中野区のお墓探しに役立つ情報
中野区の紹介
中野区は東京都特別区の一つで、東京23区の中西部に位置しています。
地形としては武蔵野台地の一角に位置しており、穏やかかつ密集した住宅街としての性格が強くなっています。
他の地域と比較すると、道路都市基盤が強固ではなかったため都心・副都心地域のような商業地区化には至らなかったものの、近年では中野地区の再開発で高層ビルやIT関連会社などが進出するようになりました。
区内全域にわたってはやはり住宅街が多く見られ、人口密度は日本においても極めて高い地域となっています。
商業地は中野ブロードウェイなどの商業施設が「中野駅」を中心に立地しており、常に多くの人で賑わう明るく楽しい空間となっています。
また、「中野通り桜まつり」や「起創展街 中野にぎわいフェスタ」等の地域を盛り上げる催し事も人気を集めています。
中野区でのお墓探しのコツ
お墓を探す際に重要なポイントは、どのような形態のお墓が故人・ご遺族様の理想に近いかということを意識することです。
重要なポイントの一つである費用はお墓の種類や供養形態、霊園によっても変動するでしょうから慎重に検討する必要があります。
園内に完備されている施設・設備も極めて重要で、道具の貸し出しがあるか、駐車場はあるか、バリアフリーであるかなどさまざまです。
施設・設備や費用などの現実的な項目のほかに、周辺環境やスタッフの方の対応の良さといった、利用者が安心してお墓を任せられると思える細かいポイントも含めて確認するようにしましょう。
霊園見学に足を運ぶと実際のアクセスや、お墓参りの際に便利な周辺施設も把握できるのでおすすめです。
また、霊園によっては葬儀・告別式等の法要を執り行うことも可能です。
そのため、あらかじめ霊園・墓地に求める諸条件を明確にしてからお墓選びを始めると効率的に理想の霊園を探し出すことができることでしょう。
中野区の霊園の特徴
中野区には一般墓・納骨堂・樹木葬・永代供養墓のそれぞれを扱う霊園・墓地が存在します。
特徴的である点としては、区内に位置する霊園・墓地に占める寺院墓地の割合が極めて高いことです。
しかし、区内に位置する霊園のほとんどが寺院墓地であるにもかかわらず、宗旨・宗派を問わない門戸の開かれた柔軟な霊園・墓地が多いということもまた特徴的といえます。
そのため、区内の霊園・墓地をどなたでも気軽に利用することができます。
中でも、「上高田浄苑」は一般墓を扱う周辺に高い建造物のない日当たりの良好な霊園で、価格帯も豊富で利用者が適切なプランを選択できるようになっています。
最寄り駅の「落合駅」から徒歩7分の好立地なので高齢の方も気軽に利用できる点が魅力です。
「シムティエール山手の杜」は一般墓・樹木葬を扱うガーデニング霊園で、園内はバリアフリーなので安心・安全です。
豊富な供養プランが用意されているため利用者に最適なプラン選択ができることでしょう。
中野区の交通事情
中野区には中央本線・丸ノ内線、都営大江戸線をはじめとした5路線が通っています。
それぞれの路線が区内の地域を分担するように鉄道駅を置いており、鉄道網においても交通の空白地域が存在しないようになっています。
区内の交通をさらに便利に補強する役割を担っているのがバスであり、高齢の方やお体の不自由な方にとっては近隣地域への主な移動手段となっています。
中野区の交通の中心は「中野駅」ですが、バリアフリー経路が不十分であったり、交通の結節点としての役割が気弱である点を改善するため、歩行者と自転車、自動車を立体的・平面的に分離し円滑な動線を確保する取り組みをしています。
また、高密度な機能集積を誘導し、公共交通を中心とするコンパクトな拠点を目指し、充実した交通サービスからまちの魅力を高めることが期待されています。
中野区の公営霊園について
公営霊園とは、都道府県や市町村などの自治体が運営している霊園のことを指します。
中野区に公営霊園はありません。
しかし、中野区以外の東京都内に公営霊園は存在するため、確認して検討しましょう。
東京都の公営霊園一覧
東京都の自治体が運営する公営霊園一覧はこちらです。
東京都の公営霊園の2019年の募集状況
公営霊園は民営の霊園と比べ費用が安く、地方自治体が運営しており、安心して利用できることなどによって、人気な霊園がいくつかあります。
そのため、公営霊園の中にはお墓の空き区画がなく、募集を行っていないところがあります。
また、募集はしていても応募者への住所などの制限を設けていることもあります。
では、東京都の公営霊園の募集状況はどのようになっているでしょうか。
以下で2018年から2019年の東京都公営霊園の募集状況を表にまとめました。
霊園名 |
2019の募集 |
2019年の募集数 |
2019年の受付数 |
2019年の倍率 |
2019年の募集期間 |
2019年の永代使用料 |
2018の募集 |
運営 |
