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葬儀

家族葬の参列者の範囲は?服装や香典、参列しない時のマナーも

家族葬を行う場合、参列者の範囲はどのように設定すべきなのでしょうか。
また、参列するかどうかはどのように判断すべきなのでしょうか。

今回の記事では、家族葬の参列者の範囲や服装、香典の扱いなど家族葬にまつわる様々なことについて実際に100名以上の方にとったアンケートも踏まえながら解説したいと思います。

 家族葬の参列者の範囲は?服装や香典、参列しない時のマナーも

家族葬の参列者の範囲

家族葬には何人きましたか?100名以上にアンケート

故人や遺族の意向で葬儀を家族葬にすることもあるかと思います。
そのような時、どこまで声をかけるべきなのか悩んだことのある方もいらっしゃることと思います。

実際に家族葬にはどれほどの人数が参列するのでしょうか。
そこで、みん終編集部が実際に100名以上の方に「あなたが経験した家族葬には何人来ましたか?」というアンケートをとり、調査しました。

その結果がこちらです。

あなたが経験した家族葬には何人来ましたか? アンケート

もっとも多い割合は、11人〜20人で、全体の4割を占めるという結果になりました。
50名以上と回答した方の中には、参列者の人数が200名と回答をする方もいました。

このアンケートの結果を踏まえ、以下でさらに細かく解説していきます。

家族葬の参列者の範囲について

基本的に、 家族葬で声をかける範囲は決まっていません。
そのため、基本的に、遺族の判断や故人の意向にそって家族葬の参列者の範囲を決めることになります。

一般的に、家族葬の参列者の数は 10~30人前後 が妥当であると言われています。
参列者の人数や家族葬の規模によって参列者の範囲を決めることが一般的に多く行われている方法です。

ここでは、一例として、参列者の人数ごとに、予想される参列者の範囲を提示します。
人数や規模によって参列者の範囲は以下の表と異なることもあるかと思いますが、参考にしてみてください。

(以下の表の「予想される参列者」は故人との関係性をあらわしています。)

参列者の人数 予想される参列者
10名 子供、親、配偶者、配偶者の親、兄弟姉妹
20名 子供、親、配偶者、配偶者の親、兄弟姉妹、従妹姉妹
30名 子供、親、配偶者、配偶者の親、兄弟姉妹、従妹姉妹、はとこ、甥、姪

以上の表で見てきたように、基本的に家族葬は故人の遺族のみで行われることが多いです。
ただし場合によっては、故人と深い親交のあった友人や近隣住民なども参列することが可能です。

故人や遺族の意向に照らし合わせて参列者の範囲を決めましょう。
以下は、「家族葬への参列を促す」場合と「家族葬への参列を控えてもらう」場合の挨拶文の一例です。

家族葬への参列を促す場合の挨拶

故人と遺族の意思により、近親者のみで葬儀を行わせていただきます。
〇〇様には是非ご参列していただきたくご連絡をさせていただきました。

家族葬への参列を控えてもらう場合の挨拶

故人ならびに遺族の意思により、近親者のみで葬儀を執り行いますことをお知らせいたします。
恐れ入りますが、一般の方のご参列はご辞退いただけますようお願い申し上げます。

家族葬に参列すべきか迷ったら

はてな ?

次に、家族葬に参列すべきかの判断基準についてお話します。
家族葬とは言っても、故人の家族であれば全員参列するべき、という場合と故人の血縁関係によって参列者の幅が変わる場合があります。

判断基準として、 訃報連絡の内容 が挙げられます。
故人の訃報連絡が来た際に 明確に葬儀の案内があったか否か によって判断します。

訃報連絡を受けた際に、『家族葬を行う』という旨が明確に記されている場合は、故人と親交の深い友人であったとしても、お通夜や告別式への参列を控えましょう。
更に、『葬儀への参列を遠慮する』『お断りする』など、明確に参列を控えるように促す内容があった場合も家族葬への参列を控えます。

また、お通夜や告別式の日時や場所の情報が一切なかった場合も、家族葬を行う可能性が高いため、参列は控えるようにしましょう。
もし、判断の難しい場合などは喪主や遺族の方に連絡をとって確認してみても良いでしょう。

