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葬儀

【例文紹介】葬儀での挨拶の仕方とマナー!喪主・参列者の挨拶や忌み言葉も解説

もしあなたの近しい人が亡くなったら、葬儀・葬式に参列します。
そこで絶対行うことが「挨拶」です。

皆さんはどのように挨拶をしますか?
葬儀・葬式で行う挨拶は普段皆さんがしている挨拶とは違う部分があります。
今回はもしあなたが葬儀・葬式に参列する場合に備えて、葬儀・葬式の挨拶について解説していこうと思います。

【例文紹介】葬儀での挨拶の仕方とマナー!喪主・参列者の挨拶や忌み言葉も解説

葬儀・葬式の挨拶のマナー

マナー

もしあなたの周りの人が亡くなったら、葬儀・葬式に参列する必要があります。

大きく葬儀・葬式の挨拶と言っても、使ってはいけない言葉や宗教上の違いからくる言葉の言い回しが違うのでここで説明していきます。

忌み言葉

葬儀・葬式の挨拶の時に使ってはいけない言葉である忌み言葉というものが存在します。
忌み言葉には3つのパターンあるのでここで紹介させていただきます。

  • 重ね言葉
  • 不吉・不快を感じさせる言葉
  • 生死に直結する言葉

重ね言葉

重ね言葉とは同じ音の単語や同じ意味の単語を重ねて使う言葉のことを指しています。

繰り返しということが言葉から連想され、「不幸ごとが再び起こる」と感じさせることから使ってはいけない言葉です。

【例】
再三、ますます、重ね重ね、わざわざ、相次いでなど

不吉・不快を感じさせる言葉

挨拶を聞いている相手に不吉で不快な思いを感じさせたり、不幸な未来を連想させたりしてしまうような言葉は使わないようにしてください。

【例】
四(死を連想させる)、九(苦を連想させる)、落ちる、色あせる、途絶えるなど

生死に直結する言葉

葬儀・葬式の場で挨拶を述べる際に生や死に対してストレートに述べることは非常に失礼にあたります。
絶対に避けるようにしてください。

【例】
死亡、急死、生きるなど

言い換えることができる言葉もあるので合わせてここで紹介させていただきます。

忌み言葉 言い換え
死亡 逝去
急死 突然のこと
生存中 生前は
四(し) よん
九(きゅう) ここのつ

この忌み言葉は挨拶に関わらず、参列している際には避けるべき言葉です。
人によってはあまり気にかけない方や敏感に反応してしまう方がいらっしゃるので使わないように気をつける必要があります。

宗教上の違いからくる言葉の使い方

仏教のしきたりに習って行う仏教葬とキリスト教葬では、人の死に対する価値観が違ってきます。
したがって仏教葬とは言葉の言い回しが変わってくるので注意してください。

キリスト教

キリスト教

キリスト教では人の死は「悲しむ必要はない」とされています。
よって 「お悔やみ」という言葉は避ける 必要があります。

例えば「お悔やみ申し上げる」という際は「安らかにお眠りすることをお祈りする」などと言い換えましょう。

さらに 「冥福」という言葉も使用することはタブー となっているので注意してください。

葬儀・葬式の挨拶のタイミング

時間

挨拶のタイミングを見極めることは非常に難しいと思いませんか。
ここでは喪主と参列者に分けて挨拶をするべきベストタイミングを紹介していきます。

葬儀・葬式の挨拶のタイミング【喪主】

葬儀・葬式には欠かすことができない喪主の存在。
しかし喪主の方は責任が重大で非常に多くの場面で挨拶をする必要があります。

どの場面において挨拶をするべきなのか説明していきます。

  • 受付
  • 葬儀・葬式終了後(出棺時)
  • 精進落とし

受付

葬式 受付

まず初めに葬儀・葬式を催す時に1番最初に行うことと言えば受付です。
喪主は受付の場に立ち会い、参列者を出迎えます。
この際の挨拶は手短なもので構いません。

本日はご多忙の中足を運んでいただきありがとうございます。

葬儀・葬式終了時(出棺時)

