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墓誌銘について解説!内容、有名な墓誌銘、墓誌の平均費用も

墓誌銘とは何かご存知でしょうか。墓石の横に置いてある板状の石碑のことを墓誌といいます。
その墓誌に書かれる内容を墓誌銘を呼びます。

墓誌は必ず置いた方がいいのか、置く場合はいくらぐらいかかってしまうのか。
今回の記事では墓誌銘に関する知識を詳しく述べていきたいと思います。

墓誌銘について解説!内容、有名な墓誌銘、墓誌の平均費用も

墓誌銘とは

「墓誌」という単語に聞き覚えはあるでしょうか?
お墓参りをした際に、墓石と別に小さな石碑が設置されているところを見たことがある方も多いかもしれません。

お墓の横にある板状の石のことを「墓誌」と呼びますが、場所によっては置かれていない場合もあり、実際に必要なのかどうか困惑する方も多くいらっしゃいます。

今回はその「墓誌」について詳しく見ていきます。

墓誌銘とは何か?

「墓誌」とは墓石の近くに設置される石碑を指し、それに先祖の情報を銘したものを「墓誌銘」と呼びます。

仏教や浄土真宗など宗派によっては「法名碑」、「墓標」、「霊標」と名前を変えて呼ばれていることがあります。

墓誌銘を設置することは古代エジプトやローマから始まり、古くは死者個人の経歴や事績を後世に残す役割が強くありました。

日本では明治時代までは個人の墓誌がほとんどでした。
現在においても個人の墓に故人の業績を記録する目的で墓誌を設置する人は少なくありません。

しかし、近年は代々長い歴史を持つ家系が増え、個人の墓よりも家族を同じお墓に埋葬することが多くなりました。

そのため墓誌銘の役割も個人の業績から先祖代々の存在を伝える役目へと変化していったのです。

墓誌銘は必ずしもお墓と一緒に設置する必要がないものです。
お墓の敷地によっては、用意するスペースを作ることができないケースもあります。

その場合は墓石の裏側や側面を使って名前を刻むことができます。

しかし、年月が経つと同じお墓に埋葬される方が多くなり、自然と墓石に書くスペースが少なくなってしまいます。

また、墓誌銘があることで、お墓を訪れた人がそれを見るだけで親族や先祖の繋がりを知ることができる大きなメリットがあります。

墓誌のサイズは多岐にわたり、敷地面積に合わせて置くことができるので墓石にスペースがなくなったら新しく建てることをおすすめします。

墓誌銘の内容

墓地

「墓誌銘」にはお墓に入っている先祖の戒名(仏教における仏門に入門した際に授かる名前)や俗名(生前に名乗っていた姓名)、年齢や没年月日などが亡くなられた順に刻まれます。

墓誌銘の右端には「墓誌」と刻みます。
この部分を「天額」と呼び、宗派によって別の名前を刻む場合もあります。

墓誌は必ずしも設置する必要がないものなので、書き方にも決まりはありません。

座右の銘や辞世の句を刻む方もいれば、戦争で亡くなった方であれば戦歴を入れる場合もあります。

中には自身のニックネームやハートマークなどを刻まれる方もおり、個性的な墓誌銘も多く存在します。

宗派による書き方の違い

浄土真宗の場合は墓誌のかわりに「法銘碑」という名前を使用し、「霊」という字は用いない宗派です。
天額にも「法銘碑」と刻みます。

日蓮宗においては「妙法」や「空」という単語を加えることもあります。

神道やキリスト教は、戒名と近しい名前である「諡(おくりな)」
「洗礼名」を使用します。

戒名のない無宗教の方は俗名を墓誌銘に大きく彫ることがあります。

ほとんど多くの場合は縦書きで、右側から亡くなった順に彫っていきますがキリスト教においては横書きがほとんどで上側から彫っていきます。

キリスト教の墓誌の注意点として、没年月日を西暦で刻まなければなりません。
教義によっては没年月日のあとに「召天」、「帰天」と入れる場合があるので、一度神父様や牧師様に確認する必要があります。

有名な墓誌銘

美人董氏墓誌銘

美人董氏墓誌銘(びじんとうしぼしめい)は587年に19歳という若さで故人となった後宮の「美人」という官名を持つ董氏の墓誌銘です。文字の造形性に優れ、力強さも感じられる隋代の楷書における代表的作品です。

司馬顕姿墓誌銘

北魏王朝第7代皇帝である宣武帝に仕えた司馬顕姿の墓誌銘です。穏やかな書風でおおらかな作品が北魏の時代に多い中、この作品は厳格な書風で重みを感じさせます。

墓誌の平均費用・相場

費用

墓誌の値段

価格の相場は幅広く、石の素材によって上下します。

中国産の石材を使用した安価なものであれば「50,000円~100,000円」
国産石材を使用したもので、お墓の敷地の大きさに合わせて作るものであれば「300,000円~500,000円」が相場となっています。

この他にもインド産の御影石などを使用したものは国産石より高い場合もあります。

墓誌は横幅70㎝高さ55㎝、厚み10㎝程度が基本の大きさですが
決してこの大きさでないといけないという指定はありません。

厚みの薄いものや小型のものを設置する場合は100,000円以下で設置することも可能です。

国産石材の相場には大きく差がありますが、ご家庭の予算の都合によって自由に購入することが可能です。

では、墓誌に名入れをする際の費用はどれくらいかかるのでしょうか?

墓誌の名入れの値段

彫刻代は1名につき3~4万円前後の費用が必要となります。

これに加え、墓誌を店舗に持って行く方法と現地で彫ってもらう方法があります。
どちらの方法を選択しても運搬費や職人の出張代を考慮しなければなりません。

また、注意点として霊園によっては石材店と提携している場合があり、指定された場所でないと名入れをすることができない場合があります。

墓誌への彫刻をしてもらう際には一度、霊園の管理者に確認することをお勧めします。

墓石の重要な付属品、「墓誌銘」

墓誌銘はご先祖様を記録する、理解することのできる家系図のようなものです。

墓誌銘があることで、遠い存在であったご先祖様を身近に感じることができますし、自分の存在意義を再確認することができます。

先々の子孫にも自らの存在を伝えることもできる「墓誌銘」
様々な形状がありますし、書きたいことを自由に刻むことができるので、イメージに合わせて置いてみるのも悪くないかもしれません。

みん終編集部

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