家族葬については下の記事で取り上げています。

家族葬の参列者の服装

喪服

家族葬に参加する場合、参列する際の服装はどのようなものがふさわしいのでしょうか。
基本的には、 喪服を着用 します。

喪服には、『正喪服』『準喪服』『略喪服』の三種類がありますが、いずれのものでも構いませんが、一番オーソドックスなのは『準喪服』であると言われています。
ここでは、 準喪服で参列する と仮定して、男女別で家族葬の服装をみていきたいと思います。

家族葬の参列者の服装:男性編

男性 喪服

ネクタイは黒色 のものを着用し、光沢のないものを選ぶようにします。
ネクタイピンは付けません。

靴下、ベルトも 黒色 のものを着用します。
靴は、 黒色の革靴 着用しますが、エナメル素材やスエード素材などの光沢のあるものは避けるようにします。

更に、髪型もきちんと整えていきましょう。
いくら身内で葬儀を行うとしても髪型が清潔でなくてもまわりにだらしのない印象を与えてしまいます。

前髪が長くて焼香や合掌の際に垂れてしまう方は、ワックスなどで固めるなどしてきちんとした髪型で参列します。

実際に男性用の服装を用意する際には、以下の画像を参考にしてください。

家族葬の参列者の服装:女性編

女性 喪服 洋式

また、必ず夏場であっても 黒色のストッキング を合わせます。
靴は 黒色のパンプス がふさわしいでしょう。

また、結婚指輪を除くアクセサリー類は着用しません。
しかし、「涙を連想させる」と言われている 真珠のアクセサリー については着用してもマナー違反にはならないと言われています。

更に、香水をつけることも避けましょう。
ヘアスプレーなども無臭タイプのものを使用するなど配慮するようにします。

また、髪型についてですが髪が長い方は 必ず束ねる ようにしましょう。
その際、黒色のゴムを着用しますが、手元にない場合は黒色のシュシュやバレッタなどでも代用できます。

前髪がたれてしまう場合も、ヘアピンやワックスなどでとめましょう。
更に、髪色が明るい場合は事前に美容院で黒色などの落ち着いた色に染めなおすか、自分でスプレーなどで一時的に髪色を黒色など落ち着いた色にすると良いです。

実際に女性用の服装を用意する際には、こちらの画像を参考にしてください。

家族葬の服装については以下の記事をご覧ください。

家族葬の参列者の香典

香典数珠

家族葬を行うということは、基本的に参列者は遺族になります。
そのような場合 香典 は必要になるのでしょうか。

基本的には、

  • 家族葬でも香典のやり取りを行う
  • 家族葬の場合は香典のやり取りは行わない

の二択になります。

では、実際には香典は用意されるのでしょうか?
みん終編集部が106名の方を対象にして「親戚の家族葬に招待された場合、あなたは香典を用意しますか?」というアンケートを実施しました。

親戚の家族葬に招待された場合、あなたは香典を用意しますか? アンケート

ほとんどの方が用意していくという結果になりました。
また、香典を受け取るか否かは、家族葬の参列者の数や規模を考慮して決めると良いでしょう。

もし、香典は辞退するという場合であれば、喪主は早い段階で参列者にその旨を伝えましょう。
その際には、 『香典、供花の儀は辞退させていただきます』 などと、香典を断る意思を明確に記すようにします。

香典の辞退については下の記事を参考にしてください。

何も連絡のなかった場合は、家族葬であっても通常の葬儀と同様、香典を集める可能性が高いためきちんと用意しておくようにしましょう。
家族葬の受付にて香典の受付を固辞された場合は無理に渡すことはせず、そのまま持ち帰るようにしましょう。

家族葬の香典は以下の記事をご覧ください。

家族葬に参列しない人のマナー

仏花

家族葬に参列しない場合、お悔みの気持ちはどのようにして伝えればよいのでしょうか。
ここでは、家族葬に参列しない人のマナーについてお話します。

  1. 無理に参列することはやめる
  2. 弔電や香典の扱いについて確認する
  3. 後日、焼香しても良いか伺う

無理に参列することはやめる

故人の訃報を聞いて、葬儀に参列し弔問をしたい気持ちがあったとしても、故人の遺族から葬儀の連絡がなかった場合や、家族のみで葬儀を行う、と聞いた場合は無理に参列を希望することはやめましょう。

