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告別式の受付を頼まれたら?挨拶や香典の取り扱い、マナーを解説

人生において、親族や関係性の深い人の死は決して頻度の多くない出来事です。
ですが、もし、仲の深い友人や親族に受付を頼まれたらどうすれば良いのでしょうか?
事前の準備から当日の動きまで解説しますので、急に頼まれてもこれを参考に落ち着いて対応できるようにしましょう。

告別式の受付を頼まれたら?挨拶や香典の取り扱い、マナーを解説

告別式の受付を頼まれたら?

はてな

告別式の受付を事前に頼まれていた場合でも、急に頼まれていた場合でも、いつ亡くなるのかを正確には知ることができません。
親族から頼まれる場合もあれば、会社の上司や知り合い、友人から頼まれることもあるはずです。

受付がどうしても都合上できないときは、その旨を素直に伝えるようにしましょう。
告別式の受付の代行サービスなどもありますが、費用が意外とかかってしまうのも事実ですし、喪主の手間が増えてしまうということもあるので、快く引き受けてあげた方が良いでしょう。

告別式の受付をする上での心構え※アンケートあり

葬儀

では、実際に告別式においてどのような心構えでのぞめばいいのでしょうか?
基本的にお通夜に引き続き、葬儀、告別式の受付を頼まれるのは、 直系の家族以外 の人です。

もし、直系の方がやってしまうと、参列してくださった会葬者との挨拶でかなり時間を取られることになり、告別式の進行に支障が出てしまう可能性があるためです。
さらに、直系の遺族は、告別式の準備に加え、式の最中は着席していなければいけません。

そのため、遺族とはそれほど近くない親戚などが引き受けることが多いです。
しかし、香典(現金)を預かるという立場上、受付を頼まれるのは、葬儀場のスタッフではなく、主催者がちゃんと選んだ信頼のある方であると言えます。

では、実際にどのような所に受付の方は苦労してのでしょうか?
そこで、みん終編集部で106名の方に 「受付をしたことがある人に質問です。何に一番苦労しましたか?」 というアンケートをとりました。

Q受付をしたことがある人に質問です。何に一番苦労しましたか?

回答は、以下のようになりました。

香典の管理(40代男性)
香典の金額確認(50代男性)
重要な参列者へのあいさつのタイミング(60代女性)
参列者の顔と名前が分からない(50代女性)

受付では、香典を扱うため香典についての意見が多くありました。
上記の内容も踏まえ、事前準備をみていきましょう。

告別式の受付の事前準備

ブラックスーツ

では、告別式に向け、具体的にどのような事前準備をすればいいのでしょうか?
それぞれ解説していきます

  • 服装
  • 会場や会場周辺の確認
  • 受付台の準備
  • 顔合わせ
  • お焼香

服装

告別式に参列する方の年齢層は、子供から年配の方々まで非常に様々です。

  • 参列者の方に不快な思いをさせないこと
  • 目立たないようにすること
  • 清潔感を保つこと

告別式の受付を引き受けるにあたり、以上のことは特に意識しなければなりません。
それではどのように喪服を着こなせばよいか解説していきます。

  • 男性
  • 女性
  • 男の子
  • 女の子

男性

喪服 メンズ ダブル 準喪服

靴も、黒色のものにし、光沢のある素材や、金具などの光る飾りのあるものはよくありません。
ネックレスやピアスは当然ですが、ネクタイピンやカフスボタンも必要ありません。

また、男性は、特に清潔感を意識しなければいけません。
ボサボサの髪の毛でヒゲも伸び、スーツもシワだらけでは、告別式に参列した方に不快な思いをさせてしまうのは明らかです。

男性の喪服に関しては、こちらも参考にしてください。

女性

女性 準喪服

ストッキングや靴などの小物は黒で統一し、立ったままのことも多いかもしれませんので、ヒールは低めのものにしてください。
ワニ革やヘビ革など、殺生と関わってしまう素材なども無意識に使ってしまわないようにしましょう。

