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【口コミ有り】粉骨の手順や業者ごとの料金と選び方!その後の遺骨の供養も

近年、注目を集めている粉骨ですが、皆さんは粉骨についてどの程度ご存知ですか?

ここでは、自力で行う場合と業者に依頼する場合の粉骨の手順や、業者ごとの料金や選び方について紹介しています。

【口コミ有り】粉骨の手順や業者ごとの料金と選び方!その後の遺骨の供養も

粉骨を自分で行うことはできる?

骨壷 遺骨

粉骨とは、遺骨をパウダー状に細かくする行為のことをさし、自身で行う方法と、業者に代行してもらう方法の2種類があります。

ここでは、それぞれについて細かく説明していきます。

自分自身で粉骨する

遺骨は、少し大変ですが自分で粉骨する事も可能です。
自分自身で、自宅で粉骨を行う際の手順は以下の通りです。

  1. 遺骨内の異物の除去
  2. 遺骨の乾燥
  3. 遺骨を砕く

1.遺骨内の異物の除去

火葬を済ませた焼骨には、火葬の際の副葬品や、生前に行なっていた歯の治療の部品、棺桶に使われていた金属などが混入することがあります。
骨壷の中の遺骨を、トレーや布をなどの上に広げ、丁寧に手作業で異物を取り除いていきます。

2.遺骨の乾燥

火葬を行なったばかりの焼骨は、とても高温で焼かれたことによって極めて乾燥している状態です。
ですが、その後の遺骨の保管によっては、水分を多く含んでしまっている場合があります。

特に一度お墓に埋葬していた遺骨を、粉骨するために掘り起こしたケースなどでは、骨壷に入れた状態であっても、土の水分や雨水によって湿気てしまっていることがあります。
以上のように、水分を多く含んだ遺骨は極めて粉骨しづらい状態です。

そのため、粉骨作業を行う前に天日干しなどして乾燥させておくのが良いでしょう。
遺骨に含まれている水分量にもよりますが、湿気を感じる夏場であれば、晴れた天気の良い日に1週間程度干すのが良いでしょう。

その際には、雨に打たれてしまったり、風で飛ばされてしまうことのないように気をつけましょう。
また、いくら十分に乾燥させたつもりでも、粉骨の作業中に湿気を感じることがあれば、随時乾燥の工程を入れるようにしましょう。

3.遺骨を砕く

実際に遺骨を砕く際に用意すべき道具は以下の通りです。

  • ビニール袋
  • タオル
  • 金槌
  • すり鉢
  • すりこぎ棒
  • ざる

焼骨には、脆い部分や硬い部分、サイズの大きい部分や小さい部分などバラバラです。
中でも硬く大きい部分については、あらかじめ金槌などで大まかに砕いておく必要があります。

事前準備の手順としては、遺骨をビニール袋に入れ、タオルを巻くなどした上から金槌を使って砕きます。

ある程度のサイズまで小さくなったら、他の部分と合わせて、すり鉢やすりこぎ棒で細かくしていきます。

すり鉢よりも乳鉢の方が作業に適しているものの、一般に出回っている乳鉢ではサイズが小さく、粉骨に用いるには作業になりません。

また、大きいサイズの乳鉢を購入するには数万円程度かかるため、サイズも大きく比較的購入しやすい、すり鉢が粉骨の際の道具として用いられることがほとんどです。

1人で粉骨作業を行うと、すり鉢が動きやすく砕きづらいため、コツとしては足の間に挟んで行うことが挙げられます。

他にもすりこぎ棒を長い時間握って作業していると、手にマメが出来てしまうことも珍しくないため、軍手をつけるなどの対策をするようにしましょう。

すり鉢での工程が終わったら、2mm程度の目の粗さのザルを使って、粉骨済みの遺骨とまだ粉砕しきれていない遺骨を分けます。

トレイなどの上にザルを置き、すり鉢の中の遺骨をザル移して、ふるいにかける要領で分別していきます。

トレイに落ちた2mm以下に粉骨できている遺骨は別の容器や袋にわけ、ザルに残った粉砕しきれていない遺骨はすり鉢に戻して再び砕きます。

これを根気よく繰り返していくと、全ての遺骨が散骨も可能な2mm以下のパウダー状になるわけです。

粉骨は業者に頼むのが一般的

自力で粉骨を行うことも可能ですが、故人が自身にとって大切な人であればあるほど、自身の手で遺骨を砕くというのは精神的ダメージが大きくなってきます。

そのような方には、代行業者に依頼する、という選択肢をオススメします。

粉骨のみを代行してくれるサービスでは、遺骨を業者へ持ち込み、もしくは配送したあとは、遺骨を洗う 洗骨 、遺骨を 乾燥 させ、 粉骨 、梱包して自宅まで届けてくれる、といった流れが一般的です。

