件をあらかじめ決めておくと良いお墓探しができるのではないでしょうか。
目黒区の霊園の特徴
目黒区には、全部で11の霊園があります。
一般墓以外にも、納骨堂や樹木葬のお墓があり多様な種類のお墓があります。
また、永代供養墓の形を採っているお墓も目黒区にあるので、利用者の多くのニーズに応えることができます。
宗教に関しては幅広い宗教に対応しており、日蓮宗、浄土宗、天台宗、そして禅宗の一派である黄檗宗の霊園があります。
目黒区の霊園の中でおすすめしたのは「天恩山 五百羅漢寺 目黒霊廟」です。
こちらは、目黒駅から徒歩12分の場所にある納骨堂です。
天恩山五百羅漢寺は元禄年間に、徳川家と築いた縁を元に建立された歴史のあるお寺です。
また、室内に墓所があるので雨の日でも安心してお参りをすることができます。
そして永代供養の形式も受け入れているので、後継者の方に迷惑をかけたくない方にも安心です。
目黒区の交通事情
目黒区には鉄道の駅はあまりなく、実は東京23区で一番鉄道駅の数が少ないのは目黒区です。
目黒駅は実は品川区に位置しているため、目黒駅に関してはここでは触れないことにします。
中心となるのは中目黒駅や自由が丘駅です。
渋谷駅と横浜駅を結ぶ東急東横線が目黒区を通っており、東横線の駅が多いです。
駅数が少ないと不便であると考えられがちなのですが、目黒区では自由が丘駅を中心にバス路線が発達しているのでそこまで不便ではありません。
また、高速道路はほとんど目黒区を走っておらず高速を降りてから少し時間がかかります。
そのため、関東より遠い遠方からのアクセスはそこまで良くはないです。
目黒区の公営霊園について
公営霊園とは、都道府県や市町村などの自治体が運営している霊園のことを指します。
目黒区に公営霊園はありません。
しかし、目黒区以外の東京都内に公営霊園は存在するため、確認して検討しましょう。
東京都の公営霊園一覧
東京都の自治体が運営する公営霊園一覧はこちらです。
東京都の公営霊園の2019年の募集状況
公営霊園は民営の霊園と比べ費用が安く、地方自治体が運営しており、安心して利用できることなどによって、人気な霊園がいくつかあります。
そのため、公営霊園の中にはお墓の空き区画がなく、募集を行っていないところがあります。
また、募集はしていても応募者への住所などの制限を設けていることもあります。
では、東京都の公営霊園の募集状況はどのようになっているでしょうか。
以下で2018年から2019年の東京都公営霊園の募集状況を表にまとめました。
霊園名 |
2019の募集 |
2019年の募集数 |
2019年の受付数 |
2019年の倍率 |
2019年の募集期間 |
2019年の永代使用料 |
2018の募集 |
運営 |
八王子霊園 |
募集あり* |
90 |
311 |
3.5 |
6月〜7月 |
118万円* |
募集あり* |
東京都 |
八柱霊園 |
募集あり |
335 |
1,153 |
3.4 |
6月〜7月 |
33万円〜118万円 |
募集あり |
東京都 |
青山霊園 |
募集あり |
50 |
720 |
14.4 |
6月〜7月 |
413万円〜992万円 |
募集あり |
東京都 |
小平霊園 |
募集あり |
80 |
492 |
6.2 |
6月〜7月 |
145万円〜505万円 |
募集あり |
東京都 |
多磨霊園 |
募集あり |
402 |
622 |
1.5 |
6月〜7月 |
162万円〜589万円 |
募集あり* |
東京都 |
多磨霊園みたま堂 |
募集あり* |
35 |
1,052 |
30.1 |
6月〜7月 |
22万円〜37万円 |
募集あり* |
東京都 |
谷中霊園 |
募集あり |
60 |
605 |
10.1 |
6月〜7月 |
268万円〜357万円 |
募集あり* |
東京都 |
染井霊園 |
募集あり |
30 |
230 |
7.7 |
6月〜7月 |
272万円〜297万円 |
募集なし |
東京都 |
雑司ヶ谷霊園 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
- |
募集なし |
東京都 |
稲城・府中メモリアルパーク |
募集あり |
47 |
94 |
2 |
5月〜6月 |
130万円 |
募集あり |
稲城市・府中市 |
日野市営墓地 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
- |
募集なし |
日野市 |
青梅市墓地公園 |
募集あり |
- |
- |
- |
7月 |
28万円〜34万円 |
募集なし |
青梅市 |
甲の原霊園 |
募集あり |
5 |
9 |
1.8 |
10月 |
73万円〜123万円 |
募集あり |
八王子市 |
緑町霊園 |
募集あり |
26 |
46 |
1.7 |
11月 |
77万円〜375万円 |
募集あり |
八王子市 |
南多摩都市霊園 |
募集あり |
7 |
14 |
2 |
12月 |
92万円〜125万円 |
募集あり |
八王子市 |
富士見霊園 |
募集あり* |
28 |
34 |
1.2 |
8月〜9月 |
12万円〜18万円 |
募集あり |
羽村市 |
大根山霊園 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
小笠原村 |
阿古第二墓地 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
三宅村 |
「*」には納骨堂や合祀墓などの情報も含みます。
東京都の公営霊園の費用相場
公営霊園の特徴の一つとして、費用負担が小さいという点が挙げられます。
以下で東京都の公営霊園の各費用の平均を紹介します。
東京都の公営霊園の永代使用料
お墓を建立するにあたり、初期費用として霊園に支払う永代使用料が発生します。
東京都の公営霊園の永代使用料の平均は112万円です。(みん終編集部調べ)
東京都の公営霊園の管理費用
お墓を購入すると、多くの霊園では一年に一度の管理費が必要になります。
東京都の公営霊園の管理費用の平均は、2999円です。(みん終編集部調べ)
東京都の公営霊園の申請からお墓建立までの流れ
ここからは、お墓を建立する際の流れを解説します。
東京都の公営霊園は先にも説明したように17霊園ありますが、運営元は霊園ごとに異なります。
以下で、東京都で最も多くの公営霊園を運営する「都立霊園」を例に挙げ、申請からお墓の建立までの流れを解説していきます。
- 募集の公開
- 申し込み
- 抽選と結果通知
- 支払い
- 使用許可証の交付
①募集の公開
公営霊園でお墓を購入する場合、多くの霊園において、運営が公開する募集期間に合わせて応募する必要があります。
都立霊園の場合、6月ごろに募集をすることが多いです。
②申し込み
募集を確認したら、次に申し込みを行います。
その際、詳細から金額や応募条件などをしっかりと確認しておきましょう。
申し込み方法は、郵送やインターネットなど、霊園によって異なるので気をつけましょう。
③抽選・結果通知
募集期間が終了すると、自治体による抽選が行われます。
募集要綱などに抽選結果の開示日程も記してある場合が多いので、そちらも確認しておきましょう。
ここで当選すると、選んだ区画によって書類審査が行われます。
④支払い・使用許可証の交付
当選後、使用料等の納入の案内が送られます。
納入が確認されると、使用許可証の交付が行われます。
納入には期限がありますので、必ず期限内に入金するようにしましょう。