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弔問とは?弔問に伺う際のマナーまとめ!【服装|香典|お悔やみの言葉|お供え物】

皆さんは弔問をどこまで知っているでしょうか?

弔問は、広義の意味を持ち合わせた言葉です。
弔問の場面によってはあなたがするマナーや服装、持ち物が変わってきます。

弔問という亡くなった方と向き合うことができる行為。
周りの方にも故人の方にも大切に行っていますよという気持ちが伝わるようにしませんか?

弔問とは?弔問に伺う際のマナーまとめ!【服装|香典|お悔やみの言葉|お供え物】

弔問とは?

仏壇

弔問(ちょうもん) とは、故人の家を伺って遺族にお悔やみを述べることを指します。
訃報を受け取ったら、 可能な限り早く故人のお家に向かうことが規則 です。

ですが、 お通夜の前に弔問をすることが許されているのは故人の親族や密に近しい友人に限定されているので注意が必要 です。

「弔問する」 という行為は広義に表現され、お通夜でお悔やみを申し上げるケースもお葬式に参加してお悔やみを申し上げるケースなども同じカテゴリーに含まれます。

「弔問」 という単語を聞くと、誰かが亡くなったという知らせである訃報(ふほう)を受け取った親族や密に仲のいい人がお通夜の前に故人の安置されているところ(故人のお家)に駆けつけることを言うことが多いと思います。

しかし、お通夜やお葬式・告別式に参加することができなかった際に、日にちを改めて故人のお家を伺う行為のことも 「弔問する」 という言い方をします。

弔問は、故人を敬うこととご遺族の方に対する厚意を現すものですので、ご遺族の方から訃報のお知らせが来ない場合は故人のお家を訪ねることは避けてください。

また、お通夜やお葬式に参加することに関しては 「参列する」「会葬する」 という言い回しをします。

会葬に関しては、こちらの記事を見て下さい。

弔問での気遣い

供養

ここで、弔問に伺う際の心遣いを伝授します。

まず弔問に伺う際にご自身が故人の親族などの密な間柄にあたるならば、 ご遺族のお手伝いをする ということもあるため、積極的に動いてください。

また、 故人が変死や思いがけない死を遂げた際は、ご遺族の心情に配慮して弔問を避けてください

故人のご遺族だけでひっそりと静寂に送り出したいという想いや、故人と同世代の人を見るとご遺族の哀しみがいっぱいになってしまうケースもあります。
ご遺族の心情を汲み取って、 故人の死亡要因が不明の時は弔問を避けてください

時間がある程度経ち、ひと段落したころにお悔やみの手紙や電話などの別の手段で行ってください。

  • 故人の親族である場合はご遺族のお手伝いをする
  • 故人が変死や思いがけない死であった際は弔問は避ける

弔問客の範囲

仏壇

上記で解説したように、弔問とは故人のお家を伺って遺族にお悔やみを述べることを指しました。

ですから、故人のお家を伺いご遺族にお悔やみを述べたら 弔問した ということになりますし、 弔問客 ということになります。

ここでの狭義として 「お通夜の前に弔問に行く」 弔問客の範囲について説明します。

お通夜の前に弔問に伺っても良いとされているのは、 故人の親族である一親等から二親等もしくは三親等まで とされています。

しかし三親等ではなかったとしても、 日常的に故人と仲の良い間柄であった場合 はお通夜の前に弔問をされても全く問題はありません。

最も重要なことは、 「お通夜前の弔問は避ける」 という点です。
故人と特別仲が良い間柄ではない際は、 お葬式やお通夜の翌日に行われる告別式に参加 してください。

例外として、故人のご遺族の方に弔問をお願いされたら、至急故人のお家を訪ねてください。

弔問客については、以下の記事を見て下さい。

弔問するタイミング

時計

訃報を受け取ったら可能な限り急いで故人の所へ向かってください。
具体的にはお通夜前は絶対に伺わずに お通夜もしくはお葬式に参加するか、お葬式がひと段落したら弔問する ようにしてください。

上記で可能な限り急いで故人の所へ向かうと言いました。
ですが、亡くなったというお知らせを受け取ったからと言って、 お通夜前に弔問することは避けることが常識 です。

親族や故人が生きていた時に密に仲の良かった友達は例外なので注意してください。

お葬式の後に故人の居宅に伺うのなら、 伺う前にご遺族の方に伺う旨をコンタクトしてから訪ねる ようにしてください。
ご遺族は弔問客を受け入れる用意があります。

お葬式の後に弔問する際はお葬式が終わったすぐ後や極端に日にちが空いてしまってから居宅を訪ねるとお客様を受け入れる準備をもう一度しなくてはいけません。
これは失礼に当たったり、 ご遺族の邪魔になってしまう恐れ があったりします。

