豊島区のお墓探しに役立つ情報
豊島区の紹介
豊島区は東京都の特別区の一つで、東京都の西北部に位置しています。
人口はおよそ30万人で23区内においては、14位となっていて、池袋駅を中心として副都心を形成しており、周辺にはサンシャインシティや豊島区役所等の高層ビルが立ち並んでいます。
しかし、豊島区は2025年以降、人口が減少傾向になるという予測がされていますが、それは地方からの流入が低調になっていることと豊島区の出生率の低下に起因しているようです。
そうした状況を改善するべく、豊島区の中心を成す池袋地域で、2020年には豊島区役所跡地一帯を有効に活用するため、8つの劇場を含んだ文化と芸術の拠点になる「文化にぎわい拠点」が開業する予定となっています。
さらに、三菱地所は池袋駅西口地区再開発を進めていくことを計画しており、高層ビル3棟が建設される予定となっているため、更なる池袋地区の発展が期待されています。
また、豊島区には立教大学、学習院大学、東京音楽大学などといった教育機関や雑司ヶ谷霊園や染井霊園などの多くの著名人が眠る霊園もあります。
日本の国花である桜の品種のソメイヨシノは現在の駒込から巣鴨の地域が発祥の地とされていて、その他にもツツジや沢山の花がJR駒込駅付近の土手を彩るのはその名残と言えます。
豊島区でのお墓探しのコツ
お墓探しをする際にまず重要なことは、ご自身がどのような条件を霊園・墓地に求めているのかをあらかじめ明確にしておくということです。
一言にお墓といっても、お墓の種類は一般墓、樹木葬、納骨堂、永代供養墓などさまざまな供養形態が存在します。
それぞれの供養形態には各々の特徴があるため、お墓探しの際にはご希望に応じた最適な供養形態を扱っている霊園・墓地を調べることになるでしょう。
また、霊園・墓地の運営は公営、民営、寺院の3つに分けられますが、運営元によっても大きく管理体制やお墓の費用は異なりますので、あらかじめ絞った条件と照らし合わせて理想のお墓選びをしましょう。
あらかじめ条件をまとめておくと、実際にお墓探しをする際にはスムーズに理想のお墓を見つけることができるので非常に効率的です。
豊島区の霊園の特徴
豊島区は他の地域と比較すると霊園・墓地の数は多くありませんが、都内には数少ない公営霊園である「雑司ヶ谷霊園」と「染井霊園」の2つがあります。
「雑司ヶ谷霊園」には数多くの著名人のお墓があり、その例としてジョン万次郎や東条英機、永井荷風などがいます。
また、「雑司ヶ谷霊園」は夏目漱石の「こころ」という作品でも登場していて、一般的にも知名度の高い霊園となっています。
民営霊園や寺院墓地においては一般墓に限らず樹木葬や納骨堂といった近年注目を集めている供養形態を扱っている霊園もあります。
例えば、「松栄山 仙行寺 沙羅浄苑」は池袋駅から徒歩5分の場所に位置する新規開園の屋内納骨堂で、参拝カードを利用した非常に現代的な霊園です。
このように、豊島区の霊園・墓地においては扱っているお墓のタイプは霊園によって多種多用なので、事前に気になる霊園についての情報を集めておきましょう。
豊島区の交通事情
豊島区の交通事情は非常に良好です。
「池袋駅」を中心として、区内各所に路線が敷かれていて、あらゆる路線を活用できる点が魅力的です。
山手線は都内の要所へのアクセスが短時間かつ明瞭ですし、JR湘南新宿ラインでは高崎方面と宇都宮方面の双方へと延びているため群馬県や栃木県の関東地域の方も都心へのアクセスに不便はありません。
西部池袋線や東武東上線は池袋駅から埼玉県の奥地までを結んでいるため、都内の方に限らず近隣の地域の方にとっても非常に利用しやすい路線になっています。
「池袋駅」を中心とした豊島区の交通網は都内へのアクセスを可能にするだけではなく、東京都周辺の地域からのアクセスも可能にしていると言えます。
東京都の公営霊園について
公営霊園とは、都道府県や市町村などの自治体が運営している霊園のことを指します。
ここからは東京都内の公営霊園について詳しく解説していきます。
東京都の公営霊園は?