粉骨の方法としては、初めから最後まで手粉骨のもの、ミル方式のもの、乳鉢方式のもの、途中まで機械で行い仕上げを手作業で行うもの、の4種類が存在します。

また、粉骨後の遺骨の形態としては、真空処理の施してあるもの、水溶紙に包まれているもの、などがあり、入れ物としては骨壷はもちろん、アルミ袋や木箱、桐箱、紙箱などが存在します。

真空処理が施されているものは、そのまま自宅での長期間の保存に適しており、水溶紙に包まれているものは、そのまま水に溶けるため、そのまま山間や会場に撒く散骨に適しています。

粉骨代行の費用には粉骨後の入れ物の料金も含まれているため、限界まで費用を抑えている業者では、入れ物に入れず真空の袋のまま届くケースもあります。

【口コミ】なぜ粉骨を行いましたか?

上記では、粉骨のやり方について見ていきました。
では、粉骨は実際のところどうなのでしょうか?

そこで、実際に粉骨をした事のある方の口コミを紹介していきます。

50代 女性

散骨の為に粉骨をお願いしました。先日、親族と一緒に散骨してきました。少し寂しい気もしますが、お願いして良かったと感じています。

40代 女性

父を遠いお墓に納骨する事が私たちの最大の悩みでした。その為、粉骨してもらい散骨もしくは家に保管したいと思い、粉骨をお願いしました。近くにいる事ができ、父も喜んでいるかと思います。

70代 男性

息子の遺骨をお墓の下や暗くて寂しそうな納骨堂には入れたくありませんでした。いつまでも自分の近くに置き、供養したいと考えていました。初めは、骨箱のままリビングに置いて供養していました。しかし、孫が家に来る度に「見ると辛い」という為、粉骨させて頂きました。散骨もできるようにもなった為、孫と一緒に息子が好きだった所に出向いて、少しづつ散骨し心の整理をつけようと思います。

