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葬儀

【アンケート】香典辞退は4割?喪主側の伝え方と参列者側の対応!欠席時は?

葬儀などに参列する際に必要となる香典ですが、最近では香典を辞退する喪主の方が増えているようです。

しかし、喪主から香典の辞退が伝えられた場合であっても、本当に香典は必要ないのか不安になってしまう方は少なくないでしょう。
そういった場合の参列者側からの目線に加え、喪主側の気をつけるべきポイントなどを、実際の香典の辞退に関するアンケートなどを踏まえながら解説していきます。

【アンケート】香典辞退は4割?喪主側の伝え方と参列者側の対応!欠席時は?

【100名アンケート】どれくらいの人が香典を辞退する?

先に述べたように、今日では香典を辞退するという意思を持つ方が増えていると言われています。
実際には、どれほどの方が香典の辞退を考えているのでしょうか。

そこで、みん終編集部では、もし実際に施主をする際に香典の辞退を考えるかどうか、118名の方にアンケートをとり、調査しました。

結果はこちらです。

あなたは香典を断りたいと思いますか?

全体の約4割の方が香典の辞退を考えているということがわかりました。
これまで一般的であったと考えられていた香典を辞退する方が多くなっているのにはどのような理由があるのでしょうか。

ここからは、香典の辞退に関して、その理由や辞退の際の伝え方など、細かく解説していきます。

香典の辞退が増加している理由

香典

香典とは遺族の負担を減らすという意味と遺族・故人に弔いの意を示すものです。
訃報はいきなり訪れることもあり、心の準備はもちろん、金銭面における準備が出来ないこともあります。

そういったことは誰にでもあり得ることであり、それを金銭的に助け合う精神が慣習化されたものが「香典」であると言えるでしょう。

そんな香典を辞退する方が増加しつつあるという現状があります。
特に関西では約8割が香典を辞退していると言います。

なぜ香典の辞退が増えているのでしょうか?

主に、以下の理由が挙げられます。

  • 家族葬の増加
  • 香典返しの負担軽減
  • 参列者の負担軽減

それぞれについて説明していきます。

家族葬の増加

その理由の一つに 家族葬が近年増えているということ が挙げられます。

家族葬の歴史はそこまで古くありませんが、今や葬儀の4割程度を占めるほど盛んになってきています。

家族葬は故人とのお別れを大切にした葬儀であり、生前に故人と親しかった方の少人数で送るものです。
家族葬においては友人や隣近所は香典を遠慮するのが一般的となっています。

家族葬に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

香典返しの負担軽減

また、香典返しの負担を減らしたいと考える方もいらっしゃるようです。
香典を受け取った場合その香典に対するお返しをしなければならないので、それを負担と考えるためです。

香典返しの金額に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

参列者の負担軽減

また、参列者の負担を減らしたいという想いから香典を辞退するという考え方もあります。
これは故人の意志であることも多いようです。

そもそも香典とは助け合いの精神から生まれた慣習ではありますが、当然全ての家庭に当てはまるものではありません。

金銭的に困っているわけではないので、負担なくたくさんの方に参列していただきたいという想いを持つ方もいらっしゃるでしょう。

香典の金額に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

このようなことがあるため、香典の辞退を伝えられた場合は遠慮ととらなくてよいと言えます。
むしろ、故人やご遺族の意志を尊重するのがマナーかもしれません。

【喪主側】香典の辞退の伝え方

香典手渡し

さて、喪主の立場から香典を辞退する場合にどのような伝え方をすればよいのかを解説していきます。
香典に対する参列者側の想いも尊重するべきであるので伝え方を間違えないようにしましょう。