お葬式が終わってから三日以降から四十九日ごろまでに伺う ことがベストです。

弔問は遺族を慰めるという意義も持ち合わせているので、 ご遺族の心情を読み取り、相手側の都合に合わせて伺う ようにしてください。

葬式後の弔問を含めた流れに関しては、こちらを見て下さい。

弔問時のマナー

仏壇 花

弔問は、時間のかかるものではありません。
しかし他人のお宅へ伺うものであるということを忘れないでください。

いくつか気を付ける作法があるので説明していきます。

  1. 事前ににご遺族に対して連絡をする
  2. 部屋の中へはご遺族に促されるまで入らない
  3. 死因を聞かない
  4. 長居はしない

事前にご遺族に連絡をする

法事欠席

亡くなった方の居宅を訪ねるときは、 絶対に伺う旨を事前に連絡 してください。
受け入れる側にも準備があります。

いつ、何時ごろに伺うのかを伝える と相手側の負担も少しは軽くなります。

挨拶

故人のご自宅に伺ったらご遺族の方に申し上げる挨拶は、 「この度はご愁傷さまです」「お悔やみ申し上げます」 などの哀悼の気持ちを表現して下さい。

または、 「何か私にできることがありましたら、なんでも言ってください」 などの家族を思いやる言葉をかけてください。

弔問時に遺族にかける言葉に関しては、こちらの記事も見て下さい。

部屋の中へはご遺族に促されるまで入らない

仏壇

家族と挨拶を交わした後、部屋に自分から上がろうとする行動は大変失礼です。
遺族が促してくださったときのみお家に上がるようにしてください。

もし、お家の中まで招かれなかった際は、玄関でお悔やみの言葉を申し上げて立ち去ります。

死因を聞かない

亡くなった方の死亡した原因や病状などは、詳細に聞いてはいけません。
亡くなった方が高齢者だった場合に言いがちなフレーズがあります。

それは、 「天寿(天から授かった寿命)を全うされて、ご本人様も満足しているでしょう。」 などという言葉です。
家族からすると、そうは思えていないことがあるので注意してください。

長居はしない

仏壇

遺族の邪魔になってはいけないので、 長居はしない ようにしてください。
故人はあなたのことを存じ上げていても、ご家族は1回も会ったことのない方と顔を合わせるというケースも少なくはありません。

ご家族とは、 故人との一緒に笑い合った記憶などを簡潔にお話しして、丁度いいところで帰ることが良い とされています。

【図解解説】弔問時の服装

ブラックスーツ

亡くなった方の居宅に訪問する際の服装は、お通夜・告別式と同じく 喪服である必要は全くありません
弔問の際に喪服を着用しないのは、前々から不幸を暗示していたかのように思われてしまう可能性があるからです。

弔問は、突然の訃報を受け取って遺族のもとを伺ったというものであるため、 服装は平服や地味な普段着 を着用するようにしましょう。

  • 平服の場合
  • 普段着の場合
  • 女性の注意点

これらについて詳しく説明します。

平服の場合

平服の場合は、以下の画像を参考にしてください。

男性 平服
女性 平服

平服に関しては、こちらもご覧ください。

普段着の場合

服

普段着と言っても ジーンズのようなラフすぎる服装やデザインが奇抜すぎるスタイルは避ける ようにしてください。
夏の場合であっても、 肌があまり出ないような露出の少ない服を選ぶ ようにしてください。

外出先から駆けつけたといった場合は、色付きのボトムスにTシャツなどが許容範囲にはなります。
しかし、そうでない場合は持っている普段着の中から 可能な限り地味な色合いの物 を選んでください。

色合いは性別を問わず、 紺やグレー、ベージュや茶などのダークカラーを選択する と無難です。
さらに、いくら突然の訃報とはいっても 派手なアクセサリーなどは外して下さい

ただし、男女共に結婚指輪はつけていても大丈夫です。
指輪を着用していた際は、宝石がついているものでしたら相手の目に付かぬように指輪を内側に回して見えないようにしてください。

どうしても服装に悩んでしまったら、男性は ビジネススーツやジャケットを合わせた格好 、女性は ジャケットにブラウスとスカートのアンサンブルや柄の派手ではない落ち着いた色のワンピース などであれば、相手を不快な気持ちにさせることはないと思います。

