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納骨の仕方!準備や費用、納骨式の流れと仏教以外の納骨も解説

遺骨を納めた骨壷を、お寺や納骨堂に納める「納骨」ですが、あまり馴染みのあるものではありません。
そのため、必要なものや、準備から納骨当日までの流れ、服装、費用がどのくらいかなど、分からない人が多いのではないでしょうか。

ここでは、スムーズに納骨を執り行うための事前知識を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

納骨の仕方!準備や費用、納骨式の流れと仏教以外の納骨も解説

納骨の仕方【宗教別】

お香

宗教ごとの納骨の仕方を解説します。

  • 仏教
  • 神道
  • キリスト教
  • 無宗教

仏教

納骨は、 葬儀で火葬をした遺骨を、骨壷に納めその骨壷をお墓や納骨堂に納めることを意味 します。
宗教ごとに納骨の仕方は様々ですが、 仏教では一般的に、四十九日法要と共に納骨法要を行いますが、これを納骨式 と言います。

最近では、お墓に納骨せず、手元に遺骨を置いておく、手元供養を選択する人も多いようで、その場合には納骨式は不要になります。
納骨式の準備では石材店に連絡する場合もあります。

神道

神道の納骨の仕方としては、 火葬後すぐに遺骨を埋葬するのがしきたり とされています。
しかし近年では、一旦遺骨を持ち帰り、自宅に安置したのち50日後に行われる五十日祭に合わせて納骨するケースが増えてきているようです。

また、その際の納骨式のことを神道では「埋葬祭」と呼びます。
埋葬祭は、はじめに遺骨をお墓に安置して祭壇を作るところから始まります。

その後、祭壇に、神饌と呼ばれる神や、故人の好物をお供えする、献饌を行います。
立ちあいの神職の方に祝詞を奏上していただき、玉串奉奠を行ったら終了です。

仏式同様に、埋葬祭の儀式が終わったら親族などの集まる会食が行われます。

キリスト教

キリスト教の納骨の仕方も、 仏教同様、納骨式に決まった時期はありません。
また、他宗教同様に、納骨式の日までは遺骨を自宅の祭壇に置いておきます。

納骨式は、神父様や牧師様立ち合いのもとで行われます。
流れとしては、はじめに黙祷をした後に、皆で賛美歌を歌います。

その後、神父様や牧師様が聖書の朗読を行い、これを参列者は静かに聞きます。
最後に参列者全員でお祈りをします。

作法は宗派によって異なる場合もありますので、神父様、牧師様の振る舞いをよく見て真似するように しましょう。

無宗教

無宗教の納骨の仕方としては、 納骨の場所も、方法も、日程も全てが自由 です。
全てが自由ゆえに悩んでしまうかもしれませんが、その場合はある程度仏式に寄せて、四十九日に納骨式を行うのが無難であるかもしれません。

手順としては、まずはじめに墓所を決めます。
その際に、墓石等が用意するのであれば石材店にも連絡を入れましょう。

それが済み次第、納骨の日程を調整します。
墓石の蓋の開け閉めをしてもらう必要がある場合や、納骨の日程に合わせて墓石を用意する場合には、石材店の方とも連絡を取り合います。

僧侶による読経などは行われませんが、希望次第で、焼香や献花を行うことも可能です。

納骨式の準備

納骨の仕方 準備

ここでは、仏教的納骨の仕方の軸となる、納骨式の準備について、順を追って説明していきます。

  1. 埋葬許可証の手配
  2. お墓の準備
  3. 納骨の日程調整
  4. 石材店への連絡
  5. 親戚や参列者への連絡
  6. お供え物の準備
  7. 食事や引き出物、お布施の準備

1. 埋葬許可証の手配

お墓や、納骨堂に納骨する場合、埋葬許可証といった書類が必要になります。
この書類は、一般的に火葬を行った際にもらう書類なので、それが手元にあれば問題はありません。

紛失を防ぐために、骨壷の入った桐箱に一緒に入れてくれている火葬場も多々あるようですので、万が一見つからないという方は、桐箱の中も探してみてください。
どこを探しても見つからないという方は、再発行をしてもらうことも可能です。