東京都の自治体が運営する公営霊園こちらです。
東京都の公営霊園の2019年の募集状況
公営霊園は民営の霊園と比べ費用が安く、地方自治体が運営しており、安心して利用できることなどによって、人気な霊園がいくつかあります。
そのため、公営霊園の中にはお墓の空き区画がなく、募集を行っていないところがあります。
また、募集はしていても応募者への住所などの制限を設けていることもあります。
では、東京都の公営霊園の募集状況はどのようになっているでしょうか。
以下で2018年から2019年の東京都公営霊園の募集状況を表にまとめました。
霊園名 |
2019の募集 |
2019年の募集数 |
2019年の受付数 |
2019年の倍率 |
2019年の募集期間 |
2019年の永代使用料 |
2018の募集 |
運営 |
八王子霊園 |
募集あり* |
90 |
311 |
3.5 |
6月〜7月 |
118万円* |
募集あり* |
東京都 |
八柱霊園 |
募集あり |
335 |
1,153 |
3.4 |
6月〜7月 |
33万円〜118万円 |
募集あり |
東京都 |
青山霊園 |
募集あり |
50 |
720 |
14.4 |
6月〜7月 |
413万円〜992万円 |
募集あり |
東京都 |
小平霊園 |
募集あり |
80 |
492 |
6.2 |
6月〜7月 |
145万円〜505万円 |
募集あり |
東京都 |
多磨霊園 |
募集あり |
402 |
622 |
1.5 |
6月〜7月 |
162万円〜589万円 |
募集あり* |
東京都 |
多磨霊園みたま堂 |
募集あり* |
35 |
1,052 |
30.1 |
6月〜7月 |
22万円〜37万円 |
募集あり* |
東京都 |
谷中霊園 |
募集あり |
60 |
605 |
10.1 |
6月〜7月 |
268万円〜357万円 |
募集あり* |
東京都 |
染井霊園 |
募集あり |
30 |
230 |
7.7 |
6月〜7月 |
272万円〜297万円 |
募集なし |
東京都 |
雑司ヶ谷霊園 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
- |
募集なし |
東京都 |
稲城・府中メモリアルパーク |
募集あり |
47 |
94 |
2 |
5月〜6月 |
130万円 |
募集あり |
稲城市・府中市 |
日野市営墓地 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
- |
募集なし |
日野市 |
青梅市墓地公園 |
募集あり |
- |
- |
- |
7月 |
28万円〜34万円 |
募集なし |
青梅市 |
甲の原霊園 |
募集あり |
5 |
9 |
1.8 |
10月 |
73万円〜123万円 |
募集あり |
八王子市 |
緑町霊園 |
募集あり |
26 |
46 |
1.7 |
11月 |
77万円〜375万円 |
募集あり |
八王子市 |
南多摩都市霊園 |
募集あり |
7 |
14 |
2 |
12月 |
92万円〜125万円 |
募集あり |
八王子市 |
富士見霊園 |
募集あり* |
28 |
34 |
1.2 |
8月〜9月 |
12万円〜18万円 |
募集あり |
羽村市 |
大根山霊園 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
小笠原村 |
阿古第二墓地 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
三宅村 |
「*」には納骨堂や合祀墓などの情報も含みます。
東京都の公営霊園の費用相場
公営霊園の特徴の一つとして、費用負担が小さいという点が挙げられます。
以下で東京都の公営霊園の各費用の平均を紹介します。
東京都の公営霊園の永代使用料
お墓を建立するにあたり、初期費用として霊園に支払う永代使用料が発生します。
東京都の公営霊園の永代使用料の平均は112万円です。(みん終編集部調べ)
東京都の公営霊園の管理費用
お墓を購入すると、多くの霊園では一年に一度の管理費が必要になります。
東京都の公営霊園の管理費用の平均は、2999円です。(みん終編集部調べ)
東京都の公営霊園の申請からお墓建立までの流れ
ここからは、お墓を建立する際の流れを解説します。
東京都の公営霊園は先にも説明したように17霊園ありますが、運営元は霊園ごとに異なります。
以下で、東京都で最も多くの公営霊園を運営する「都立霊園」を例に挙げ、申請からお墓の建立までの流れを解説していきます。
- 募集の公開
- 申し込み
- 抽選と結果通知
- 支払い
- 使用許可証の交付
①募集の公開
公営霊園でお墓を購入する場合、多くの霊園において、運営が公開する募集期間に合わせて応募する必要があります。
都立霊園の場合、6月ごろに募集をすることが多いです。
②申し込み
募集を確認したら、次に申し込みを行います。
その際、詳細から金額や応募条件などをしっかりと確認しておきましょう。
申し込み方法は、郵送やインターネットなど、霊園によって異なるので気をつけましょう。
③抽選・結果通知
募集期間が終了すると、自治体による抽選が行われます。
募集要綱などに抽選結果の開示日程も記してある場合が多いので、そちらも確認しておきましょう。
ここで当選すると、選んだ区画によって書類審査が行われます。
④支払い・使用許可証の交付
当選後、使用料等の納入の案内が送られます。
納入が確認されると、使用許可証の交付が行われます。
納入には期限がありますので、必ず期限内に入金するようにしましょう。