髪の毛などは、髪留めやゴムなどを使用し、挨拶で頭を下げた時などに、邪魔にならないようにしましょう。
化粧は濃くならないように控えめにし、アクセサリーなどは、シンプルなパールのものにし目立たないようにすることが重要です。

また、香典を受け取ったり、何かと事務的な受付作業で相手の目につきやすいのが、爪などを含め、手先です。
付け爪やネイルはもちろんのこと、マニキュアなどは塗らず、できるだけ素の状態で、清潔感を出すように心がけてください。

女性の喪服に関しては、こちらも参考にしてください。

男の子

男の子の喪服に関しては以下の画像を参考にして下さい。

喪服 子供

女の子

女の子の喪服に関しては以下の画像を参考にしてください

女の子 喪服

子供の場合は、大人ほど厳しくはありませんし、制服がある学校に通っているのであれば、それが正式礼装として認められています。
ですので、もし、金色のボタンや明るい色が入ってしまってる場合でも問題はありません。

子供の喪服に関しては、こちらも参考にしてください。

会場や会場周辺の確認

告別式会場の場所は当然ですが、会場の構造(トイレや喫煙所など)、駐車場の様子だけでなく、万が一満車になってしまった際に、近くの駐車場まで把握しておくといいでしょう。

受付台の準備

受付台に備えておくものを準備します。

  • 芳名帳
  • 筆記用具
  • 香典受け
  • 名刺受け  etc...

芳名帳には、 番号 を振っておきましょう。
香典の裏などに、渡された方の番号をメモすることができ、 香典の管理 があとでしやすくなります。

筆記用具は、黒のペンであれば基本的に大丈夫です。
また、会社の経費として香典を出している方もいることがあります。

その時は、速やかに領収書を渡せるように年のため準備しておくといいかもしれませんね。

顔合わせ

会場についたら、まず、喪主や遺族の方に挨拶をしましょう。

告別式の規模にもよりますが、受付が二人以上いる場合には、あらかじめ顔合わせをしておき、役割分担をしておくと良いでしょう。

また、参列者からの質問などによって、わからないことがあった時に誰に聞けばいいかのかも把握しておくようにしましょう。

万が一、予想外のことが起こった時でも落ち着いて対応できるはずです。

お焼香

告別式が始まってしまうと、受付はなかなか抜けることは難しくなるため、会葬者がそこまで多くならないうちに交代で済ませておいた方が無難と言えます。

焼香に関しては、こちらも参考にしてください。

告別式の受付での挨拶

葬式

まず、告別式の受付の際の挨拶は、先ほども述べたように、遺族との関係性はそれほど近くないか、友人であることが多いため、簡潔にお礼の気持ちを述べるだけで大丈夫です。

  • 受付の対応例
  • お供えものを受け取った場合
  • 返礼品を渡す
  • 会場への案内

受付の対応例

例)  
参列者「この度は御愁傷様でした。」

受付 「本日は(お足元の悪い中、)起こしいただきまして、誠にありがとうございます。」

参列者 (香典を差し出す)

受付 「お預かりいたします。」(両手で受け取る)  
   「恐れ入りますが、こちらにご住所とお名前のご記入をお願いいたします。」

以上のように、芳名帳への記載もしてもらったら、返礼品、会葬礼状を渡しましょう。

お供えものを受け取った場合

香典にプラスして、お供えものをいただく場合は、「ありがとうございます。」と言って受け取り、相手の方の名前を記入し、会場係、もしくは、葬儀社の方に預けてください。

預かったお供えものは、渡してすぐに祭壇にお供えしてもらいます。

お供え物に関しては、こちらも参考にしてください。

返礼品を渡す

返礼品として、会葬礼状や香典返しなどがある場合は渡します。
告別式の規模が大きく、人数が多い場合は、返礼品は、告別式などが終わった際の帰り際に渡す場合もあるので、喪主との話し合って確認しておくようにしましょう。