その場合は、死亡届を提出した自治体での再発行手続きを行う必要があります。
手続きに必要な書類を揃えて、役所の窓口へ行ってみてください。

また、このタイミングで、分骨を考えている場合には、火葬場から分骨証明証も発行してもらいます。
埋葬許可証に関しては、こちらも参考にしてください。

2. お墓の準備

お墓をまだ建ててはいないものの、お墓に納骨をしたいという場合は、お墓の準備が必要です。
一から準備するとなると、かなりの場合で四十九日には間に合わないでしょう。

ですが、一般的に、仏教では四十九日に納骨を行うというだけなので、四十九日に間に合わないからといって焦る必要はありません。
四十九日法要が間に合わないと判断した場合は、百か日や一周忌などといった別の区切りで納骨式を行うのも良いでしょう。

3. 納骨の日程調整

納骨を行う日程を調整します。
既にお墓があり、四十九日法要に間に合う場合は、納骨法要も一緒に行うのが一般的です。

先ほど記したように、まだお墓が建っていない場合には四十九日に行わないということもありますし、これといった決まりはありません。
親族や、故人に縁のあった方が集まりやすい日程に設定するのも良いでしょう。

特に、土日休日は法要の依頼が集中しやすいため、土日祝日に行いたいと考えている場合には早め早めに僧侶に相談しておく必要があります。
納骨に関しては、こちらも参考にしてください。

4. 石材店への連絡

納骨する際には墓石を動かさなくてはなりません。
そのため、家族だけで行うことが難しいと判断した場合には、事前に石材店の担当者に納骨式に来て頂けるよう依頼をする必要があります。

既にお墓がある場合、新しくお墓を建てた場合、お墓に名前や戒名を入れたいと考えているのであれば、この時に併せてお願いしておくと良いでしょう。

5. 親戚や参列者への連絡

納骨式に来ていただく親戚や参列者に、調整した納骨式の日程を連絡します。

6. お供え物の準備

納骨式が終わったら、お花・果物・お酒・和菓子などをお供えします。
故人が生前好きだったものを用意しておけば、きっと喜んでくれることでしょう。

7. 食事や引き出物、お布施の準備

納骨式だけの場合もありますが、一般的には納骨式の後は会食を行います。
その場合には、会場や食事の予約を行う必要があります。

その際に、店側に法要であることを伝え、おめでたい食材等を避けた献立を依頼しておくのも良いでしょう。
また、納骨式・会食後に、僧侶へ渡すお布施、参列者の方へ渡す引き出物も用意しておく必要があります。

納骨式の流れ

納骨の仕方 納骨式

ここでは仏式の納骨の仕方、納骨式の大まかな流れについて説明します。

  1. 遺族挨拶
  2. 納骨
  3. 読経、焼香
  4. 会食

1. 遺族挨拶

お墓に集まり、施主や遺族代表の挨拶から始まります。
一般的には、参列してくださった方へのお礼、遺族の近況報告、もてなし、の三点を軸に話します。

お礼では、忙しい中、法要および納骨式に足を運んだくれたことに対するお礼の気持ちを簡潔に伝えます。
近況報告では、故人が亡くなった悲しみから、前を向き始めた等の報告をします。

もてなしでは、法要後に会食等を用意している場合、参列者の方に楽しんでもらいたいという気持ちを伝えます。

2. 納骨

遺骨を墓石に納めます。
お墓の下にあるカロートと呼ばれる所に遺骨を納骨するのですが、石材店にお願いしている場合は、石材店の方がカロートを開けてくださいます。

お願いしていない場合は、遺族の方で行います。

3. 読経、焼香

納骨が済み次第、僧侶による読経が行われます。
そのままお墓の前で行われることもあれば、寺院に戻って屋内で行う場合もあります。

読経が終わったら、僧侶の指示に従って、順に焼香を行います。
焼香は、お墓の前で遺族、親戚、知人など、故人に近い関係の順に行います。

参列者全員の焼香が済むと、終了となります。
焼香に関しては、こちらも参考にしてください。

4. 会食

全てが済んだら、会食に移ります。
納骨式前の挨拶と同じように、お礼や今後についての内容を盛り込んだ挨拶を行います。

この時、挨拶はあまり長すぎず1~2分ほどで抑えて、献杯に移ります。
献杯は、乾杯とは異なり盃は高くは掲げず、打ち合わせたりもせず、静かな声で唱和します。

会食の時間が終わりに近づいたら、施主は最後に挨拶を行います。
会食がそろそろ終了であることを伝えるとともに、再度、参列に対する感謝の気持ち、お礼も忘れずに述べましょう。