弔電や香典の扱いについて確認する

家族葬に参列しない場合でも弔意を表したいと思う方はいらっしゃいますよね。
そのような場合に、弔電や香典を送ることを考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような場合は、弔電や香典を送る前に一度、訃報連絡をもう一度確認しましょう。
そこに、『香典、供花、弔電の儀は辞退させていただきます』と、香典や弔電の受け取りを断る旨が記されていた場合、お悔みの気持ちをしめしたかったとしても、弔電や香典を送るのは控えましょう。

もし、訃報連絡の際に、弔電や香典の扱いについて明記されていなかった場合は送ることができます。
特に、弔電を送る場合は、遺族の方は特にお返しなどをする必要がないのでそこまで大きな負担にならないでしょう。

ただし、弔電を送る際は、基本的にはお通夜や葬儀に間に合わせるのが礼儀です。
そのため、訃報連絡の際に葬儀の日時や場所が記されていない場合は無理に送る必要もないでしょう。

一方、香典や供花などは、遺族の方がお返しをする必要があります。
そのため、良かれと思って送ったとしてもかえって遺族の方の負担になってしまうことは往々にしてあるので十分注意するようにしましょう。

家族葬の弔電については以下の記事をご覧ください。

後日、焼香をしても良いか伺う

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家族葬に参列しなかった場合、後日弔問に伺い弔意を示したいと思う方もいらっしゃいますよね。
しかし、良かれと思って後日焼香に伺うことが遺族の負担や迷惑になってしまう可能性尾があります。

そのため、後日改めて焼香しに伺いたい場合、 必ず遺族の方の意向を聞きましょう。
一般的に、葬儀から四十九日法要にかけて遺族の方は様々な手続きや準備に追われて忙しいことが多いです。

そのため、遺族の方の意向やスケジュールも確認せずにいきなり焼香に伺うことは避けるようにしましょう。
一般的に、弔問の際は 平服 で良いとされています。

ただし、平服であっても「露出の多く服装」や「華美な装飾の施されている服装」などはふさわしくないので避けるようにしましょう。
更に、遺族の方の予定なども考慮し、長居することのないようにしましょう。

最期に、もし仮に遺族の方の意向で焼香ができなかったとしても。寒中見舞いなどで弔意を記すことはできます。
そのため、後日弔問できなかったとしても他の方法でもってお悔やみの気持ちを記すようにしましょう。

【コラム】家族葬と密葬の違い

違い

よく 密葬 という言葉を聞くことがあると思います。
家族葬と密葬はどのように異なるのでしょうか。

『家族葬』とは、故人の遺族など故人とごく親しい関係にあった人のみが参列する小規模な葬儀のことを指します。
基本的に、お通夜や葬儀の内容は一般的な葬儀の内容や流れと変わりません。

『密葬』とは、後日お別れ会や本葬などが改めて行われることを前提として行う葬儀のことを指します。
例えば、著名人などが亡くなった場合などは、遺族のみでなく多くの関係者が葬儀に参列することが想定されます。

そういった場合によく行われるのが密葬です。
参列者が多い場合、遺族への負担が増えたり、遺族が故人とお別れする時間がしっかりとれない場合があります。

そのため、前もって遺族などごく親しい関係者のみで葬儀を『密葬』という形で行い、後日日を改めてお別れ会などを行います。

家族葬には誰しもが参列できるわけではない

今回の記事では、

  • 家族葬の参列者の範囲
  • 家族葬に参列すべきか
  • 家族葬の参列者の服装
  • 家族葬の参列者の香典
  • 家族葬に参列しない場合のマナー

についてみてきました。

今回の記事で見てきたように、家族葬には誰しもが参列できるわけではありません。
故人と血縁関係があったとしても、家族葬の規模や参加人数によっては参列を控えるべきこともあります。

そのため、喪主は家族葬を行う場合は参列者の範囲を明確に決め、事前にその旨を伝えましょう。
また、家族葬に参列するか迷った場合は訃報連絡をもとに参列しても良いのか否かを判断するようにしましょう。

適切な判断でもって家族葬に参列するか否かを決め、遺族の方の負担にならないようにしましょう。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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