八王子霊園 |
募集あり* |
90 |
311 |
3.5 |
6月〜7月 |
118万円* |
募集あり* |
東京都 |
八柱霊園 |
募集あり |
335 |
1,153 |
3.4 |
6月〜7月 |
33万円〜118万円 |
募集あり |
東京都 |
青山霊園 |
募集あり |
50 |
720 |
14.4 |
6月〜7月 |
413万円〜992万円 |
募集あり |
東京都 |
小平霊園 |
募集あり |
80 |
492 |
6.2 |
6月〜7月 |
145万円〜505万円 |
募集あり |
東京都 |
多磨霊園 |
募集あり |
402 |
622 |
1.5 |
6月〜7月 |
162万円〜589万円 |
募集あり* |
東京都 |
多磨霊園みたま堂 |
募集あり* |
35 |
1,052 |
30.1 |
6月〜7月 |
22万円〜37万円 |
募集あり* |
東京都 |
谷中霊園 |
募集あり |
60 |
605 |
10.1 |
6月〜7月 |
268万円〜357万円 |
募集あり* |
東京都 |
染井霊園 |
募集あり |
30 |
230 |
7.7 |
6月〜7月 |
272万円〜297万円 |
募集なし |
東京都 |
雑司ヶ谷霊園 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
- |
募集なし |
東京都 |
稲城・府中メモリアルパーク |
募集あり |
47 |
94 |
2 |
5月〜6月 |
130万円 |
募集あり |
稲城市・府中市 |
日野市営墓地 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
- |
募集なし |
日野市 |
青梅市墓地公園 |
募集あり |
- |
- |
- |
7月 |
28万円〜34万円 |
募集なし |
青梅市 |
甲の原霊園 |
募集あり |
5 |
9 |
1.8 |
10月 |
73万円〜123万円 |
募集あり |
八王子市 |
緑町霊園 |
募集あり |
26 |
46 |
1.7 |
11月 |
77万円〜375万円 |
募集あり |
八王子市 |
南多摩都市霊園 |
募集あり |
7 |
14 |
2 |
12月 |
92万円〜125万円 |
募集あり |
八王子市 |
富士見霊園 |
募集あり* |
28 |
34 |
1.2 |
8月〜9月 |
12万円〜18万円 |
募集あり |
羽村市 |
大根山霊園 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
小笠原村 |
阿古第二墓地 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
三宅村 |
「*」には納骨堂や合祀墓などの情報も含みます。
東京都の公営霊園の費用相場
公営霊園の特徴の一つとして、費用負担が小さいという点が挙げられます。
以下で東京都の公営霊園の各費用の平均を紹介します。
東京都の公営霊園の永代使用料
お墓を建立するにあたり、初期費用として霊園に支払う永代使用料が発生します。
東京都の公営霊園の永代使用料の平均は112万円です。(みん終編集部調べ)
東京都の公営霊園の管理費用
お墓を購入すると、多くの霊園では一年に一度の管理費が必要になります。
東京都の公営霊園の管理費用の平均は、2999円です。(みん終編集部調べ)
東京都の公営霊園の申請からお墓建立までの流れ
ここからは、お墓を建立する際の流れを解説します。
東京都の公営霊園は先にも説明したように17霊園ありますが、運営元は霊園ごとに異なります。
以下で、東京都で最も多くの公営霊園を運営する「都立霊園」を例に挙げ、申請からお墓の建立までの流れを解説していきます。
- 募集の公開
- 申し込み
- 抽選と結果通知
- 支払い
- 使用許可証の交付
①募集の公開
公営霊園でお墓を購入する場合、多くの霊園において、運営が公開する募集期間に合わせて応募する必要があります。
都立霊園の場合、6月ごろに募集をすることが多いです。
②申し込み
募集を確認したら、次に申し込みを行います。
その際、詳細から金額や応募条件などをしっかりと確認しておきましょう。
申し込み方法は、郵送やインターネットなど、霊園によって異なるので気をつけましょう。
③抽選・結果通知
募集期間が終了すると、自治体による抽選が行われます。
募集要綱などに抽選結果の開示日程も記してある場合が多いので、そちらも確認しておきましょう。
ここで当選すると、選んだ区画によって書類審査が行われます。
④支払い・使用許可証の交付
当選後、使用料等の納入の案内が送られます。
納入が確認されると、使用許可証の交付が行われます。
納入には期限がありますので、必ず期限内に入金するようにしましょう。