挨拶が終わったら、引き出物を参列者に渡して解散です。

納骨式の服装

義父の葬儀の服装

納骨の時の服装は、納骨の行われる時期によって異なってきます。
四十九日までの場合、遺族や親族は喪服、参列者は喪服もしくは略式喪服が一般的です。

四十九日のあとに納骨する場合は、遺族や親族は略式喪服、参列者は略式喪服もしくは地味な色合いの平服でも問題ありません。

遺族・親族の服装は喪服

男性

喪服 メンズ ダブル 準喪服

男性は、黒いスーツ、白シャツ、黒のネクタイ、黒の靴下、黒い靴で揃えます。

女性

女性 準喪服

女性は、黒のスーツまたはワンピースに黒のストッキングを着用し、バッグや小物は光沢のないものを選択します。

男性女性共に、光沢のある腕時計や指輪は避けましょう。
女性の場合、パールの小物は問題ありません。

喪服自体は、なるべく肌の露出を控えるのがマナーなので、男性の場合は夏場でも上着を着用し、女性の場合は5分丈以上のワンピースを選択しましょう。
納骨式の服装に関しては、こちらもご参考ください。

参列者の服装は略式喪服が一般的

喪服のルールには、遺族よりも高い格式のものを来てはいけないということがあります。
一概に、持っているものの中で一番格式の高いものを着ていけば良いということではないので、気をつけましょう。

男性

男性 平服

男性は、黒・紺・グレーのダークスーツ、白シャツ、黒のネクタイ、黒の靴下、靴です。
スーツにストライプの柄が入っていても目立たないものであれば問題ありません。

女性

女性 平服

女性は、黒・グレー・紺・茶色などの地味目なスーツやワンピース、アンサンブルに黒のストッキングを着用します。
喪服に比べて制約が少ないため、バッグや小物が華美になりすぎることのないようにだけ注意しましょう。

平服に関しては、こちらも参考にしてください。

納骨にかかる費用

納骨の仕方 費用

ここでは、納骨にかかる費用について、内訳とともに大まかな金額を紹介していきたいと思います。

  • 作業費
  • 彫刻費
  • お布施費
  • 使用費

作業費

作業費とは、石材店に依頼する墓石の開け閉めや、祭壇の準備にかかるものをさします。
相場は15,000〜30,000円程度ですが、内容によっても多少の変動がありますので、気になった場合は石材店の方に問い合わせてみると良いでしょう。

暮石のない納骨堂や樹木葬などは作業費はかかりません。

彫刻費

彫刻費は、墓石に追加で没年や名前、戒名の彫刻をお願いした際にかかる費用です。
相場は30,000〜50,000円程度です。

暮石のない納骨堂や樹木葬などは彫刻費はかかりません。

お布施費

お布施費とは、僧侶に読経や戒名を頂いた際に、謝礼として渡す金品(お布施)にかかる費用です。
お布施は、半紙に包むか、白封筒に入れますが、その際には水引をかけないことに注意しましょう。

なにも書かなくても問題はありませんが、書く場合は「お布施」と表に書き、直接ではなく、お盆に乗せてお渡しします。
相場は30,000〜50,000円程度ですが、お寺ごとに考えがある場合もありますので、悩んだ場合は直接お寺に聞いてみるもの良いでしょう。

納骨式のお布施に関しては、こちらも参考にしてください。

法要場所の使用費

これは、霊園などの法要室を利用した場合にかかる費用です。
そのため自宅で行う場合は不要になります。お寺で行う場合は、直接お寺に確認しましょう。

相場は10,000〜30,000円程度です。
納骨式の費用に関しては、こちらも参考にしてください。

余裕を持った、スムーズな納骨を

自宅に安置していた遺骨が納骨される日を迎えたら、少し寂しいですよね。
ですが納骨当日は、故人のためにも少しでもスムーズに納骨を行いたいものです。

いざ納骨を行うとなった際に、あたふたすることの無いよう、前もって納骨の仕方の確認や準備を行うことをオススメします。
故人との素敵な最後に、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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