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葬儀

【例文紹介】精進落としでの挨拶のポイントとマナー!喪主向け

精進落としの挨拶、何を言えばよいのか困ってしまったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、そもそも『精進落としって何?』と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、精進落としの流れから、挨拶の文例やポイントまで詳しくご紹介します。

【例文紹介】精進落としでの挨拶のポイントとマナー!喪主向け

精進落としとは?

皆さんは、 『精進落とし』 とはどのような儀式であるのかご存知でしょうか。
精進落としとは「しょうじんおとし」と読み、 初七日法要の際に行う会食 のことを指します。

元来は、喪に服しているときの質素な食事を終わらせ、通常の食事のように魚や肉などを食べる食生活に戻すことを意味していました。
しかし現在では、僧侶や、親族をねぎらうことが主な目的とされています。

精進落とし を行う時点や、内容や流れについて詳しく見てきましょう。

精進落としまでの流れ

前の項目でも記述しましたが、『精進落とし』とは初七日法要を終えた後に行う会食の事です。
しかし、現代では時間上の関係で 初七日法要を葬儀当日に行う 事が一般的となっています。
それに伴い葬儀の当日に 精進落としを行う ことが多くあります。

葬儀の当日の流れは、以下の通りです。

葬儀当日の流れ
1 集合
2 受付
3 告別式開式
4 僧侶の方の読経
5 弔電奉読、焼香
6 告別式閉式
7 出棺
8 火葬、骨上げ
9 初七日法要
10 精進落とし

たいていの葬儀の始まりは10時、終わりは15時と、会食を含め約5時間ほどで終わります。

上の表に示した通り、 精進落としは葬儀当日の一番最後に行う儀式 です。

精進落としの流れ

内容と流れについて時系列でみていきます。
以下の表はおおまかな流れをまとめたものです。

流れ
僧侶、親族集合
喪主 挨拶・献杯
会食
喪主挨拶

会食の席は上座と下座の位置で予め決められています。
喪主側の人々はなるべく末席側に座るようにしましょう。

このように、 精進落としでは喪主による挨拶が会食前と会食し終盤の合計2回程行われるのが一般的です。
それでは、実際に挨拶を行う際の注意点について以降の項目で解説を行います。

精進落としに関しては、こちらも参考にしてみてください。

精進落としの挨拶の注意点

ここからは精進落としの挨拶での注意点を見ていきたいと思います。
基本的には以下の三点が挙げられます。

  • 挨拶は手短に
  • 「乾杯」ではなく「献杯」
  • 挨拶は喪主以外の人が行う事もある

以上3点について以降で詳細な解説を付け加えてきます。

精進落としの挨拶は手短に

お通夜や告別式の場で、喪主は比較的長い挨拶を行っていることも踏まえ、精進落としの挨拶は簡潔に述べて構いません。

また内容に入れるべき事項として、 参列者の参列に対する感謝の気持ち が挙げられます。
実際に喪主の挨拶の具体的な文章については後の章で文例をご紹介しているので、そちらを参照してください。

精進落としの挨拶では「乾杯」ではなく「献杯」を使う

一般的な会食や飲みの場では、 『乾杯』 という合図のもとで食事がスタートします。
しかし、弔事の場では、 『乾杯』ではなく『献杯』 という合図、唱和のもとで食事が開始されます。

献杯は故人に敬意を表し、死を悼んで杯を差し出すものです。
乾杯する時のように力強く発声するのではなく、静かに発声するようにしましょう。

また、言い間違えるのはもってのほかですので、気を付けるようにしましょう。

精進落としの挨拶は喪主以外の人が行っても構わない

これまでは、精進落としの挨拶は喪主が行う前提で説明を行って行きました。
しかし、実際は喪主以外の人物、例えば妻や子供等が行っても問題はありまん。

ただしその場合、その場でいきなり指名をして挨拶を依頼する形は避け、事前に相手に対して相談をして決めておくと良いでしょう。

精進落としの挨拶の例文

ここからは、 精進落としの挨拶の例文 をご紹介したいと思います。

①献杯時

全員が席に着くのを待ち、挨拶を行います。挨拶の内容としては葬儀が穏便に終えられたことに対するお礼を含めます。

例文

皆様、本日はお忙しいところ、朝からお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
お陰様で、故〇〇のお通夜、葬儀を無事に執り行うことが出来ました。

ささやかではあるのですがお食事の方をご用意させていただきました。
皆様、お時間の許す限りおくつろぎいただければと思います。

その際に、故人との思い出話なども聞かせていただければと思います。

それでは、献杯の方をさせていただきたいと思います。
ご唱和願います。

献杯。

②閉式時

会食が終わるタイミングを見計らって喪主または親族が締めの挨拶をします。
例文としては以下の通りですが、納骨や法要の予定が決まっているならばその旨を盛り込んで言うようにして下さい。

例文

本日は、お暑い中、最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
皆様と故人の思い出話をさせていただき、故人がいかに皆様にお世話になっていたのかということを改めて感じさせていただきました。

皆様ともっとお話しをさせていただきたいところですが、お時間の方が参りましたので本日はこれにてお開きとさせていただきます。
今後とも、〇〇家をどうぞよろしくお願いいたします。

本日は本当にありがとうございました。

【コラム】精進落とし以外の挨拶

今回の記事では、 『精進落としの挨拶』 について見てきました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、一般的には、 お通夜や葬儀において、喪主は数回挨拶をする機会があります。

ここからは、お通夜、葬儀当日の喪主の挨拶について見ていきましょう。
まず、喪主が挨拶を行う時点とおおよその時間としては以下のようになります。

時点 時間
お通夜閉式時・通夜振舞い前 5分程度
通夜振舞い献杯時 1分以下
通夜振舞い終了時 5分程度
告別式終了時 5分程度
精進落とし献杯時 1分以下
精進落とし終了時 3分程度

時間は、喪主の挨拶の内容によっては大幅に前後する可能性もあるので、あくまでも参考にする程度で構いません。

喪主の挨拶はやはりどうしても気持ちがこもってしまい長くなってしまうことと思います。
ただ、長すぎる挨拶は聞く側にも不快な思いを与えてしまう可能性もありますので注意しましょう。

喪主の場面ごとの挨拶はこちらの記事も参考にしてみてください。

精進落としの挨拶は要点をおさえて手短に

今回の記事では、 精進落としの挨拶 を中心として説明をしてきました。

前の部分で記載したように、 一般的に精進落としの挨拶は簡潔かつ短めに行います

喪主は、お通夜や告別式の場で数回挨拶を行う場が設けられている上で、はあくまでも会食のため、挨拶は軽めに済ませて構いません。

最低限のポイントをしっかり抑えた簡潔な挨拶が望ましいでしょう。

また、地域・宗派によっては献杯を行わない場合もありますので、その点も考慮するに越したことはありません。

内容を整理して、良い会食の場を作り上げることができると良いですね。