弔問時の服装については、こちらの記事も見て下さい。

女性の注意点

化粧

女性の場合は、髪型やお化粧にも配慮してください。

お化粧は、 普段より薄くする ように心がけましょう。
長い髪の毛は一つに束ねて、前髪は目にかからないようにピンでまとめるとすっきりして見えます。

また、思いがけない訃報にジェルネイルを施している場合もあると思います。
その際は、 黒色のレースの手袋をつける などの心配りが必要になってきます。

葬式の際の髪型や化粧に関しては、こちらの記事を見て下さい。

弔問のお悔やみの言葉

挨拶

亡くなった方の自宅に伺う際に必ず行うことが、 挨拶 です。
弔問では、 遺族にお悔やみの言葉を述べる事が重要 になってきます。

そのため、ここでいくつか例文を紹介させていただきます。

  • 「この度はご愁傷さまです。心からお悔やみ申し上げます」
  • 「この度は突然のことでさぞお心落としのこととお察し申し上げます。ご冥福を申し上げます。」
  • 「この度は誠に残念でなりません。ご家族の皆様、どうぜお心落としのございませんように。」

といったフレーズを挨拶として使用することが多いです。

ご家族に挨拶を述べる際に形にこだわることも大切ですが、 亡くなった方に対する哀悼の気持ちを示したり、残されたご家族に対する思いやりのあるお声がけをすることが何よりも肝心 となってきます。

特に、ご遺族はお心を落とされていると思うので「何か私にできることがありましたら、なんでもおっしゃって下さい。」などの言葉をおかけすると非常にスマートです。

使用してはいけない用語

礼状

挨拶をする際に使用してはいけない言い回しが存在します。

それは 「再三」「重ね重ね」「また」「続く」などの忌み言葉 です。

忌み言葉 とは、結婚式やお葬式などの冠婚葬祭の場での使用は避けたほうが良いとされている言葉のことを指します。

また仏教の場合は、 「浮かばれない」「迷う」 といった言葉も控えて下さい。

お悔やみの言葉に関しては、こちらの記事も参考にしています。

弔問での香典

香典

弔問での香典は 持参することがマナー となっています。
しかし、 お通夜やお葬式に参加される方はその場で香典を渡す ようにしましょう。

「遠方のためその日に駆けつけることができない」といったどうしても都合がつかない方や、「出産予定日が差し迫っている」、「結婚式が直近である」といったご自身の慶事が控えている方は参列・会葬を遠慮するケースがあるかと思います。

この場合は、 式後に弔問をしてその際に香典を渡す ようにしてください。

  • 香典を持参しない
  • 香典の金額

これらについて説明します。

香典を持参しないときもある

香典 書き方

通夜の前に伺う際は香典は持参しない ことが鉄則です。
また、手土産やお供え物も持って行かないようにしてください。

通夜前に居宅を訪ねるということは、亡くなってから時間がそれほど経っていないことを表しています。

ここであなたが香典を持って行くと、まるで故人の死を見越していたかのように思われてしまう恐れがありますので 通夜前に香典は渡さない ようにしてください。

香典の金額

金額

一番気になることが香典に包む金額だと思います。

故人との間柄 金額
両親 5万円~10万円
兄弟 3万円
親戚 1万円
友人・知人 5000~1万円
友人・知人の家族 5000円
隣人 3000円

以上が香典に包まれる金額の相場となっています。

ここで注意が必要で、 亡くなった方との関係性が金額を左右する ということです。

もしあなたが亡くなった方と密に近しい関係だったり、血縁関係が近かったり、ある程度のお年を召していたりする場合は多少金額を上げる必要があります。

逆にあなたの年齢がまだ若かったり、そこまで故人と関わったことがなかったり、血のつながりはあるけど遠い親戚であったりする際は、香典に包む金額も低く見積もっても問題はありません。

香典の金額に関してはこちらもご覧ください。

弔問時のお供え物

お供え物

通夜や葬式の後に居宅を訪ねる際には自身で供え物を用意する必要があります。
どのような供花や供え物であったら相手に不快な思いをさせないのでしょうか?