葬儀

葬儀・葬式の場において喪主の挨拶の中で1番責任重大なものがこの出棺時の挨拶です。
この挨拶はお忙しい中都合をつけて参列してくださった方への感謝を亡くなった方に代わって述べます。

この挨拶では葬儀・葬式の最後の挨拶となるのでご自身も参列者も極めて悲しみが大きくなっている場面だと考えられます。
この場面での挨拶は上手に言うことが重要なのではなく、来てくださった方への感謝の気持ちが相手に伝わることの方がより一層大切です。

この場面での挨拶は約1~3分程度の挨拶が許容範囲です。
この長さの挨拶において抑えるべき点を紹介します。

  1. 故人との間柄
  2. 参列くださったことへの感謝
  3. 故人が生きていた時の心遣いに対する感謝
  4. 故人との思い出
  5. 遺族への力添えのお願い

この5点を含むような挨拶を述べるようにしてください。

普段人前で挨拶をする機会が無かったり、感極まって言葉がでてこなくなってしまったりする可能性があります。
1番は参列者に対する感謝の気持ちを伝えることが大切なので、紙を見て挨拶をしても全く問題ありません。

感謝の気持ちを忘れずに落ち着いて挨拶してください。

また、出棺の挨拶に関しては、こちらも参考にしてください。

精進落とし

葬儀・葬式が終わったら親族や故人が生前お世話になった方たちを食事でもてなす精進落としを行います。

この場面においても挨拶が不可欠になってきます。
ここでは 精進落とし前と後 に行います。
精進落としの挨拶は、こちらを参考にしてください。

葬儀・葬式の挨拶のタイミング【参列者】

参列者の挨拶のタイミングは特にありません。

しかしこれは挨拶を行う必要がないというわけではありません。
1番難しいかもしれませんが自分がいま挨拶に行けると思ったときが挨拶をするタイミングです。

その際の挨拶としては お悔やみの言葉を申し上げる ことが常識的です。
お悔やみの言葉は多くの方が口にするような普通でありきたりな言葉を言うことをおすすめします。

葬儀の当日は喪主も遺族も大変忙しくしています。
そのため挨拶は簡潔に「この度はご愁傷(しゅうしょう)さまです。ご冥福をお祈りします。」などと伝えてその場を離れましょう。

さらにその際に亡くなった原因や病名などを伺うことは絶対に避けてください。
また相手に笑顔で挨拶することも失礼です。

  • 手短に挨拶する
  • 亡くなった原因を尋ねない
  • 笑顔で挨拶しない

挨拶するタイミングを見計らって以上の点に気を付けて挨拶するようにしてください。

葬儀・葬式の僧侶への挨拶

僧侶、坊

喪主を務める際には当日葬儀・葬式の場でお経を唱えてくださる僧侶へも挨拶をしなくてはいけません。
僧侶への挨拶は 出迎えるときと見送るとときの計2回 します。

それではそれぞれの挨拶のポイントを説明していきます。

出迎えるときの挨拶

当日僧侶と初めて会うのは出迎えるときです。
この時の挨拶としては 当日来て下さったことへの感謝 を第一に伝えるようにしてください。

今日はご多忙の中お越しいただき誠に有難うございます。
慣れていない所があることと思いますのでご教授ください。
本日はよろしくお願い致します。

見送るときの挨拶

最後に僧侶を見送る際は 当日お経を唱えてくださったことへの感謝とお布施を渡してください。

今日は丁寧なお勤めをくださって誠にありがとうございました。
何事もなく式を終えることができました。
ささやかではございますがぜひお受け取りください。

お布施

お布施

お布施とは僧侶にお経を唱えていただいたり、戒名を授けてくださったりした際にお礼の気持ちをお金という形で渡すことを指します。

お布施の金額としては3~5万円が妥当とされており、表書きは書かず何も書いていない白色の封筒に入れて渡してください。
お布施に関しては、こちらでも取り上げています。

