みんなの終活 | 今知りたいライフエンディングのこと
葬儀

香典返しの辞退の理由や仕方!辞退時の対応やマナー、お礼状も解説

香典返しの辞退をする際、どのように伝えればよいのでしょうか。
また、遺族の立場に立った時、辞退の対応に戸惑うことがあると思います。

ここでは、100名以上の方に実施したアンケート調査の結果も踏まえつつ、両方の立場に立って香典返しの辞退のマナーを紹介しています。

香典返しの辞退の理由や仕方!辞退時の対応やマナー、お礼状も解説

あなたは香典返しを辞退しますか?100名以上にアンケート調査

どれぐらいの方が香典返しを辞退するか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、みん終編集部が118名の方を対象に「あなたは香典返しを辞退しますか?」というアンケートをとってみました。

あなたは香典返しを辞退しますか? アンケート

アンケートの結果としては、6割以上の方が辞退するという結果になりました。
一方、約4割の方が辞退しないという事が分かりました。

半数以上もの方が辞退している香典返しですが、辞退する理由や辞退する時の方法はどのようなものがあるのでしょうか?

香典返しの辞退は失礼?

香典返し

香典返しとは、葬儀において、遺族が、参列者からいただいた香典のお礼として用意する品物のことを指します。

香典返しの辞退は失礼に当たりません。

香典を贈る理由は、2つあります。

  1. 亡くなられた方への哀悼の意を示すため
  2. 家族が突然亡くなったことによって、そのお葬式の一連の費用が必要となった遺族に、助け合いの意味合いで援助をするため

このように、もともと、香典を贈ったことに対してのお返しを、参列者がいただく必要はないのですが、香典を頂いたことに感謝するという意味で、香典返しが贈られています。

遺族を思いやる気持ちや、謙遜の気持ちでの香典返しの辞退は、全く失礼に当たりません。
しかし、遺族に正しい方法でその辞退の旨を伝えなければなりません。
また、遺族の立場になったとき、どのような対応をすれば良いのでしょうか。
これらについて、紹介していきます。

香典返しに関しては、こちらの記事を見て下さい。

香典返しの辞退の理由

理由

香典返しの辞退の訳は多種多様ですが、大きく分けて3つのケースがあります。

  • 遺族側の負担を考慮して
  • 香典が少ない金額であることを考慮して
  • 香典返しの受け取りの禁止

それぞれについて説明していきます。

遺族側の負担を考慮して

例えば、亡くなられた方が一家の主人であり、金銭面で家族を支えていた場合、遺族は、これからどう生計を立てていくかという、大きな不安を抱えているでしょう。
そのような場合は、 これからの生活費や、子どもの学費の足しにして欲しい などの理由で、お返しを辞退される形があります。

また、このような特別な事情がない場合にも、 家族を突然亡くし、大変な思いをしている遺族に、これ以上の負担をかけさせたくないという思い で、辞退を申し出る形があります。

香典が少ない金額であることを考慮して

香典金額

自らが包んだ香典の金額が、 3000円未満と、少ない金額だった場合 、香典返しの品物の方が高価なものとなってしまうケースがあります。
香典返しの品物は、いただいた香典の金額の3分の1から2分の1の金額のものが良いと言われているので、 香典が少ない金額である場合は、お返しを辞退したいとする形が多いです

また、 連名で香典を贈る際 に、全体としては高額でも、 ひとりひとりが包んだ金額は少額である場合 があります。
そのような時も、お返しをいただくには値しないという理由から、辞退を申し出ることがあります。

香典の金額の相場に関しては、こちらの記事を見て下さい。

香典返しの受け取りの禁止

公的機関に勤めている方 などは、 香典返しの受け取りが禁止となっている 場合があります。
また、会社で香典を贈る場合、 会社の経費で香典の費用が賄われている 際には、自分で香典の費用を出していないからという理由で、香典返しの辞退をしたいとする形が多いです。