  • 果物・お菓子

これらについて説明していきます。

供花

供え物に花を贈る際には2つの決まりがありました。

  • 花の色は白のみ
  • 棘(とげ)のある花は渡さない

しかし、昨今では故人が無類の花好きで、ご家族の方も承知の上であればどのような花をお渡しすることは許されるようになってきました。

また宗教によっても違いがあり、 キリスト教では白い花は贈ってはいけません
亡くなった方がキリスト教であった場合は、淡いピンクや黄色の花が喜ばれます。

供花に関しては、こちらを見て下さい。

果物・お菓子

果物

果物や菓子は、亡くなった方が好んで食べていたものを選んでください。
果物の場合は、 個数を奇数にそろえる必要がある のでこの点は気にかけるようにしてください。

果物より菓子の方が日持ちするので、弔問客を受け入れる遺族のことを考えると菓子の方が喜ばれるかもしれません。

またこの2つを贈る際は、贈り物に添えるための飾りである 「のし」 をつけるようにしてください。
この時の表書きは、 「お供え」 と書くと周りの方に咎められることはないと思います。

さらに、遺族がお返しをしたほうが良いのだろうかと困ってしまう場合があるので高額なお供え物は避けたほうが好ましいです。

お供え物の果物やのしについては、こちらを見て下さい。

お供え物のお菓子については、こちらを見て下さい。

弔問時の焼香

焼香

焼香とは、 葬式や通夜などの時に死者を悼み、お悔やみの気持ちを示すために線香や抹香などの香を焚くこと を表しています。

抹香(まっこう)は、 粉末状に細かくされた香のことを言い、線香は棒状になった香のこと を言います。
今回は、焼香が抹香であった場合と線香であった場合のルールについて説明していきます。

抹香の焼香

焼香
  1. 手を合わせる。
  2. 親指・人差し指・中指の3本の指で抹香をつまんで、目をつぶって額の高さくらいまで掲げる。
  3. 故人に頭を下げながら香を焚く際に使う容器である香炉に落とす。
  4. これを1~3回繰り返す。
  5. 手を合わせる。

以上が抹香での焼香のやり方です。

「4.これを1~3回繰り返す。」に関しては通夜や葬式などの弔問客が多い時は1度だけを丁寧に行えば問題ありません。

線香の焼香

線香
  1. 手を合わせる
  2. 数珠を持っていたら左手にかけて、右の手で線香を1~3本取る。
  3. 手に取った線香に火をつける。
  4. 複数本持っていたとしても一度に線香に火をつけて左手で仰いで火を消す。
  5. 他人が立てた線香にくっつかないように離して立てる。
  6. 手を合わせる。

以上が線香での焼香のやり方です。

線香の火を消す時はくれぐれも息を吹きかけて火を消すということのないように注意してください。
しっかりと手で仰いで火を消すようにしてくださいね。

焼香に関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。

弔問時の故人との対面方法

合掌

もし弔問した際に亡くなった方との対面を遺族にお願いされた場合、どのように故人と向き合えばよいのでしょうか。

  1. 亡くなった方の頭のそばに正座して両手を床について一度頭を下げる。
  2. 遺族が故人の顔にかかっている白布を外したら両手を膝の上に置いた姿勢で故人と向き合う。
  3. 故人の顔を拝見したのち、両手を合わせてご冥福をお祈りする。
  4. 少しだけ下がって両手を床についてもう一度頭を下げる。

以上が弔問した際の故人と対面する一連の動きです。

亡くなった方のそばに正座した時点で「お別れさせていただきます。」と述べる方もいらっしゃいます。

また 自分で故人の方にかかっている白布をとることはタブー とされています。
遺族の方が取ってくださるまで待ちましょう。

故人の方と対面したら「安らかなお顔をされていますね。」などの弔意を現すと良いです。

終わった後は遺族の方に故人と対面させてくださった感謝の気持ちを述べることも忘れずに行って下さい。

弔問にはたくさんのマナーがある

  • 弔問とは?
  • 弔問客の範囲
  • 弔問するタイミング
  • 弔問時のマナー
  • 弔問時の服装
  • 弔問のお悔やみの言葉
  • 弔問での香典
  • 弔問時のお供え物
  • 弔問時の焼香
  • 弔問時の故人との対面方法

今回の記事では上記に沿って紹介させていただきました。

亡くなった方の居宅に伺って遺族にお悔やみを述べるという行為すべてが弔問だということが分かりました。

だからこそ一つ一つの所作が重要になってくるのではないでしょうか。

身近な方が亡くなることは非常に悲しいことです。
唯一亡くなった方と向き合える機会である弔問ではそこにいらっしゃる方全員に不快な思いをさせずにみんなで故人を弔うことができる場です。

マナーを頭の片隅に入れていざとなったら慌てずに弔問に伺うようにしてください。

みん終編集部

みん終編集部です! みんなの終活ドットコムでは、終活・ライフエンディング、葬儀のマナーやお墓選びなど、終活の知りたいに答えます!

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