粉骨するメリット

メリット

上記では、粉骨を実際に行ったことのある人の口コミを紹介しました。
ここからは、粉骨をするメリットに関して見ていきます。

粉骨することの主なメリットとしては 供養の選択肢が広がる ことが挙げられます。

しかし、その他にも細かなメリットが存在し、それらもまとめて以下の5つが挙げられます。

  • 散骨という供養方法
  • 樹木葬での利点
  • 省スペース化
  • 分骨のしやすさ
  • 手元供養での利点

散骨という供養方法

遺骨を粉骨することで、 散骨 という供養方法が可能になります。

散骨とは、祭祀の意味を持って個人の遺骨を海上や山間、宇宙などに撒く供養方法のことを言います。

遺骨を、火葬直後の状態のまま散骨すると刑事責任に問われてしまいますが、直径が2mm以下のパウダー状に粉骨することで、法的にも問題なくなります。

樹木葬での利点

故人の自然回帰の考えや、子供を筆頭とした後継者の方への負担を無くしたいという思いから 樹木葬 という供養方法の需要が高まっています。

散骨式の樹木葬納骨ではもちろんのこと、散骨式でなくても粉骨を規則としている樹木葬も存在します。

また、粉骨されている遺骨の方が抽選倍率の高い霊園も存在するようです。

樹木葬に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

省スペース化

遺骨は粉骨を行うことで、火葬直後に比べて4分の1程度の量にまで少なくなります。

自宅での手元供養であれ、納骨堂などであれ、遺骨によるスペースを大きく抑えることが可能です。

分骨のしやすさ

あらかじめ遺骨を粉骨しておくことで、親族の方々などで分ける際や、お墓に納骨する分と自宅で手元供養する分を分ける際にも随分と楽になります。

パウダー状に粉骨された遺骨は、分骨の際に真空に出来るビニール袋などに入れれば、持ち帰ってそのまま保管することもできます。

分骨に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

手元供養での利点

手元供養 とは故人の遺骨を自宅や自身の側で保管し、心の拠り所とする供養方法です。

故人といつも一緒にいたい、故人のそばにいたい、などの想いから手元供養を選択される人は年々増加しています。

しかし、焼骨直後の状態の大きな骨箱のままでは、スペースをとるだけでなく、納骨してあげないと、という義務感がつきまとうことも多いようです。

その際に、粉骨を行うことで部屋での存在感もスマートになり、精神的負担が大分緩和されます。

手元供養に関しては、下記の記事をご参考ください。

粉骨代行業者の選び方

選択

ここでは、粉骨を代行業者に依頼すると決めた際に、優良な粉骨業者を選ぶために押さえておきたいポイントを紹介します。

粉骨を専門に行っている

粉骨を専門に行っている業者では、粉骨だけでなく骨に関する知識も豊富であるケースが多いです。

骨に関する知識を持っている業者の方が、安心して任せられるだけでなく、野仏など、部分に分けて粉骨を行ってもらうことが可能です。

立会粉骨ができる

粉骨を行う際に、遺族が立ち会えるプランが存在している業者の方が安心です。

無料で粉骨に立ち会える業者から、立会粉骨では別途料金が発生する業者まで様々です。

料金が明確である

粉骨代行業者に粉骨を依頼した際に必要になる費用は、粉骨そのものの費用だけではありません。

骨を砕くことの他に、異物の除去や粉骨後の遺骨を入れる袋、また業者によっては粉骨前の遺骨の洗浄を行うところもあります。

粉骨だけでなく、粉骨に関する全ての費用が明確になっている業者は安心と言えるでしょう。

粉骨に用いる器具が清潔である

粉骨代行業者では、数多くの遺骨の粉骨を承っています。

そのため、粉骨に用いる器具や機械の清掃が行き届いていない業者では、自身の遺骨に他の人の遺骨が紛れてしまうことがあります。

一回ごとに、きちんと器具の清掃を行っている業者へ依頼するのが安心でしょう。

社名が明らかである

業者自体の信用に関わる話ではありますが、会社名や事業者名をきちんと明らかにしている業者の方が、責任の所在が明確なため安心です。

おすすめの粉骨業者①花水木

特徴

粉骨サービスの花水木では、花水木独自の以下の9段階での工程で時間をかけて丁寧に粉骨していきます。

  1. 遺骨の計量
  2. 混入物除去
  3. 手洗い洗浄
  4. 超音波洗浄
  5. 乾燥
  6. ボールミルによる粉末化
  7. 乳鉢による仕上げ粉末化
  8. 紫外線殺菌
  9. パッケージ

①〜④の工程での、異物の完全な除去と十分な洗浄によって、粉骨後の遺骨の自然で美しい白さを実現しています。

⑨のパッケージでは、保管用にしっかり密封される 真空パック と、散骨用に水に溶ける 水溶性紙袋 の2種類があり、花水木ではサイズの対応はもちろんのこと、組み合わせも自由であるという最大の特徴があります。

組み合わせのレパートリーは以下の4通りです。

  • 真空パックのみ
  • 水溶性紙袋のみ
  • 真空パック+水溶性袋
  • 水溶性袋を真空パック

上の3つは合計10袋まで無料、水溶性袋を真空パックする場合には5袋まで無料になっています。

パッケージ後には、無料で桐箱もしくは骨壷に入れて郵送してくれます。

料金

花水木は骨壷のサイズによる料金設定で、料金表は以下の通りです。

骨壷のサイズ 粉骨料金(税込)
2寸(直径6cm) 25,920円
3寸(直径9cm) 25,920円
4寸(直径12cm) 30,000円
5寸(直径15cm) 30,000円
6寸(直径18cm) 36,000円
7寸(直径21cm) 36,000円
8寸(直径24cm) 42,000円
9寸以上(直径27cm以上) 要相談