これらの理由以外にも、香典返しの慣習を好ましいと思わないという理由で、辞退を望むこともあります。

このように、香典返しの辞退には、相手方の事情が含まれることもあります。
遺族の立場になった際には、様々な事情を察して、辞退を受け入れましょう。

香典返しの辞退の仕方

方法

香典返しの辞退を伝える方法は、以下の通りです。

  • 一筆箋を書く
  • 香典袋に直に書く
  • お悔やみ状を書き、香典と一緒に贈る

これらについて順に説明します。

一筆箋を書く

白封筒

一筆箋とは、短い文章を書くための、縦長の長方形の便箋です。
スーパーでも購入することができます。

まず、1行目に、「〇〇(喪主の方の名前)様」と書きましょう。
この時、一筆箋の周りの余白をとるようにしましょう。
そして、その次の行から、香典返しの辞退の旨を書いていきます。
この時、 遺族を思いやる一文などを付け加える と、より丁寧です。

一筆箋を書く際の例文は、以下の通りです。

お悔やみ申し上げます。お返しのご配慮は不要です。少しでもお役立てください。
勝手ながら、香典返しを辞退させて頂きます。
故人のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

一筆箋を書き終えたら、香典袋の中に入れ、遺族に渡します。

香典袋に直に書く

一筆箋でなくても、香典袋に直に書くことで、香典返しの辞退の旨を伝えることができます。

香典袋に書く際には、 香典袋の中袋の表面か裏面の、住所や氏名を書いた位置よりも左の位置 に書きましょう。
中袋のない香典袋の場合は、香典袋の裏面に、同じように書きましょう。
裏面に書く際には、住所と氏名を、左側に余白を作って書くか、中央に書くようにすると良いでしょう。

香典袋に直接書く場合には、一筆箋に書く場合よりも、短い文章で良いです。
「勝手ながら、お返しのご配慮は不要です。」など、香典返しの辞退を望んでいることが、遺族に伝わる文章であれば構いません。

香典袋に関しては、こちらを見て下さい。

お悔やみ状を書き、香典と一緒に贈る

封筒 白無地

お葬式の場所が遠く、参列することが難しい時 には、お悔やみ状を書き、香典と一緒に郵送することが多いです。
お返しの辞退をするということも、お悔やみ状に書き加えましょう。

お悔やみ状は、 縦書きの白無地の便箋 を用いて書きましょう。
親しい間柄ならば、はがきを用いても構いません。

お悔やみ状の書き方は、以下の通りです。

  1. お悔やみの言葉を述べます。 (この時、 「拝啓」などの頭語や、季節を用いた挨拶文などは、控えてください。
  2. お葬式に参列できないことをお詫びする文章を書きます。
  3. 遺族を励ます言葉を述べます。
  4. 「勝手ながら香典返しを辞退させていただきます。」 などと一文添えます。
  5. 「書中をもちましてお悔やみ申し上げます。」などと書いて締めます。

書き終えたら、シンプルな封筒に入れ、香典と一緒に郵送しましょう。
香典とともに郵送する際には、 現金書留 で送るという点に注意してください。

お悔やみの手紙の書き方については、以下の記事を見て下さい。

香典返しを辞退された時の対応【お礼状】

手紙

 
香典返しを辞退された際には、その相手にお礼状を送りましょう。

  • お礼状の書き方
  • いつ送ればよいか

これらに関して説明します。

お礼状の書き方

手紙

お礼状は、一般的に 奉書紙と呼ばれる和紙 に書きます。
白無地の縦書きの便箋 を用いても構いません。
手書きの方が丁寧ですが、お礼状を大量に書かなければならない場合は、印刷でも構いません。