その場で渡す場合でも、受付係とは別に、返礼を渡す係を用意する場合もあるので、確認しておくと良いでしょう。

香典返しに関しては、こちらも参考にしてください。

会場への案内

告別式の会場が大きい場合、受付係が案内することは少ないですが、入り口などは、その場でお伝えしましょう。
「会場入り口はあちらとなります。」と声をかけて案内します。

もし、規模がそんなに大きくなく、クロークなどがある場合は、番号札を渡してコートなどを受け取ります。
冬場で寒い日はあらかじめ、喪主と連携をとっておくことが確実です。

告別式の受付での香典の扱い

香典

先ほどにも述べましたが、告別式の受付で香典を差し出された場合は、必ず両手で「お預かりいたします」といい、受け取り、一礼しましょう。

この時、参列することができなかった方の分まで預かってきてくれる方もいます。
そういった場合には、参列できなかった方の名前も芳名帳に記載してもらうようにしましょう。

金額の確認

参列された方々が式場に移動したあと、預かった香典を全て会計係に渡します。
もし、人手が足りず、会計係と受付係が兼任である場合は、そのまま受付係が帳簿との照合、もしくは、金額の確認を行います。

当然、告別式に参列する方が受付にまだいる場合は、香典を開けて金額を確認するなどの失礼な行動はしないように気をつけてください。
参列した方をしっかりと会場に案内し終わってから作業を始めることを意識しておいてください。

金銭トラブルに注意

また、お葬式の場での金銭のトラブルは何よりも避けなければいけません。

例えば、香典の中の金額と書かれている金額が異なった場合、もし、受付係として何もしていなくても、トラブルの元になってしまいますので、細心の注意を払って扱うようにしましょう。

告別式の受付をする際のマナー・注意点

! 注意

まず、最初にも述べましたが、信頼された上で、受付係を頼まれています。

参列者としてではなく、喪主や遺族と同じ立場として、振る舞い、その遺族の評価を傷つけてしまわないようにしっかりとして自覚を持って告別式を執り行えるようにするべきです。

言葉遣い

受付係は、当然ですが、参列した方としっかりコミュニケーションをとって、進行を妨げないように確実に誘導しなければなりません。
その会話の中で、失礼な言葉を発してしまうと、喪主や遺族に迷惑をかけてしまいます。

慣れておらず、戸惑っている参列者を見かけたら、「どうかなさいましたでしょうか?」と尋ね、要求や要望に応えられようにしたいですね。

重ね言葉

法事などの場では、 重ね言葉 といって、「不幸が重なってしまう、続いてしまう」という点から使うことを避けなければならない言葉があります。

  • 重ね重ね
  • 度々
  • 返す返す

これらの言葉は、敬語に気を使うあまりうっかり言ってしまうこともありますので、意識しておきましょう。

忌み言葉

忌み言葉 とは、重ね言葉と同様に、避けなければいけない言葉のことです。

  • 死亡・死去
  • 浮かばれない
  • とんでもない

重ね言葉ほど、日常的にはあまり使わない言葉ではありますが、慣れていないと使ってしまうかもしれないので、注意してください。

謝礼は受け取る?

喪主や遺族だけでは運営しきれない告別式を無事に執り行えたことへのお礼の気持ちとして返礼品としてではなく、粗品や現金などの謝礼を渡してもらえることがあります。

もらっていいのか迷う方もいるとは思いますが、素直に受け取って大丈夫です。
金額に関しては、様々ですが、 3,000〜5,000円 ほどが相場だと言えます。

どんな関係性でも誠意をもって引き受けましょう

告別式の受付について詳述してきました。
めったに経験することではありませんが、喪主、遺族側の顔として受付の重要さをわかっていただけたと思います。

ただ作業的にこなすのではなく、引き受けるからには、 誠心誠意 、告別式の受付を務めるようにしてくださいね。

みん終編集部

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