葬儀・葬式の受付の挨拶

受付

会場に出向いたら1番初めに行うことと言えば受付です。
この受付の時にしなくてはいけないことが意外に多いのです。

役割ごとに見ていこう思います。

受付係

もしあなたが葬儀・葬式の受付係を担当することになったら以下の順番で進めていくようにしてください。

  1. 挨拶
  2. 香典をいただく
  3. 芳名帳への記載を促す

1.挨拶

受付係の挨拶は 非常に簡単で構いません。
当日の参列者一人一人に丁寧に挨拶をしていたら長い列ができてしまいます。

そのため「本日はご多忙の中足を運んでくださりありがとうございます。」などの手短な挨拶を感謝の気持ちを込めて述べるようにしてください。

2.香典をいただく

挨拶が終わったら次は香典を参列者の方からいただきます。

両手で受け取りお礼の言葉を述べて軽く頭を下げてください。

さらに葬儀での香典を誰からいただき、いくらだったのかを後で見返したときにきちんと分かるようにする必要があります。
香典の表書きに名字のみ書かれていたら下の名前まで伺ってください。

3.芳名帳への記載を促す

香典をいただいた後は誰が葬儀に参列してくださったのかを把握するために芳名帳への記載を必ず促します。

その後は参列者を葬儀会場の方へと誘導してください。
受付の流れと注意点に関しては、こちらも参考にしてください。

参列者

参列者の挨拶は お悔やみの言葉で済ませる ようにしてください。

突然のことで非常に残念です。ご冥福をお祈りいたします。
ご愁傷様です。心よりお悔やみ申しあげます。

などの言葉で手短に終えましょう。

さらにその際は忌み言葉や亡くなった方の死因を伺うなどの行為はご法度ですので注意してください。

香典の渡し方

また参列者は受付の際に香典を渡します。
香典を渡す時には「ご霊前にお納めください。」というと非常に丁寧です。

香典を渡す時に大切なことは「渡し方」です。
渡す際には 袱紗(ふくさ)から香典を出し両手で渡す ようにしてください。

葬儀・葬式の弔辞の挨拶

挨拶

弔辞とは葬儀や葬式の際に亡くなった方に対する最後の別れの言葉で故人と近しかった間柄の人が別れを惜しむ言葉を述べることを指します。

この弔辞は亡くなった方との関係性によって弔辞の挨拶が変わってきます。
故人との間柄ごとにどんな挨拶にしたほうが良いのか紹介していきます。

妻・旦那の葬儀・葬式の場合(旦那・妻が喪主)

  • 喪主と繋がりが非常に強い間柄であったこと
  • 自身の妻・旦那であり、子供たちの母・父だったという公的な立ち回り
  • 何年間苦楽を共にしてきたか
  • 亡くなった方との楽しかった思い出

の4点を盛り込んだ挨拶にすると良いでしょう。

遺族にとって故人がどのような存在であったかを例えば「ひまわりのような」などと上手に表現すると参列者の方にどんな人だったか伝わると思います。

父・母の葬儀・葬式の場合(子供が喪主)

  • 父・母の子供目線の姿
  • 小さかった頃の父・母との思い出
  • 残された家族を自身が守る

の3点を含めた挨拶にすると良いと思います。

今まで支えてくれていた両親が亡くなり悲しみにくれてしまう気持ちも察しますが前向きな姿勢を述べる挨拶にすると参列者の方をも励ますことができます。

葬儀・葬式のお礼の挨拶

手紙

喪主の方は葬儀・葬式が終わったらもう役目が終わりと思うかもしれません。
しかしあともう一つ仕事が残っています。

それは葬儀・葬式後のお礼の挨拶です。
これは喪主が直接お伺いしてお礼を述べる「挨拶回り」をすることもありますし、お礼状などを郵送するケースもあります。

ここでは2つのパターンを紹介いたします。

  • 挨拶周り
  • お礼状

挨拶回り

遠くにいらっしゃる方には直接会って葬儀・葬式に参列いただいたお礼を述べることは難しいです。
しかしご自身が足を運ぶことが可能な距離であればできるだけ直接伺ってお礼の気持ちを述べるようにしてください。

近所の方への挨拶

近所の方でお世話になった人へは遅くとも葬儀・葬式を終えたその週のうちにはお宅に伺って「この度は誠にお世話になりました。」と一礼して感謝の気持ちを伝えてください。

挨拶は長くなくて構いません。
お礼の気持ちが相手に伝わることを優先に考えてください。

故人の勤め先への挨拶

故人の勤め先にまで挨拶する ということを忘れずに行ってください。

喪主や遺族が1度も顔を合わせたことがなかったとしても亡くなった方は非常にお世話になっている可能性があります。
故人の写真などをたどって感謝の気持ちを伝えるようにしてください。