お礼状の書き方は、以下の通りです。

  1. 「拝啓」と書き、次の行に 「先般 故 〇〇儀(故人の名前)」 と書いて始めます。
  2. お葬式に参列してくださったことと、香典をいただいたことへの感謝 を述べます。
  3. 四十九日までの法要を無事終えることができた と伝えます。
  4. 直接感謝を伝えなければならないところを、 略儀ながら、お礼状をもって伝える という旨を述べます。
  5. 香典返しを辞退してくださったことへのお礼 を述べます。 この時、「家族と相談して、お言葉に甘えさせていただくことにしました。」などと述べるとよいでしょう。
  6. 「今後とも変わらぬご支援のほど、何卒 宜しくお願い申し上げます。」などと述べます。
  7. 行を変えて、「敬具」とし、その次の行に、書いた日付を入れます。
  8. 次の行の右側に、住所・喪主の名前・「親族一同」と、それぞれ行を変えて書きます。

書き終えたら、奉書紙ならば奉書封筒、便箋ならばシンプルな便箋に入れて、相手に送りましょう。
表面の真ん中に「挨拶状」と墨で書き、裏側に、喪主の住所と名前を書きましょう。

香典返しのお礼状の書き方に関しては、こちらを見て下さい。

いつ送ればよいか

カレンダー

お礼状は、 故人の四十九日を過ぎてから 送りましょう。
これは、相手に、四十九日までの故人の法要を、無事終えることができたと伝えるためです。
しかし、四十九日の法要の前後は忙しく、四十九日を終えてすぐにお礼状を出すのは、厳しいかもしれません。
遅くとも、 四十九日を過ぎてからの1ヶ月間 のうちに出し終えればよいです。

香典返しを辞退された時の対応【贈り物など】

香典返し

香典返しの辞退をされた際には、 遺族の中で話し合い、香典返しをしないのか、それとも少量のお返しをするのかを決めましょう。
少量のお返しをする際には、お菓子やお茶などの気持ち程度のお返しをしてください。

もしも、 高額な香典を贈ってくださったにもかかわらず、香典返しの辞退を希望している際 には、 別の機会にきちんとお返しをしましょう。
お歳暮やお中元を贈る際に、お礼の手紙を添えると丁寧です。

香典返しのマナー

マナー

これまで、香典返しの辞退をされた際の対応の仕方を紹介してきました。
次は、香典返しをする際のマナーを紹介していきます。

  • 香典返しの金額相場
  • 香典返しの品物

順番に解説します。

香典返しの金額相場

香典返しの贈り物の金額は、前述した通り、 いただいた香典の金額の3分の1から2分の1のもの がよいです。
また、いただいた香典が高額である場合には、香典返しに加えて、後日またお返しをすることによって、合計で香典の金額の約半分を返せるようにしましょう。

香典返しの金額相場に関しては、こちらの記事も見て下さい。

香典返しの品物

香典返し

「不祝儀を残さない」 ことから、香典返しの品物には、 消費できるもの を選びましょう。
例として、紅茶や海苔などの 日持ちする食べ物 や、洗剤やタオルなどの 日用品 が挙げられます。
また、「故人が土に帰る」という考えから、 陶磁器 、「不幸を塗りつぶす」という考えから、 漆器 なども好まれます。

香典返しの品物に関しては、こちらの記事も見て下さい。

香典返し辞退の際のマナーを守りましょう

香典返しの辞退は、失礼には当たりません。
遺族を思いやる気持ちや、香典が少額や連名である場合など、辞退の理由は様々ですので、遺族の方は、事情を察して、辞退を受け入れるようにしましょう。

香典返しの辞退を伝える際には、 一筆箋 を用います。
香典袋 に直接書いても構いませんし、葬儀に参列できない場合は、 お悔やみ状 を香典に添えましょう。

遺族の方は、辞退を伝えられたら、 お礼状 を書いて送りましょう。
必ず、 四十九日を過ぎてから 送ってください。
また、高額な香典を用意してくださったのにもかかわらず、お返しを辞退された場合は、お中元など、 別の機会にお礼をしましょう。

香典返しの辞退には、参列者の 遺族を思いやる気持ち が込められています。
正しい形式でその旨を遺族に伝え、遺族の方も、そのお礼をしっかり伝えましょう。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

minnshu.com
みん終編集部