花水木では、全国の往復送料・代引き手数料が業者負担となっており、上記の料金表以外の費用は一切発生しません。

おすすめの粉骨業者②三ツ星ベリアルサービス

特徴

三ツ星ベリアルサービスでは、目的に合わせた以下の3種類の粉骨サービスが用意されています。

  • 海洋散骨向け
  • 自宅供養向け
  • 墓じまい/整理向け

海洋散骨向け粉骨

自身で海洋へ散骨する方向けに、水溶性紙袋に粉骨を済ませた遺骨を詰めてくれます。

海洋以外への散骨の場合には、不溶性紙袋に詰めてもらうことも可能です。

無料で遺骨を複数に分けることもできます。

海洋散骨に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

自宅供養向け粉骨

自宅で自身の好みの容器に納める方のために、選択した平袋もしくは自立式袋を完全真空にしてくれるものです。

容積は3分の1にまで小さくなり、完全真空によって遺骨が半永久的に劣化しません。

水溶性紙袋の別添えの要望にも対応してもらえます。

自宅供養に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

墓じまい/整理向け

墓じまいをする方や、骨壷でいっぱいになってしまったお墓を整理する方向けに、平袋もしくは自立式アルミ袋を使用した、業界唯一の完全真空を施してくれます。

これにより、7寸骨壷1つのスペースに最大5柱分の遺骨を安置できるようになります。

墓じまいに関しては、こちらの記事を参考にしてください。

料金

お清め・乳鉢粉骨・UV殺菌・水溶性紙袋・分骨・完全真空・返送送料・骨壷処分・英語メモの費用を含んだ、粉骨基本料金が 1柱あたり10,000円 となっています。

オプションには、火葬から1年を超えて保管していた遺骨には 乾燥 の工程の費用として 10,000円

10年を超えて自宅保管していた場合や短期間でもお墓に納めていた場合の 特殊乾燥 の費用として 15,000円

機械を使わず人の手で粉骨する 手粉骨 として 10,000円 、急ぎの方向けに1営業日で返送してくれる 特急 の費用として 5,000円 、24時間管理の保管室にて最長5年まで保管してくれる 預骨 として 5,000円〜 が追加料金として設定されています。

おすすめの粉骨業者③まごころ粉骨

特徴

まごころ粉骨では「粉骨だけコース」という、遺骨の粉骨作業だけを代行してくれる、費用を最低限に抑えたサービスがあります。

このサービスは「とにかく安く」との声に答える形で生まれた格安の粉骨で,
粉骨後は化粧箱に入れたり、小分けにしたりせず、和紙で作られた水溶性の紙袋に全てまとめて収納され、ジップ付きのポリエチレン袋に収納されて届きます。

そのため、限界まで費用を抑えることが可能になっています。とはいえ、安いからといって、不便所や問題点は特にありません。

粉骨が行われてから1年以内の散骨を推奨されてはいますが、それ以外にこれといって注意すべき点はなく、他の遺骨と混ざらないように細心の注意も払われているようです。

また、海外に持参される方などは、ジップ付きのポリエチレン袋から、気圧によって破裂する心配のない真空パックに無料で変更することも可能です。

持ち込みの場合の所用時間は60分程度です。

料金

粉骨の金額は骨壷のサイズで決まります。また、骨壷を持ち込むのか、郵送するのかによっても異なってくるようです。

サイズごとの料金は以下の通りです。

骨壷のサイズ 粉骨料金(税込)
2寸(直径6cm) 9000円
3寸(直径9cm) 9000円
4寸(直径12cm) 9000円
5寸(直径15cm) 9000円
6寸(直径18cm) 12000円
7寸(直径21cm) 12000円
8寸(直径24cm) 12000円
9寸(直径27cm以上) 12000円

上記の料金表には、異物除去・粉骨・水溶性大袋・ジップ付きポリエチレン袋(もしくは真空パック)・粉骨証明書・骨壷処分・少量分骨の費用が含まれています。

少量分骨を増量する場合には、1つにつき 300円 、全量を分割包装する場合には、追加大袋1つにつき 600円 の追加料金が設定されています。

【コラム】ペットの粉骨

猫や犬などのペットも人と同様に粉骨することが可能です。

ペットの場合には、埋葬許可証が不要であること以外は人間の場合と同じ手順で進んでいきますが、使用する機械はペット専用のものを用いる業者さんがほとんどです。

先ほど紹介した「まごころ粉骨」では、ペットの粉骨も行なっており、費用はペットのサイズによって設定されており、以下の通りです。

種類 粉骨料金
猫・小型犬 3000円
中型犬 6000円
大型犬 9000円

最愛のペットの遺骨も、粉骨を行うことによって、その後の供養の方法が大きく広がるためオススメです。

粉骨という選択

愛する人の遺骨を砕く、という選択はそう簡単に出来るものではありません。

勇気も必要とは思いますが、これまで説明してきた通り、粉骨をすることによるメリットは様々あります。

この記事が、粉骨という選択肢を検討する機会となることを祈っています。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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