足立区のお墓探しに役立つ情報
足立区の紹介
足立区は東京都の特別区の一つで、東京23区のうち最北端に位置しています。
足立区の面積は53.25㎢で、23区においては3位の大きさとなっています。
人口はおよそ68万人で23区では5位につけています。
人口密度も足立区は23区内で5位となっていて、比較的にバランスが取れているような印象です。
足立区に特徴的なことは夜間人口よりも昼間人口の方が少ない点で、これは昼間に通勤・通学者が区外に出ることに起因しています。
足立区は比較的に平坦な土地柄で、隅田川、荒川、綾瀬川などといった川が多いことが特徴で、特に千住地域は低地になっていて海抜0m地帯です。
江戸時代から足立区に相当する地域は「日光街道」「奥州街道」の宿場町の「千住宿」として賑わいをみせていました。
現在では、「北千住駅」を中心とした繁華街が形成されていて、竹ノ塚や西新井でも再開発が行われ活気づいています。
春には、「春の花火と千本桜まつり」(都立舎人公園)という桜をイメージした花火が春の夜空に打ち上げられるイベントや「しょうぶまつり」(しょうぶ沼公園、東綾瀬公園)で開催されるなど地域の魅力を存分に堪能できるお楽しみイベントが数多くあります。
足立区でのお墓探しのコツ
お墓探しをするために必要なことは条件の洗い出しです。
初めに、ご自身が霊園に対してどのような条件を求めているのかを明確にしておきましょう。
費用が安価な霊園、交通アクセスのよい霊園、設備・施設の整っている霊園など特徴はさまざまです。
そのうえで、気になる霊園を実際に訪ねて、お墓参りをしっかりと行えるかを判断しましょう。
その際には上記に示した点に加えて、スタッフの雰囲気や周辺環境等に関してもきちんと確認しておくことをおすすめします。
お墓の購入は決して安価な買い物ではありませんし、なんといっても故人に対して心を落ち着かせて偲ぶことができるような適切なお墓を選びましょう。
足立区の霊園の特徴
足立区には数多くの霊園が存在するので、一般墓・納骨堂・樹木葬・永代供養墓の全ての供養形態からご自身のお好みに合わせた供養タイプを扱っている霊園を選択することができます。
足立区の霊園の価格相場は150~200万円程度で都内に位置する霊園としては平均的な価格帯と言えます。
一方で、樹木葬や納骨堂は墓石・墓域にかかる費用が安価で、樹木葬は70万円前後、納骨堂は50万円前後が相場なので経済的な負担が少ないことから近年注目を集めている供養形態となっています。
しかし、樹木葬、納骨堂ともに供養方法はさまざまで、供養の型や納骨する人数に応じて価格は異なることを念頭に置いておきましょう。
例えば、「円通寺とねり聖地」は日暮里舎人ライナーの「舎人駅」から徒歩1分の好立地にあり、園内は全区画平坦な造りのバリアフリー設計となっています。
一方で、「性翁寺」のような1300年前に起源を遡るような由緒ある寺院墓地も存在しますので、ご自身のお好みに合った霊園が見つかることでしょう。
足立区の交通事情
足立区にはJR 常磐線、東京メトロ日比谷・有楽町線、京成本線、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)、大師線、つくばエクスプレスの7つの路線が乗り入れています。
さらに、平成20年には「日暮里舎人ライナー」が開業したことで足立区の西側地域の交通の利便性の向上に貢献しています。
以前までは区内の移動に関しても西側・東側地域ともに「陸の孤島」と呼ばれるほど不自由がありましたが、これらの路線の交通網が形成されて以来、区内の移動に限らず都心へのアクセスも非常に良好になりました。
「竹ノ塚駅」から「東京駅」までは最短で36分で到着可能ですし、「品川駅」までは43分程度です。
更なる交通アクセスの向上に向けて「環七高速鉄道(メトロセブン)」や「地下鉄8号線の延伸」を今後の課題とし、路線の整備が進められていくことでしょう。
東京都の公営霊園について
公営霊園とは、都道府県や市町村などの自治体が運営している霊園のことを指します。
ここからは東京都内の公営霊園について詳しく解説していきます。
東京都の公営霊園は?