香典辞退の伝え方の種類

香典辞退の際には、添える文言によって供花・供物を持参して良いかなどが変わってきます。
一つ一つの意味を確認しておきましょう。

  1. 「香典を辞退申し上げます」
  2. 「供花・供物は辞退申し上げます」
  3. 「ご厚志お断り申し上げます」

「香典を辞退申し上げます」

「香典を辞退申し上げます」という文言には、「香典は遠慮させていただきますが、供花・供物などはありがたく頂戴します」という意味が込められています。

なので、喪主的には供花・供物も遠慮したかったのに勘違いさせてしまったというケースがあるようです。

意識的にこの文言を使う場合には供花・供物などを飾るスペースがあるかどうかを確認しておきましょう。

「供花・供物は辞退申し上げます」

「供花・供物は辞退申し上げます」という文言には、「香典はありがたく頂戴しますが、供花・供物は遠慮いたします」という意味が込められています。

「ご厚志お断り申し上げます」

「ご厚志お断り申し上げます」という文言には、「香典も供花・供物も一切遠慮いたします」という意味が込められています。

これらの文言を表にまとめると以下のようになります。

文言 香典 供花・供物
「香典を辞退申し上げます」 ×
「供花・供物は辞退申し上げます」 ×
「ご厚志お断り申し上げます」 × ×

香典辞退を伝える際には、自身の立場に適切な文言を添えるようにしましょう。

一般的には上記のように意味分けが為されていますが、 「香典辞退と書いてあったから供花・供物を持って行ったが受けとってもらえなかった」 というケースもあるようなので、供花・供物を送る際には念のため喪主や葬儀会社に確認をしておきましょう。

参列者への伝達

香典辞退に関しては参列者が香典や供花・供物を用意してからでは遅いので、葬儀の前に伝える必要があります。

そのため、訃報の連絡もしくは葬儀の案内状に香典辞退の旨を添えるようにしましょう。

家族葬などの小規模葬儀の場合は、電話・メール・FAXなどでの伝達も良いでしょう。

また、香典返しの理由も添えると丁寧でしょう。理由としては、「故人の意志」が受け入れられやすいと言えます。

受付で伝える

受付

葬儀前に参列者に伝えた上で、葬儀当日にもわかりやすく香典辞退の旨を示す必要があります。

葬儀の入り口に香典辞退の旨を添えた看板を設置しましょう。また、受付の際に文言でも伝えると丁寧です。

【喪主側】香典辞退の注意点

故人の意思や香典返しの負担を考えて香典の辞退をする方が多いですが、注意点も合わせて知っておきましょう。

単純な話ではありますが、葬儀費用の負担は大きくなるということは知っておきましょう。

葬儀にかかる費用は約200万円と言われています。内訳としては、葬儀一式120万、通夜振る舞いなどの飲食代30万、お布施をはじめとした寺院費用50万となっています。

香典には助け合いという意味もありますので、金銭的なご厚意をありがたく受け取るのも一つの考え方と言えるでしょう。

また、 香典辞退をあらかじめ伝えておくこと が非常に重要です。きちんと伝達出来なかったことによるトラブルはできる限り避けたいところでしょう。

地域によっては香典辞退がマナー違反となる場合もあるので確認しておきましょう。

【喪主側】辞退したのに香典をもらった場合

葬式 受付

香典辞退の理由を伝えた上で丁寧に一度断りを入れましょう。ただし、それでも渡したいと言われた場合、参列者の意思を尊重してありがたく受け取りましょう。

香典辞退をしている場合は香典返しは不要であるという考え方もあります。しかし、返さないのが気になるという方もいらっしゃると思いますので、香典をいただいた方はきちんと覚えておくようにしましょう。

香典返しは、いただいた香典の半額分という考え方がありますので参考にするとよいでしょう。

【参列者側】香典を辞退された時

供花

次に、参列者側の視点に立って気をつけるべき点などを解説していきます。

まず前提として、香典辞退の場合は葬儀の案内状などにその旨が書いてありますのでしっかり確認しておきましょう。

香典のみを辞退する際には、「香典を辞退申し上げます」と表記されていることが多いです。

香典辞退と書かれていた場合に、無理に香典を渡すのはマナー違反と言えます。香典を辞退した遺族の方にも想いがあるからです。

ただやはり故人を何かしらで弔いたいという気持ちはあると思いますので、その場合は供花・供物などの香典以外のもので弔うのが良いでしょう。ただし、供花・供物を送って良いのか事前にご遺族の方に確認しておくことが重要です。