お礼状

当日葬儀・葬式に参列くださった方へは引出物と会葬礼状は渡しています。
これでお礼の気持ちは終わりかと思うかもしれません。
しかし 当日一緒に手伝ってくださった方や高い価格の香典をくださった方に対しては会葬礼状とは別に「お礼状」を渡す と非常にスマートです。

さらに 当日参列できずに後日香典をいただいたり供え物を贈って下さった方に対しても香典返しとともにお礼状を添えて下さい。
お礼状に関しては、こちらも参考にしてください。

葬儀・葬式の会食の挨拶

会食

葬儀・葬式の後には精進落としがあります。
この席が設けられる場合喪主の方は 精進落としの前後の2回挨拶 をしなくてはいけません。

精進落としの前

  • 葬儀・葬式を何事もなく無事に終えることができたことへの感謝の気持ち
  • 宴席を楽しんでもらいたい旨などを伝える

以上2点を含んだ挨拶を考えるようにしてください。

精進落としの後

  • 閉会とすること
  • 当日参列くださったことへの感謝
  • これからも良い関係を築いていきたい

という3点を伝えると良いでしょう。

【コラム】葬儀・葬式の挨拶を弔電でする場合

手紙

やむをえず当日葬儀に伺うことが難しい方は弔電を利用することをおすすめします。
弔電とは、お悔やみの言葉を遺族に述べる電報のことを指しています。

ここでは、大きく3つに分類して見ていきます。

  • 注意点
  • 弔電の金額相場
  • 弔電の内容

注意点

弔電はいわゆる手紙ですので形ある物として残ります。
ですので永遠に残る物として恥ずかしい思いをしないようにいくつかの注意点を挙げます。

  • 電話での弔電は控える
  • 葬儀・葬式の当日に故人のお宅に到着するように手配する
  • あて名は喪主の名前

電話での弔電は控える

亡くなった方のお宅は葬儀・葬式の支度で大変忙しくしていることと思います。
遠方の親戚の方に電話を掛けたり、精進落としなどの手配を行ったりと電話を使用する機会がたくさんあります。
ですので 電報でお悔やみの言葉を述べる ようにしてください。

そもそも弔電とは電報で送ることがマナーとされています。
くれぐれも電話で伝えることのないようにしてください。

葬儀・葬式の当日に故人のお宅に到着するように手配する

電は可能な限り 葬儀・葬式の当日もしくは葬儀・葬式の前日までに故人のお宅に到着するように手配 してください。

時間指定は郵便局の方に頼めば指定することが可能ですので遠慮なく尋ねるようにしてください。

あて名は喪主

弔電の あて名は葬儀の喪主を務める方の名前を書いてください。

喪主の名前が曖昧な場合は「故○○様御遺族様」と書くと失礼に当たりません。

こちらも参照してください。

弔電の金額相場

弔電を送る際に利用する郵送会社によって多少の違いはありますが1報あたりおよそ1000円が一般的な料金です。

各会社によって細かい金額設定がなされているのでご自身の予算に合わせて選択するようにしてください。

弔電の内容

弔電の内容は 非常に手短で簡単な挨拶 構いません。

その際用いる 敬称は故人と弔電を受け取る葬儀の喪主の関係性 で決まります。
例えば亡くなった方が葬儀の喪主の母であった場合は「お母上」という書き方をします。
弔電に関しては、こちらも参考にしてみてください。

葬儀・葬式の挨拶にはたくさんのマナーがある

今回の記事は以上のように進めて解説してきました。

自分の近しい方が亡くなると悲しみでいっぱいになり喪失感から何も考えられなくなってしまいます。
しかし事前に葬儀・葬式の挨拶に関する知識が頭の片隅に少しでもあることで、葬儀・葬式での立ち振る舞いが変わってきます。

綺麗な所作法で行えると周りからの印象も非常によく見られます。

ぜひ参考にしてみてください。

みん終編集部

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