東京都の自治体が運営する公営霊園こちらです。
東京都の公営霊園の2019年の募集状況
公営霊園は民営の霊園と比べ費用が安く、地方自治体が運営しており、安心して利用できることなどによって、人気な霊園がいくつかあります。
そのため、公営霊園の中にはお墓の空き区画がなく、募集を行っていないところがあります。
また、募集はしていても応募者への住所などの制限を設けていることもあります。
では、東京都の公営霊園の募集状況はどのようになっているでしょうか。
以下で2018年から2019年の東京都公営霊園の募集状況を表にまとめました。
霊園名 |
2019の募集 |
2019年の募集数 |
2019年の受付数 |
2019年の倍率 |
2019年の募集期間 |
2019年の永代使用料 |
2018の募集 |
運営 |
八王子霊園 |
募集あり* |
90 |
311 |
3.5 |
6月〜7月 |
118万円* |
募集あり* |
東京都 |
八柱霊園 |
募集あり |
335 |
1,153 |
3.4 |
6月〜7月 |
33万円〜118万円 |
募集あり |
東京都 |
青山霊園 |
募集あり |
50 |
720 |
14.4 |
6月〜7月 |
413万円〜992万円 |
募集あり |
東京都 |
小平霊園 |
募集あり |
80 |
492 |
6.2 |
6月〜7月 |
145万円〜505万円 |
募集あり |
東京都 |
多磨霊園 |
募集あり |
402 |
622 |
1.5 |
6月〜7月 |
162万円〜589万円 |
募集あり* |
東京都 |
多磨霊園みたま堂 |
募集あり* |
35 |
1,052 |
30.1 |
6月〜7月 |
22万円〜37万円 |
募集あり* |
東京都 |
谷中霊園 |
募集あり |
60 |
605 |
10.1 |
6月〜7月 |
268万円〜357万円 |
募集あり* |
東京都 |
染井霊園 |
募集あり |
30 |
230 |
7.7 |
6月〜7月 |
272万円〜297万円 |
募集なし |
東京都 |
雑司ヶ谷霊園 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
- |
募集なし |
東京都 |
稲城・府中メモリアルパーク |
募集あり |
47 |
94 |
2 |
5月〜6月 |
130万円 |
募集あり |
稲城市・府中市 |
日野市営墓地 |
募集なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
- |
募集なし |
日野市 |
青梅市墓地公園 |
募集あり |
- |
- |
- |
7月 |
28万円〜34万円 |
募集なし |
青梅市 |
甲の原霊園 |
募集あり |
5 |
9 |
1.8 |
10月 |
73万円〜123万円 |
募集あり |
八王子市 |
緑町霊園 |
募集あり |
26 |
46 |
1.7 |
11月 |
77万円〜375万円 |
募集あり |
八王子市 |
南多摩都市霊園 |
募集あり |
7 |
14 |
2 |
12月 |
92万円〜125万円 |
募集あり |
八王子市 |
富士見霊園 |
募集あり* |
28 |
34 |
1.2 |
8月〜9月 |
12万円〜18万円 |
募集あり |
羽村市 |
大根山霊園 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
小笠原村 |
阿古第二墓地 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
三宅村 |
「*」には納骨堂や合祀墓などの情報も含みます。
東京都の公営霊園の費用相場
公営霊園の特徴の一つとして、費用負担が小さいという点が挙げられます。
以下で東京都の公営霊園の各費用の平均を紹介します。
東京都の公営霊園の永代使用料
お墓を建立するにあたり、初期費用として霊園に支払う永代使用料が発生します。
東京都の公営霊園の永代使用料の平均は112万円です。(みん終編集部調べ)
東京都の公営霊園の管理費用
お墓を購入すると、多くの霊園では一年に一度の管理費が必要になります。
東京都の公営霊園の管理費用の平均は、2999円です。(みん終編集部調べ)
東京都の公営霊園の申請からお墓建立までの流れ
ここからは、お墓を建立する際の流れを解説します。
東京都の公営霊園は先にも説明したように17霊園ありますが、運営元は霊園ごとに異なります。
以下で、東京都で最も多くの公営霊園を運営する「都立霊園」を例に挙げ、申請からお墓の建立までの流れを解説していきます。
- 募集の公開
- 申し込み
- 抽選と結果通知
- 支払い
- 使用許可証の交付
①募集の公開
公営霊園でお墓を購入する場合、多くの霊園において、運営が公開する募集期間に合わせて応募する必要があります。
都立霊園の場合、6月ごろに募集をすることが多いです。
②申し込み
募集を確認したら、次に申し込みを行います。
その際、詳細から金額や応募条件などをしっかりと確認しておきましょう。
申し込み方法は、郵送やインターネットなど、霊園によって異なるので気をつけましょう。
③抽選・結果通知
募集期間が終了すると、自治体による抽選が行われます。
募集要綱などに抽選結果の開示日程も記してある場合が多いので、そちらも確認しておきましょう。
ここで当選すると、選んだ区画によって書類審査が行われます。
④支払い・使用許可証の交付
当選後、使用料等の納入の案内が送られます。
納入が確認されると、使用許可証の交付が行われます。
納入には期限がありますので、必ず期限内に入金するようにしましょう。