香典返しは不要と伝えるのも一つの手ではありますが、ご遺族からしたら返さなければと思ってしまうこともあるのでその気持ちも汲み取りましょう。

供物の種類

お線香

香典の代わりに送る供物として以下のようなものが挙げられます。

  • 線香
  • ろうそく
  • お菓子

特にお菓子は日持ちするようなものを選ぶと良いでしょう。また、供物は宗教によって決まりがある場合があるので注意しましょう。

自分で選ぶのが難しい場合には葬儀会社に依頼することで供物の籠盛りを用意していただけます。

お供えに関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

供花

供花の一般的な予算は15000〜20000円程度と言われています。

供花に用いられる花には、白い花が用いられるのが一般的です。

  • 百合

メインの花以外の色にも気を遣い、華美にならないように注意しましょう。

キリスト教であればカーネーションなども供られるようで、形式なども宗教によって異なるために注意が必要です。

供花に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

【参列者側】供え物も辞退された時

×

香典も供物・供花の一切を辞退する場合には「ご厚志お断り申し上げます」と表記されているかと思います。

そんな時は、 無理に行動を起こさない ことが重要と言えるでしょう。

先ほども申し上げた通り、辞退されたにも関わらず無理に香典などを用意する行為は場合によっては故人もしくはご遺族の意思を無視していると捉えられてもおかしくありません。

香典や供物・供花無しで自分に何が出来るかを考えましょう。ものやお金以外にも弔意を示す方法はあるはずです。

ご遺族が香典をなぜ辞退しているのかを想像してみましょう。故人の意思を尊重していたり、参列者に負担なく参列してほしいなどという考えもあるはずです。

そうだった場合、無理に香典を用意することは必ずしも正しいと言えないでしょう。

ご遺族や故人からすれば手を合わせる、ひいては参列するだけで十分であると言えます。心を込めて葬儀に参列し弔うこと自体が重要なのです。

【参列者側】香典を辞退され、欠席する場合

おてて

生前に縁の深かった故人でも時には葬儀に出席出来ないというケースもあるかと思います。その場合、香典や詫び状などで弔意を述べるのですが、それすらも辞退されているために何も出来なかったというケースはあると思います。

そんな時には 弔問を行う というのが一つの方法と言えるでしょう。

弔問とは、ご遺族の家に伺い故人へのお悔やみの言葉を述べることを指します。一般的には四十九日法要までには済ませるべきとされています。

弔問をする前にはご遺族に必ず連絡をしましょう。ご遺族が、自身と故人の関係を知らない場合もありますので、きちんと故人との関係を伝えた上で日程調整を行いましょう。

弔問をお願いする立場であることも踏まえ、ご遺族の都合の良い日に合わせることが重要です。

場合によっては弔問を辞退されることもあります。そんな時は素直に諦めましょう。どんな理由があるにせよ、ご遺族の気持ちを尊重するのが一番です。

弔問に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

香典辞退を伝えられたら?

香典辞退を伝えられた場合には、素直に香典を持っていかなくても問題ありません。逆に言えば、香典を用意してしまうことがご遺族にとっての負担となってしまう場合があります。

ただ、やはり気持ちがすれ違ってしまうことはあるかと思います。それぞれの常識がぶつかり合ってしまうケースが多いからです。

これはご家族の中でも起こり得ますので、しっかりと話し合うことが重要となるでしょう。

香典を辞退する側も香典を持参する側も何かしらの想いを持っているわけなので、単に自分の考えを押し付けるのではなく思いやりの気持ちを持つことが大事と言えるでしょう。

みん終編集部

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